2014-01-01から1年間の記事一覧
栄西も宋に渡り、天童山で大蔵経を3度読んだという。 大正新脩大蔵経が17字詰め29行三段組で1000ページが100巻ということであるから、大変な分量である。 我々で言えば、文鮮明 恵父の御言葉選集に当たると言えるのかも知れない。 天に精誠を捧…
我々が人格完成を目指して行く路程において、相対基準というのは実に重要な概念である。 仏教で言う因果応報を授受作用で考えてみると、授受作用には善因善果と悪因悪果の二通りがあるとみることができる。 人間が霊肉を持つ存在であるので、霊人体の生心は…
授受作用というのは、われわれの日常生活での各種コミュニケーションに関係している。 ところで、この授受作用も人間の心情を出発点としてなされている。 「心情」というのは「相手を愛することによって幸せにすることで喜びを得ようとする情的な衝動」のこ…
客観的事実に基づいて全ての論理は組み立てられるものであるが、その事実であると思っていたことが、万一そうではなく思い込みであったとしたら、結論は全く違うものになってしまうであろう。 客観的事実思考は考えるということの基本であるが、前提を疑って…
先日、雪舟の番組があった。 子供の頃、記念切手で秋冬山水図を知り、中学時代に友人と上野の博物館に行って見てきたことがある。 秋冬山水図の冬景色は他の人が描く水墨画とは随分違う風情のものだとは思っていたが、それ以上どうしてなのかと考えることは…
相対基準という言葉は非常に含蓄のある言葉である。 「相対」というのは相手という名詞の意味と、相手にするというような、対応するとか呼応すると言うように動詞的な意味も含んで表現しているように感じられる。 また「基準」というのは平たく言えば、程度…
最近のナイジェリアの情勢を報道で知る毎に、胸を叩いても胸を叩いても吐き出せない、悲痛な思いが止めどもなくこみ上げてくる。 数年前に人類の真のお父様であられる、文鮮明 恵父がまだ地上でご活躍の際に、ナイジェリアをご訪問されたが、凄まじいばかり…
興進様が地上の信徒たちの永遠の命の蘇生のために霊界からやって来られたときに、謎のような言葉を語られた。以来私はその事が気になってしょうがなかったのである。 興進様が天に召された際に、霊界の探検をなされたという。 そして一番高い霊界にあるキリ…
前回の文章を記述した後に、新ためて授受法の正分合作用や四位基台の対応図を見ていると、私の頭の中が整理されておらず、正分合的な思考と四位基台的な思考がうまく対応されずにブログで語ってきてしまったことに気付いた。 どういうことかというと、正分合…
授受法(授受作用)というのは、時間的に見ると三段階の正分合作用と呼ばれ、空間的には「中心」「主体」「対象」「統一体」の四つものから構成されている四位基台と呼ばれている。 以上を図示すれば以下のようになる。 存在するものは如何なるものであって…
母の日に買った来た赤いカーネーションが我が家にはある。買ってきた翌日、暗いところに置いてあったカーネーションが明るいところに居たいような気がした。そこで移すと、今度は水がほしいような気がした。そこで水を与えた。 統一原理では植物には人間の情…
先日NHKで渋沢栄一の番組があった。 番組の内容も良かったのではあるが、脳科学者として議論に参加していた、中野信子という方を知った。いつかこの方の本から何かを学びたいと思う。何故かは理由は分からないが、信仰に関係がありそうな気配を感じたのであ…
高校時代に親友が、イエス様の失われた子羊や、失われた銀貨の譬え話について、失ってしまったと思っていたものが見つかったときには、そのものは以前の子羊や銀貨より価値があるのだということをイエス様は語られたのであろうと語った。したがって、死んで…
偉大な文鮮明 恵父が誕生した朝鮮という国には、一体どのような素晴らしい精神風土があり、心情の伝統が存在するのであろうか? 若い頃は非常に期待したものであるが、残念至極なことばかりが目に付き、心痛たまれぬ日々を送り今日に至っている。 ところがこ…
ある人を伝道した人のことを霊の親という。Oさんの霊の親はヤンキースタジアムで殉教された方である。またOさん自身が伝道した方の相対者(伴侶)は、南北統一の悲願を胸に韓国で歩まれた際、事故で亡くなられた。知り合いの人にしか知られていないはずの、…
韓国の沈没船の中におられた、キム・ヨンナムさんが聖和なされた。ご本人は三万双の両親であるキム・ジョンホ、ナカジマ・ヤヨイの二世子女である。 この事件は輝かしい将来に臨む若い青年たちの命が失われてしまった、誰が考えても痛恨の極みの惨事である。…
4月25日、石井俊輔上席研究員がSTAP細胞の論文不正問題で理化学研究所の調査委員長を辞任した。平成20年の論文の中の画像の件で、文章に沿った順序に一枚の画像中の配列に手を加えた件で、当時のルールではセーフであったものだが、対応などの混乱…
1917年に東京都文京区駒込に設立された理研は、今はあの世からしっかり見守っているかのように、渋沢栄一の生まれ育った埼玉に本部がある。 渋沢の提唱によって皇族から御下賜金を賜り、政府から助成金、民間から寄付金を得て設立に至ったのだという。 …
先日、STAP細胞論文の共著者である、理化学研究所の笹井芳樹発生・再生科学総合研究センター副センター長が謝罪会見をした。 共著ということは栄光も挫折も共に受けるといった、共同責任を意味する立場であるので、随分遅まきな感じではあるが、組織の力学が…
2011年9月27日にNHKで放映した「ホーキング博士の宇宙 ET 地球外生命」の中に以下のような内容がある。 アメリカのハーバード大学医学部 シムチェズ研究センターで、ノーベル医学賞を2008年に受賞したジャック・ショスタク教授によって、原子の海…
仏教では殺生を嫌う。生命に価値を置くからである。統一原理に学べば、魚ですら自らの生命に価値を置く存在ではなく、人間に吸収されその人物の大義に同参することに価値を表す存在であることが分かる。 むやみに生き物に手をかける外的殺生も忌み嫌うべきも…
国立大学というのは国民の税金によって成り立っている。国家や社会を担う優秀な人材の創出がひとつの目的であると考えられる。かっては優秀であるが高い学費が必要な私立大学には経済的事情によって入学することが困難な学生の受け皿になる役割を果たしてき…
イエス様が語られたタラントの譬えは、そのまま受け取ればただ厳しいお言葉のようにも受け取られがちである。これは天国のお話であり、神は愛なりということであるから、恩恵という視点も持ち合わせて考える必要があろうかと思うのである。 さて初めに国際ギ…
ここで言う統一思考とは、堕落世界では分離・分裂した事象が互いに衝突し或いは闘争する様相を示す場合が見受けられる。こうした対極の位置にあるものをそこに置かれた現実から解決しようと言うのではなく、むしろ本然の神の世界の円和統一された、一体一如…
先日「サイエンスZERO」という番組でSTAP細胞が扱われていた。それを踏まえて以下に要約する。 細胞があらゆる細胞に変化できる多能性を獲得することができるということから、STAP細胞と命名されたという。 受精卵が細胞分裂していき、皮膚であるとか神経・…
STAP細胞の論文に関する疑惑について理研が中間発表の会見を開いた。 佐村河内が作曲でゴーストライターを使用したことが発覚した事件が話題を振りまいた後に、数百年の細胞生物学にコペルニクス的転換をもたらす可能性を期待された新たな万能細胞の論文が、…
国会改革の議論が為されている。国家全体を代表する総理大臣は国内の様々な問題の解決にリーダーシップを発揮していかなければならないと共に、世界の多くの国々とも互恵発展の為の交流を推進していく必要がある。 世界と国家と地方はあたかも太陽と地球と月…
深層NEWSに下村文部科学大臣と共栄大学の藤田英典教授が、道徳教育を強化する事を巡って討論をした。 下村大臣が気の毒なくらいかみ合わない不毛な議論であった。下村大臣はかなり丁寧に説明されておられたが、ことあるごとにそれは認めないわけではないがし…
ジェームズ・ディーンが主演した「ジャイアンツ」に牧場主の家庭がクリスマスを祝うシーンが描かれていた。ある家庭の幼い子供達が用意された七面鳥に名前を付け毎日えさをあげてかわいがっていた。ところがクリスマスの日いくら捜しても七面鳥が見つからな…
私にとって浅田真央の魅力というのは何なのだろう? バンクーバーでのオリンピックではトリプルアクセルを3回も演技に取り入れるという離れ業をやってのけている。プルシェンコも舌を巻く凄さである。 自分がプログラムに組み込む各種演技をクリアした際に…