原理講論を読む

日常生活の中で 考える糸口を求めて

2013-08-01から1ヶ月間の記事一覧

創造原理 二性性相 神と被造世界、神と我々の人生

如何なるものであっても、それ自体の内においてばかりではなく、他の存在との間にも、陽性と陰性の二性性相の相対的関係を結ぶことによって、はじめて存在するようになるのである。 被造世界に見る存在物の6層:素粒子・原子・分子や植物・動物・人間 には …

創造原理 二性性相 全体から部分へ

普遍性から特殊性へという視点の移動と順序が大切であると語ってきた。客観的事実を見誤る可能性があるからである。これと関係して、全体から部分へという視点の移動や順序が大切であるという指針がある。 沖縄のキャンプ・ハンセンでヘリコプター事故が起き…

創造原理 二性性相 普遍性から特殊性へ

神の神性を知るために、被造世界に普遍的に潜んでいる共通の事実を探ってみることにしよう。存在しているものは如何なるものであっても、それ自体の内においてばかりでなく、他の存在との間にも、陽性と陰性の二性性相の相対的関係を結ぶことによって、はじ…

創造原理 二性性相 客観的事実思考

前回は、見えるものから見えないものを見る、という話であったが、このことが我々にとって大変重要であると思われる理由は、神様や真の御父様は我々に対して与えてくださる本質的な愛を隠される、秘される事が多く、まんまとその罠に掛かってしまって、神様…

創造原理 二性性相 見えるものから見えないものへ

「神の見えない性質、すなわち、神の永遠の力と神性とは、天地創造このかた被造物において知られていて、明らかに認められているからである。従って彼らには弁解の余地がない」(ロマ1/20) 見ることのできない創造主であられる神の神性は見ることのでき…

創造原理 究極原因思考

いよいよ創造原理ですが、残念ながらこのブログは原理講論に書かれている内容の解説を目的とするものではないので、念のためお断りしておきたい。そういう趣旨の情報はネットを検索すれば、いくつも探せることと思う。 創造原理の初めには、人間は人生と宇宙…

総序 原因の何故(HOW)と理由の何故(WHY)

統一原理の考え方では仏教の経典であれキリスト教の教典であれ、それは真理そのものではなく、真理を教示する教科書であり、さらには人間の心霊と知能の発達程度が時代背景に依存していることから、真理を教示する範囲とか、それを表現する程度や方法は変わ…

聖和1周年 永遠感謝 一詩奉献

さて今日は聖和1周年、天に在す恵父を敬愛尊崇しながら、16歳という若き日に創られた詩、「栄光の王冠」の中に恵父の詩魂を、鑑賞いたしましょう。 栄光の王冠 私が人を疑う時 私は苦痛を感じます。 私が人を審判する時 私は耐えられなくなります。 私が…

総序 新しい真理と天一国憲法 

この最終的真理は、如何なる経典や文献による総合的研究の結果からも、また如何なる人間の頭脳からも、編み出されるものではない。・・・この真理は、あくまでも神の啓示をもって、われわれの前に現れなければならないのである。しかるに神は、・・・一人の…

総序 本質と現象の統一 本現統一思考

物事を観察してその事象を明らかにする際には、これは本質なのか?それとも現象なのか?を見極めねばなるまい。本質的事柄の整理と現象的事柄の整理の双方を明晰かつ判明に捉える作業を充分に為して、統一された一つの課題として解決してゆかねばならない。 …

総序 似て非なるものと、似ずに同一なるもの

資本主義の財欲の嵐が全ヨーロッパのキリスト教社会を吹き荒らした時、貧困に喘ぐ庶民の声に応えて、神の愛の理想をキリスト教社会が実践できなかった事が、このように無慈悲な世界に神がいるはずがあろうかという唯物思想を誕生させる温床となった。 神が人…

総序 事物を内外両面から捉える 内外統一思考

仏教には無明という言葉がある。真理がはっきりわからず暗い迷いの中にいる状態を指している。統一原理では人間の堕落を知的な面から見れば、人間が無知に陥ったということを意味するとある。ところで人間は心と体との内外両面からなっているので、知的な面…

総序 人間の矛盾性と創造・堕落・復帰思考

統一原理では欲望それ自体は悪いものではないと考える。むしろ幸福を求めるためには欲望は不可欠である。自己の欲望が満たされるとき人間は幸福を感じるからである。ところが我々が住む生活環境がややもすれば善よりは悪に傾きやすいので問題を起こすことが…