原理講論を読む

日常生活の中で 考える糸口を求めて

2013-12-01から1ヶ月間の記事一覧

荻生 徂徠に学ぶ アベルの正道

ブログを書くのは本日が今年最後となりそうである。そこでいつもとは違ってアベルの正道を理解するための糸口を我が国の賢人 荻生 徂徠先生の言葉によって学んでみたいと思う。 小泉元総理がかって佐藤一斎が書いた「重職心得箇条」を現職の時に読んでいたこ…

創造原理 相対思考 時間展開と空間展開を意識して考える生活習慣

以前にも述べてきたように、時間と空間とは存在物ではなく、全ての存在物が存在するための存在形式であると言うのが統一原理の解釈である。 したがってあらゆる存在物は空間展開と時間展開をもってその存在を表現していると言えるのである。そこで何か具体的…

創造原理 相対思考 普遍性と特殊性(個別性)を意識して考える生活習慣③

軽自動車にかかる税金を上げることを政府は検討しているという。TPPの交渉でもこの特殊性が公平性を欠くと外国から指摘を受けているそうである。概して日本人は結果の平等に意識が向くのに対して、アメリカ人は機会の平等に意識が向く。自立自助を是とする国…

創造原理 相対思考 普遍性と特殊性(個別性)を意識して考える生活習慣 目立たないと目立つ②

神が創造された人体の機能にに社会の仕組みが対応するようであれば、我々の社会は本来如何なる様相にて展開しなければならないのであろうか? 経済では人体の血の流れと社会の金の流れを対比して語られることがある。曰く血流も金流も滞ることなく循環してい…

創造原理 相対思考 普遍性と特殊性(個別性)を意識して考える生活習慣 目立たないと目立つ

① 消費税と軽減税率 政治の世界が随分にぎやかである。 今回は相対思考の普遍性と特殊性を念頭に三つの話題を取り上げてみたいと思う。一つ目は消費税で、これと軽減税率のお話。 消費税というのはいろいろある税の中でも公平性(平等性)の高い仕組みである…

創造原理 相対思考 原因と条件を意識して考える生活習慣 ②

先回お話ししたのは、私という主体は生きていく中で人や環境という対象に関わりを持つ。この時人や環境という対象を条件の集まりととらえてみよう、既にある諸条件の中で何か課題があり、私という主体が理想や目的に適った状態に変化させたいと思うとき、主…

創造原理 相対思考 原因と条件を意識する生活習慣(主体性と対象性)

統一原理ではあらゆる被造物が生じてきた第一原因のことを神とよんでいる。勿論この一言で表すことができる御方では無いので、神の理解には様々な御言葉とそれを中心とした信仰の実践も不可欠である。その点を了解した上でこの原因性を鑑みるに、あらゆる人…

創造原理 相対思考 主体と対象を意識して考える生活習慣

私たちの思考の原点は授受法であり、授受法とは空間的(構造的)には四位基台であり、時間的(推移的)には正分合である。 したがって常にこれらの枠組みを念頭に置いて思考は展開されるべきである。主体と対象とは四位基台の要の言葉であるが、主体と対象の…

創造原理 相対思考 原力と作用

あらゆるものを存在させている力として万有原力があると統一原理は語っている。この存在が活動する時に生じている力としては授受作用の力がある。二つの力は別々のものではなく、原因的な力と結果的な力という違いがあるが、本質的には同じものである。 人間…

創造原理 相対思考 陽性と陰性を意識して考える生活習慣

易経では陰陽は実体のようであるが、統一原理で言う陽性と陰性とは、各々性相や形状の属性であって、実体ではないとされている。 性相と形状の関係と陽性と陰性の関係は、形状が第二の性相と言われるが如く、ほぼ同じ言葉が例としてあげられている。 そこで…