イエス様の喩え話は放蕩息子だが、顕進様は盗賊の身になることを選ばれた! アリババに学ぼう!
イエス様が語られた放蕩息子は、次のような文章で始まっている。
:11)また言われた、「ある人に、ふたりのむすこがあった。
:12)ところが、弟が父親に言った、『父よ、あなたの財産のうちでわたしがいただく分をください』。そこで、父はその身代をふたりに分けてやった。
:13)それから幾日もたたないうちに、弟は自分のものを全部とりまとめて遠い所へ行き、そこで放蕩に身を持ちくずして財産を使い果した。
ルカによる福音書15章
父が生きているにもかかわらず、財産を分けてほしいと言ったのです。
しかも、さっさと遠いところに行って、放蕩三昧に明け暮れて、財産を使い果たしてしまいました。
放蕩息子ではありましたが、父の財産を盗むのではなく、父の許可を得て頂いた財産でした。
本人のタラントを活かせずに、財産を多くできなかったどころか、すべて失ってしまったことは残念なことでした。
それでも、彼は父の許可を得て行動していました。
ところが、顕進様は父の財産を勝手に盗んでしまいました。
放蕩息子ではなく、盗賊になってしまったのです。
放蕩息子であったほうがどんなに良かったことでしょうか!
アリババと40人の盗賊というお話がありました。
子供の頃、父が「開けゴマ!」と言って物語を話してくれました。
アリババと40人の盗賊 - Wikipedia よりあらすじを引用する。
昔、ペルシャの国に、貧乏だが真面目で働き者のアリババという男がいた。ある日のこと、アリババがロバを連れて近くの山へ行き、薪を集めていると、40人の盗賊の一団が奪った財宝を洞穴の中に隠しているのを偶然目撃した。盗賊の頭領が「おいシムシム、お前の門を開けろ!(アラビア語版、英語版)」[1][2](「シムシム」は胡麻の意味)という呪文を唱えると、洞穴の入口をふさぐ岩の扉が開き、盗賊たちが洞穴の中に入ると自動的に岩の扉が閉まる。しばらくすると再び岩の扉が開き、盗賊たちが外に出て来た後、扉は再び閉まった[3]。その一部始終を木の陰に隠れて見ていたアリババは、盗賊たちが立ち去るのを待って自分も洞穴の中に入り、手近な場所に置いてあった金貨の袋をロバの背中に積めるだけ積んで家へ持ち帰った。
かくして大金持ちになったアリババは、このことを妻以外の者には秘密にしていたが、不運にも元から金持ちの兄・カシムに知られてしまった。強欲でねたみ深い性格のカシムは、金貨を手に入れた経緯と洞穴の扉を開けるための呪文をアリババから無理やり聞き出し、自分も財宝を狙って洞穴に忍び込んだ。ところが、洞穴の中の財宝に夢中になり過ぎて、扉を再び開ける呪文を忘れてしまい、洞穴から出られなくなったところを、戻って来た盗賊たちに見付かり、カシムはバラバラに切り刻まれて惨殺されてしまった。
カシムがいつまでも帰って来ないのを心配したアリババは、翌日になって洞穴へ向かい、盗賊たちの手でバラバラにされたカシムの死体を発見した。驚いたアリババは、カシムの死体を袋に入れ、ロバの背中に乗せて密かに持ち帰り、カシムの家に仕えていた若くて聡明な女奴隷のモルジアナ[4]と相談の末、遠くの町から仕立屋の老人[5]を呼んで、死体を元通りの形に縫い合わせてもらい、表向きはカシムが病死したことにして、内密に葬儀をすませた。その後はカシムの家と財産もアリババの物になり、アリババはカシムの一人息子を養子にして、この上もなく恵まれた身分の男になった。
一方、洞穴の中から金貨の袋と死体が持ち去られたことに気付いた盗賊たちは、死んだ男の他にも仲間がいると考えて、すぐに捜査を始め、死体を縫い合わせた老人を見付けて、情報を聞き出すことに成功した。そして、老人の協力でアリババの家(元・カシムの家)を見付けた盗賊たちは、頭領が20頭のロバを連れた旅の油商人に変装し、ロバの背中に2つずつ積んだ油容器の中に39人の手下たちが隠れ[6]、アリババの家に一夜の宿を求めて泊めてもらう作戦で家の中に入り込み、家の人々が寝静まるのを待ってアリババを殺そうと企てたが、庭に運び込まれた油容器の中身が盗賊たちと気付いたモルジアナは、1つだけ本物の油が入っている容器を探し当てると、急いでその油を台所へ運び込み、大鍋に入れて沸騰させ、煮えたぎった油を全ての容器に注ぎ込んで、中に隠れている盗賊たちを一人残らず殺した。そうとも知らず夜中に寝床から起き上がり、仕事に取りかかるために手下たちを呼ぼうとした頭領は、容器の中をのぞき込んで手下たちの全滅を知ると、驚いて単身アリババの家から逃げ去った。
しばらくの後、盗賊の頭領は偽名を使って今度は宝石商人になりすまし、カシムの息子が経営する商店の近所に住み着いて、カシムの息子と親しくなり、アリババの家に客人として招かれた。頭領は服の中に隠し持った短剣でアリババを殺すつもりだったが、またしても客人の正体を見抜いたモルジアナは、余興として客人に舞踊を披露すると言い、彼女も短剣を持って踊りながら隙を見て頭領を刺し殺し、アリババ達に客人の正体を晒した。
かくして40人の盗賊たちは、聡明なモルジアナの機転により全員返り討ちにされた。この功績によって、モルジアナは奴隷の身分から一躍カシムの息子の妻になり、洞穴の中に残っていた莫大な財宝は国中の貧しい人たちに分け与えられて、アリババの家は末永く栄えた。
サタンに奪われた万物をサタン世界から復帰する話ですね。万物復帰。
サタンを倒すのは、「エバが先頭に立て」でモルジアナが毎回活躍しますね。
サンクチュアリでは、江利川会長が立ちました。
サタンに主管されて堕落したので、エバがサタンの息の根を止めないといけないということでした。
カシムは欲張りなお兄さんでしたが、惨殺されたことを表沙汰にしないように、弟は苦心しました。
それから後に兄の財産まで自分のものになったのですが、
兄の一人息子を養子にして、財産を兄の息子が相続できるようにしました。
また聡明な女奴隷のモルジアナをカシムの息子の嫁にして祝福します。
彼女は女奴隷から主人の妻に出世しました。
自分の財産よりも遥かに多い洞窟の莫大な財産は、国中の貧しい人々に分け与えられました。
すべての人に福が行き渡りました。
これが、愛による万物主管ですね。
さて、顕進様は、父親の財産を許可無く勝手に持ちだしていきました。
サタン世界からではなく、神の金庫から持ちだして行きました。
多くの兄弟の精誠によって復帰され捧げられた、盗賊のではなく神の財産でした。
その財産は増えたのでしょうか?
目減りしたのでしょうか?
福は皆に行き渡ったでしょうか?
:17)そこで彼は本心に立ちかえって言った、『父のところには食物のあり余っている雇人が大ぜいいるのに、わたしはここで飢えて死のうとしている。
:18)立って、父のところへ帰って、こう言おう、父よ、わたしは天に対しても、あなたにむかっても、罪を犯しました。
:19)もう、あなたのむすこと呼ばれる資格はありません。どうぞ、雇人のひとり同様にしてください』。
人は良かれと思い、判断を謝ることがしばしばある。
天の父を悲しませることも往々にしてある。
それでも人は、へりくだり心底から悔い改めるとき、
美しいものだと胸をなでおろす。
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