原理講論を読む

日常生活の中で 考える糸口を求めて

神様の摂理から見た南北統一を破壊した韓鶴子の犯罪 4 アダム文化ではなく堕落エバ文化を創ろうとして神の祝福は韓半島からアメリカ大陸に

アダムが堕落したことによって神が臨在する心と体が分裂してしまいました。

神との一致路線ではなく、神とは独立した路線を人類は歩みました。

堕落した人間は、神本主義ではなく、人本主義で生きていくことになりました。

このような神と人の分裂、心と体の分裂は、思想的には人本主義思想のヘレニズムと神本思想のヘブライズムの二代潮流となって歴史をつくってきました。

 

このように、アダムとエバの時代に分裂した、神と人、心と体、神や心の側に立つヘブライズムが人や体の側に立つヘレニズムを統合するのが終末期の天命でした。

この天命を神から託されて人類に降臨されたのがイエス・キリストその人でした。

 

ところが、こともあろうに当時の人びとは罪なき救世主を殺してしまいました。

 

エス様が聖和サれて以降、イエス様の心と体が分離したように、歴史は再びヘブライズムとヘレニズムに別れた二代潮流によって形成された。

アダムの統一文明の機会を失ったのです。

 

皆さん、歴史は人本主義思想(ヘレニズム)と神本主義思想(ヘブライズム)と交差しながら闘争してくるのです。 

 では、どうしてヘブライズムが登場し、歴史的に問題になったのかということです。宗教の中では、唯一神を中心とした宗教が一番長い歴史をもっています。これを引き継いだキリスト教が今日の統一教会の時代まで、歴史上を変遷しながら改革してきたのであり、一つの世界を収拾してくる主流的な歴史をもったのです。そのために、キリスト教が問題になるのです。 

 また、なぜヘレニズムが問題になるのでしょうか。人本主義の思考方法を中心とした歴史的起源は、ギリシャにおいての人本主義思想と連結されています。これが一番古いものです。歴史は長い歴史を中心として人本主義思潮と神本主義思潮の対決です。このような観点から見るとき、これが今日までの問題になっているのです。 

 ヘブライズムの特徴が何かといえば、伝統を中心として一貫した歴史像をもっていることです。しかし、ヘレニズムは、時代、時代の環境に従って変遷してきました。ユダヤ教が代表的に今までの伝統をもっています。皆さんがカトリックの映画を見れば、伝統という言葉が出てくるでしょう? それは変わらないものです。キリスト教もイエス様を中心とした思想なのに、変わることができますか。変わらないのです。変わることができないというのです。人類の主流的な歴史を通して、キリスト教が古代から中世を経ながら現代にまで影響を及ぼし得る一つの宗教になったという事実によって、神様が共にある宗教だということを、我々は知ることができるのです。ですから、キリスト教は世界を支配するものだというのです。世界を支配すべきだというのです。(七九―一八二)  

「神様の摂理から見た南北統一」P47〜48

 

ではそれ以降の現在までの歴史を大局的にどのようにみたらいいのでしょうか?

 

本来はメシアはヘブライズムのイスラエルに降臨したのであり、そこを基軸に世界的な版図を広げていくはずでした。

ところがメシアが殺されてしまったので、ヘレニズムの代表であるローマに神の祝福と天運が奪われてしまいました。

そこでアベル的国家のイスラエルではなく、カイン的国家のローマにおいてキリスト教は広がっていくことになりました。勿論神が保護する国家ではないので、御存知の通り400年間の迫害の道があって、392年にキリスト教がローマの国教になって一段落します。

 

再臨主文鮮明師によれば、神の祝福と天運の歴史的変遷はおおよそ以下のようになるかと思います。

 

1,イスラエルからローマへ

2,半島国家イタリアから島国英国へ

3,島国英国から大陸国家アメリカへ

4,大陸国家アメリカから島国日本へ

5,島国日本から半島国家韓国へ

 

*、イタリアとバチカンに対応する第三イスラエル韓国の失敗は、

現代のローマに神の国を建設する摂理が逆行することになった。

 

天一国はアメリカに建国される。

韓国で大統領になるべき人物がアメリカで大統領にならなければ天一国は実現しない。

 

さて、御父様の御言葉をいくらか振り返りながら、上記の5つの過程について確認してみよう。

 

1,イスラエルからローマへ 

エス様が異端者の汚名を着て亡くなられるのが神様のみ旨ではありませんでした。神様は、メシヤを十字架にくぎ付けにして処刑するという使命のためにイスラエル民族をお選びになって、四千年間信仰と苦難によって育ててこられたのでしょうか。本当に神様がそのような使命のためにイスラエル民族を選民として選ばれたと信じる人がいたなら、気の狂った人に間違いありません。イエス様を捕らえて殺すために四千年間ユダヤ教を準備し、イスラエル民族を準備したのではありません。イエス様を捕まえて殺す、そのような悪漢をつくるためにイスラエル民族を準備したのではなかったのです。 

 イエス様は人類の長子として生まれましたが、長子の権勢をもつことができず、アベル的な立場をもったお方でした。長子の権勢、すなわち長子の権威を否認されたのです。イエス様がアベル的な立場にいたので、外的なカイン圏(イスラエル民族)がアベル圏(イエス様)に食いついて離れなければ、アベル圏も仕方なく引き込まれるしかないようになっていました。ですから、そのような悲運の歴史が演出されたのです。 

 イエス様は、イスラエル民族が反対することによってアベル的な疎外された立場に立つこととなりました。それゆえ、イエス様はご自分の母親であるマリヤに対してさえも、「女よ、あなたは私と何の関係があるのか」と言いながら骨身にしみる話をしたのです。イエス様がなぜそのような言葉を語ったのか分かりますか。誰もそのような内容を明らかに知ることができませんでした。 

 イスラエル民族がカイン側になったことによって、アベル的なイエス様はユダヤ教の怨讐となり、ユダヤ教徒と民たちの非難の対象となり、ローマに対しては革命家の立場に立ったのです。それゆえ、結局み旨を成し遂げることができなかったのです。カイン圏であるイスラエル民族を一つにできませんでした。 

 ですから、イエス様が十字架で息を引き取るとき、「エリ、エリ、レマ、サバクタニ」と叫ばれたのです。「わが神、わが神、どうしてわたしをお見捨てになったのですか」と祈祷を捧げたイエス様でした。エス様がみ旨をすべて成し遂げたなら、このような祈祷をしたでしょうか。イエス様はみ旨をすべて成し遂げることができなかったのです。 

 イエス様がイスラエル民族と一つになることをどれくらい渇望しましたか。イエス様は神様の愛を中心とした一つの民族と世界を形成するために、この地に来られたお方でした。神様を中心としてご自分と一つになった民族の形成を懇切に願っていらっしゃった神様でしたが、イスラエル民族がイエス様を信じられないことから第一イスラエルは滅び、キリスト教が第二イスラエルとしてその相続権を引き継ぐようになったのです。言い換えれば、イスラエルの国家がイエス様のみ旨を受け入れなかったので、神様は第二イスラエルである全世界のキリスト教信者を通して二千年間の摂理を導いてこられたのです。(一九八〇・一一・一八)

 「神様の摂理から見た南北統一」P85〜87

 

現代のイスラエルは再臨主が降臨した韓国になります。

韓国が神が遣わされた再臨主を受け入れなければ、神の祝福と天運は現代のローマであるアメリカに移っていきます。

イスラエルユダヤ教に対応しているのが家庭連合でした。

これが独生子イエス様を追放したユダヤ教のように、文鮮明様を追放してアダム文化を放棄してアダムを追放した堕落エバ文化を韓鶴子とともに建設しています。

 

エス様当時の周辺の情勢を調べてみると、世界的に大国家であるローマ帝国は疲弊して、内的に次第に崩壊していきつつあり、革命や反乱が起こり得る情勢でした。そのような時にイエス様がお生まれになったのです。また、当時の東洋には仏教を中心としたインド文明圏があり、中国には儒教を基盤とした中華文化圏がありました。 

 それではこの時、宗教の道に従っていくべきイエス様がユダヤ教を一つに統一したなら、その後どこに行ったでしょうか。仏教文化圏と儒教文化圏へと行ったはずです。もしイエス様をイスラエルで歓迎していたなら、イエス様の思想がたやすく中東地域とインド地域を経て極東にまで伝播し、一方で、ローマ帝国と全ヨーロッパを掌握してイエス様の当代に一つの世界を成し遂げたはずです。 

 いわば、イエス様が行く道は宗教に従っていく道だったので、その時イエス様を中心として十二の支派が団結さえしていたなら、ユダヤ教ユダヤ民族を中心としてアラブ圏がたやすく統一され得るはずです。そうして統一されたアラブ圏を基盤として、ローマ帝国を手中にし、西欧ヨーロッパとアジアの全域を昇華して、名実共にイエス様を中心とした新しい宗教文化圏を定立させたはずです。そのようにイエス様が王の中の王になることのできた時代が、まさにその時代でした。仮にローマ帝国が反対して敵対するようになったとしても、インド、中国などの仏教、儒教の宗教文化圏を中心とした東洋の強国からの協助が可能だったので、イエス様の当代に世界統一は可能だったのです。 

 ところが、不幸にもユダヤ民族がイエス様を不信して殺したので、統一された一つの世界を築くことができませんでした。(一九八〇・一一・一八) 

 「神様の摂理から見た南北統一」P88

 

 

 

 エス様が死ぬことによってイエス様の心と体が分かれました。そのようになって、それ以後の文化圏も肉身の文化圏である人本主義のヘレニズムと、心の文化圏である神本主義のヘブライズムとして分立されたのです。エス様の肉身をサタンが取るようになり、文化の発展が逆さまに出発するようになることによって、当時イエス様の体のような役割を果たしていたローマがまずヘレニズムを受け入れて、サタン主管圏に立つようになったのです。ですから、キリスト教はローマから四百年間迫害を受けるようになります。四百年間イタリア半島を中心としてキリスト教文化圏を形成して、ここから世界をまとめる道を築くというのが神様のみ旨でした。しかし、キリスト教が責任を果たせないことによって、世界を一つのキリスト教文化圏としてまとめることができませんでした。 

 神様は当初、ローマで四百年間の迫害と殉教の血を流す代価を支払わせ、苦難を克服してローマ人たちに感化と感動を与えた基盤の上に初めて、キリスト教が故郷として公認されるようにしました。ところが、キリスト教が公認されて以後、キリスト教封建社会が来るようになるのですが、その当時教区長たちはどのようにしましたか。キリスト教の使命は世界を救うことであるにもかかわらず、教派主義と教権主義にとどまって民族と国家さえも超越できませんでした。(一九八〇・一一・一八) 

「神様の摂理から見た南北統一」P93

 

韓国の聖職者達も同様に教派主義と権威主義にとどまって民族と国家を超越できず、世界のために生きる神の国としての韓国という理想は腐敗堕落しました。

王の王の血統と繁栄よりも、氏族の血統と氏族の繁栄に現を抜かした淪落は、

韓鶴子オモニまでも韓氏の栄光を讃えて、再臨主を追い出してしまいました。

 

2,半島国家イタリアから島国英国へ

 

ローマの教皇庁が責任を果たせなかったことによって、神様の祝福は必然的に他の所へと移って行かざるを得ませんでした。ローマから神様が祝福を刈り入れていくことによって、中世の暗黒時代が招来され、その堂々たる気勢の教皇庁の権威と威信は人本主義思潮に覆われて地に落ちてしまいました。 

 このような局面で神様は、新教運動を起こして再び世界の救いの道を築かざるを得なくなったのですが、これがまさに旧教に反旗を掲げ、議会を動かして法を改定し、ついに聖公会を立てた英国のヘンリー八世を通した英国の新教運動に対する祝福でした。すなわち、神様のみ旨はローマを離れて英国へと移されて、英国を中心として新しい世界救援の摂理を展開したのです。 

 こうして、英国という小さな島国が海洋政策を強化して急進的にその版図を広げ、「五大洋六大州(世界)で日が落ちることがない」というくらい、世界を制覇できる世界的な強国の版図をつくりました。 

 ところが、神様が英国をしてこのように文明の極致を享受しながら、世界を制覇できるように祝福を下したのは英国だけのものではなく、世界を救おうという深いみ旨からでした。いわば、英国に対する神様の祝福は、英国の世界的基盤を中心として全世界を神様の前に救おうとされた祝福でした。当時、もし英国がこのような神様のみ旨を受け入れて、内的には、神様のみ旨を成し遂げようと理想的国家を夢見て立ち上がった清教徒運動者たちと、新教運動者たちが神様のみ旨の中で一つになって救援の礎石を築き、外には数多くの植民地をもつようになった基盤を通して神様のみ言を伝播し、神様のみ旨を広めていたなら、英国は間違いなく世界を一つに統一し、世界を神様のみ旨の前に救援することができたのです。 

 ところが、どのようにしましたか。英国はそのような使命を悟ることができず、英国自体だけの利益のために植民地を搾取しました。神様のみ旨によって世界を救おうとする英国になることができず、英国だけのために世界を利用する一方、英国の教会も世界の救援をしようとせずに、教権主義に染まって、国家を擁護する立場から信仰の自由を極度に抑圧し、清教徒たちを迫害したのです。 

 これによって、英国を中心として世界を救おうとされる神様のみ旨は、壁にぶつからざるを得なくなったのです。 

 ここに王権の専制主義と信仰の自由を拘束する監督から自由と独立を叫び、信仰の純潔を主張していたピューリタンが英国と闘って、命を懸けてアメリカ新大陸へと渡っていきます。宗派と国家の理念を超越した彼らピューリタンは、神主義の新教を中心としてアメリカを開拓します。彼らは神様の理想国家を追求しました。信仰さえ抑圧され、拘束される祖国での生活よりも、思いどおりに神様の国を追求し、さらには、世界を救うことのできる理想国家をつくろうとする立場で、ヨーロッパの至る所から信仰運動を叫んでいた彼らが、力を合わせてアメリカを開拓し、英国に劣らない宗教的な基盤を築くようになりました。ここでキリスト教の新教を中心として世界的なアベル圏を糾合することによって、世界のキリスト教カイン圏(旧教)に対抗して、世界のキリスト教アベル圏(新教)が形成されるに至ります。このようにして、アベル的な新教を通して長子であるカトリックを復帰しなければならない摂理が繰り広げられるようになります。(一九八〇・一一・一八) 

「神様の摂理から見た南北統一」P96〜98

 

イギリスもイスラエルと同じでした。

自国の国益ばかりを置い続けました。

植民地と奴隷を持つ掻っ払い国家に成り下がりました。

 

皆さんはヘンリー八世を中心として起きたアン・ブーリンの事件を知っているでしょう? アン事件。息子がないので息子を生むために離婚をしようとしたのですが、そこにありとあらゆる反対が起こったのです。旧教で反対するので、離婚を正当化させるために憲法を改定して法的処置をし、旧教から脱退してアングリカン・チャーチ(聖公会)をつくったのです。それは歴史的なことなのです。 

 このようにして、ローマがヘンリー八世を中心として罪状を……。それはだめなのです。ローマは悔い改めなければならないのです。その時、新教の風潮の中で英国が新しい舞台となって国家的な基盤の上に新教を包摂することのできるよいチャンスだったのです。エリザベス女王はカルビン主義を歓迎できる新教の支持者だったのです。ウェストミンスター条約三十三箇条によって、エリザベス女王がカルビン主義の思想を吸収することのできる基盤を築き、海洋圏を中心とした制覇という政策を立てて、スペインが海洋圏に介入できない基盤を築くようになったのは、すべて神様のみ旨だったのです。 

 それゆえ英国は、大きな新しいキリスト教歴史のすべての福を受け継ぐことができたのです。その時ヘンリー八世を中心としておよそ三代を経て西ヨーロッパにある新教をすべて包摂していたなら、信仰の自由の王国として兄の国となり、母親の国となって、信仰の自由を求めるヨーロッパ人たちをすべて消化、包摂することができたなら、超民族的な、神様の名前を中心とした王国を築いて世界制覇国となったのです。それこそ英国の名前どおりのザ・ユナイテッド・キングダム(The Unitied Kingdom)、統一王国です、統一王国。数百年間、五大洋六大州(世界)に日の落ちることのない大英帝国をつくったのは、神様のみ旨なのです。島国英国、海賊の親玉だったその民族が優れているのでそのようになったのではないのです。ローマ帝国が責任を果たせないことによって世界的な制覇をして、新しい伝統的な思想の行路を正すために、神様が英国の民族を立てて、祝福してくれたのでそのようになったのです。 

 そのようにしてそこで一つになったなら、今日のアメリカは現れなかったのです。全世界が統一されるのです。アジア諸国まですべて連結させ得る見事な版図をつくっておいたのです。英国が神様のみ旨を知り、新教と一つになって、新しい国と一つになって、世界を救うための神様のみ旨を成し遂げるためにキリスト教思想を奉じて万国の救援のために総進軍していたなら、英国は世界的な文化を創建したはずです。しかし、英国がインドのような国を三百年間搾取し、自分の隷属国家としてあのようにしたのは、神様のみ旨とは背馳するのです。 

 ここで新教徒、清教徒たちが会議を改造して、国王の不純な行動を正当化しようとするアングリカン・チャーチに反対して覚醒運動を起こし、新しい、神様の理想とする国を築くためにその教派を越えて理想的な神様の教会と神様の国を追求するために起こした運動が清教徒運動なのです。 

 彼らが弾圧されることによって行くべき道がないので、信仰の自由を求めて、自由の天地を求めていった所がアメリカ大陸です。彼らに反対するので、ヨーロッパにいるすべての信仰の自由を求めようとするプロテスタント、すなわち、新教運動者たちはみな反発して結束するようになったのです。英国で結束させることのできるものを果たせなかったので、この人たちを取り出して移し、新しい天地、アメリカ大陸で結束せざるを得なかったのです。(八一―二三九) 
「神様の摂理から見た南北統一」P98〜100

 

韓国も同様に神の祝福と天運を軽んじました。

家庭連合は悔い改めず、ザ・ユナイテッド・キングダム(The Unitied Kingdom)、統一王国は、亨進様の住むアメリカに移っていったのです。

ですから、アメリカは合衆国や合州国ではだめです。

The Unitied Kingdom of America

統一王国にならなければならないのです。

 

3,島国英国から大陸国家アメリカへ

 

ローマ教皇庁を中心として見るとき、中世には既に腐敗して、彼らは教権と教条に縛られ、神様のみ旨は世界を救うことであるということを忘却してしまいました。世界はすべてほうり出して、自分たちの権力、自分たちが築いてきた基盤が崩れないかと心配で、目を丸くしながら、そこに反対する者はすべて切ってしまいました。世界を救うためには、何倍もの犠牲を支払ってもかまわないと言ったのですが、自分たちの位置と栄光を得るために、その立場の擁護に陥ったのです。

「神様の摂理から見た南北統一」P100

 

神様の祝福は一部のためではなく、かりに一時的に恵みを受けてもそれを全体に波及するためのものでした。

 

英国では清教徒運動を中心として、議会まで動かして神様を中心とした新しい国を構成したことを皆さんもよく知っていらっしゃるでしょう。そのようにして、全体主義的教区をそのまま維持して、追放運動と圧制を強要するので、仕方なく、自由信仰を追求する群れは、ヨーロッパ全域から寄り集まり始めたのです。それゆえ、自由信仰、すなわち神様に自由に侍り、世界的なみ旨として発展させることのできる自由信仰を追求する運動が不可避的に起こるようになったのです。そのことを皆さんは知らなければなりません。中世のローマ教皇庁を越えて神様を自由に信じ、より大きく世界へと進むことのできる教会を夢見た群れが、新教運動を主導していた人たちでした。そうした中、アメリカ大陸があるということを知り、ヨーロッパ的、教条的、全体主義的な教団よりも、もっと素晴らしい自由の国、信仰の自由世界を夢見て立ち上がった人たちが、このアメリカ大陸に初めて渡ってきて暮らすようになった「ピルグリム・ファーザーズ(Pilgrim Fathers)」ではありませんか。彼らはそのような国があることを知って、自由な大陸に行って神様が願う自由の天国をつくり、神様が願われる世界でより自由な信仰生活をしようと立ち上がった群れなのです。 

 大西洋を渡るということは当時、命懸けの冒険です。信仰の自由を見つけるために自分の愛する父母とも離別し、愛する故郷を捨て、家庭を捨て、さらには、国まで捨てようという覚悟で、神様だけを愛し、信じ、頼りながら立ち上がった冒険の道でした。 

 彼らは、長く険しい航海路程で困難にぶつかったとき、自分たちを出発させておいてこのように苦労させ、すべて死んでいくように捨てておくのかと神様を恨みはしませんでした。彼らは台風が来ても、神様にすべてのものを任せ、神様が願う自由信仰の国を建設して神様に永遠に侍ろう、という覚悟と決意をもって前進した群れでした。 

 航海する一行は病気にかかれば神様のために祈祷し、神様を中心として完全に一つの心になりました。殉難の道を克服しながら、終わりまで耐えて神様を慰めるそのような場面を見るとき、神側でも決心したはずです。 

 「歴史始まって以来、このように私のために冒険した人たちはあなた方が初めてであり、家庭を捨て、民族を捨て、国を捨てて立ち上がったので、私があなた方が捨てたものよりも、もっと素晴らしい国と民族と氏族とすべてのものを与えよう」と神様が決心しただろうと思います。 

 皆さんはメイフラワー号がニューイングランドに到着したことをよく知っていらっしゃるはずです。冬に到着しました。十一月に到着したので、寒く、食料はなくなり、みな飢え死にする事態が展開されました。彼らが素晴らしかったのは、食べるものがないのに、明くる年に蒔く種を残しておいて、飢え死にしていったという事実です。 

 彼らには、神様が未来のために行くべき道を開いて、自分たちのために神様の願った祝福の国と自由天国を築いてくださる、という信仰がありました。それゆえ、後孫たちのためにその種を残しておかなければならないという心をもって、死の道も喜んで行ったと考えます。このような苦労の道を選んでいきながら、後代のために福を願うことができたのは、その人たちに、ひたすら神様を愛する信仰心があったので可能だったのです。彼らの中で残りの四十一名が協定書を書くときも、神様の名前で宣誓したことを皆さんはよくご存じです。皆さんの先祖たちが、この世を離れる最後の瞬間までも、神様の名前をつかんで信仰を死守したという事実は歴史的な事件でした。 
(六九―一〇二)  

 「神様の摂理から見た南北統一」P101〜103

 

彼らは他の移民の動機と違って、世界を救うことの出来る国と、自由信仰の祖国を追求しました。

ローマ教皇庁の超えられなかった課題を超えて世界を救おうとする思想は神の思想に共鳴して、神の祝福をアメリカが得ることになりました。

このようにお父様は歴史の教訓を語ってくださっていたのに、他人事のように聞いていた家庭連合の韓国人聖職者たちは、いつしか腐敗堕落したローマ教皇庁のように、教条的、全体主義的な教団に変わり果て内部からの刷新が出来ないほどになりました。

  

皆さんの先祖が、もし自分たちだけが豊かに暮らすために移民に行くと考えたなら、神様は絶対にこのような祝福をしてくださらなかったでしょう。北米に移民した人たちは何ももたずに、ただ自由信仰の道だけを求めて上陸しました。それ以外にはいかなる目的もありませんでした。ところが、神様を得、自由を得、お金も得たのです。南米に行った人たちは反対です。彼らは神様を差し置いて、お金のために行ったのです。同じ時代に同じ立場で移民しましたが、彼らは神様も失ってしまい、自由とお金もなく、低開発民族、後進国になっています。 

 「神様の摂理から見た南北統一」 P104

 

自分の地位と収入の保証を得るために、家庭連合はおかしくなっていきます。

両班が奴隷をもっていたように、日本や外国を奴隷にする全体主義的強権の発動をし続けるようになりました。

 

 独立を主導していたワシントン将軍は、初めは各地で敗戦しました。最後のフォージ渓谷の戦闘で決戦に臨む瞬間が肉薄した時、間違いなくワシントン将軍はこのように祈祷したはずです。「神様! あなたが信仰の自由のためにアメリカまで来させたこの民を、再び英国の掌中に、旧教と同様の全体主義の教圏内にほうり込んではなりません。信仰の自由の国、神様が願う理想世界を建国することができるように祝福してくださいませ!」 

「神様の摂理から見た南北統一」P104〜105

 

 神様は、英国から渡ってきたこの新教徒たちによって築かれたアメリカを祝福せざるを得ませんでした。その代わり、アメリカ国民はその時から完全に一つになって、神様を中心として世界を神様の主権へと救うために、彼らに負荷された使命、すなわち世界の救援のために犠牲になり、奉仕しなければならないのです。 

 このようになって、神様はアメリカを第一次、第二次世界大戦で勝利させて、世界の主導国家となり得る国力を備えさせたのです。 

 イスラエルでイエス様が使命を果たせずに死を被ったことによって、インドと、中国をはじめとするアジアの国々がサタン圏へと入っていきましたが、第二次世界大戦終結によって、サタン圏にあったこれらの国家が天の側に向き直りました。すなわち、アメリカが第一次、第二次の世界大戦に勝利した主権国になることによって、アメリカを中心として第二イスラエルであるキリスト教文化圏を中心とした世界的な霊的王国圏が成されるようになったのです。 

 それでは、アメリカはどこに行かなければならないのでしょうか。反対に一周回っていかなければなりません。アジア地域に戻っていくのです。それによって何を探し求めるのかといえば、国家の時代が過ぎ、実体的な世界圏を求めるべき時代が巡ってきたので、キリスト教を中心として、国家の基盤なく流動するかわいそうな国々を国家体制を中心とした一つの全世界のキリスト教圏内にして、世界を制覇することのできる文明圏を建設しなければならなかったのです。その祝福を誰が与えてくれたと思いますか。神様が与えました。神様がキリスト教を中心として世界を制覇できる祝福を下さったのです。ところが、そのアメリカがそのような使命を果たしましたか。元来はマッカーサーの言うとおりにしなければならなかったのです。共産党を全部制圧しなければなりませんでした。日本、ドイツを中心とした全体主義国のすべての主権を天の側にもってきたなら、それを死守できなければなりませんでした。今日、韓半島を分けてしまったのも、誰の過ちによってなされたことだと思いますか。アメリカが過ったのです。ここでアメリカが天のみ旨と反対に過ってしまったので、サタンが押し入ってくるようになったのです。 

 第二次世界大戦を通して、神様が世界を主導できる祝福をお与えになったので、すべてのキリスト教の信者は神様の祝福を感謝して受け継ぎ、神様のみ旨を成就する責任を果たすためにすべて一つに結束して、血と涙の祭壇を築きながら、渾身の力を尽くさなければならなかったのに、そのようにできませんでした。世界大戦の勝利の旗のもとに、そのようなアメリカの結束と神様を中心とした新しい精神文化の創造によって、世界の救いを叫ばなければならなかったアメリカでしたが、神様のみ旨は少しも考えず、個人主義、拝金主義とともに物質文明に陶酔して堕落する方向に落ちてしまいました。 

 のみならず、世界主導権の価値と使命を喪失してしまい、神様のみ旨はあずかり知らず、ついには倫理的にまで堕落してしまい、祝福されたキリスト教まで没落の道を歩むに至りました。 

 そうして神を否定し、あげくの果てに宗教をアヘンだと規定する共産主義がアメリカをねらい、至る所に蚕食していくに至ってしまいました。特に若い知識人層と大学界には深刻になるくらいに共産党の地下工作がなされているのが今日のありさまです。(一九八〇・一一・一八) 

 「神様の摂理から見た南北統一」P106〜108

 

神を否定する共産主義を撲滅する使命を果たさなかったので、韓国はサタンによって分断されました。

ほとんどのアメリカの大学やマスコミは共産主義に侵食されました。

彼らは建国の祖父たちの偉大な精神を切り崩そうとしています。

 

4,大陸国家アメリカから島国日本へ

 

 アメリカを中心として天の摂理を広めようとされた神様のみ旨は、アメリカからどこに移動していくのかといえば、日本列島に移していきます。統一原理を見れば、「歴史の同時性」という内容があります。人類歴史は生きていらっしゃる神様の一貫した公式的な摂理によってつづられてきましたが、そのような天倫の摂理が同時性を帯びるようになるのです。いわば、歴史は反復の形態によって、すなわち、(大陸に対して島嶼という)反対の形態で展開されるというのです。したがって、アメリカ大陸を中心としていた神様の摂理が英国と同じ島嶼国家を経るようになるのですが、それがまさに日本という島国でした。ですから、神様は島嶼国家である日本に祝福を与えざるを得なくなり、日本は近世になって世界的な経済大国を築きました。ところが、神様は英国の祝福を蕩減するために日本に祝福を与えたので、日本は英国が失敗したことを蕩減しなければなりません。したがって、神様が日本を明治維新以後、経済大国として発展させたのは、英国の立場を蕩減して世界を救いなさい、というみ旨からでした。ところが、日本が露ほどでもそのような考えをもっていましたか。むしろ彼らは神社参拝問題を中心としてキリスト教を極度に弾圧し、戦後は共産主義の活動舞台にしたではないですか。 

 もし、日本が共産主義の手中に収まろうものなら、極東の平和維持が不可能になるのはもちろん、アメリカまで危険になります。ところが、日本を赤化しようとするのが極東においてのソ連はもちろん、北韓金日成の秘密戦略です。私は既にはるか以前からこのようなことを看破したので、日本での勝共運動を強力に展開させたのです。私の見解では、日本の首脳部から一般国民に至るまで、全国民が勝共思想によって武装しなくては、日本は滅びるしかなくなるのです。では、その勝共運動を誰がしなければならないのでしょうか。日本のキリスト教がしなければなりません。しかし、今日の日本のキリスト教がそのような使命を果たしていますか。むしろ、共産主義に追われています。そのような日本の実情の中で、私は命を懸けて、日本国内にとてつもない背景をもっている共産主義と闘ったのです。そのようにして、我々は今、日本での勝利的な基盤を完全に構築してしまいました。(一九八〇・一一・一八)

「神様の摂理から見た南北統一」P110〜111

 

かってのイギリスのようなエバ国家である日本は、アダムの対象です。

アダムがいなくなった韓国が主体ではない。

韓国家庭連合は、マリア信仰や八百万の神信仰に堕落したのです。

独生女神学こそが、最も神が忌み嫌う反キリストです。

日本家庭連合は独生女を否定してお父様の権威に戻らなければ滅びざるをえないのです。

 

5,島国日本から半島国家韓国へ

 

 実を結んだこの大陸の文明はどこで定着するのでしょうか。これがアメリカで定着しなければなりません。アジアを通して中東を経て、あのアフリカまで一周して帰ってこなければならないのです。それゆえ、神様がこのようなアメリカの地を祝福されましたが、もしアメリカが失敗するならば、神様のみ旨を引き継ぐために、神様はアジアに期待なさらざるを得ないという、このような論理が成立するのです。 

 では、今からどこに行かなければならないのでしょうか。アメリカを溶かし尽くして太平洋を渡ってアジアへと行かなければなりません。アジアへと行かなければならないというのです。そのような神様の摂理の方向という観点で見れば、今のアメリカの政策が、ヨーロッパ第一主義政策というのは間違っているという結論が出るのです。 

 文化はこのような立場で回るので、大陸から半島、島嶼、さらに大陸ですが、アメリカ大陸を中心として見るとき、島嶼のような立場が日本なので……。どうしてこの世界地図上で日本民族がこのように急進的に発展をしたのかといえば、失敗した英国に相当する立場でアジア的代身国家として立てた国が日本なので、日本が西欧文明に反対的な立場に立って、そのような祝福を受けるようになるのです。 

 このアジアにおいて英国と同じ立場に立った国が日本なので、アジアを育て、アジアのための日本にならなければならないのです。しかし、そのような日本となることができず、自分の国のために生きるアジアをつくろうというサタン的な立場になってしまったのです。 

 それゆえ日本は英国と違わないというのです。英国文明をアメリカが受け継いだのと同時に、アジアでは英国文明を日本がそのとおりに受け継いだのです。 

 日本は神様の名前を閉め出して、自分の国の民族主義的な女神天照大神に仕えるのです。中心が女性だというのです。では、それは神側ですか。どちらの側ですか。サタン側だというのです。サタン側なので、神様が今後アジアを中心として一つにしようとすることを知り、それをあらかじめ自分の手中に収めようとしたのです。それには韓国が一番重要です。アジアにおいて一番重要な国家は韓国です、韓国。そのことを知らなければなりません。 

 太平洋文明圏を載せて日本を経て大陸に上陸する際には、どこに行くのでしょうか。半島を経なければなりません。これが文明発達の原理です。反対に行くのです。ここで英国と同じものが日本であり、イタリア半島と同じものが韓国だというのです。 

 それゆえ、このアメリカは必ず日本を経て、韓国を通して、中国大陸を経て、中東を経て、あのアフリカまですべて一周しなければなりません。一周して一つにしなければならないのです。そうして、西欧文明とアジア文明が一つになり、中東も一つ、アフリカも一つにして、一周して終わりにしなければならないと見るのです。(八〇―一四) 

「神様の摂理から見た南北統一」P108〜110

 

 

 日本が世界を救おうという使命を果たしたでしょうか。果たせなかったのです。ここで神様の摂理は他の所へと移るようになって、半島文明圏を中心として成し遂げられるようになります。そうして、イタリア半島文明と同じ韓半島文明時代へと移り、イエス様が体を失わなかったなら築いたであろう世界的なアジア文化圏時代に移ってくるようになります。ですから、韓国にメシヤの再臨という言葉が可能になるのです。 

 韓国はどのような国なのかといえば、ローマに似通った国です。同じ半島型国家であり、気候や環境が似通っています。のみならず、韓国はローマ教皇庁を代身した国家型です。ローマは霊的な教皇庁だけを形成しましたが、我が韓国は霊肉共の教皇庁を形成しなければなりません。 

 歴史上近代のヨーロッパ文明の基礎となったローマとそっくりな条件で大陸を中心とした新しい文化圏の出発が起こるようになるので、サタン主権を代表した共産圏がインドから中国まですべて巻き取ってしまいましたが、韓半島に来ては南北に分かれるようになったのです。皆さん、金日成が何歳で主席になったと思いますか。三十四歳の時でした。この年齢、まさにこの金日成と同じ三十四歳でイエス様がユダヤの国の王にならなければならなかったのです。そしてなぜ北韓では金日成を「父」と呼ぶと思いますか。世の中では「統一教会で文なにがしを中心として真のご父母様に侍って、どうして、こうして」と言いながら反対ばかりしていますが、もともとこれは偶然なことではありません。金日成が反対に先んじて偽りの父母を自称しているのです。このような話をするからといって誤解されても構いません。皆さんが誤解したからといって、神様のみ旨が成されないわけではないのです。(一九八〇・一一・一八) 

「神様の摂理から見た南北統一」P112〜113

 

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 ヤコブエサウの抱擁

 

 韓半島で歴史時代のすべてのしこりを解決しなければならないので、神様の復帰摂理のための歴史が代表的に展開されています。まさにちょうど、アダム家庭で一つの兄弟であるカインとアベルが闘ったように、一つの血統である南北韓がお互いに銃口を定めて対立しているのです。それゆえ、韓国の休戦ラインは、何の意味もなく共産の北と民主の南が対峙している休戦ラインではなく、神様の摂理を帰結することのできる意義深い事由が込められている休戦ラインです。 

 北側はカイン圏を代表したカイン型であり、南側はアベル圏を代表したアベル型です。 

 したがって、アベル型である統一教会と既成教会の皆さんが一つになるなら、そうして南韓が、カイン型である北韓を武力で支配するのでなく、理想的な愛と思想によって自然屈服させ、支配することのできる主体的な力と基盤を築くという局面が繰り広げられるならば、三十八度線を撤廃しても関係ありません。すべての問題が一時に解決されるようになっています。 

 休戦ラインについて見るとき、韓半島の北側は赤い龍が、南側は白い龍が食いついている状況です。板門店が何か分かりますか。天の国の金門、十二の真珠門を象徴した所が板門店です。ですから、休戦ラインはサタンの第一線であり、神様の第一線です。 

 ここは神様もサタンも讒訴できる所です。神様とサタンが同時に讒訴できる所は世界でここ韓国しかありません。 

 それなら皆さん、なぜ休戦ラインがこのようになっていると思いますか。韓半島が天の悲運の歴史を最後に集結しなければならない所だからです。ですから、サタンもここ韓半島では、ありったけの力を込めて最後の発悪をせざるを得ないのです。 

 ですからもし、南韓北韓金日成を完全に消化させてあまりある思想的な主体勢力を備えるようになる日には、韓国は共産世界の危険から全世界を救うことのできる資格を備えるようになるのです。このような資格を備えることが、神様がこの民族に賦与した世界史的な使命です。それゆえ、我々キリスト教徒が一つに統一して、神様がこの民族に任せた世界史的な使命を果たさなければならないということを、私がはっきりと皆さんに申し上げるのです。 

 韓国教会と皆さんが、天運を受け継ぐための準備態勢を整えなければ、神様が韓国教会を離れるかもしれません。日本やアメリカも神様の国の中の一つの国家だからです。もう国家主義時代は過ぎ去りました。韓国がその責任を果たすことができなければ、み旨は他の国家を探して行かざるを得ないということを知らなければなりません。歴史はある一地点にとどまるものではなく、流れていくことを知らなければなりません。(一九八六・一〇・二一) 

「神様の摂理から見た南北統一」P113〜115

 

韓国に与えられた神による祝福は、

韓国に与えられた天運はどこに行ったというのでしょうか?

お父様は以下のような文章で締めくくられました。

 

5 アダム文化圏の新起源を築かなければならない韓国 

 韓国は、イスラエルと第二イスラエルであるキリスト教徒が果たせなかった摂理的な使命を受け継いだ第三イスラエルです。韓国ではどのようなことがあったとしても神様の摂理が完結しなければならないのです。世界のすべての文明が韓半島で結実しなければなりません。我々は神様を中心とした一つの世界を築く際に、最も基本となってあげなければなりません。アダム文化圏の新起源が築かれなければなりません。 

 神様を中心とした一つの世界はどのように築かれ得ると思いますか。一つの世界の具現は、アダム文化圏が再現された神様のみ旨が完成されることをいうのですが、韓半島アベルとカインが一つになる基準を手本として、各民族を超越し各人種を超越して、神様の完璧な愛の世界を回復するとき、初めて一つの世界は築かれるのです。それゆえ、神様の本来のみ旨の世界が形成されます。皆さんと私が一つになるためにお互いに努力し、怨讐を愛し、神様を愛する努力を惜しまず、家庭と教会であらん限りの精誠を尽くして、自分個人と家庭よりも民族と国家のために生きるなら、共産主義は自動的に滅びるようになります。私はヨイドでの「救国世界大会」で、六十カ国の統一教会の青年信徒たちに、韓国のために祈祷しなさいと命令した時がありますが、我々すべてがこの国の将来のために生き、神様のみ旨のために懸命に祈祷したなら、この民族は間違いなくみ旨を中心としたアダム文化圏をこの地上に具現できるようになるのです。  

 このような中で神様は、この民族をして受難と悲運の中でご自身の心情を体恤できるようにさせたのであり、統一教会を通して、この民族がそのような悲運を克服して、神様のみ旨の成就のために働くことができるようにしたのです。(一九八〇・一一・一八) 
「神様の摂理から見た南北統一」P115〜116

 

韓鶴子女王のお出ましになり、独生子は闇に葬り去られ、独生女神学すなわちバビロンの大淫婦教が家庭連合を堕落させてしまいました。
天の父である神様と、真のお父様による南北統一を木っ端微塵に吹き飛ばした爆破者は
韓鶴子その人です。
この者に従うものは、お父様と何の関わりがあるというのでしょうか?
 

神の摂理韓半島からアメリカに移らざるを得ませんでした。

これがイエス様以降神が最前線に立って人類救済のため血を吐くような心情で2000年間準備した一切を韓鶴子オモニが狂乱して破壊してしまった罪だというのです。

 

 

韓国の左傾化と統一教会(下) 日本と韓国に危機を招いた統一教会(その6) | マルコの手紙 より引用

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なかでも地域対立は深刻だ。お父様も、西南部に位置する全羅道と南東部に位置する慶尚道の対立がすべてを滅ぼすと警告している。

 「今、全羅道慶尚道が互いに『自分がやってやろう』と闘っているのですが、そんなことで南北統一をしようというのでしょうか。とんでもありません。そういうことではすべてが滅びます。滅びるのです」[xxix]

 全羅道に対する地域差別のルーツは、(全羅道地域にあった)後百済を滅ぼし、朝鮮半島を統一した高麗の王建(ワン・ゴン太祖)が、全羅道からの人材登用を厳しく戒めた歴史にあると言われている。(さらに)1963年、大統領となった朴正煕(パク・チョンヒ)氏は、出身地の慶尚道を優先したインフラ整備を行い、官庁人事では同郷の出身者を優遇し、全羅道の開発は後回しとなり、中央官庁でも出身者が冷遇されるなど露骨な差別にさらされたことで激しくなった。[xxx]そして1980年の光州事件全斗煥(チョン・ドファン)政権によって暴動と認定されたことによって、地域対立は決定的なものになった。

 こうしたことから、全羅道は常に反政府勢力の牙城となってきた。別の言葉で言えば、容共・反保守ということになる。この全羅道を地盤にしてあるのが、容共反保守の民主党だ。
 民主党は、「原子力発電所全面再検討」「財閥規制強化」「抗日運動と臨時政府の建国精神、光州民主化抗争の精神を継承」、南北関係では金大中及び盧武鉉政権時代に北朝鮮と交わした「6・15南北共同宣言と10・4共同宣言の尊重と継承」を謳っている。文在寅大統領と同じ考えの党だ。

 韓国統一教会の幹部のほとんどが全羅道出身に占められているという。(肩書は当時)。[xxxi]
 金孝律(ピーター金)世界平和統一家庭連合のドン、金錫柄(ソクピョン)歴史編集委員長、平一企画社長、安ホユル・対外協力局長、梁昌植(ヤン・チャンシク)韓国総会長、黄善祢(ファン・ソンジュ)鮮文大学総長、朴相権(パク・サンゴン)平和自動車社長、金萬晧(キム・マンホ)世界本部長、金孝南(キム・ヒョウナム)清平訓母二ム、日本の歴代の総会長も、劉正玉(ジョンオク)、宋栄錫(ソン・ヨンジュ)、宋龍天(ソン・ヨンチョン)も全羅道出身だ。世界日報の趙ハンギュ氏も、その兄で前統一財団理事長の趙晶淳(チョ・ジョンスン)も、世界日報会長となった金玟河(キム・ミンハ)氏も全羅道だ。

 中でも、圓母平愛財団理事長の金玟河氏は、金大中政権時代に民主平和統一諮問会議首席副議長として、金大中大統領と共に訪朝(2000年6月)している。民主党の重鎮だ。また、 秘書室長だった金萬晧氏は、2002年の国会議員選挙の際、民主党候補として立候補している。

 世界日報事件の時に、統一教信徒対策委員会が、「青瓦台が統一グループに報復すれば、国民世論と野党が許さない」と言っていた「野党」とは、反政府の民主党を指す。つまり韓国の「世界日報」は、反政府容共新聞というわけだ。

 お母様が、2014年12月1日の訓読会で、世界日報の会長に孫デオ氏を任命したのは、大統領府と近い慶尚道出身の孫デオ氏に事態の収拾を期待したからだ。また孫氏が社長に推薦したチョ・ミンホ氏も慶尚道出身で、大統領府と和解させるためだったのだろうが、全羅道勢力の反対によって失敗してしまったのだ。

 いずれにしても全羅道出身者の多い韓国統一教会は、今回の大統領選挙で文在寅氏を応援し、お父様の願われた勝共思想基盤を作るのではなく、容共反保守へと統一教会を向かわせている。それは韓国を北朝鮮に隷属させることになるだろう。  

2017年9月7日

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まったく馬鹿丸出しのような有様である。

これが韓鶴子独生女を中心とした南北統一の姿である。

御父様を見失った結果がこれである。

ピースロード糞食らえ!

 

 

 


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