原理講論を読む

日常生活の中で 考える糸口を求めて

安倍総理は北方領土二島先行返還と残り二島は香港方式で数十年後として妥結せよ!

かってプーチン大統領は、訪露中の安倍総理に公衆の前で、年内の平和条約の締結を提案した。

このニュースを見てわたしは思った。

プーチン大統領は、安倍総理を逃したら平和条約が交わされ、協同で経済開発が進む時はまた何十年も先になるだろうと思ったに違いないと。

外交を理解する首相は我が国にはめったに現れない。

いつも国際舞台では蚊帳の外だった。

ちんぷんかんぷんな奴と話しても何にもならないと各国首脳は考えたのだろう。

 

まあ、そのように見ていた日本国民は多いに違いない。

 

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日本の立場は一貫して四島返還である。

一括返還ができないなら、分割しかない。

問題は納期を盛り込めるか否かだ。

イムリミットを決める方式では、イギリスの香港の例がある。

方向性としては、これ以外にはないだろう。

 

その方向性の下で、両国家の利益と、四島に関わる両国民の利益をどう調整するかであろう。

ロシアは経済技術の援助を期待している。

また、日本に天然ガスのパイプラインを引いていきたい。

クリミアはエネルギー資源にたよって経済が成り立っているロシアの生命線であった。

だから、づのこうのと外国がいくら正論を言っても聞く耳を持たない。

だから、日本が助けなければならない。

 

ロシアは自由主義経済陣営に加わっているが、なかなかそのように諸外国から認められていない。

ヨーロッパの一員と考えている。

昔からヨーロッパと関わりが深い。

クリミアを通ってヨーロッパにエネルギーを輸出してなんとか国家が成り立っている。

だから、アジアにもつくりたい。

 

NATOと今だにロシアが対峙しているのは理不尽だ。

世界の平和のために日本がロシアとアメリカの間を取り次ぐべきだ。

プーチン大統領トランプ大統領が双方信頼するのが安倍総理だ。

だから、プーチン大統領の提案としての平和条約に、

安倍総理の提案としての安全保障を組み込むべきである。

そのためには、安倍総理が仲介になってトランプ大統領プーチン大統領を引き合わせ、自由主義陣営の何らかの安全保障のモデルをアジアで先例として創り上げるべきである。

ヨーロッパはしがらみで難しい。

だが、アジアなら可能性がある。

 

最後の大物共産主義国家、中共北朝鮮が上手に崩壊していき、

世界大戦が怒らないようにしなければならない。

 

国交を正常化して、経済協力を目標にしてはならない。

中共アメリカ一国が相手なら暴走もあり得る。

だが、二大大国が手を結べば、軍部の暴走は防げるだろう。

 

安倍総理は、米日露三カ国安全保障会議を開催すべきである。

中共は経済支援を餌に軍港をアジア各国に築いて大東亜共産圏を築いてきた。

日本はこれに対抗すべくTPPを築いた。

経済だけではだめなのが今の時世である。

経済と安全保障はセットに考え、セットで組み込まなければ、

悪の勢力に先を越されてしまう。

 

北方領土だけが、今日も経済協力の視点しかない。

安全保障の視点は取り上げられることがない。

だが、アメリカを引き込んで三者ですれば、覇権国家中共を牽制できる。

アジアで米ソの軍事対立を溶解させ、ここからヨーロッパに飛び火させて、

米ソ冷戦を完全決着させる使命が安倍総理にはある。

 

トランプ大統領安倍総理プーチン大統領ならそれができる。

 

 


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