豊田真由子議員の言動は確かにパワハラだが、TBSが執拗に繰り返して報道したのはリンチではないのか?
番組に出てきた小西議員の秘書は、まだ秘書を初めて数年の方のようだが、すこぶる仕事ができる女性である。友人の仕事環境の問題をきっかけに議員秘書になって一般市民の生活改善に貢献したいという志を抱いておられた。
わたしの見たところでは、小西議員よりはるかに筋がいい感じで、橋下氏も言っていたが議員になったほうがいい。見事な仕事ぶりであった。
こんな秘書のためになら税金が使われても満足だと思う。
さて、確かに豊田議員が秘書とのやり取りの中でなされた言動には、報道された録音によれば誰が見ても問題があったことは事実であろう。
また、同じ録音からこの秘書は政策秘書であはあるけれども、47人のバースデーカードの名前などを間違えるという誰も成し得ない間違いをやらかしているという事実もある。素直に考えれば、資格を取る事ができる記憶や知識の整理は得意だが、実際の秘書業の行動は苦手な人のようにまずは感じられた。
わたしは若い頃に、ある宅建主任を持っている人よりも、持っていない人が不動産業務で実績を上げているのを見てきた。
同じようなものなのかと思ったのである。
しかし、用意周到にたびたび録音機を動かして来ているところを見れば、罠にはめたように見えるという方もいる。
今までたびたび議員に注意されたり罵倒されてきたかもしれないが、通常議員が怒るであろうことよりも、わざともっと怒りやすいようなあり得ない間違い方をして、暴言や暴行を誘ったのではないかという疑問である。
見方によっては、つまりどうも仕組まれたある種の計画を持って、目標の「程度」の言動の引き出しているかのようでもある。
安倍おろしの大合唱のマスコミの利害とも一致して、週刊誌からワイドショーで、一日にもTBSならTBSの違った時間帯の番組で繰り返し長時間取り上げられ、それが連日連夜となった。
この秘書は本を出すと言う。
議員ははめられ過剰に報復されたという見方も仮定できよう。
さて表題の件だが、
この議員による秘書へのパワハラ問題は、基本的には当事者二人の間に起こった問題であり、実質的な被害を被ったのは、われわれ報道で知った視聴者ではなく秘書ご本人である。個人の問題である。
被害者である秘書は、週刊誌に一部始終を発表することで、一定の腹いせを達成できたことであろう。また、テレビにも頻繁に取り上げられ、議員がコメンテーターなどに非難されて、その番組を見た多くの国民に非難されることを得た。
それはある事柄が起きたということを視聴者に知らせるという基本的な態度を遥かに超えたバッシングキャンペーンであった。
ある個人の落ち度によって引き起こされてきた間違いを、国民の前で繰り返し繰り返し思い起こさせるべく、録音や編集映像やパネルをいくらかバーッジョンアップして連日責め立てていった。
国民もこの一種の扇動にほだされて大いに憤慨し、なんという議員だ、議員の資格はないと大方の人は思ったことだろう。
だが、これは異常ではないだろうか?
最近のワイドショーは政治や時事問題も扱うようになっている。
これだけ連日国民の前でこの議員の罪を暴き出し責め立てるという行為は、
公開処刑を思い起こさずにはいられない。
市中引き回しの刑を何度も何度も連日されたような立場が豊田議員ではなかろうか?
もう充分であろう。
人はいつでも何度でも悔い改め、やり直しができるべきである。
また、人はいつでも何度でも許し、祝福することができるべきである。
はて?
豊田議員が秘書にパワハラをしたことと
TBSが繰り返し豊田議員の言動を取り上げて非難を煽ったことと
一体どちらが強烈だというのだろうか?
わたしにはあきらかにやりすぎであり各種マスコミやテレビ局のワイドショーによる集団リンチのように見えてならない。
マスコミはいじめ問題をよく取り上げるが、本当はマスコミ自体にいじめ体質があるようにわたしは感じてきた。
品行方正な議員であるがあまり仕事ができない議員がいいか、
それとも禀性には問題があるが、国民のための仕事はよくこなしてくれる議員がいいか?
勿論、両方揃っていることにはこしたことはない。
わたしは彼女の秘書との関係性ばかりではなく、議員としての仕事ぶりも一緒に報道されて然るべきではないかと思う。
人間はみな完全ではない。
よいところもあれば残念なところもある。
一面ではなく両面を公平に報道して差し上げてほしいと思う。
誰もが避難する中で、豊田議員が今回の件をきっかけに大きく成長されなおいっそう活躍されることを期待したい。
事実、大きな失敗をした人が大きく飛躍することはあるものだ。
ごまかしのない悔い改めをすれば才能のある方であろうから、
国民のため活躍することができるにちがいない。
がんばってください!
マスコミのバッシングに死んだ小保方の上司の笹井氏のように潰されてはならない。
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