原理講論を読む

日常生活の中で 考える糸口を求めて

小池百合子希望の党は「排除」というフェイクニュースにやられて大敗した

横田:前原代表が昨日、所属議員向けに希望の党に公認申請をすれば、排除されない」という説明をしたのですが、一方で(小池)知事、(希望)代表は「安保、改憲を考慮して一致しない人は公認しない」と(報道機関に話している)。(前原代表と)言っていることが違うと思うのですが、前原代表を騙したのでしょうか。それとも共謀して、そういうことを言ったのでしょうか。二人の言っていることが違うのですが。

小池知事:すいません。その質問は場所を転換してからお答えさせていただいた方がいいと思いますし、(筆者が?)「独特の言語」を使っていらっしゃるなと今思ったところです。

4日前に小池知事が希望の党代表に就任したために、この日の定例会見は2部制(前半が都政関連、後半が国政関連)になっていた。そこで私は第1部での質疑応答を止め、第2部で再び同じ質問を繰り返した。

横田:前原代表が昨日(28日)発言した「(希望の党に)公認申請をすれば、排除されない」ということについて。小池知事・代表は、安保・改憲で一致する人のみを公認すると。前原代表を騙したのでしょうか。共謀して「リベラル派大量虐殺、公認拒否」(を企てた)とも言われているのですが。

小池知事(=代表):前原代表がどういう発言をしたのか、承知をいたしていませんが、『排除されない』ということはございませんで、排除いたします。取捨(選択)というか、絞らせていただきます。

それは、安全保障、そして憲法観といった根幹の部分で一致していることが政党としての、政党を構成する構成員としての必要最低限のことではないかと思っておりますので、それまでの考えであったり、そういったことも踏まえながら判断をしたいと思います

 現下の北朝鮮情勢などで、これまでの議論に加えてリアルな対応を取っていこうと考える方々もいらっしゃるので、そういったところもしっかり皆様、希望の党から出馬されたいという方を絞り込ませていただくことでございます。ちなみに、その作業は私どもの方では若狭(勝)議員、そして民進の方から玄葉(光一郎)議員が絞り込みの作業に入るということで基本的に任せているところです。

横田:ということは、「安倍政権打倒」を甘い言葉にして、リベラル派大量虐殺、公認拒否・排除をしたということになりませんか。「(綱領にある)寛容な保守」であれば、ハト派からタカ派まで包み込まないのですか。公認しないのですか。そうしないと、安倍政権を倒せないのではないですか。

小池知事:多様性に富んでいるということは、これ(会見)で証明していることになります。とても寛容な記者クラブで…(と言って、私の質問に答えるのをやめて次の記者を指名)。

http://gendai.ismedia.jp/articles/-/53285 より引用

 

<ポイント>

1, 「排除」という言葉は、小池氏がいきなり用いた言葉ではない。前原氏が用いた言葉であり、しかも「排除しない」という表現が使われた。

 

前原代表が昨日、所属議員向けに希望の党に公認申請をすれば、排除されない」という説明をした

 

これに対して

 

一方で(小池)知事、(希望)代表は「安保、改憲を考慮して一致しない人は公認しない」と(報道機関に話している)。

 

そこから記者はこう問いただした

 

(前原代表と)言っていることが違うと思うのですが、前原代表を騙したのでしょうか。それとも共謀して、そういうことを言ったのでしょうか。二人の言っていることが違うのですが。

 

小池代表は「騙した」とか「共謀して」という尋常でない表現で記者が質問したことから、何らかの悪意を感じたようである。

 

すいません。その質問は場所を転換してからお答えさせていただいた方がいいと思いますし、(筆者が?)「独特の言語」を使っていらっしゃるなと今思ったところです。

 

記者が客観的な事実を求めているのではなく、記者の思い込みを裏付ける言質をとろうとして質問していることを、おそらく小池代表は直感的に感じたのだろう。

そこで「その質問は場所を転換して」と仕切り直したほうがよいと判断したのである。

 

2,第一部は都政に関してのか意見であったのに、この記者はルール違反の質問をしていた

 

4日前に小池知事が希望の党代表に就任したために、この日の定例会見は2部制(前半が都政関連、後半が国政関連)になっていた。そこで私は第1部での質疑応答を止め、第2部で再び同じ質問を繰り返した

 

3,再び同じ質問をさらにどぎつい言葉「リベラル派大量虐殺」を根拠なく人の言葉として使用しネガティブな印象操作をし始めた。

 

前原代表が昨日(28日)発言した「(希望の党に)公認申請をすれば、排除されない」ということについて。小池知事・代表は、安保・改憲で一致する人のみを公認すると。前原代表を騙したのでしょうか。共謀して「リベラル派大量虐殺、公認拒否」(を企てた)とも言われているのですが。

 

4,小池代表は前原代表がどのような発言をされたかを知らないとことわって、排除しないのではなく、排除すると普通に答えただけだった。

しかもこの「排除」という言葉に違和感を感じていたので「取捨」や「絞らせていただきます」と言い直されている。

 

前原代表がどういう発言をしたのか、承知をいたしていませんが、『排除されない』ということはございませんで、排除いたします。取捨(選択)というか、絞らせていただきます。

 

具体的には、

① 安全保障と憲法観が一致することが党の基本だと言う考えからだと言う。

それは、安全保障、そして憲法観といった根幹の部分で一致していることが政党としての、政党を構成する構成員としての必要最低限のことではないかと思っておりますので、それまでの考えであったり、そういったことも踏まえながら判断をしたいと思います

② 現下の北朝鮮情勢にリアルに対応するためだとした。

 現下の北朝鮮情勢などで、これまでの議論に加えてリアルな対応を取っていこうと考える方々もいらっしゃるので、そういったところもしっかり皆様、希望の党から出馬されたいという方を絞り込ませていただくことでございます。

 

5,さらに実際に絞込みを行っているのは小池代表ではなく若狭氏と玄葉氏だという。小池氏が独裁者のように仕切っているわけではないのである。

 

ちなみに、その作業は私どもの方では若狭(勝)議員、そして民進の方から玄葉(光一郎)議員が絞り込みの作業に入るということで基本的に任せているところです。

 

6,丁寧に答えられたにも関わらず、この記者はトンチンカンな事を言い出す始末だ。

 

ということは、「安倍政権打倒」を甘い言葉にして、リベラル派大量虐殺、公認拒否・排除をしたということになりませんか。「(綱領にある)寛容な保守」であれば、ハト派からタカ派まで包み込まないのですか。公認しないのですか。そうしないと、安倍政権を倒せないのではないですか。

 

7,あまりの的はずれな暴言だったが、そのような記者に対しても多様性を重んじ寛容な記者クラブにするため、小池代表は大人対応をして幕切れとした。

 

多様性に富んでいるということは、これ(会見)で証明していることになります。とても寛容な記者クラブで…(と言って、私の質問に答えるのをやめて次の記者を指名)。

 

 

一体このような発言のどこが問題だったのだろう?

 

「排除」という言葉が、質問者から出された言葉であり、それに対して同じ言葉を用いて答えるのは普通のことである。しかも、その言葉を使用することが適切でないと感じて別の言葉で言い換えているのだ。そんなことは全くテレビのニュースやワイドショーや新聞などではまったくといっていいほど伝えられていない。

 

いったい彼らは何を生業にしているのだろうか?

 

小池憎し、安倍憎しで、何でもかんでも自分たちが都合のいい方向に誘導して国民を騙すのも程々にしてほしいものだ。

今回のメディアの行動は実質的な選挙妨害ではないのだろうか?

 

私自身は自民党の支持者であはあるが、左翼的マスコミによる意図的な大衆操作の質問や前後の脈絡を意図的に省いたネガティブイメージ報道には閉口する。

これは希望の党のみならず、自民党にとっても他の党にとっても好ましいこととはいえない。事実を正確に伝えるのが報道機関の役割であり、記者の主観的立場は読者が客観的事実と区別して理解できるようにするのが基本であるかと思う。

ところが、我が国の報道やテレビでのニュースやワイドショーでの取り上げ方には以上と思われる偏向性があると思われる。

 

国民はよく報道機関がしでかす低俗なレベルの企みを見逃さないように気をつけるべきであろう。

彼らが伝えたい主な事柄は、事実自体であることよりも、ある言葉尻だけを取り上げてネガティブなイメージを作り出し個人攻撃することの終始している。

いわゆる「失言」のことである。

人間であるから誰しもそれなりの失言はあろう。

だが、うっかり言うのは普段からそのような腹がうちにあるからだということなのかもしれない。

例えば、肝心な大臣の仕事を遂行している能力や実績については一切触れないで、個人の言葉尻問題を天下の一大事と連日報道するのはいかがなものだろうか?

それに踊らせ続ける国民でいてもいけないことだろう。

ただ取り上げるに「面白ければいい」というような姿勢を感じない訳にはいかない。

 

では、実際行動に即して小池代表が投げかけられた質問を、質問を投げかけた記者による記事の全文は以下にある。

http://gendai.ismedia.jp/articles/-/53285

いちいちコメントする必要があるほどの主張とは思われないので、批判はこれくらいにしておきたい。 

希望の党は選対など様々な面で準備不足であったことだろう。

こういう重大事を分析して事実誤認として伝えることができなかった。

 

さて、過半数を占めることができなかった希望の党は積極的に党の政策を展開できる立場にはない。そこで安倍政権が推進しようとしている憲法改正に対して国益になる代案を提示して行くことが望ましいと思われる。

自民党案にもいくらか問題があると指摘されている向きもあるようだ。

そこに存在感をだすとすれば、「日本のこころ」にいた中山恭子を共同代表にするのも一つの選択だろう。

この党はずっと憲法の草案にとりくんでいた保守的政党であった。

したがって中山氏を中心に憲法案の独自性を作り上げていくといいだろう。

また、民進党に在籍していた議員が初めの代表になることはマイナスになることが多いと思われる。

トロイの木馬みたいに小池氏のいない間に実権を奪われることもなきにしもあらずというのが政治の世界である。

そういうときに、信用ができるのはできれば女性から見つけたほうがいいだろう。

あとは幹事長を前原氏にして民進党のメンバーをまとめてもらうことだ。

理経験者の野田氏も安全保障や憲法観に違和感がなければ、参加してもらうことも一つだ、政権を仕切ってきた人物が党内にいることは何かと便利だろう。

 

今回、希望の党が選挙敗北したことは、「排除」というフェイクニュースにまんまとしてやられたということである。

もし、小池代表や前原代表に責任があるとすれば、この重大問題に迅速に対処できなかったことだろう。

だが、言うは易し。

都知事を兼任し、にわかに作り上げた党ではどこが始めても準備不足は出たに違いない。

 

総じて言えば、前原代表はかかえる議員を減らさずなんとか持ちこたえるために、党を割って希望の党に合流した。

その結果枝野代表の立憲民主党も立ち上がり善戦した。

党は分裂したが、議員はほぼ維持できた。

前原代表はある意味で仕事を果たした。

また、今まで雑居世帯で右から左まで節操なく寄りあっていた、民進党から主張のはっきりする二つの政党に別れたことは、国民が選択や支持しやすくするのに貢献した。

 

小池氏によって国会が不毛な議論の応酬に終わるのではなく、国益に貢献する議会にステップアップする機会が訪れている。

国民は左翼に振り回されず、国会運営が前進するよう支援すべきではないだろうか?

 

 


にほんブログ村

 応援して下さる方は上のロゴをクリックして下さい。