トランプの主席戦略官バノンの世界観とトランプの大統領令、文鮮明恵師の共産主義国家の寿命70年説
特集:ドナルド・トランプ政権研究序説 (1/2) から一部を以下に引用する。
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○トランプ政権による大統領令
政権内のスタッフを、以下のように3分類することができる。①「共和党チーム」は主要なポストを押さえ、トランプ政権をなるべく共和党本来の路線に近づけたいと考えている。②ところが選挙戦を導いた「ポピュリストチーム」は、大統領からの強い信頼を武器に、選挙期間中の過激な公約の実現を目指そうとしている。③NSC(国家安全保障会議)担当のマイケル・フリン補佐官は、独自の勢力を築こうと努めている。
1. 共和党チーム:ペンス副大統領、プリーバス首席補佐官、スパイサー報道官
2. ポピュリストチーム:バノン首席戦略官、コンウェイ顧問
3. 安全保障チーム:フリンNSC補佐官
トランプ氏のツイッターを遡って読んでいくと、12月には8つの州で”Thank You Tour”と称する遊説旅行を行っている。オハイオ(12/1)、ノースカロライナ(12/7)、アイオワ(12/8)、ミシガン(12/9)、ウィスコンシン(12/13)、ペンシルベニア(12/15)、フロリダ(12/16)、アラバマ(12/17)と、いずれも共和党が制した激戦州ばかりである2。どこへ行っても盛大な歓迎を受けた。トランプ氏はおそらくこの時期に、「自分を支持してくれた人々のための政治をやる」という覚悟を固めたのではないか。
バノンは組合員労働者の家庭に生まれ、ハーバード大学を出て海軍に進み、ゴールドマンサックスを経て「エスタブリッシュメント」に成り上がった。映画ビジネスで活躍し、保守派サイト「ブライトバードニュース」を立ち上げた、という不思議な経歴の持ち主である。米国保守主義思想に詳しい会田弘継・青山学院大学教授は、新潮ウェブフォーサイト「国際論壇レビュー」で「トランプの『黒幕』バノンの世界観」について詳しく述べている5。その結論部分を抜き出すと以下のようになる。
(1)グローバル資本主義への不信と一種の階級闘争史観
(2)グローバル化現象の中での国家主権回復への強いこだわり
(3)制度腐敗と戦争前夜を強く意識するキリスト教終末論に近い時代認識と文明衝突観
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さて、引用は以上だが
バノンの世界観は、たとえば以下のように再解釈されるべきものかと思う。
(1)については、
一種の階級闘争史観 ⇒ 主管性転倒を元かえす為の主管性復帰のための善悪闘争
であり、政府が国民を管理する奴隷制度から政府が国民に仕え奉仕する主客の転換
(2)については、
経済を中心に国家を越えて世界レベルで国家を従属しつつある勢力から、本来の国家主権を取り戻すということが、目立つ表層的特徴だが、先行して展開した悪の世界秩序は崩壊に向かい、本然の一つの世界である天一国が地上に現れることが本質的趨勢である。
(3)については、
そこで、思い出さなければならないのが、
ソ連の崩壊を予言し宣言した文鮮明恵師の「歴史の数理性」であろう。
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トランプについては以下のサイトで色々説明がある。関心がある方は訪問されたら良いかと。