www.houdoukyoku.jp より引用
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3 Lines Summary
* ・アラバマ州上院補選でバノン氏が押した候補が負けた直後に来日
* ・会議でバノン氏は保守路線は変えないと名言し、大統領を絶賛
* ・バノン氏がまた後押しすれば、大統領の今後は暗くないのでは
スティーブ・バノン氏が来日
「トランプ大統領は二期目の選挙も優位に立つのかもしれない」
その時こう思った。
「その時」というのは、東京で開かれたJ-CPAC(日本・保守政治行動会議)で来日したトランプ大統領の「産みの親」スティーブ・バノン氏と話をした時のことだ。
同氏についてはあえて説明するまでもないとは思うが、トランプ選対の本部長を務めて勝利をもたらした功労者とされ新政権の首席戦略官になったが、ホワイトハウス内の権力争いから8月に辞任して、保守系のニュースサイト「ブライトバート・ニュース」の会長にもどり、保守派を代表するオピニオンリーダーとして活躍を続けている。
バノンの神通力に陰り?
しかし、その活動はホワイトハウスを去ってから微妙に変化した。
先に行われたアラバマ州の上院補選では、共和党内の候補者選びでトランプ大統領推薦の候補とは別の候補を推して勝ち「トランプ離れ」をしたのかとも考えられていた。
また本補選では対抗する民主党よりも共和党の主流派を厳しく攻撃し、来年の中間選挙さらには2020年の次期大統領選ではバノン派の支配を目指しているのではないかとまで言われていた。
しかし、そのアラバマ州は保守王国と言われながらバノン氏が推した候補は僅差で民主党候補に敗れ、米国では「バノンの神通力に陰り」とまで言われ始めている時の訪日だった。
バノン氏は次の再戦選挙で大勝利を予測
その同氏とは「保守主義と今後の米政治」をめぐるパネルで議論したのだが、私はあえてこの補選の結果を受けてバノン氏が政治路線を変更するのかどうか質してみた。
「変えるものか」
バノン氏は少し乱暴な口調で否定した。
「アラバマでは民主党に負けたのじゃない。共和党主流派の連中が共和党の候補のスキャンダルをマスコミに流し、それが報道されると「辞めろ、辞めろ」とはやし立てて左翼の民主党候補を勝たせてしまった。こんな連中を許しておくわけにはゆかない」
しかし、同氏はトランプ大統領に対しては最大級の賛辞を送った。
「TPP離脱や移民の制限それに減税などの選挙中の公約を果たし、株価は最高値を記録、失業率は最低でトランプ大統領は最も成功した大統領になった。次の2020の再選選挙では選挙人を400人獲得する大勝利になるだろう」
昨年の選挙でトランプ大統領は選挙人計538人中304人を獲得しての勝利だったが、次回は100人も上積みしてレーガン大統領以来の大勝利を予測するというのだ。
トランプ大統領の今後は暗くない
もちろん期待を込めての発言と思わなければならないが、この時に限らずバノン氏の東京での発言はトランプ大統領賞賛に終始していた。これは一時言われた同氏の「トランプ離れ」を修正したと恭順の意を表するものではなかろうか。
トランプ大統領は、就任以来つきまとっていた「ロシア疑惑」も尻つぼみになり、その一方で景気は上向きで好条件は揃ってきている。
これにバノン氏の「ブライトバート・ニュース」が再び総力をあげて大統領支援の論陣を張るようになると、トランプ大統領の今後は米国の主要メディアが伝えるほどには暗くないのではないか。
* ・アラバマ州上院補選でバノン氏が押した候補が負けた直後に来日
* ・会議でバノン氏は保守路線は変えないと名言し、大統領を絶賛
* ・バノン氏がまた後押しすれば、大統領の今後は暗くないのでは
スティーブ・バノン氏が来日
「トランプ大統領は二期目の選挙も優位に立つのかもしれない」
その時こう思った。
「その時」というのは、東京で開かれたJ-CPAC(日本・保守政治行動会議)で来日したトランプ大統領の「産みの親」スティーブ・バノン氏と話をした時のことだ。
同氏についてはあえて説明するまでもないとは思うが、トランプ選対の本部長を務めて勝利をもたらした功労者とされ新政権の首席戦略官になったが、ホワイトハウス内の権力争いから8月に辞任して、保守系のニュースサイト「ブライトバート・ニュース」の会長にもどり、保守派を代表するオピニオンリーダーとして活躍を続けている。
バノンの神通力に陰り?
しかし、その活動はホワイトハウスを去ってから微妙に変化した。
先に行われたアラバマ州の上院補選では、共和党内の候補者選びでトランプ大統領推薦の候補とは別の候補を推して勝ち「トランプ離れ」をしたのかとも考えられていた。
また本補選では対抗する民主党よりも共和党の主流派を厳しく攻撃し、来年の中間選挙さらには2020年の次期大統領選ではバノン派の支配を目指しているのではないかとまで言われていた。
しかし、そのアラバマ州は保守王国と言われながらバノン氏が推した候補は僅差で民主党候補に敗れ、米国では「バノンの神通力に陰り」とまで言われ始めている時の訪日だった。
バノン氏は次の再戦選挙で大勝利を予測
その同氏とは「保守主義と今後の米政治」をめぐるパネルで議論したのだが、私はあえてこの補選の結果を受けてバノン氏が政治路線を変更するのかどうか質してみた。
「変えるものか」
バノン氏は少し乱暴な口調で否定した。
「アラバマでは民主党に負けたのじゃない。共和党主流派の連中が共和党の候補のスキャンダルをマスコミに流し、それが報道されると「辞めろ、辞めろ」とはやし立てて左翼の民主党候補を勝たせてしまった。こんな連中を許しておくわけにはゆかない」
しかし、同氏はトランプ大統領に対しては最大級の賛辞を送った。
「TPP離脱や移民の制限それに減税などの選挙中の公約を果たし、株価は最高値を記録、失業率は最低でトランプ大統領は最も成功した大統領になった。次の2020の再選選挙では選挙人を400人獲得する大勝利になるだろう」
昨年の選挙でトランプ大統領は選挙人計538人中304人を獲得しての勝利だったが、次回は100人も上積みしてレーガン大統領以来の大勝利を予測するというのだ。
トランプ大統領の今後は暗くない
もちろん期待を込めての発言と思わなければならないが、この時に限らずバノン氏の東京での発言はトランプ大統領賞賛に終始していた。これは一時言われた同氏の「トランプ離れ」を修正したと恭順の意を表するものではなかろうか。
トランプ大統領は、就任以来つきまとっていた「ロシア疑惑」も尻つぼみになり、その一方で景気は上向きで好条件は揃ってきている。
これにバノン氏の「ブライトバート・ニュース」が再び総力をあげて大統領支援の論陣を張るようになると、トランプ大統領の今後は米国の主要メディアが伝えるほどには暗くないのではないか。
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