我々は信じがたい事実に直面することになってしまいました。
事もあろうに、お父様を誰よりも身近で支えられ、証しされてこられたお母様が、その位置を離れ、主管性転倒した堕落エバの伝統を、御自身が始められました。
ありとあらゆるお母様の立場での情況の理解を試みても、あまりにも理不尽なことが多すぎて、またさらに次々に明らかになるお父様に対する背信行為は留まることを知りません。
真の母が偽りの母に転落し、その偽りの母に堕落した韓鶴子オモニを日本エバ国家が追随することになりました。
真の家庭の四位基台のエバの位相も、国家的エバである日本の位相も、あっという間に吹き飛んでしまい,
神様の威信は地に落ちるかのようでした。
神の愛するエバが、またもやサタンに奪われてしまいました。
お父様の御言葉に次のようなものがあります。
サタンが神様の前に讒訴するには、「アダムとエバの体を抱いて、愛で占領したので、これはどこまでも神様の思いどおりにはできないのであり、神様が願う家庭に帰ることのできる復帰の境界線を越える前には、私の全権的な行使、活動ができることを許さなければなりません」といえば、神様もどうすることもできないのです。「そうしろ!」というのです。
それが第二次大戦後に30余年の間、完全にサタンがキリスト教文化圏のアメリカを主として、全世界の自由世界の家庭を完全に破壊させたのです。それがフリーセックスという破倫的な出来事なのです。おじいさんとおばあさんが立つことができず、父母や夫婦が立つことができず、息子・娘が立つことができないように、完全に家庭を破壊させたのです。
ですから、サタンとして、歴史以来、天を中心としてすべてに背反し、やりたい全権をみな行使したのです。これからは、それ以上、天の前に讒訴できる道がないように、全部許したのです。サタンが願うすべてのことを提示して、神様のみ旨を全面的にだめにして、地上地獄をつくったのです。サタンはこのようなことは主が来ても、収拾できないと見るのです。
ですから、キリスト教が先生を迎えられなかったことによって、40年の間に帰ってくることを知ったサタンは、全権をもって40年のうちに自由世界の家庭を完全に破綻させておいたのです。解放できる基盤をすべて失ったために、個人的に再び見いださなければならないので、サタン世界の地獄に入っていって、反対に上がってくるのです。
「祝福と霊界解放」 1995年8月23日 韓国・漢南洞公館で
偽りの愛の関係を結ぶことは、天倫の秩序を現す家庭の秩序を破壊することを意味し、それは男女の主体と対象の関係性を破壊するものでした。
被造世界の鉱物レベルでも植物レベルでも動物レベルでも、陽陰の二性性相が主体と対象で円満に授受作用して統一した姿を現しています。
陽子(原子核)と電子は同等同格ではありません。
主体と対象の関係性を維持しています。
主体と対象が確立して、その後に統一があります。
統一原理の二性性相とは、陽性主体と陰性対象というふたつの性質と形状という意味です。
授受法には主体と対象があり、弁証法には主体と主体があります。
エバは、アダムにまたがって女性上位で淫行をしました。
男性の精子を拒絶した行為が女性上位でした。
女は男と対等、いやそれより優れているという表現でした。
堕落は男女が
主体と対象 ⇒ 主体と主体 ⇒ 主体と対象の転倒
というように進みます。
授受法 ⇒ 弁証法 ⇒ フェミニズム ⇒ 同性愛 ⇒ 家庭崩壊
分裂 ⇒ 対立 ⇒ 闘争
を招きます。
徳野会長が「お父様とお母様は一体です」という原理観は、
主体と対象の格位性をもって一体だという意味では使われていません。
格位性を否定して「第二教主」だから対等であり同格だと主張しているのです。
ある意味で統一原理とは、存在の主体と対象を統一している、また統一する原理のことです。主客統一の原理です。二性がはっきり存在して、しかも一つの如しというのです。
だが、家庭連合は本質的には解放神学とさほど変わらない立場に立っています。
お父様の御言葉を使うが、結局のところマルキシズム的弁証法を支持する立場に立っています。
フェミニズムは、伝説にあるアダムの最初の妻だったとされるリリス(Lilith)が「平等」を主張して、セックスで夫の下になることを拒んだ物語であるという、8世紀から10世紀にかけて書かれた「リリス物語(The Story of Lilith)」に起因しているという。
神は「アダム自身をそうして創ったように、アダムのために大地から女を創り、リリスと名付けた。アダムとリリスは争い始めた。リリスは『お前の下にはならない』と言い、アダムも『お前の上には乗ってもいいが、下にはならない。お前は下になるのがふさわしく、私にはより優れた位置がふさわしいからだ』と言い返した。
するとリリスは言った。「私たちは平等だ。共に大地から創られたのだ」。二人は一歩も譲らず、やがてリリスは畏れ多い名前を口にして空に飛び去った。アダムは創造主に祈りを捧げた。「世界を統べる方よ!あなたが与えてくださった女は逃げてしまいました」
ヘンリー・メイコウ著 「フェミニズム」と「同性愛」が人類を破壊する
この本には以下の様な記述もある。
哲学者のマイケル・レヴィンは著書『フェミニズムと自由(Feminizm and Freedom)』(1987年)で、フェミニストの怒りと「性の革命」を関連付けている。人間の解放が叫ばれた1960年代、新左翼の女性たちは精神的な関係を築く前に男と寝ていた。捨てられると、蹂躙されたという気持ちを紛らわせるため、「セックスはレイプだ」と非難して、男性中心の家族制度を攻撃し、性の違いそのものを否定し始めた。こうして、女性が男性化し、男性が女性化し始めたのである(同書309頁)
誉進様の神学論文がシンポジウムなどで大々的に取り上げられるようになった今日、家庭連合はマルキシズム化し始めているということができます。
男性に絶望して、人間の性差を否定し、様々な愛の形を選択する権利を訴えるならば、異性愛も同性愛もバイセクシャルも可能になるというものです。
誉進様の神学が擁護する家庭と世界はそのようなものになることでしょう。
その神学が、統一原理や統一思想に基づくというよりも、マルキシズムの唯物弁証法に基づくものであるからです。
さて、韓鶴子オモニが脱線したとしても、初期において宋総会長や徳野会長がお父様の権威に服してエバ国家を復帰していれば、韓鶴子オモニは大きなキズを持たずに済んだことでしょう。
エバの堕落 ⇒ 使命を続投するエバとしてヨナ様が立たれる
エバ国家の堕落 ⇒ エバ国家の中心人物の復帰とエバ国家の復帰が期待された
宋氏も徳野氏も亨進様による解任の意向を無視、指示を要請することもなかった。
ここにエバ国家の危機が訪れてしまった。
人間的なあまりにも人間的な信仰でした。
そこで、彼らに替わることができるエバ国家を代表する人物の復帰が必要になった。
1998年1月1日、日本は公式に「母の国」として認定された。
2月3日には韓国で「成約時代」の宣布がなされ、
2月22日に、お母様が来日された。そして、
3月14日に、江利川安榮氏が女性として初めて日本統一教会会長に就任された。
宋と徳野両氏が悟らなかったので、お父様は懐刀の江利川女史を召命することになる。
エバ国家のエバを代表する女性だったからです。
また、江利川会長は韓日家庭でした。
アダムとエバが分裂したので、アダム国家の夫とエバ国家の妻の復帰が必要でした。
江利川会長は平井副会長を立てました。
平井家はタイガー朴こと朴鐘九氏の家庭と親戚関係にあります。
朴氏は日本に対して複雑な心情を抱いている家系でした。
神山氏とは相性が良くなかったようです。
両家の子女が祝福を受けることにより親戚になられ、韓日の架け橋になられました。
霊界ではある修練会は、興進様の報告によると、興進様は創造原理と堕落論を講義され、復帰原理は劉孝元先生がされ、真の父母様の路程はタイガー朴先生が担当されました。
さて地上におられる平井氏はずっと統一原理の本質的な教育を模索しておられたようです。
霊界のタイガー朴先生と呼応しながら、統一原理を信仰生活に落としこむ事ができるように、教育内容と指導を天によって期待されていたのが平井氏でした。
その期待は今日も続いていることでしょう。
平井氏はさらにタイガー朴氏を意識して二人三脚のように歩むことを願われていることでしょう。
立ち上げのときの会長・副会長がともに韓日の架け橋であることは、偶然でしょうか?
私にはそうは思えません。
タイガー朴氏は、私が原研にいた頃は英雄的な信徒でした。
自分の家にタイガー朴が突然やって来て、勝手に冷蔵庫から食べ物を取り出して食べても文句を言ってはいけないとお父様が言われていました。
実際、ある時点での霊界での序列は確か劉孝元先生の次で3番目だったと記憶しています。
江利川会長と平井家の方々がさらにご活躍されることを深く祈念いたします。
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