原理講論を読む

日常生活の中で 考える糸口を求めて

成約時代の同時性をさっと眺めて、「おやっ?」と思ったこと

成約の同時性というのを纏めたと言うので、

どうなっているのかなあと見てみたら、「おやっ?」

どこにもそれらしいものが組み込まれていないようだった。

二代王がお話された御言葉の中で「数理性」に関するものでは、

誰もが思い浮かべるであろうことが「七年の患難」であろう。

他には記憶がない。

そこでこの七年がどこに出てくるのだろうかと探したが見つからなかった。

 

二代王がこれこそ重要と語られている「数理性」と

中村さんが苦心の末に見出した成約の同時性がどのように符合するのか。

亨進様が語って来た「七年の患難」という「数理性」と、

その同時性とは整合性があるかを

無意識が確認したかったからである。

 

ところが、残念なことに「7数」は出てこなかった。

今年の三月までで「七年の患難」という「7数」は終わったが、

4月から「第二次七年路程」が始まった。

つまり、正式には二代王亨進様の摂理的数理観はこの7年路程であるはずである。

あまりにも当たり前のことで、今更言うのも恥ずかしいことではあるが・・・

 

中村さんの「成約時代の摂理的同時性の時代」は以下のサイトにご本人の図解が示されているので拝借引用したい。

https://unification-principle.com/seiyakudouzisei1/

 

 

f:id:divineprinciple:20210805012831p:plain

成約時代の摂理的同時性の時代

こうしてみれば誰でもわかるように、

中村さんの同時性は二代王亨進様の摂理観とあまりにも噛み合わないのである。

あたかも三大王権を無視してつくられたかのようであり、

下手をすれば反キリストになってしまうことだろう。

第一次七年路程(七年の患難)の終了2021年3月

第二次七年路程の出発が2021年4月

まさか、七年路程は成約時代の同時性とは別の数理性だとダブルスタンダードで説明することはできまい。

 

ただ、前回1/100に圧縮という話は聞いたことがないと言うようなことを書いたと思うが、これは私の間違いのようだ。ブログを書いた翌日に神様の導きで探したわけでもないのに公式資料に具体的な例が書かれていたのを見せられた。

おそらくそれを裏付ける御言葉もあるのだろう。

一言でいうと、40年荒野路程+αで4000年の相当の総蕩減に勝利したということだ。

それを神が祝福したのが1988年のソウルオリンピック開催

1989年8月31日 八定式 ⇒ 1989年9月1日 天父主義宣布

実体の神である真の父母の出現となった。

 

さて、青い字で書かれている成約の同時性を順次見ていく。

第一イスラエルが迫害された「エジプト苦役時代」 これに対応して次の時代は、

第二イスラエルが迫害された「ローマ帝国迫害時代」 だとすれば次は、

第三イスラエルが迫害されたなんとか時代が予想される。

 

ところが、先ず迫害の主体が一国から、同時性ではなく「国+宗教」に変化している。

日帝及び基督教迫害時代」

おやっ?日帝は第三イスラエルを迫害しただろうか?

同時性に迫害を受けた対象にもなっていない。

基督教会は第三イスラエルを迫害したとは言えるが、日帝は第二イスラエルを迫害した。

こうしたハイブリッド思考は天に許されるのだろうか?

意外だったが中村さんはどうも論理的な思考が得意ではないようだ。

一つの時代区分の中で、日帝が第二イスラエルを迫害し、第二イスラエルが第三イスラエルを迫害したという奇妙な纏め方をしている。

 

まあ1919年3月1日の三・一独立運動が1920年以前であることを受け入れても、彼が引用する911年の「105人事件」は彼の区分以前の話でありながらも、その時分には基督教弾圧があったことを書いているが違和感がないようである。

それ以前から迫害はあったわけだ。

 

次の時代区分は「氏族メシア家庭教会時代」と名付けている。

狂っているね。

彼がP43に引用しているお父様の氏族メシアに関する御言葉が最も古い年のものだが、

1976年10月21日である。

75年以前には誰も「氏族メシア」なんて知らない。

お父様が語っていないからである。

ところが彼は1960年から2000年までの期間を「氏族メシア家庭教会時代」と名付けた。

1960年から1975年まではお父様が語らず誰も知らなかった「氏族メシア教会」であるにも関わらず、どうしてこのような名称をつけることができるのか?

甚だ理解に苦しむ。

捏造である。屁理屈と絆創膏はどこにでもくっつくとはこのことだ。

 

40年が二度取り上げられたので言うが、

本当に大切な40年は1945年から1985年の40年だ。

これが正統な原理観である。

だが、かれの時代区分ではこの最も重要な40年が分断され見えなくなってしまうのである。サタンは大喜びだろう。

 

次は2001年から2012年までも「天宙平和王国時代」と名付けられた時代区分だが、前回この批判を書いた。

ところで彼はサウル・ダビデ・ソロモンのサウルを顕進様が対応すると考えていて論証しようとしている。

サウル・ダビデ・ソロモンは皆その次代の中心人物である。

そのサウルとCARPの会長にしか就任したことがない顕進様がどうして同時性で対応関係になると考えるのだろう。全く不可解である。

ではダビデは誰だと言うのかと思えば、

ダビデの人は全く問題にせず、いきなりソロモンに対応するのが亨進様だとお説を語り始める。

まったく手に負えないお方である。

誰よりも数多い御言葉を正確に覚えておられるのに、

誰もが知っている基本的な内容を逸脱されるとは!

 

前回の記事では12年・4年・2年・4年の同時性の数についていくらか話した。

原理講論のP444~448を読めば、基本的な数理期間は3・4・7・12・21・40であることがわかる。

1/10に圧縮された場合でも、これらの数に収まっている。

ところが中村さんは新しい原理を造られた。

4というのは本来時間を表すものではなく空間を表している。

時間の数である3と足したり、掛けたり、10倍したりして使われる。

4年という使い方は非常に奇妙なものである。

7年を前半後半に分けて3年半はある。

それ以上に奇異なのが、2年。

2年なんていう数字はどこにも根拠がない。

いうなればSFを超えた空想非科学小説に過ぎない。

 

自由と責任でこうした成約時代の同時性を仮設することはできる。

しかし、これが家庭連合の信徒を救うための素晴らしい手段だとおっしゃるなら、

先ずはご自分が誰かに伝えて伝道されることだ。

 

その時は理論には賛成できないが、実績は称賛したいと思う。

 

さて、独立系サンクチュアリの皆さん、

我々が正しい御言葉を伝えて行こうではないか!