世界は百年間自由民主主義か全体主義共産主義の社会にするか選択を迫られてきた
【Front Japan 桜】中露軍事的急接近 / 動き出した日本のサイバー防衛~日米初のサイバー競技会[桜R1/8/27]
<100年の概要と共産主義70年絶命>
1917年11月7日ロシア革命
1922年12月30日〜1991年12月25日 約70年 ソ連の崩壊
1949年6月30日〜2019年6月30日 70年 北朝鮮崩壊
(現在トランプに首の皮一枚でつながり延命)
1949年10月1日 70年 中共の崩壊
1979年1月 カーター大統領が中共と国交樹立〜2019年1月 40年 の失政
(カーターによる国交樹立はあたかも世界の警察が国際的ヤクザと手打ち式をするようなもの)
すなわち第三次世界大戦は、自由主義陣営と共産主義陣営の価値観の世界化をどちらが達成するかという戦いである。
ついに米ホワイトハウスは台湾に最新型のF16戦闘機66機、80億ドル(約8500億円)相当を売却する方針を固め、議会に通知して手続きを進めている。
一国二体制を50年間維持する条件で香港は1997年中共に手渡された。
だが、中共はこれを無視し続けている。
香港運動の核心は「反共運動」である。
彼らはG20に賭けていた。議長国の安倍総理に期待していた。
フランス革命以来「人権」という言葉は唯物思想に蹂躙され続けてきた。
なにかと人権人権と叫んできた左翼は、何故香港やウイグルやチベット問題では口をつぐむのか?
共産主義政権下の国には「人権」という言葉は存在しないからだ。
それでも彼らは理想の共産主義の形があると信じているのだ。
共産主義は理論と実践
彼らの人権は社会主義社会や共産主義社会の達成のための手段でしかない。
間違った人権思想が長い歴史の中で跋扈し暴れまわってきた。
これを正常な「保守的人権」に元返して行く使命が安倍総理にはあった。
「唯物的人権」で西側自由主義世界を打ってきた社会主義国家中共を
今度はG20を安倍総理がまとめ上げて「保守的人権」思想によって打って、
中華人民共和国を崩壊せしめ全体主義中国共産党政権下で基本的人権を剥奪され、
畜生以下の扱いを余儀なくされ呻吟する民を解放しなければならなかった。
マルクスが人々を解放するのではない。
安倍総理とトランプ大統領が解放の旗手である。
安倍総理は伊勢志摩サミットG7で語った。
「 今日の平和と繁栄は、そうした先人たちが『未来は変えられる』と信じ、共に立ち向かってきた結果であります。
そして、今日の平和と繁栄を、私たちの子や孫の世代へと、しっかりと引き渡していく。そのためには、今を生きる私たちもまた、目の前の課題から逃げることなく、力を合わせて立ち向かっていかなければなりません。
自由、民主主義、人権、法の支配といった基本的価値を共有するG7、これまで世界の平和と繁栄を牽引してきたG7には、その大きな責任があります。世界が直面する様々な課題に、協調して取り組む明確な意志を、G7の友人たちと共に、ここ伊勢志摩から世界へと発信することができました。」
安倍総理は経済の影響が頭をよぎって決断ができなかったのだろう。
だが、世界を代表するG20の意志として、何らかの保守的「人権宣言」を世界に発信する責任があった。
確かにG20 は経済問題を中心に討議する場であろう。
だが、トランプ大統領も中国の人権問題には大きな関心を持っていた。メルケルもマクロンも動いただろう。
歴史的チャンスを安倍総理は逃してしまった。
今日まで続いている香港の運動の犠牲の遠因はここにある。
驚くべきことに世界日報はサンクチュアリに三年遅れて国際情勢を理解するようになったようだ。
我が国が当面全体主義国家から侵害されないからといって、
政治は政治、経済は経済だと善悪をはっきりさせず歓迎すれば亡国を招く、
それどころかアジアの盟主が容共を発信することになる。
レーガン大統領が共産主義ソ連と戦い勝利してソ連の崩壊と冷戦時代を集結させた。
ソ連はロシアとして出発し、国体を唯物共産主義からロシア正教に戻した。
ところが中共と北朝鮮はその後も唯物共産主義を国体として成長しアジアの巨大な火薬庫になってしまった。
G20では安倍総理は習近平にどう語りかけたのであっただろうか?
安倍首相は習近平主席との会談冒頭、「昨年10月の私の公式訪問以来、日中関係は完全に正常な軌道に戻った」と言明。その上で、「来年の桜の咲く頃に習近平主席を国賓としてお迎えし、日中関係を次の高みに引き上げていきたい」と語られた。
ヒトラー以上に虐殺する殺人鬼を国賓として迎え、しかも天皇陛下に接客していただくというのだ。
大失敗である。
安倍総理が今年読まれたという本は、「全体主義と闘った男 河合栄治郎」だった。
ところで、昭和天皇は全体主義についてどう語って来られたのであろうか?
「元来、出先の両大使が何等自分と関係なく参戦の意を表したことは、天皇の大権を犯したものではないか。かくの如き場合に、あたかもこれを支援するかの如き態度を取ることは甚だ面白くない。」
(昭和14年4月のお言葉 大島駐独大使《陸軍中将》と白鳥駐伊大使が陸軍の意を受けて、独伊が第三国と戦う場合には日本も参戦すると表明したことを憤慨された。)
「独伊が如き国家とその様な緊密な同盟を結ばねばならぬような事で、この国の前途はどうなるか。」
(昭和15年9月16日、『天皇秘録』)
「自分があたかもファシズムを信奉するが如く思わるることが、最も耐え難きところなり、実際あまりに立憲的に処置し来りし為めに如斯事態となりたりとも云うべく、戦争の途中において今少し天皇は進んで御命令ありたしとの希望を聞かざるには非ざりしも、努めて立憲的に運用したる積りなり・・・」
(昭和20年9月29日 『木戸日記』)
安倍総理は習近平を国賓として招く事ができないときっぱり言わなければならない。
今上天皇陛下をファシズムを信奉するかの如く誤解されるような、
習近平国賓待遇を撤回し天皇陛下が全体主義国家中共を支持するというメッセージを
世界に発信するような愚行のお膳立てを決してするべきではない。
「習近平主席、天安門事件を彷彿させる香港運動に対する武装警察や装甲車・タンクを含む鎮圧体制は我が国の国民の支持するところでは決してありません。このようなことでは日本国民は歓迎することができないばかりか、冷遇されるでしょう。残念ながら国民の心にかなわないことを陛下も希望されないでしょう。来春の訪日と陛下のおもてなしは中止させていただきたい。」
そのように言うべきである。
歴史は中心人物の決断によって動く!
そして決断を間違えれば国運は去っていく!
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