素朴な疑問シリーズ①
≪真のお母様が解放される日が残っている≫

御父母様 『기원절과 조국광북을 위한 신종족적메시아3600명 원리본체론 30일특별교육(基元節と祖国光復のための神氏族的メシア3600名原理本体論30日特別教育)』が、2012年5月17日から6月15日まで、劉正玉先生を中心に九里・水澤里の修練所で行われました。3月か4月頃の訓読会の時、お父様より「これが最後の修練会だ」と言われ、「3600名を死守するように」と指示されたことは、誰でも記憶に残っていることでしょう。

 この修練会では、まるで副読教材のような形で、『原理本体論』という劉先生監修で発行された本が発売され、初版一刷2012年4月5日発行と記載されていました。韓国の修練生は、講義と並行して、この本を読みながら原理本体論の勉強に勤しんだものでした。。

 その後、7月25日付けで日本語版も発売され、私が日本語版を手に入れたのは、お父様の聖和を迎えたあとの秋深い清平修練所の売店でした。韓国語で多少読んではいたものの、やはり日本語のほうが理解しやすいので、霊的な恩恵を感じながら読み進めたものでした。そこで、目にしたのが、227ページのこの一節です。

原理本体論(日本語) 
その次に「真の父母様御夫妻最終一体完成完結完了」の時代になります。それが神様の全体・全般・全権・全能が総体的に成就するときです。今後、真の父母様が成されるべき目標です。
 真のお父様は、「真のお母様が解放される日が残っている」とおっしゃいました。真のお母様を誰が解放するのでしょうか。どのようにすべきなのでしょうか。真のお父様が解放します。エデンの園でエバが誤ることで、真の神様である父母を失い、真なる夫を失い、真なる息子・娘を失い、真の家庭を失いました。ですから、真の父母様ご夫妻が一体となり、最終的にそのことを完成しなければならず、完結しなければならず、完了しなければならないのです。
原理本体論(韓国語初版) それが、「真の父母様御夫妻最終一体完成完結完了」です。その時から、神様の全体・全般・全権・全能が真の父母様ご夫妻の実体を通して現れるようになります。人類が願い、神様が望んでいた自由・平和・平等・幸福の理想世界が始まるのです。
 「真の父母様御夫妻最終一体完成完結完了」によって、初めて真のお母様を解放してさせあげ、その基盤の上に神様の結婚式があるだろうと見ています。エデンの園で堕落しなかったならば、エバは神様の新婦になったことでしょう。アダムとエバが結婚することができ、まさに神様の結婚です。エバは、神様の永遠なる真の愛の種精子)を受けられる真の母になり、女王になったことでしょう。エバが堕落によって、そのような立場を失ったので、必ずそのひと日が来なければならないのです。

 ちなみに韓国語初版の235ページでも、同じようにこの一節を発見しました。この修練会は、原理本体論の内容を学ぶと共に、基元節の意味について学んだ修練会でした。体のない神様と体のある真の御父母様、つまり夜の神様と昼の神様の結婚式であり、神様の創造目的成就の尊い一日であると。

基元節パンフ  だから、お父様が聖和され、お母様おひとりで基元節をお迎えすることも疑問でしたが、神様の結婚式だと学んできた私にとって、ウェディング姿でなく、女王の姿でお母様が登場されたことも衝撃でした。 しかも、“天皇棒”と称された杖をもっておられたこともダブルショックでした。女王というよりは、まるでお母様が天皇であるかのような印象を受けました。なお日本の協会公式HPでは、天皇が存在する国家ということもあって国家からのクレームを考慮してでしょうか、天皇棒とは記載されていませんが、パンフレットにははっきりと記載されています。

 また、基元節に際して、家庭連合で行われた3日間の原理修練が、あのときのお父様直接主管で行われ30日修練会に比べて、原理のもつパワーが失われていて、輝きのない修練会だったことも記憶に新しいです。
 
   原理本体論(韓国語改訂版) サンクチュアリ時代を迎えた今、原理本体論の本は、再び韓国語版も日本語版も両方手に入れられるようになりました。日本語版は、私が2012年に購入したものと同じでした。きっと在庫がたくさんあったのでしょう。しかし、韓国語版には失望しました。ソウル聖殿の姉妹たちが嬉しそうに、新しい改訂版は字が大きくなったと喜んでいました。しかし、例の一節を含め、劉先生の所管と思われる部分が、すべて削除されていました。ちなみに改訂版の235ページは、創造原理の部分になっています。


  劉先生、どうして改訂版を出される時に、所管をすべて抜かれてしまったのでしょうか。結局、真のお母様が解放される日は、来たのでしょうか...。サンクチュアリ的には、ヨナ様が真のお母様の位置に立たれて、昨年のお父様の聖和3周年の日に基元節を迎えることができました。

 バビロンの大淫婦のような姿に堕ちてしまったお母様…真の母でなくても、ぜひ解放される日が来てほしいものです。今よりも未熟だった私たちのせいで、きっと想像を絶するほど多くの恨を抱えていらっしゃるでしょうから。