お母様 Do not forsake me, oh my darlin' とお父様がおっしゃっています
天聖経を読むと、たびたび天国にはひとりでは行けないことがでてきます。
今ではこの記述の数々が、自分たちにとっては拷問のようです。
真のご家庭だけ残して、何故、神はわれわれを滅ぼして下さらなかったのでしょうか?
そのほうが、どんなにかわれわれにとって幸せだったかしれません。
映画『真昼の決闘』のテーマ・ソングを聞くと、お父様がお母様に語りかけているようで、「お母様、どうしてお父様の心の声がとどかないのですか?」と切なくなります。
この映画の物語は、過去にお尋ね者を捕まえたことのある保安官が、結婚式を挙げる日に、因縁の囚人が刑務所から解放されて、保安官に復讐にやってくるという話です。
彼が来る前に、先に手下たちが方々から集まってきます。
ボスは12時着の汽車に乗ってくるのです。
そうしたら決闘が始まります。
アメリカの良心を代表するかのような役者、ゲイリー・クーパーは、法による秩序によって正義が貫かれること守るため、また、自分がこの局面から逃げ出して一生、いや墓に入っても憶病者、腰抜けと罵られて生きていくことに納得しません。
彼は街に残ります。住民たちも物騒な争いに巻き込まれるのはゴメンだと、誰も彼らを撃退する強力をしようとは思いません。
関わりたくないのです。
しかし、放おっておけば、いずれ街は彼らのいいなりになっていくでしょう。
愛する人はクエーカーで、 かれの決断が理解できません。
平和を愛するからでした。
冒頭のシーンに「ハイ・ヌーン」の歌が歌われています。
動画の下にヘタ訳をつけました。
High Noon 真昼の決闘
Do not forsake me, oh my darlin'
On this, our weddin' day
Do not forsake me, oh my darlin'
Wait, wait along
わたしを見捨てないでくれ 愛しい人よ
今日はわたしたちの結婚式じゃないか
わたしを見捨てないでくれ 愛しい人よ
とどまって 一緒にいてくれ
I do not know what fate awaits me
I only know I must be brave
And I must face a man who hates me
Or lie a coward, a craven coward
Or lie a coward in my grave
どんな運命が 行く手にあるかは知れない
ただ わたしは勇敢でいなければならないんだ
そして会わざるを得ない わたしを嫌っている奴がいる
逃げれば 憶病者 腰抜けとうそぶかれ
墓に入ってからも ずっと憶病者と罵られるのさ
Oh, to be torn 'twixt love and duty
S'posin' I lose my fair-haired beauty
Look at that big hand move along
Nearin' high noon
愛と義務の狭間で どうすればいいのか
わたしの金髪の美しさも消え失せるほどだ
ほら いよいよ時計の長針が動いて
正午に届こうとしている
He made a vow while in state prison
Vowed it would be my life or his'n
I'm not afraid of death but oh
What will I do if you leave me?
奴は州立刑務所で誓いを立てたのさ
わたしが生き残るか 奴が生き残るか どっちかだ
わたしは死を恐れたりなんかしない だが
君が去って行ったら わたしはどうしたらいいんだ?
Do not forsake me, oh my darlin'
You made that promise as a bride
Do not forsake me, oh my darlin'
Although you're grievin', don't think of leavin'
Now that I need you by my side
わたしを見捨てないでくれ 愛しいい人よ
君は私の新婦になると誓ってくれたじゃないか
わたしを見捨てないでくれ 愛しい人よ
たとえ悲しみの中にいても 去っては行かないでくれ
こんな時こそ 君がわたしのそばにいてほしいから
Wait along, (wait along) wait along
Wait along, wait along
(Wait along, wait along, wait along, wait along)
とどまって 一緒にいてくれ
最後のシーンです。
銃声が聞こえたので、彼の無残な姿は見たくないと汽車で旅立つはずだったのに、
戻ってきますね。
遺体を見て、恐る恐る近づいて彼かどうか確かめます。
窮地に追い込まれる彼のために遂に銃を手にして人を殺めてしまいます。
悪者は彼女を捕まえ、出てこなければ女の命はないぞと脅します。
覚悟を決めて彼が出て行くと、彼女は悪者に抵抗し隙をつくります。
そこで彼は銃を撃ち止めを刺しました。
女性は愛する人のために信念を捨てました。
もともと、新婚旅行に出ようとした時に、復讐のため悪者たちがやって来る事を聞いて残っていたのですが、気を利かせて彼らの支度をしていた馬車を街人が持ってきてくれました。
クーパーはぐるりと街の人達を睨みつけ、おもむろに胸の保安官バッチを捨てます。
本当に上手に捨てますね。大げさではなく、印象的でない訳でもない演技でした。
安月給で街の平和のために働く善良な保安官が義務と責任を果たし、街の法による正義を守るために命をかけた男らしい映画でした。
この映画のように、男性と女性では分かり合うことが難しいことも、人生ではあることでしょう。
ですが、この二人のように乗り越えて行きたいものですね。
お母様 Do not forsake me, oh my darlin' とお父様がおっしゃっています
応援して下さる方は上のロゴをクリックして下さい。