秘密荘厳に隠れて愛する神 最も貴重なものを無償で差し出す神 最も貴重な贈り物を差し出して得る神の愛
今日は亨進様のお誕生日です。
かってわたしは神山氏に大変無礼な発言をブログ上でしました。
「お母様を本当に愛しているというのなら、お父様の記念品の飾られている博物館に、あなたの最も貴重な財産である、ダンバリーで主に頂いた靴を差し上げなさい!」
何故そのような無礼極まりない、不届きなことを大先輩に言い放つのでしょうか?
いったい何様のつもりだというのでしょうか?
心情は同じ事情を通じてしか得ることができない。
これはわたしがお父様によって教えられたことのひとつです。
お父様は何でも与えてしまわれる方です。
呆れるくらい徹底いされておられます。
お父様が還暦を迎えられた時にはわたしは学生でした。
「心情」という言葉が大嫌いで、いつも悩まされていました。
さっぱり分かりません。
還暦ということで路程が組まれ歩むことになりました。
井口先輩が「頑張っている原研の兄弟のために、お父様、御写真にサインをお願いします。」とお父様に頼んでくれたのですが、お父様は快く引き受けてくださったとのことでした。そこで、路程の上位優秀者には還暦に日に、日付と直筆のサインを施して頂いた御写真の獲得のための?争奪戦?が始まりました。
誰が主をより深く愛しているか?
競うことになりました。
わたしもかろうじて恩恵の圏内に入り、表彰式に臨んだのですが、
井口先輩の口をついて出てきた言葉に驚かされました。
「優秀者にお父様の直筆の御写真をあげる約束をしていたんだけれども、もっと苦労している事業団のエバさんにあげたいと思うから、すまないけどあきらめてほしい。」
そう言った内容でした。
それはそれはがっかりして肩を落としてため息をついて
「それでは詐欺じゃないか。」
と立ち上がって言いたかったのをやっとの思いでこらえました。
わたしは彼女たちがどれほど苛酷な道を歩んでいるのか知っていましたが、
小さな小さな、情けない心しか持っていなかったので
膝をぽんと打って、微笑んで
「いいこと言うねえ。先輩は。」
と言うわけにはいかなかったのです。
だが 神は大変心配されて
今まで見たことがないほど美しい御父母様の御写真が本物をコピーして
わたしには与えられました。
「それにしてもなんて美しい御写真なんだ。ああこれが本物であったらどんなにか素晴らしかったことだろう。」
けちな心でそう思いました。
さて献身してある教会に行った時、わたしが飾ってあった御写真に目をつけた姉妹がいました。彼女はうっとりその写真に見とれた、わたしにこう言いました。
「この写真きれいね。わたしにこの写真くれない?」
ほしいと頼まれたら、
その時も「ああいいよ。あげるよ。もっていきなよ。」
そう言っていました。
彼女はたいそう喜んで
「あら気前がいいのね。」
と一言って持っていきました。
還暦を祝ってお母様はお父様の大切な時のために貯金をされていました。
今がその時だと還暦をお祝いされて素晴らしい腕時計をご用意されてお父様に捧げられました。
その腕時計を目敏く見つけた久保木会長が、
「お父様。いい時計をお持ちですね。」
と語りかけるやいなや、お父様はすぐさまその時計を腕からはずされて
「久保木。おまえにあげよう。」
と言われました。
「アボジ、それは・・・」
お母様が言われました。
久保木会長は察して、戸惑いましたがお父様はおっしゃられました。
「いいんだね。久保木は日本人の代表なんだね。全ての日本食口のかわりに代表して先生が愛するんだというんだね。」
お父様、確かにしっかりと私たち日本食口はあなたの心情を頂き受け取りました。
主は誉むべきかな!
さて写真を貰った姉妹はその直後、全国トップになり表彰されました。
主の御心のままに。
その後、役立たずであったわたしは人事になり、別の部署に行きました。
ある姉妹とペアで歩んだ時のことです。
わたしはすっかりうだつが上がりませんでしたが、姉妹が神様を愛して実績を上げました。わたしはおこぼれに預かりました。食卓に落ちるパンくずです。
我々はその路程で御子女様のお洋服を頂きました。
わたしはただで誉進様の黒いワンピースを頂きました。
神は覚えておられたのです。
隠れて見ておられたのです。
わたしはそれを東京にいた相対者に電話して、贈りました。
すると届いたことを相対者は連絡してきました。
「有り難うございます。ところでこれを姉妹に見せたらほしいというのですが、差し上げてもよろしいでしょうか?」
私は言いました。
「もう、一旦差し上げたものですから、それはあなたのものです。自由にしてください。」
でも、その人は価値がわかるだろうか?
喜びの繁殖をされる神の御手を見ることができるのだろうか?
さあ、天下の神山先生です。
ダンバリーで主に仕え支えられた偉大な功績の持ち主です。
お父様は靴をプレゼントされました。
その靴をその苦労を知らぬ不届き者が何をか言わんやです。
だが 私たちにとって譲れないものがあるとすれば
たった一つ。
それは心情です。
私たちには常に残念ながら執着するものがあります。
財産に執着し、地位に執着し、名誉に執着し、親・伴侶・子供に執着します。
神は愛ゆえに我々に問いかけられます。
「汝その汝の貴重なものと我とのいずれをとるや?」
「主よ、勿論他ではありません。あなたでございます。」
「あなたがお与えくださった一切が一瞬にして消え去り失うことがあったとしても、ただあなたがお与えくださったこの心情だけは決して譲ることができません。」
「あなたが使わされた真の父が我らに生涯をかけてお教えくださったことだからです。」
神山氏の人生の絶頂の記念碑である靴よ!
博物館に飾られて世界中で彼を祈り支えた食口に還元されるたなら
神と真の父を感動させたことであろう。
「まことに、まことに汝は常にわたしと共にあった。」と。
そして成約の使徒行伝に金字塔を打ち建てることができたことだろう。
主の知恵は測りがたく、主の愛は味わいがたし。
今神は生きて働かれ
宋総会長と徳野会長に語られる。
「今まで受けた全ての恵と栄光を捨て去り、捧げよ!」
「おまえたちに先駆けて、命よりも魂よりも大切なお母様を捧げる亨進の心情を知るなら。」
勿論、江利川姉にも平等に語りかけておられます。われわれにも。
秘密荘厳に愛される亨進様
最も貴重なものを無償で差し出す亨進様
最も貴重な贈り物を差し出してはじめて得る神の愛
人はお父様にお会いして
お父様に何かを頂き
お父様と過ごし
お父様に愛されたと言う。
だが 二年間の沈黙にの中で
亨進様の心はいかばかりであったことだろう。
神と父さえ知らぬ遥か彼方で
誰よりも神と父を愛する心情に生きる。
亨進様、36歳のお誕生日おめでとうございます。