原理講論を読む

日常生活の中で 考える糸口を求めて

大母様のメッセージに学ぶ

お父様の言葉として以下の様な点に注意するべきだと大母様はお話されました。

 

「あの人が、このような悪い行動をしたのですが」とほかの人に言うときに、これくらい悪いと言うならば、それだけサタンが悪くするのです。そしてそれを見た食口が、ほかの人に、「これくらい悪い」と伝えるならば、サタンはその人をそのように悪くするでしょう。だんだん悪くなっていくということを知りなさいと、真のお父様は言われました。

大母様のメッセージ 1996年5月11日 韓国・清平祈祷院

 

これは、心情蹂躙や罪の繁殖に関するみ言葉ですが、教会ではその兄弟の永遠の命や心情に責任を持つ事のできる人につなげなさいという指導が為されてきました。

責任を持てない、あるいは持たない人が兄弟の課題を扱うと、それをサタンが利用できるようになるというのです。

そこで、兄弟の課題のために祈ったりして、自分の心のなかにサタンが利用しようとする「葛藤」がないか確認する必要があります。

もしそのようなわだかまりが見つかったら、できるだけ早くそれを解消してしまわなければなりません。

そのためには、課題を指摘する心に兄弟をとりなし祝福する思いがなければなりません。

これは、統一教会の基本的な指導でありました。

 

神様は人間が個性を完成して、真の愛によって為に生きる生涯を送り、真の家庭を築き、絶対的な信仰と絶対的な愛と絶対的な服従で自分の霊人体を美しく育てていくことを願っておられます。しかしながら食口の皆さんはどうでしょうか?食口のお父様が、再び来ると言った再臨主だということを信じています。しかし、気分の良いときは信じ、気分の悪いときには信じない食口もいます。言い換えれば信仰が上向きなときには真のお父様が再臨主であると信じながらも、試練と苦痛のあるときには、そうでないという場合があるのです。私たちは「絶対」という概念を大切に持たなければなりません。

 私たちの神様と真の御父母様に向かう心は「絶対信仰、絶対愛、絶対服従」であることを忘れてはなりません。それは神様と真の御父母様に孝行するための唯一の道であり、悪主権から善主権に変える道であることを知らなければなりません。

大母様の愛のメッセージ より

 

お父様のことを、ああだこうだと並べあげて「お父様は絶対ではない」という人が777双にもいます。ネットでもどこかに777双の渡辺とかいう方の論文がでていました。

メシアを相対化したり、部分的には勝利したがほかは失敗だったとするものです。

呆れるメシア観です。

いったいどれほどお父様が様々な勝利宣言をしてきたことでしょうか。

これが全部失敗だとすれば、お父様は大ぼら吹きの大嘘憑きの偽メシアということになってしまいます。

日本の家庭連合が何故失敗したかといえば、12双とか777双の先輩から順に「私はお父様のように個性完成をする。私たちは真の夫婦になる。」と公言しなかったからだと思っています。

だから、伝統ができませんでした。

プライベートでは家庭盟誓を唱和してお父様と約束をします。ところが、食口の前ではしません。何時までたっても、上から下までお父様を神棚に祀って、自分は尊敬し崇拝するのが務めだと考えているわけです。

日本統一教会の歴代会長の誰が兄弟の前に宣言してくださったでしょうか?

宋総会長がしましたか?

徳野会長がしましたか?

皆逃げ腰ではないでしょうか?

12双がだめなら、777双。

777双がだめなら1800双。

1800双がだめなら6000双。

どんなことがあってもカインの氏族の使命のある6000双までで決着を付けなければなりません。

6000双の代表家庭がだめなら、最低家庭がやらなければなりません。

そうでなければ後からついてくる兄弟に希望があるでしょうか?

プライベートでは家庭盟誓をして、お父様と数限りなく約束し、オフィシャルでは一度も約束しないということは、正午定着の時代にふさわしくはありません。

皆と唱和するのと、宣言することは違います。

天下の笑いものになることを覚悟するということです。

 

わたしは、お母様が「一人娘」というお話をされ始めたとき、それがイエス様の言う「独り子」の事だろうと思い、神の事情と心情を知り責任を持たんとする独り子のことだろうと理解しました。

原罪があるなしではなく、その心情をお母様はお話したいのだろう。

だから、二世はみな「独り子意識」を持つべきだと私は思いました。

ところが後に、180度反対のことを考えてお母様は「独生女」とおっしゃっていたことを知り、大変失望しました。

 

お母様もお父様を絶対視できませんでした。

顕進様もお父様を絶対視できませんでした。

神山氏もお父様を絶対視できませんでした。

 

何故お父様は否定されるのでしょうか?

それが天の孝子の中の孝子を認定する手続きだからです。

お父様が40日間イエス様と全霊界に否定され、物笑いの種となるも、真理はそれでもこれしかないと貫いて、最後には神に祝福されました。

孝子の中の孝子に立つ道は、絶対否定の地獄の底を通過する道です。

お父様の路程は「お前たちの信仰の道においてもこのような体験をするであろう」

とわれわれに教示してくださっているのです。

主の路程は自分の信仰生活と関連付けて、実践してはじめて心情が開かれ父と子の因縁が結ばれるものだと言えるでしょう。

 

大母様は「絶対」という概念をよくよく悟りなさいとおっしゃっています。

この道は厳しい道です。身悶えしながら行く道です。

霊的戦いを避けて通ることができません。

相対的信仰では実子になることができません。

さもなくば、この世の宗教と何ら違いがございません。

 

6000双が決意したから、次は自分たち6500双がしなければ。

6500双のお兄さんお姉さんが決意されたから今度は我々30000双の番だ。

こうして天の伝統ができるはずです。

どこの所属であれ、そういう意識を持った兄弟に神は摂理されるに違いないと私は思うのです。

 

 妬み、嫉妬、血気、憎しみ、偽り、欲望、「自分」というもの、傲慢な心んどは、明らかに神様の性禀ではなく、サタンの性禀です。サタンが最も好むのが堕落性です。すべての罪は、憎しみと欲望と血気といった堕落性に由来しています。一日の日課の中で、仕事の90パーセントを神様とともにしたとしても、残りの10パーセントをサタンの好む堕落性をもってしたならば、全部サタンのものになってしまうのです。サタンは、私たちが憎しみと欲望と血気で争い、分裂するのをうかがっているのです。

大母様の愛のメッセージ より

 

アブラハムが鳩を裂かなかったことの教訓と同じことですね。

ほんとうに、恐ろしいことです。

一点のシミによって、洋服すべてが台無しになるようなものです。

だから「絶対」です。

 

サンクチュアリは現在摂理の中心になっています。

続いて語られた内容は私たちにとって重要なものではないでしょうか?

 

 霊界に行って分析してみた結果、昔、カイン、アベル、ノア、アブラハムモーセなどの預言者たちが失敗した原因を調べてみると、本人や相手、あるいは家族の中に欲望と傲慢と「自分」というものがあって、そこにサタンが入ることによって失敗したということが分かったのです。傲慢と「自分」というものがあるときにサタンが入り込むことによって、責任を全うすることができずに摂理が延長されてきたのです。

 私たちの体の中にいる霊によって、堕落性と自犯罪が生じるのです。体の中に欲望に満ちた霊がいると、知らないうちにその人らしくない欲望が現れるのです。妬む霊がいると、無意識のうちに霊の作用によって妬む心が強く出てくるのです。「自分」というものがあるとき、傲慢な心があるとき、そして欲望があるときには、サタンは必ず周辺にいる人を通して役事をしてくるのです。絶対信仰、絶対愛、絶対服従で傲慢な心を脱ぎ、欲望を脱ぎ、堕落性に立脚したすべてを脱いで生活してこそ、霊人体が明るく育って善なる所へ行くのです。

大母様の愛のメッセージ より

 

サンクチュアリにおいても、同様の試練を受けないように、気をつけたいものです。

責任ある立場であればあるほど、サタンが狙うでしょう。

衰退していく場合は、そのようなことが予想されます。

 

 

最後に、大母様が霊界に行かれたときに、試験があったといいます。

 

 私が霊界に行ったときに21種類の試験があったのですが、その試験の中で「真の家庭を築いたか、夫婦が一体となったか、夫婦仲が良いか」というのがその第一番目でした。天国にいくためには、夫婦が一体とならなければなりません。祝福を受けたとしても、夫婦が真の愛で一つにならなければ真の家庭を完成できないので、天国に行くことはできません。夫婦が神様の真の愛で一体にならなければならないのです。夫婦が一体となって、真の家庭を形成することができ、あたかも引っ越すように、家族そろって天国に行くことができるのです。

大母様の愛のメッセージ より

 

できれば21の質問すべてがわかると大変ありがたかったですが、御心なのでしょう。

お父様と興進様と大母様またお父様の霊界にいるご家族の方々の精誠が報われるよう、

個性完成と夫婦完成に向って相対者とともに精進してまいります。

わたしがそうあろうというのも当然でしょうし、あなたがそうあろうというのも当然でしょうし、すべての食口がそうあろうというのも当然でしょう。

生涯一書生。祈り。

 

 


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