原理講論を読む

日常生活の中で 考える糸口を求めて

2,神の戦略戦術とサタンの戦略戦術     ①神の戦略とこれを阻止するサタンの戦略

  故に上兵は謀を伐ち、その次は交を伐ち、その次は兵を伐ち、その下は城を攻む。

孫子の兵法」 村山孚 訳解説より

 

① 神の戦略とサタンの戦略

 

<内戦と外戦>

あらゆる存在は性相的側面と形状的側面を持って存在しています。

そこで神の摂理にも内的摂理と外的摂理の二つが存在します。

内的摂理というのは私を中心とする三大祝福のことであり、具体的には氏族メシア活動です。

そして、その内的摂理としての四位基台の原型となり標本が先ずなければなりません。

すべての家庭はこの真の家庭を標準として複写されていくべき存在でした。

それゆえ、神の摂理の中心人物と中心家庭こそが、天宙の象徴であり、神の天地創造の要諦でした。

これこそ、内的な性相的な摂理の核心であり、真の御家庭と我々祝福家庭が神と共にあらゆる関心を注ぎ、あらゆる神の役事に同参し、全てを捧げて我らの贖罪に対する感謝を父の御前に侍義として表さざるを得ない場でありましょう。

これに対して、外的摂理というのはお父様を中心とする世界的摂理、具体的には地上天国実現のための様々な取り組みのことです。

 

復帰摂理歴史は神とサタンの善悪闘争の歴史でした。

神とサタンの一戦は世界中で繰り広げられ、特に自由主義陣営と共産主義陣営が対峙する韓半島によって象徴されてきました。

これは外戦でした。

同様により本質的で見えざる戦いが繰り広げられてきた内戦があります。

その戦いが為されてきたところが、まさに仁進様がおっしゃられてきた「四位基台」

真の家庭です。メートル原器のように天国の雛形であり、複製のための標本です。

神の意図はこの四位基台の完成であり

サタンの意図はこの四位基台の破壊です。

多くの食口は外戦にばかり目を奪われてきて、毎月の目標を上位から与えられ、厳しい困難な事情を超えて目標達成することで、御旨の達成感を感じ信仰生活を送ってきました。仕事屋として生活してきました。

だが、これとは別により本質的で決定的な見えざる戦いが、真の御家庭を主戦場として戦われていたことを注視し、天の近衛兵としてサタンの侵入進行を防ぐことには盲目でなんら機能することができませんでした。役立たずであったわけです。

我々食口はこの内戦にこそ、参加して真の御家庭を守り、支えなければなりません。

 

<神の戦略とサタンの戦略>

勿論、神の戦略は三大祝福の成就です。

サタンの戦略はこれを破壊して偽の三大祝福の成就をすることにあります。

神の枠組みを悪を動機として利用し、変形させていきます。

 

具体的に三大祝福で三つの創造目的という神の戦略とこれを破壊しようとするサタンの魂胆と悪事の働きから、「神とサタンの一戦」を考えて参りましょう。

 

1,第一祝福は個性完成でした。

個性完成とはお父様の語られ御言葉、宇宙でもっとも重要な真理とは

「神と人間が父子の関係である」に基づくものでした。

エス様も「父が私にあり、子が父にある」と語られました。

神と人が一心、父と子が一心となり神格を完成する道が万民の公式路程でした。

次に隣人を神の如く愛して人格を完成することが人として生まれてきたものの定めでした。

その際に、具体的には何が重要であるかというと

それが、御言葉と心情と血統だというのです。

そこでわれわれ信徒は、真の御家庭を中心とする「御言葉と心情と血統」の3つの善悪闘争の内戦に参戦しなければならないというのです。

そして同様に私自身の家庭 においても同じ戦いに勝利しなければならないのです。

 

今日統一家において起きている大混乱は、実に

 

御言葉天聖経や天一憲法天一国国歌 や家庭盟誓や聖婚問答などへのサタン侵入

心情と血統→お父様が完璧に勝利された絶対「性」と6マリアに対する不信によるサタン侵入

 

これ以外の何ものでもありません。

 

この問題を収拾し解決されるために聖和されたお父様が亨進様と国進様に現れ栄光の御姿を現され召命されました。

これが現在の摂理の中心なのです。

聖和された真の父と常に共にある、亨進様こそが現在の摂理の中心人物だというのです。

 

聖和以降、神の御旨が全くわからなくなりました

年頭標語もありません。

戦略方向が見失われ徘徊してる我々食口でした。

家庭連合が神の摂理だとして献金を集め建てられたピースパレスはレンタルパレスに失墜し、エルボングランカフェだのカフェコナクイーンズだのヘブンGバーガーだの事業展開の話ばかりが目に付き、7カ国を如何に復帰するのかさしたる策もなく2020年を迎えるおつもりでのようです。

 

2,第二祝福は子女繁殖による真の家庭の完成でした。

「四位基台」の完成でした。

この四位基台はアダム家庭の復帰だというのです。

この観点から言うと、

アダム家庭で失われたのは、アダムとエバ。そしてその子女のアベルとカインとセツにそれぞれの妻達。合計8人でした。

そこで8数は再出発となるというのです。

子女三家庭の一体化が条件

アダムとエバ→真の父母様

カイン・アベル・セツ→顕進様・国進様・亨進様

国進様と亨進様の二人までは一体化

だが、顕進様は独自路線を続けられ、残念ながらこのままではイシマエルのような立場の歩みになりつつある。

億一、顕進様が方向転換為されぬ場合には将来的には、

権進様が使命を果たすことができるよう侍義を尽くすことが我々の責任です。

さてこの「四位基台」を正分合作用の三段階による完成という視点から見ると、

祖父母→父母→子女の三代三家庭で完成することになります。

これが三代王権でした。

真の父母→亨進家庭→信俊家庭

神の種であるお父様の精子がお母様の胎を通して繁殖され亨進様に受け継がれ、

純潔である亨進様の精子が妍雅様の胎を通して信俊様に受け継がれ、

神の御言葉と心情と血統の相続とその伝統が確立し、

四位基台が完成されます。

 

神の心情と血統とは、神の精子です。

この神の精子がお父様の精子です。

お母様には神の精子がありません。

卵子しかないのです。

だから王にはなることができません。

神の心情と血統は神からお父様へ

お父様から亨進様へ

亨進様から信俊様へと

受け継がれていくのです

 

だから、お母様は権能と権力のの象徴である杖を手にしてはならないというのです。

それがわからないなら、原理本体論は価値がないことでしょう。

 

お父様は「全てを為した」と言えるにしても

家庭的四位基台を完成するためには、お父様が干渉することができない責任分担

子女様やお母様が果たさなければならないというのです。

以下のサイトより引用する。

 

韓お母様は「完成」しているのか―重要な問題nqj17437.wordpress.com

 

「お母さまは2013年6月16日までに完成しなければならない。そうして本然の位置にまで戻らなければならない」―2007年5月11日 天正宮訓読会

 

私が93歳、お母様が70歳で完成級の聖婚式をもつことですべての祝福家庭と共に完成した天地の時代に入ることができる。―2011年8月29日天正宮訓読会 

 

とお父様はおっしゃったが、2012年のご聖誕日に行われる予定の聖婚式をお父様はキャンセルされた。そしてお母さまにさらに一年の猶予を与えられ、願われる基準での一体化を待たれた。

サンクチュアリ教会 JPN 共同ニュースブログより引用)

    

 

お母様が勝利すべき内容とは

 

1,「絶対信仰・絶対愛・絶対従順」

絶対信仰→お父様の御言葉の死守と実践

絶対愛→お父様の絶対「性」との一体化

絶対従順(服従)→お父様に対する絶対対象挌位の勝利

 

2,3子女3家庭一体化を導き勝利

国進様・亨進様・顕進様の一体化

あるいは、国進様・亨進様・権進様の一体化

現在3人目の位置を霊的に護られているのが栄進様です。

国進様と亨進様の一体化は栄進様の死の直前に

栄進様が国進様に「亨進君のことをよろしく頼む」

遺言されたことから知ることができます。

 

3,第二代王と王妃を王后として祝福し支える

お父様はわざとお母様にの妍雅様の名前を本人が言わせるようにするため、二代王と王妃の祝祷中妍雅様の名前を忘れたふりをしているという重要な指摘がある。

確かに二、三度あったように記憶している。

お母様に自ら妍雅様の名を言わせることでお母様に条件を立たせておられるというのです。お母様を心配されてボケてみせたというのです。

 

これに対してサタンがお母様に働いて、これがどのように変質され、崩壊せしめられてきたのでしょうか?

 

1,「絶対信仰・絶対愛・絶対従順」

絶対信仰→天聖経などのお父様の御言葉の改竄と相反する偽の御言葉

 

<お父様の御言葉とは相反するお母様の主張の例>

 

キリスト教2千年の歴史聖霊の復活によって聖霊の歴史でした。それはどういう意味かと言うと、独り娘を探し求めてきた基盤であったということを知らなければなりません。」

 だが、復帰摂理において神が立てた中心人物は全て男性であり、女性の再臨主を求めてきた信徒など2000年間一人もいない。圧倒的な異端発言です。

 

私は誰からも教育されませんでした。お父様にお会いし、私一代でこの復帰摂理を完成させなければならないと決心しました

(2012年12月12日 二世特別修練会)

だが、個性完成されたお父様が、お母様を迎えるために一旦長成期の完成級まで降りてくださり、お母様を教育し完成されたのが「7年路程」という蘇生的教育期間でした。

 

血統転換、私は母胎からです。皆さんはこれを信じなければなりません。お父様の歴史はそうです。エス様の顕現と共にイエス様の仕事を承継したその時、その瞬間、お父様に独り子としての資格が生じました。分かりますか?それを知らなければなりません。」

(2014年7月1日)

だが、生まれた時から無原罪であるのはお父様の方で、もしそうでないとしたら、無原罪で生まれたイエス様以下の存在となり復帰摂理は不可能になる。お父様の御言葉ではお母様が罪人であり原罪を持って生まれ、お父様によって贖われ神の娘として教育されてきたと全ての信徒が聞いてきたことです。

 

「大母様は歴史的に独生女を出産された唯一の方です。私のオリジナル、本当の父母は神様であると祖母が教育しました。私の父は神様です。その一言しか聞いたことがありません。私がこの位置に来るまで天の保護圏にありました。私を教育した人は誰もいません。独り子と独生女は同等です。独り子が独生女を教育したとは言えません。何を言っているのか分かるでしょう?その為、私が決めました。私は決心しました。」

(2014年10月27日 真の父母主管の世界的指導者会議)

お母様の発言はお父様が間違ったことを話してきたと主張するもので、これはお父様が語ってきた神の御言葉である統一原理の否定であり、お父様がメシアであることの否定であり、御自身こそが真のメシアであり復帰摂理の最終完結者だという悪魔のような発言です。

 

以上のお母様発言は金容成氏のブログに投稿された研究に依っている。感謝したい。

 

お父様の聖和以降に生じたお母様の復讐>

 

1,天聖経の80%が意図的に変更削減。表紙から文鮮明の名は消滅。

  天聖経1,2,3・・・とすることをお父様が予定されていたが、お母様によって

  「平和経」や「真の父母経」に変更され出版

2,家庭盟誓の変更。「神様」を「天の父母様」に変更

3,成婚問答の簡略化。四つの問答を一つにし、子女の教育責任の文章を削除

4,男性格主体唯一神神学から女性格主体の女性神神学を採用し多神教

5,偽りの憲法委員会により、天一憲法から統一原理を聖典として除外

6,神の前に絶対対象の真の父の前に、従順的な対象の位置から離脱

7,自らを胎中より無原罪の「独生女」と証し、絶対権力の「神」であるとする

  文氏の血統(神の血統)より韓氏の血統(純サタン血統)を尊重

8,御父様の玉座に平然と座り主管性転倒。

9,文氏の血統(神の血統)より韓氏の血統(サタン血統)を尊重し、

  韓氏主導の祝福によって、全世界的に堕落の血統を広げる

10,祝福リングの内側に、今までは無字であった慣例を曲げて、「韓鶴子」のみ刻む

11,お父様が亨進様を祝福し、信俊様に至る三代王権の完成による天宙的四位基台の

  就を願われたことを無視して、第二代王として後任の祝福を受けなかった孝進様

  の女様を擁立されようとしている。これにより三代王権理想は崩壊する。 

12,「天一国国家」がお父様が作詞された「栄光の賜物」から、薄っぺらな歌詞に変更

 

2,絶対愛→お父様の絶対「性」との一体化

 

この件については長くなるので、この次に書く予定の「神の戦術とサタンの戦術」以降に書く「堕落天使長によるお母様の堕落の動機と経路」にてお話ししたい。

 

 

3,絶対従順(服従)→お父様に対する絶対対象挌位の勝利 王后に退き第二代王を支える

 

悪魔は4代を蹂躙しました。まず王妃、その上は何ですか、王后、その次は王の祖母、次には、このように四代がみな生きているのを、王の目前で真昼に裸にさせて蹂躙してしまうのです。娘まで蹂躙してしまうのです。次にはみな殴り殺します。どれほどの怨讐でしょうか。これを処断し得ない神様の悲痛な事情を知らなければなりません。

天聖経 真の神様 第4章 真のお父様の見た神様

1)歴史的な恨、苦痛の神様 ②復帰の恨 子女を尋ねて6000年

韓国の時代劇を見れば、王と王妃は生きている時に次の王に王位を譲位された以降は、挌位が現王より低くなる。王妃の場合は王后と呼ばれ、上下関係が逆転する。

ところがお母様はそれを拒否された。

そして、対象挌位を放棄され主体挌位の象徴であり、権能と権力の象徴である杖を手に持ち、王冠をかぶり、紫のマントを羽織った。

王后に退いたのではなく王として君臨した。

 

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「我は神なり!絶対権力なり!」

 

お父様と共に三度王として祝福した亨進様を否定して、自分が王として玉座に君臨

 

 『真の家庭の摂理的四位基台は、孝進、興進、二人の孝子、アベル・カインによって完成したのです。非原理的活動をして天の父母さまの摂理に逆らい、真の父母に孝心をあらわさない息子、娘はいらない』

 

お父様と共に天宙的カインアベル勝利を祝す祝った国進様と亨進様を真の父の御心を否定して、原理的根拠無く孝進様と興進様を立てる。

 

お父様がお父様そっくりだと絶賛された唯一の人。信俊様の3代目王になることを否定。

さらに亨進様と国進様が堕落したので復帰するための40数献金路程を組み、

多くの食口がお父様の権威に戻りにくい悪の条件を立てさせた。

 

孝進様の子女様から後継者を選ぼうとされているが、孝進様が2代目王なのか、その子女様が二代目王なのかさえはっきりしていない。

ほとんど統一原理を無視しためちゃくちゃな暴虐の限りをなりふり構わずなさっている。

もはや、キリスト教系でも、統一原理でもない新たな独生女メシア教の誕生となった。

 

<まとめ>

 

神とサタンの一戦は真の家庭の四位基台(内的摂理・摂理の中心)

サタンはこの四位基台の破壊を狙っている

 

 中心摂理の問題が世界の様々な問題に波及される

現在世界中であらゆる問題が噴出しているのは中心家庭・中心摂理の問題の反映であり、この克服なくしては人類の平和など訪れようもないのです。

 

神主導の三大祝福(神の戦略)→サタン主導の三大祝福(サタンの戦略)へ転換

 

第一祝福神の御言葉をサタンの御言葉に天聖経などを改竄→全食口の再教育→偽の個性完成

第二祝福天使長主導の祝福によってサタン主管下にするばかりか、祝福二世は祝福して一世に降格、祝福二世の家庭で生まれた子女は三世ではなくなる。天使長が主管する子女繁殖

第三祝福:以上によりサタンの世界支配が広まることに

 

次回はこのサタン中心三大祝福(サタンの戦略)を達成するための戦術(方法や手段)

について幾分掘り下げ、アダム家庭→ヤコブ家庭→神の宮中の考察を述べていくことにします。

すなわち、サタンの正体と手口を知るということです。

これらを抑えた上で

偉大な我々が愛してやまない真の母が、何故サタンの謀略によって掠奪されてしまったのか、その動機と経路の本筋を抑えていきたいと考えています。

 

 

 

 


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