【北朝鮮情勢】ロケット砲1万発、サリンやVX、電磁パルス…手段選ばぬ北の武器(2/2ページ) - 産経ニュース より引用
===
「米朝間に戦争が現実に起きる可能性がある」
英国のシンクタンク、王立防衛安全保障研究所は9月下旬に発表した報告書でこう警鐘を鳴らした。戦争となれば、米側の局地攻撃では終わらず「核兵器が使われなくとも犠牲者が数十万人に上る」と警告した。
米大の北朝鮮分析サイトは今月初め、北朝鮮が東京とソウルを核攻撃すれば、約210万人が死亡するとの推計も公表している。
北朝鮮が戦端を開く場合、まず日本や韓国の米軍基地を攻撃し、朝鮮半島に援軍が来るのを断とうとする-との見方で欧米や日韓の専門家は一致している。
主力となるのが、ノドン(射程300~1300キロ)やスカッド(同50~1千キロ)系列の弾道ミサイルだ。これまでの試射で一定の命中精度も実証されている。射程2千キロとされる中距離弾道ミサイル「北極星2」も加わったことで、沖縄も攻撃圏内に入った。
脅威はミサイルだけではない。北朝鮮が追加配備した多連装ロケット砲300門だけで、瞬時に1万発前後の砲弾がソウル首都圏など韓国側に撃ち込まれる。先制攻撃しか米韓側に防ぐ手立てがないのが現実だ。
北朝鮮は、猛毒のサリンやVXなどの化学兵器を推定2500~5千トン貯蔵している上、生物兵器用の炭疽(たんそ)菌なども保有。韓国軍当局者は、弾頭の相当数が化学兵器仕様だとみており、ソウルに560キロのVXを積んだ弾頭1発が撃ち込まれれば最大12万人が犠牲になるとの分析もある。
北朝鮮は9月の核実験の際、高高度で核爆発させ、敵の防衛網をまひさせる電磁パルス(EMP)攻撃も可能だと主張した。東京やソウルの数十キロ上空で核を爆発させれば、電気を使った全インフラや通信網が即停止し、都市機能を喪失する。(ソウル 桜井紀雄)
===
ネット上の画像で画像元が特定できなかったもの
韓半島有事に米兵力69万人投入…Q&Aキーリゾルブと北朝鮮の狙い : 東亜日報
===
「なぜキーリゾルブなのか…」
北朝鮮が12日の南北高官級会談で離散家族再会を理由に韓米連合軍事演習「キーリゾルブ(Key Resolve)」の延期を要求したことは予想されていたことだと、軍関係者は語った。キーリゾルブに南北和解の障害という「レッテル」を貼ることで効果を上げ、今後の演習中止要請にもつなげるという考えだ。ある関係者は、「北朝鮮が離散家族再会をキーリゾルブの日程と2日間(24、25日)重なるようにした真意を明確に露にした」と話した。北朝鮮の思惑とキーリゾルブについてQ&A方式で整理した。
A:韓米同盟の象徴性と恐るべき威力のためだ。「重要な、核心的決意」という意味のキーリゾルブは、北朝鮮が韓国に侵略した場合、韓米連合作戦計画(OPLAN)によって米増援戦力の展開を点検する軍事訓練であり、米国の韓国防衛公約の核心だ。2012年の国防白書によると、有事の際に韓半島に投入される米増援戦力は、陸海空軍、海兵隊を合わせて兵力69万人、艦艇約160隻、航空機約2000機。北朝鮮は、米増援戦力を遮断しなければいかなる挑発も勝算がないと見ている。このため、和戦両面戦術を総動員してキーリゾルブの無力化にこだわってきた。昨年には休戦協定の白紙化を一方的に宣言し、「第2次韓国戦争」も辞さないと警告した。
Q:キーリゾルブの主な内容は…。
A:北朝鮮との全面戦争が勃発すれば、在日米軍やグアムの基地、米国本土の兵力と戦闘機、核潜水艦など主な戦力を迅速に韓国に配備し、戦場に投じる。これには、日本国内の基地から出撃20分で平壌(ピョンヤン)地域を精密に攻撃できるF22ステルス戦闘機と戦争勃発24〜72時間内に韓半島に投入される米海兵戦力も含まれる。さらに、北朝鮮の核攻撃に備えた米国の「核の傘(nuclear umbrella)」戦力の作動も点検する。昨年のキーリゾルブでは、「核の傘」戦力であるB2ステルス爆撃機とB52戦略爆撃機が飛行した。北朝鮮が核攻撃をすれば、何十倍の核報復があることを北朝鮮首脳部に警告したのだ。
Q:例年と比較した今年のキーリゾルブの特徴は…。
A:昨年、韓米両国が合意した共同局地挑発準備計画が初めて適用される。北朝鮮による局地挑発に対して韓国軍が報復をし、米軍が戦力を支援する。例えば、北朝鮮が西北島嶼やソウルをはじめとする首都圏を狙って大量砲撃を強行する場合、韓国軍がK9自走砲や戦闘機などで直ちに攻撃地と支援・指揮勢力を撃破し、在韓米軍のアパッチ攻撃ヘリやF16戦闘機なども報復作戦に加勢する。米軍支援戦力には、在日米軍と太平洋司令部戦力まで含まれる。軍当局は、北朝鮮の約30の挑発タイプ別戦力動員や報復規模など作戦計画全般を点検する方針だ。また、北朝鮮の核と大量破壊兵器(WMD)の脅威に対応して韓米が昨年共同で樹立した「抑止戦略」も初めて適用される。抑止戦略は、戦時・平時の北朝鮮の様々な核の脅威と挑発シナリオに応じた外交・軍事的対策を含んでいる。
Q:北朝鮮が最も恐れる練習内容は。
A:キーリゾルブに続くトクスリ演習期間に実施される韓米連合上陸訓練だ。3月末、韓米海兵隊約1万人とオスプレイ(MV22)垂直離着陸機など両国軍の上陸戦力が総出動して慶尚北道浦項市(キョンサンプクト・ポハンシ)一帯で行われる。北朝鮮の韓国侵略時、韓米の海兵隊が反撃作戦の一環として東・西海岸に上陸し、平壌〜元山(ウォンサン)以南の軸線を遮断し、最短時間内に平壌を攻略するシナリオだ。さらに、在韓米第8軍内に設置された北朝鮮の核除去担当チームの戦術訓練も北朝鮮には警戒の対象だ。有事の際、寧辺(ヨンビョン)の核施設やウラン濃縮施設など北朝鮮全域の核施設を掌握し、核物質を確保する内容で実施される。
Q:キーリゾルブに参加する米軍戦力の経済的価値はどの程度か。
A:米軍参加戦力の価値を金額に換算すると計30兆ウォン以上で、韓国の今年の国防予算(約35兆7000億ウォン)に匹敵する規模だ。北朝鮮は通常戦力ではこれに到底対抗できないと見て、核開発に執着しているのだ。軍関係者は、「北朝鮮の核開発は体制維持の手段だけでなく、有事の際の米軍戦力の劣勢を一挙に挽回するためのものだ」と述べた。
===
韓米軍事演習「フォール・イーグル」 1日スタート | 政治/ニュース/ニュース/KBS World Radio
「フォール・イーグル」は、実際に兵力や装備を移動させる野外機動訓練で、今回の訓練には、アメリカの原子力空母「カールビンソン」が展開されるほか、ことし1月に在日アメリカ軍に配備された最新ステルス機「F-35B」も初めて参加します。
またアメリカの地上軍3600人が参加するなど、これまででもっとも大規模になる見通しです。
この訓練は4月末までの2か月間行われます。
さらに今まで立案されてきた作戦については以下が参考になる。
北朝鮮のSLBMはいつでも発射可能な状態か 米機関が分析 - ライブドアニュース
===
米国の対北朝鮮3大オプション…韓国への核兵器配備、金正恩除去、秘密作戦 | Joongang Ilbo | 中央日報
===
トランプ米大統領が構想している対北朝鮮問題解決の戦略的選択に、韓国への核兵器配備と金正恩(キム・ジョンウン)除去作戦などが含まれていると伝えられた。
米NBC『ナイトリーニュース』は7日に米軍高位関係者と情報機関消息筋などの話としてこのように報道した。NBCは米国家安全保障会議(NSC)が米中首脳会談に先立ちトランプ大統領に3つの対北朝鮮戦略オプションを提示したと説明した。
◇オプション1.韓国への核兵器配備
報道によると、トランプ政権が最も優先的に取れるオプションとして韓国内への核兵器再配備を考慮している。1991年に韓国から撤収させた戦術核兵器を再び持ってくることだ。米情報機関高位関係者は「われわれは20年間外交的努力と制裁を並行してきた。しかし北朝鮮の核開発を防ぐのに失敗した」とし、韓半島(朝鮮半島)への核兵器再配備議論に対する背景を説明した。烏山(オサン)空軍基地に再び核兵器が配備される場合、東西冷戦終息後初めて米国が海外に核兵器を配備することになる。
リッパート前駐韓米国大使はNBCとのインタビューで「韓半島への核兵器再配備の必要性を受け入れる韓国人が増加している」と明らかにした。だが「世界非核化を目標に設定している米国が自らこれに逆行する政策を展開するのは良いことではない」と指摘した。また、スタブリディス元北大西洋条約機構(NATO)司令官は「良いアイデアだとは思わない。北朝鮮の憤怒だけ触発させるだろう」と懸念する。
◇オプション2.金正恩除去作戦
NBCはトランプ政権の対北朝鮮問題解決の2番目のオプションが金正恩除去作戦だと報道した。これに先立ち米国はリビアのカダフィ大佐とイラクのフセイン大統領など海外政府のトップの除去または逮捕作戦を進めたことがある。同様に北朝鮮の金正恩を直接除去することを戦略的選択肢に乗せたということだ。
スタブリディス元司令官は「金正恩除去作戦は興味をそそる戦略。特に非常に予測しにくく危険な指導者を相手にする時はそうだ」と説明した。だが「斬首作戦以降にどのようなことが展開されるかを自問してみる必要がある。北朝鮮問題においてはどんなとんでもないことが起きるかもわからない」と懸念する。リッパート前大使も「政権交替と斬首作戦に対する議論は中国側の大きな懸念を買いかねない。中国側がわれわれの望み通りに圧力を加えず正反対に動く可能性がある」と指摘した。
◇オプション3.韓米特殊部隊北派
トランプ政権の3番目の対北朝鮮問題解決案は韓国軍と米軍の特殊部隊を利用した秘密作戦だ。連合特殊部隊を北派し北朝鮮の核心インフラを破壊するものだ。NBCは韓国軍が昨年3月、「スパルタン3000」というニックネームで呼ばれる3000人規模の連隊級迅速機動部隊を創設したとし、これを利用して北朝鮮の主要核ミサイル施設と橋梁などを破壊する案が検討されていると報道した。移動式ICBMなどの移動を妨げるということだ。
一方、NSCからこうした3つの戦略的選択肢を伝えられたトランプ大統領は、その後2日間の米中首脳会談で対北朝鮮問題と関連して特別な合意点を見出すことができなかった。
ティラーソン米国務長官は7日の会見で「両国間のパッケージ合意のようなものはなかった。トランプ大統領が習主席にもし中国が米国と協力できないならば米国は自らのコースにより動くと話した」と明らかにした。だが「自らのコース」がこれら3つのオプションを指すものなのか、この3つのオプションを習近平主席に説明したのかなど詳しい内容は明らかにしなかった。
===
アメリカ軍をなめてかかってはならない。
例えば日本ではこんなことがあった。
レーダーに探知されずに、十機のステルス戦闘機が日本上空を飛んでいる。
日本のレーダーに捕らえられないものを北朝鮮は捕らえることなどできない。
あっというまに作戦は実行されるのだ。
金正恩、亡命してくれ!
CNN.co.jp : 「F35、探知されずに日本上空を飛行」 トランプ大統領
===
(CNN) トランプ米大統領は13日までに、マティス国防長官が2月に東京を訪問した際、35機の最新鋭ステルス戦闘機F35がレーダーに探知されずに日本上空を飛行していたとの認識を示した。ホワイトハウスで行われた米タイム誌とのインタビューで述べた。
トランプ氏はこの中で、「彼らは35機のF35を日本上空に飛行させた。レーダーに探知されなかった。上空を飛行し、誰もが『一体どこから飛来したのか』と言っていた。あれがステルス機能だ。本当に格好良い」と言及。この35機について、「高速で低空を飛行しており、探知されなかった」「飛来してきているとは誰も知らなかった」などとも述べた。
だ、F35の海外初配備で日本に到着したと伝えられている海兵隊仕様機は、配備予定16機のうち10機のみで、マティス氏訪日の数週間前だった。海兵隊は事前に配備を発表していたため、岩国基地に飛来してきたことに驚く人もいなかった。
このとき他にもF35が日本に展開していた可能性はあるだろうか。F35の他の海外配備としては少数の空軍仕様機が4月に欧州に派遣されただけだ。仮に日本に来ていたのが事実なら、それは最高機密に相当するものだったのだろう。
===
来年にはイギリスの空母もアジアにやってくる。
イギリスの新型空母が南シナ海の航行の自由作戦に参加する予定 - 原理講論を読む
航行の自由作戦参加である。
だが、韓半島も見据えているだろう。
安倍総理はメイ首相と会談しているが、当然この件のお礼を言っているだろう。
日本の安全は各国の協力関係を円滑にして守られている。
応援して下さる方は上のロゴをクリックして下さい。