ドラマ「イ・サン」に見るアダムと天使長側近、正室と側室
王であるイ・サンは、ひょんなことから少年時代に身分の卑しい者達と生涯の親友となります。
一人はソンヨンという絵を書くのが上手な女の子で、もう一人はテスという男の子です。
王子であったイ・サンにとって、身分を忘れて素の自分で接することができ、相手も敬語こそ使いますが、友として接してくる貴重な存在であり、他にはない関係でした。
二人の男に一人の女、ここから物語は始まります。
イ・サンがアダムであるなら、ソンヨンはエバ、テスは善の天使長のようなものです。
聖君による徳治政治がこの物語のテーマで、王様が民の幸福のため、実際に民が暮らしているところまでお忍びで訪ねて、民と会話する中でどのような政治課題があり、あるいは民の支障となっている課題があるかを発見して、宮中に持ち帰り政策を打ち出そうとされるのですが、なかなか側近たちの利害関係の渦を脱出して前進することができず、それでもあきらめないで一歩一歩前進していく孤高の姿を描いています。
政治は王様だけではすすめることができませんので、側近たちという天使長が必要であり、彼らはややもすれば王様の心情や立場に立つことができず、王様の政策実行の障害となります。
王様には二つのタイプの天使長がありました。
エバをめぐる愛の問題の天使長と
側近をめぐる政治の問題の天使長です。
さて王子は成長し正室を迎えます。
やがて王様になるのですが
ところがこの正室には子供ができませんでした。
王様が政治を立てなおそうとするときに右腕になった側近がいました。
そこで、王の母親は王の側室を持つことを正室に相談します。
正室は王家の血統の存続と繁栄のため快く受け入れます。
この正室は実に見事な女性です。
惚れ惚れするような圧巻の女性です。
勿論女優さんがどうのというのではなく、その役柄が高貴な姿を保っておられるからです。
ソンヨンが当時の社会倫理では到底受け入れがたい身分の卑しい女であるにも関わらず、人柄や、王様のかけがえのない支えとなっていることを熟知して、この者を側室にしたいと思っているのです。
ところが、王の母はどうしても身分の差を埋めることができません。
血統を重んじる文化の王家ですから、由緒ある家系から側室を迎えたいというのは当然湧いてくる感情でしょう。
母は嫁選びの特権を持っていますから、別の者にしようとしました。
これが王の右腕の妹でした。
これは政争を招く要因になりかねないことでしたので、正室は反対しましたが、これを王の母は押し切りました。
つまり妹に男子が生まれれば、次期王が決まります。
すると王の右腕は親族でもある次期王の伯父となって権力を振るうことができます。
これが危険なことは朝鮮の歴史において証明されていることのようです。
側室は自己中心な人柄でした。
内的なマリアではなく外的なマルタでした。
結局問題を引き起こすことになり、兄は王を守ろうとする本分を忘れて、その妹を守ろうとして自己の位置を離れます。
やがて王を無きものにしようとするものの仲間に引きこまれていきます。
サタンは側近から入ってくるのです。
さてテスは一途にソンヨンを思っていました。
ソンヨンが王様を一途に思っていても身分の差があまりにもあって、叶わぬ夢なので自分と一緒になってほしいと思っていました。
彼は王様のために何度も命を失いそうになります。
またソンヨンのためにも命がけの道を行きます。
だが、かれは王様に懇願するのです。
ソンヨンを側室にして欲しいと。
ヨセフはイエス様が大きくなるにつれて、父親の顔に似ていくさまを見て、イエス様に辛く当たりました。
ユダは愛するマグダラのマリアを自分から奪っていったイエス様を恨みました。
テスは善の天使長として越えていくべき愛の十字架を征服して勝利しました。
見事な男です。
一方、女性の側でも正室(正妻)と側室(妾)が王様を中心にして一つになりました。
正室はソンヨンを望みましたが、王の母に別の女性を立てられても、意見は述べましたが王の母を立てて仕えました。
王の母からソンヨンは拒否されたのですが、王はソンヨンも同じ気持でいてくれるだろうと聞いたのですが、ソンヨンは違うと否定します。
そこで王も母に従うことになります。
この物語は相手に対する限りない思いやりに満ちています。
さて、この側室は短命に終わります。
いよいよ今度こそソンヨンの本心を知った王は、
王の寝室にソンヨンが泊まったという既成事実をつくって、母親を説得しようとします。ですが実際には床を分け書堂に王様は泊ます。
母や正室を裏切らず、ソンヨンを大切に思い、認められてから愛し合いたいと考えてのことでした。
側室にソンヨンはなりましたが、それを認めずさらに別の側室を母は用意することに・・・
王の心と一つになって正室はソンヨンを愛しました。
ソンヨンを擁護するたび王の母から叱られました。
側室に王を捧げ、側室を守って王の母から打たれました。
それでも彼女は王妃の威風を決して失うことがありませんでした。
多くの鑑賞者は王とソンヨンが晴れて結ばれたことに感動するのでしょう。
だが、わたしは王の正室やテスという脇役に感動いたします。
統一原理の血統転換の要だからです。
朝鮮民族にはほとほと嫌気が差すことが多いですが
統一原理も血統転換も知らないにもかかわらず
このような内容の作品を生み出すことができる民族とは
一体なんだろうかと感服いたします。
残念ながら日本人には到底考えつくことができないことでしょう。
「春秋太后」というドラマでは姉妹が一緒に王に嫁ぐ話があります。
王の心に一心で愛し侍ることができる、ラケルとレア、二人の姉妹だが一つの心で生きる。
それが本然のエバでした。
四位基台を見れば愛が中心です。
主体と対象は中心ではありません。
格位や地位は中心的問題ではありません。
堕落によってもたらされた堕落性によって我々は錯覚に陥っているのです。
同様に兄と弟である神様と天使長も一つの心で生きるべきでしたし、それ以上に、一つの心で行きたいと感じてしかるべきでした。
<教訓>
1、王子には竹馬の友がそのまま側近となって支える基台になることが望ましい。
2、王子の 王女となる外戚には権力の中枢に置かないようにすべきです。
最後に、日本は主の国に対して
万物蕩減を果たし
人的蕩減も果たし
心情的蕩減は韓国に嫁いでいかれた女性たちが主に果たしてくださった。
霊的に見るならば、
彼女たちは韓国人の主人に対して、別途に主の心情の妾として
あらゆる困難の中にあっても信仰を立ててくださいました。
今日まで日本がエバ国家としての威信と責務を果たせたことは
まさに彼女たちのちと汗と涙の道があったからにほかなりません。
ここに謹んで全食口の感謝の意を表明するものです。
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