原理講論を読む

日常生活の中で 考える糸口を求めて

創造原理

創造原理 絶対思考 目的を考える生活習慣

何故目的を先に考えなければならないのであろうか? では反対に目的を考えないとしたら、何を普通は考えるのであろうか?そう自問すれば、目的と対に語られることの多い方法である。すると、方法を先に考えず、目的を考えよということになる。そして目的とい…

創造原理 絶対思考 本質を考える生活習慣

4Kという高画質のテレビが少し前から話題になっているようである。絵画史においての自然主義はこのような現在のディスプレイに表出される映像のように、実際我々が生活の中で、眼によって見ている、ありのままの姿を基準としている。 画質の向上は、単に画…

創造原理 絶対思考 基準を考える生活習慣

数学者の岡潔先生はピカソの絵を無明であると言われた。またある評論家はピカソの絵で顔が重なっているように描かれていることから、満員電車でぎゅうぎゅう詰めになった経験を連想して、顔と顔や体と体が押しつけられている、普通でない有様から、不条理を…

創造原理 絶対思考 原則を考える生活習慣

原理というものは普遍的に当てはまる理屈のことであるが、原則というのは人間に関わることに使われることも多く、原理よりは緩やかな適用がなされるようである。 統一原理では数理とか数理性が存在するとしている。 3数というのは原理数とでも言うべきもの…

創造原理 絶対思考 原理を考える生活習慣

原理を考える生活習慣ということであるが、中学・高校の数学や物理の問題を解くというように、予め原理が示されて問題の解を求めるというものとは違って、日常生活では現象として現れている事象を導き出している原理の有り無しが先ず問われ、もしあるという…

創造原理 絶対思考 価値を考える生活習慣 

価値の本質は喜びである。この喜びをもたらすものとして効用価値といったように、色々な名称が付けられているのであろう。 原理講論にしても統一思想にしても、価値としては真美善の3つということになっている。ところで我々は霊肉の二重存在である。霊人体…

創造原理 絶対思考 動機を考える生活習慣

神様は労働量を交換価値とする労働価値説の立場を取らない。先回、私が社会保障の件で、1日の労働時間8時間を100%として・・・といった考えも、実は神の思想とは関係ないどころか、唯物的発想であったと懺悔しなければならないのである。深くお詫びを…

創造原理 絶対思考 イエス様が語る、葡萄園の労働者の譬えと神の心情の核心

新約聖書において、神様やイエス様の心情の核心が説かれているところは、マタイによる福音書20章1節~16節、すなわち、葡萄園の労働者の譬えとして広く知られている内容である。 原理講論の堕落論に「愛の減少感」が説明されている。 朝から働いた労働…

創造原理 絶対思考 心情を考える生活習慣

量子力学の発展に貢献してきた物理学者には、東洋の宗教や哲学に傾倒するものが何人かでている。コペンハーゲン学派のニールス・ボーアもその一人であった。ボーアの紋章には太極図のモチーフが用いられているのであるが、易経の陰陽哲学において、陰と陽の…

創造原理 絶対思考 究極を考える生活習慣

既にお話しした如く、一見物事の原因であったり、本質であったりするように見えるものであっても、よくよく考えていけば、まだまだ最後の原因という訳ではなくて、つまりは本質ではなく現象であったといったことがある。 そこで何が何でも究極のなんとかを求…

創造原理 絶対思考 中心が何かを考える生活習慣

モレなくダブリなくのMECEのように整理された内容ではないが、要は絶対思考のイメージを掴めばそれでいいのではないかと思うのである。 自分の頭の中では絶対思考がひとつという感覚であるからである。とはいえ、この覚え書きの状態は漸次整理整頓してい…

創造原理 絶対思考 神の立場で考える生活習慣

自分では普段無意識にぽんぽん、ぽんぽん使っているのに、他の人に伝えるとなると、思いつくままにではなく、全体の構造や、わかりやすい順序に気を配らなければならぬという、当たり前のことがなかなかできず、自分の力不足が身に染みる。一応の項目はいく…

創造原理 授受作用(授受法) 絶対思考・相対思考・統一思考

統一思想の認識論には存在形式と思惟形式にそれぞれ10ずつの範疇がかかげられている。これを学生時代に思考活動に旨く組み込めないかと、あれこれ試してみたが、とうてい私の手に負える代物ではなかったのである。 以下に実際に挙げてみよう。 存在形式 思…

創造原理 授受作用(授受法) 時空心情思考

あらゆる存在を造っている主体と対象とが、万有原力により、相対基準を造成して、よく授けよく受ければ、ここにおいて、その存在のためのすべての力、即ち、生存と繁殖と作用などのための力を発生するのである。このような過程を通して、力を発生せしむる作…

創造原理 万有原力 超越と内在

神はあらゆる存在の創造主として、時間と空間を超越して、永遠に自存する絶対者である。・・・・神がこのような存在としておられるための根本的な力も、永遠に自存する絶対的なものであり、同時にこれはまた、被造物が存在するためのすべての力を発生せしめ…

創造原理 神と被造世界との関係 創造性と相似性

被造物はすべて、無形の主体としていまし給う神の二性性相に似た実体に分立された、神の実体対象であることがわかった。このような実体対象を、我々は個性真理体と称する。人間は神の形象的な実体対象であるので、形象的個性真理体といい、人間以外の被造物…

創造原理 二性性相 被造世界の有機的階層性と 層理である戦略と戦術

被造世界に共通する普遍的事実 人間:心 と 体 動物:動物心 と 体 植物:植物心 と 体 分子:合目的内命性 と 体 原子:合目的内命性 と 体 素粒子:合目的内命性 と 体 全存在:内性 と 外形 (厳密には内性には性質と形、外形には形と素材がある) そこで…

創造原理 二性性相 相対思考

森羅万象の存在様相が、表裏、内外、前後、左右、高低、強弱、抑揚、長短、広狭、東西、南北などのように、すべて相対的であるのも、あらゆる被造物が二性性相の相対的関係によって、お互いに存在できるように創造されているからである。 本質本体である神に…

創造原理 二性性相 神と被造世界、神と我々の人生

如何なるものであっても、それ自体の内においてばかりではなく、他の存在との間にも、陽性と陰性の二性性相の相対的関係を結ぶことによって、はじめて存在するようになるのである。 被造世界に見る存在物の6層:素粒子・原子・分子や植物・動物・人間 には …

創造原理 二性性相 全体から部分へ

普遍性から特殊性へという視点の移動と順序が大切であると語ってきた。客観的事実を見誤る可能性があるからである。これと関係して、全体から部分へという視点の移動や順序が大切であるという指針がある。 沖縄のキャンプ・ハンセンでヘリコプター事故が起き…

創造原理 二性性相 普遍性から特殊性へ

神の神性を知るために、被造世界に普遍的に潜んでいる共通の事実を探ってみることにしよう。存在しているものは如何なるものであっても、それ自体の内においてばかりでなく、他の存在との間にも、陽性と陰性の二性性相の相対的関係を結ぶことによって、はじ…

創造原理 二性性相 客観的事実思考

前回は、見えるものから見えないものを見る、という話であったが、このことが我々にとって大変重要であると思われる理由は、神様や真の御父様は我々に対して与えてくださる本質的な愛を隠される、秘される事が多く、まんまとその罠に掛かってしまって、神様…

創造原理 二性性相 見えるものから見えないものへ

「神の見えない性質、すなわち、神の永遠の力と神性とは、天地創造このかた被造物において知られていて、明らかに認められているからである。従って彼らには弁解の余地がない」(ロマ1/20) 見ることのできない創造主であられる神の神性は見ることのでき…

創造原理 究極原因思考

いよいよ創造原理ですが、残念ながらこのブログは原理講論に書かれている内容の解説を目的とするものではないので、念のためお断りしておきたい。そういう趣旨の情報はネットを検索すれば、いくつも探せることと思う。 創造原理の初めには、人間は人生と宇宙…