実際には52分程度がこれに割かれていました。
一昨日、金日成主席誕生105周年記念「太陽節」が盛大に祝われた翌日の昨日、
日本海側にある北朝鮮の新浦(シンポ)付近から、午前6時21分ミサイル1発が発射されたが、発射直後すぐに爆発して失敗に終わった。
<トランプ大統領のツイッター> 4脱16日午後10事41分
Our military is building and is rapidly becoming stronger than ever before. Frankly, we have no choice!
我が国の軍隊は体制を整えている、しかも、かってないほどに急速に強力になっている。率直に言って、我々にある選択肢は一つである。
<ペンス大統領に随行した外交補佐官>
「発射は失敗に終わったので、アメリカは国力を費やす必要はない」
北朝鮮の軍事パレードに現れた7種類のミサイルのうち、なんと4種類のミサイルは初めてお披露目されたものであった。
なかでも、今まで以上に巨大なICBMは驚異的であった。
<軍事ジャーナリスト黒井文太郎氏>
「とにかく一番驚いたのは新型のICBM。それはまったく予想されなかったものが出てきた」
「北極星1,2に比べるとはるかに巨大なもので、これがもし実現するとですね。ワシントン・ニューヨークがこのサイズであれば間違いなく射程に入ると思います。これは、驚きでなんですよ、ほんとに。これが実現したらアメリカは絶対黙っていないと思います。」
北朝鮮はこのように主張している。
「アメリカが無謀な挑発を仕掛けてくるのなら、即座に殲滅的打撃を加え、全面線には全面線で、核戦争には核攻撃戦で対応する。」
<60年代金日成発言>
「局地戦争では局地戦争で、全面戦争では全面戦争で対決する」
パレードには、顔を黒く塗って登場した特殊部隊と、白い服を来た化学兵器部隊が印象的であった。
コリア・レポート編集長の辺真一氏は、軍事的行動と経済的制裁のうち、軍事的選択は取れないだろうと予測している。
辺真一氏によれば、一連の北朝鮮ミサイル発射の狙いは、アメリカを射程に収めるICBMの開発のための実験であるという。
<ホワイトハウス外交補佐官>
「ミサイル発射には驚いてはおらず、いつ発射するのかの問題だと思っていたが、失敗したのは良いニュース。これが核実験ならアメリカは別の方策を講じていただろう」
黒井氏によれば、何らかの圧力、すなわち安保理であるとか、飛行機を飛ばすとか、何らかの行動を取るという意味であろうが、一度も先制攻撃をするとは言っていないので、そのような意味とは考えにくいと言う。
辺氏は、今回のペンス副大統領の訪韓と訪日は、先制攻撃をするなら日韓の承認が必要なので、日本の場合は安倍総理と事前協議をするのではないかと言う。
ただし、ある意味ですでに承認しているとも考えられる。
つまり、アメリカ側のいう全てのオプションがテーブルに並べられているという主張に対して、両国が理解を示してきているからだと辺氏は言う。
この時点でもう韓国とも日本とも了解を取り付けたアメリカは判断したであろうと言う。
緊急の事態が訪れてから連絡し承認を待っていたのでは、とても実際の対応ができないから、前もって打ち合わせておかなければならない。
黒井氏によれば、韓国はアメリカと共同で行動する事になっているので承認と言えるが、日本の場合は報告を受けるという形になると言う。
<マクマスター安全保障補佐官>
「平和的解決のために、あらゆる軍事的措置を除いたような、あらゆる手を打ち出す時期に来ている」
北朝鮮は譲歩したときに、譲歩したふりをして裏では開発を続けれきたのが実際であると黒井氏は言う。
「トランプはオバマじゃない。同じように金正恩も金正日ではない」と一般に言われていることを、辺氏は持ち出して、金日成や金正恩の強硬姿勢の背景にあるアメリカと交渉する時の北朝鮮の哲学を紹介した。
「アメリカ帝国主義との闘いで一歩譲歩すれば、二歩三歩譲歩を強いられる」
つまり絶対譲らないというのがこの国の原則であると言う。
ミサイル発射は以下のように継続して行われてきた。
<約2ヶ月間で5度のミサイル発射>
1,2月12日 亀城(クソン)付近からミサイル1発
2,3月6日 東倉里(トンチャンリ)付近からミサイル4発
3,3月22日 元山(ウォンサン)付近からミサイル1発 失敗
4,4月5日 新浦(シンポ)付近からミサイル1発 失敗
5,4月16日 新浦(シンポ)付近からミサイル1発 失敗
<安倍総理 4月13日>
「サリンを弾頭につけて着弾させる能力をすでに保有している可能性」
<朝鮮人民軍 総参謀部報道官 4月14日>
「日本本土や沖縄、グアムなどの米軍基地はもちろん、米本土もわが戦略ロケット軍の照準圏内にある」
新型ICBM、写真は産経より引用
北朝鮮、新型ICBMか 軍事パレードで米けん制 - 読んで見フォト - 産経フォト
黒井氏によれば、推定射程12000キロ以上でワシントンも狙える。
この写真の中にミサイルが入っているのだが、およそ全長22mではないかと。
また、固体燃料なので液体燃料のように腐食を野心の避けて、燃料注入は直前にする必要もなく、あらかじめ装着してあるので、発射直前の発見がほとんど難しい。
写真の弾頭ぶぶんにが、カパッと開いてミサイルを入れられるような切れ目が見られないことから、ハリボテだとの指摘もあるが、そうだとしても、そのハリボテを作っている本気度に黒井氏は注目して、北朝鮮がこのICBMをつくるぞという強い意志が見られることが重要だと考えている。
応援して下さる方は上のロゴをクリックして下さい。