家庭連合の教会では縦の関係がほとんどであった。
いつからこのように歪なカインアベル組織が完成したのだろう?
最後の共産主義というジョークがまかり通るほど歪んだ管理体制の文化を確立した。
神様を中心とする兄弟姉妹の関係のはずが、
一部では見られても全体として成立することはなかったと思う。
何故だろう?
とにかく所属教会以外の信徒の交流を嫌う文化がある。
主管が違うというのだ。
主管とは愛による主管と定義されているが、
実際は管理上の都合による支配の様相が見られたものだ。
サンクチュアリに現れたリーダーたちは権力欲が強い野心家が多すぎた。
天使長さながらに日本のサンクチュアリの天下を取ろうという腹のものが多かったと思う。
今も胡散臭い奴が狙っているかも知れない。
「江利川が退いたら俺の番だ!」と。
いつまでも天使長でいろよ!
どうやったら三代王権と祝福家庭教会が直で結ばれたフラットな組織は現れるのか?
あるいは、家庭教会の祭司長であり王であるという祝福の中心家庭は現れるのか?
そしてそのような祝福中心家庭が三大主体思想と四大心情圏を成就した三大王権をなんとしても築いてほしい。
従来のリーダーは教会や協会組織を作った。
一郎さんと円四郎さんは、あらゆるサンクチュアリの教会や協会の境界をなくして交流できる「場」を作ろうと決意した。
われわれは羊泥棒をしない。
お父様が願う心情文化をつくるためにサンクチュアリの聖徒が組織の境界を超えて自由に交流できる「場」をつくる。
日本人が好きな「組織」ではなく、「場」をつくる。
簡単なことだった。
AサンクチュアリのLINEはAサンクチュアリの信徒しか参加できない。
BサンクチュアリのLINEはBサンクチュアリの信徒しか参加できない。
この点は家庭連合と変わりがない。
それは組織だからだ。
わたしたちがつくりたいのは組織ではなく三大王権を中心とする家庭教会のネットワークだ。
内村鑑三は無教会派だった。
一郎さんと円四郎さんは無境界派だ。
わたしたち二人はこう言う。
「どうぞ今所属の教会や協会の生活を大切になさってください。わたしたちはあなたを囲い込んだりしません。そんなことはしたくもありません。誰がどこの組織に所属しようとどうでも良いことだからです。」
わたしたちは急ぎません。
じっくりゆっくり趣旨に共感し価値観を共有する方を身近から探して、
「いかがですか?」と問いかけていきます。
そして神の愛する兄弟姉妹とお父様の願われた理想に形を築いて行きたいと思います。
すべての王と王妃の家庭に実体の神様の栄光が顕現しますように!