原理講論を読む

日常生活の中で 考える糸口を求めて

「和」の文化は善悪を横において仲良くするグレーゾーンに生きる文化

狭い門から入りなさい。滅びに至る門は大きく、その道は広いからです。そして、そこから入って行く者が多いのです。

いのちに至る門は小さく、その道は狭く、それを見いだす者はまれです。
マタイ 7・13〜14

 

日本人は「清濁併せ持つ」という言葉が好きです。

そうでないと「青臭いな」と言われたりします。

波風を立てずに世間を生きて行くには、物事をはっきりさせることから目を背けお互いグレーゾーンに生きて仲良くいたしましょう。

こういうことが、まあ美徳になっています。

 

聖徳太子は、上の人が下の人に対して和らぐことが大切であるとされました。

アメリカの企業では上司と部下はライバル関係でもあります。

映画ではよく逆転を見ます。

日本では、上のものが下のものと争ってどうするのだという考えがあります。

ライバルとされるのはむしろ同期のようです。

だからあの社長は何人抜きだとか言います。

年功序列です。

 

日本は唯一神の宗教ではないので、善悪の峻別が苦手です。

善悪をはっきりさせれば、人間関係がギクシャクするからです。

それはヘブライズムとは関係がありません。

 

モーセの「十戒」という映画を見れば、悪は死そのものです。

そういう感覚が日本人には希薄です。

罪は死の影という感覚。

税金をちょろまかしていても、バレたらしょうがない。

グッチの社長のアルドは81歳で1年の禁固刑を執行猶予なしの実刑で受けています。

 グッチ一族の抗争は韓流ドラマ並です。

 

 1985年アルドは、「マウリチオは、秘書に父親のサインを偽造させて、GUCCIの株を相続した」と告発。

元秘書が、証人として出廷したことでマウリチオは窮地に立ち、社長職から追放されます。

しかしアルド側も、返り血を浴びます。 1986年9月、アルドは740万ドルの脱税容疑で、法廷に立たされます。これを告発したのは、実の息子パオロでした。

アルドに判決が下されます。
執行猶予はつきませんでしたが罰金3万ドルと1年の禁固刑

ファッション界のドンは81歳で投獄されます。

グッチ家の崩壊~斉藤のファッション講座Part10~ | 言葉使いと言葉遊び

 

これぞ「法の秩序による正義」です。

 

 

遠藤周作の「沈黙」は本来のキリスト教とはかけ離れた宗教を描きました。

日本教です。

人間の事情からものごとを見つめていきます。

 

神様は全てご存じだから、

あなたの弱さもすべてご存じだから、

大丈夫踏み絵を踏みなさい。

 

多神教、昼の神様を望みました。

一神教、夜の神様を求める宗教はものごとを神の事情から見ます。

ヨブはそのいい例です。

創造主と被造物の違いがそこにあります。

 

では何故お隣の韓国や中国ではキリスト教が広がったのでしょうか?

36分40秒以降に奥山氏の韓国人や中国人のメンタリティーの違いを述べています。

ついでに奥山氏のセミナーも関心がある方は御覧ください。

 

www.youtube.com

 

伝道と宣教のセミナーシリーズ

1「宣教と伝道」

2「異文化伝道」

3「文化ショックの解決」

4「伝道とは何か?」

5「文化に上下はない」

6「教派と超教派の協力」

7「海外帰国子女の問題」

8「世界宣教達成のために」

 

各動画はおよそ50分くらいです。

多少同じ話が繰り返されたり冗長なところもありますが、

気付かされるものもあります。

 

 宣教師について書かれた本はあまり見かけません。

  

宣教師入門

宣教師入門

 

 

 家庭連合では、キリスト教を理解できませんでした。

キリスト教の背景のある人を充分に用いなかったからでしょう。

天地正教を呑み込むはずが、逆に呑み込まれてしまいました。

天地正教は統一原理の日本仏教的表現として出てきたものでしょう。

 

八百万の神とは、あなたも神様、あの人も神様です。

善悪を判定できません。

日本人にはこれがあります。

 

サンクチュアリに来てもこの課題は我々について回ります。

 


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