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マクマスターからボルトンに ボルトンについての記事

マクマスター辞任、後任は「在沖縄米軍の台湾への一部移転案」を出したボルトン - 日本の真心が目覚めました より引用

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CIA、諜報

03 /22201マクマスター大統領補佐官(国家安全保障担当)が辞任しますね。アメリカは、昨年末から大企業トップ、米議員の大量な自発的辞任などもあり、水面下で政財界の大規模な浄化が進んでいるようで、少し前向きな気持ちになっていました。しかし、オバマの選挙区だったシカゴ市は、憲法違反までして治安維持に国連軍を要請するし、建国以来、初めての自虐史観というか内部からの崩壊を経験しているようで、危機感は拭えませんでした。


 このブログで、投資家のジョージ・ソロスがナチスの協力者であったことをテレビで告白した事実や過去の国家転覆歴ヒラリー・クリントンの大統領擁立を狙って巨額の寄付をしていたことなどについて書いてきました。強硬なイスラエルまでがソロスを「国家の敵」と指定しています。

そのソロスがアメリカの国家転覆をバックアップして、さまざまなテロ団体や政治団体、メディアに寄付しているのですが(その膨大なリストも一部、過去記事で掲載しました)、昨年の夏頃にマクマスター大統領補佐官がソロスも出資している国際戦略研究所 (IISS)というロンドンに設立された民間の国際的戦略研究機関に2006年9月から2017年2月まで名を連ねていたことが報道されたことから、トランプ政権も盤石ではない、と思いました。

マクマスターとソロス

しかも、政治評論家のロジャー・ストーン氏によるとマクマスターはホワイトハウス内部の動向をソロスにいちいち報告していた、と述べていました。これは、政権の中、しかも安全保障に関する重要なポストに就いている人物が国家転覆勢力のスパイだった、というような感じですよ。日本だったら、蓮舫防衛大臣になって、政権と自衛隊の動向を中国共産党に逐一報告していました、みたいなレベルの話ですよ。(想像するだけで恐ろしいけど)

このマクマスターというのは、国家安全保証委員会の戦略計画部の責任者であったリッチ・ヒギンズ氏を昨年7月に解雇したのですが、「国を守っていこう」という考えの人物をかなり粛清していたのです。ヒギンズ氏が出した報告書の内容は、「国境破壊主義者(グローバリスト)、銀行家、ディープステート、イスラム過激派を含む国内外の脅威」について書いてあり、「ロシアの件はトランプ大統領国家主義的な計画を頓挫させるための企みであり、国家破壊主義者とイスラム過激派がアメリカを破壊しようとしている」という内容で、そう言った脅威に対する対策も報告書に含まれていた、と報道されました。

後任はボルトン

「ジョン・ボルトン元米国連大使が在沖縄米軍の台湾への一部移転案をWSJに寄稿」
http://www.ritouki.jp/index.php/info/20170121/

後任のボルトン氏ですけれどね、これはアメリカにとっては有利な人事ではないかと思います。そして、日本にとっても、この人事は有利に働くと思います。在沖縄米軍の一部を台湾へ移転させる案を出されているのですが、国際政治学者の藤井厳喜氏もそうなれば「中国への強い抑止力になる」と述べています。

今、中国が人口島を強引に作って、アジア周辺の海を我が物にしようとしていますが、その辺りが万が一封鎖されて、日本の船が通れなくなってしまうと、石油から物資から何から何までシーレーンを使って船で運んでいる日本にとっては死活問題になるからです。ちょうど台湾の辺りで米軍が睨みを効かせることができれば、大きな影響があるはずです。

オバマ政権時代は中国にアメリカの武器を陰で売ったりしていましたし、北朝鮮もクリントン政権時代から支援してきましたから(民間でも米軍の委託受注企業であるグーグルも北朝鮮つながりありましたからね)、だんだん方向転換されていくのでしょう。

まあ、沖縄から米軍がすぐに全面撤退されると、それはそれで日本は困りますが。しかし、産経新聞が「一部」という言葉を抜いて、「台湾に移転案」という見出しを使ったのは、かなり誤解を招く表現だと思いました。

http://www.sankei.com/world/news/170118/wor1701180019-n1.html

そういうわけで、私はあのツルピカな方の辞任でかなりホッとしています。

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