原理講論を読む

日常生活の中で 考える糸口を求めて

経理は明瞭であることが大切だが、固定費には将来のために使われる戦略費があり、トップの意向を理解しなければならない

会計の透明性を多くの方々が関心を持っておられるようです。

私自身は現在の会長には不安を感じませんが、

時期会長以降が草創期の会長のように経費を使うと

家庭連合の指導者のように堕落する可能性があると考え、

ルールや三権分立のようなチェックアンドバランスが

整備されることを望んではおります。

 

ですが、地方の教会とは違い本部は、全体的な摂理に責任を負っています。

そこで、全体のため将来のために種まきをしなければならないことがります。

二世を支援してアメリカでの亨進様による教育を体験された方の中には

亨進様も感動するような証も出てまいりましたことは皆の知るところです。

 

固定費の内訳を大雑把に捉えてみる例えば以下のようになります

 

1,ヒト 人件費

2,モノ 経費

3,モノ 減価償却

4,カネ 金利

5,戦略費 将来のための投資

 

一般に営業と経理の意見が別れやすいのが、戦略費です。

これを将来のための種まきと考えるか、無駄と考えるか難しいところです。

費用対効果とか回収可能性とかが考慮されるのでしょう。

 

教会の運営も会計の透明性は結構なことですが

み旨をどのようにして進展させるかという問題があります。

現状維持か現状打破か?

 

7年間の艱難の年は戦時です。

闘いの時です。

思い切ったことをしなければ後退してしまいます。

 

もし、経理がみ旨の進展に天が必要と考えていることを

ストップしてしまえば、明瞭な会計を営んでいても

この世的には問題がありませんが

天的には引っかかってくることでしょう。

お父様が何を今願っているのかそこのすべてをフォーカスすべきです。

 

み旨とは何かという感覚は、献身して様々なことを経験しないと

なかなかわからないものです。

さらに教会の会計を担当したことがなければ

公金を預かってどのように責任者と交流すべきか

掴みにくいものでしょう。

 

ただ言えることは、全体摂理を遅らせるような判断を経理がすれば

引っかかるということです。

よくよく神に祈るべきです。

 

わたしの相対者はこちらに来る前は地方教会の経理をしていました。

昔亨進様が全国を巡回されたときに訪れた一つです。

教会長のお金の使い方サモニムのお金や人の使い方

まあ、いろいろ苦労したでしょう。

地方教会でもみ旨を進めていくための方策を考えるでしょうし

重点的に投資することもあるでしょう。

見極めが大切です。

 

高価な香油をメシアに注ぐより、そんな金があるなら貧乏人に施せばいいというような

ユダ的な金銭感覚では困ります。

間違いのない金銭管理をする上で、さらにみ旨を進めなければなりません。

本部教会には重責がかかっています。

 

さて、西順一郎が考案した戦略会計はとてもシンプルに損益分岐点をとらえます。

利益が見える戦略MQ会計 より引用

==

     
 

 ■ MQ会計は要素法

  世のなか往々にして税務署用の損益計算書をMQ会計表の様式に記入しているものを見受けますが、これは「売上・仕入・粗利・固定費・利益」を単にローマ字化しただけのものです。MQ会計とは西順一郎氏の数々の著書を見れば分かるとおり「要素法」であり、P・V・Q・F・Gが自在に動いてG(利益)最大化を実現するものです。
  

 

 

 

 
残念ながら今の会計は科学的ではありません。決算書には「売上高」とたった一行で表示されているため、儲けるための発想ができにくくなっているのです。「売上をあげろ!」、「経費を減らせ!」では何をどのようにしたら良いかわかりません。その点MQ会計は要素法なので、この先とても科学的でわかりやすくなり、経営の意思決定に使えるのです。
  

 

 

 ■ なぜ売上高をPQというのですか?

 

会計の世界では「売上高、変動費、限界利益、固定費、利益」などのような専門用語が一般的に使われています。しかし、決算書をいくら分析してみたところで利益は増えません。さらにこの先何をどうしたら良いのかがわからないのです。

利益を生みだすのは現場です。MQ会計は社員レベルにまで広がったときに真の力を発揮します。そのとき社員は

  ・用語が難しくて覚えられない(漢字を書くのが面倒だ)
  ・どうすれば利益が増えるのかを簡単にイメージできない


MQ会計はP・V・Q・F・Gのたった5つの要素で、企業の現状を簡単にわかりやすくしてしまいます。そしてこの5要素が社内の「共通語」になったときに「本当に強い会社」に変わることができます。PQ(売上)とはP(単価)×Q(数量)の掛け算なのです。
売上高と漢字で書いた途端に、「売上を伸ばせ」「売上が減った」という表現しかできなくなりますが、PQつまりPとQに分解して考えることでP↑なのかQ↑なのかという発想が、社員レベルでできるようになるのです。
 

 
 

 ■ 利益が出るとは?

 

利益が出るとはどういうことでしょうか? 
会計処理上 利益が出る とは、次の状態をいいます。

   売上(収益) > 経費(費用) 

MQ会計における 利益が出る とは次の状態をいいます。 

   MQ(粗利総額) > F(固定費)

G(利益)は、MQ(粗利総額)とF( 固定費)の関係で決まります。MQ会計では「売上(収益)が増えれば利益は増える」という理論は成り立ちません。PQ( 売上高)はそれほど重要項目ではありません。どれだけPQ(売上高)を上げたのかではなく、どれだけ MQ(粗利総額)を獲得したのかが重要になります。PQはMQを引き上げるための手段に過ぎないのです。

   G(利益) = MQ(粗利総額) - F(固定費)
  

 
 

 

 

 
利益が出るか赤字になるかはMQとFのバランスで決まります。
 

 
 

 

 

 
赤字の企業では、F(固定費)を回収できるだけのMQ(粗利総額)を稼ぎ出すことができません。 

それには目標利益から先にを決めることが重要です。 黒字にも赤字にもならないトントンの状態の売上を損益分岐点売上高といいます。じつは赤字の企業ほど目標利益を明確にしなければなりません。借入金を減らすには利益を出す以外に方法がないからです。 売上目標は設定しても利益目標はなかなか設定できないものです。目標G(利益)を設定した状態でMQ(粗利総額)をいかに確保するかがもっとも重要になるのです。

 ===

 

 

利益が見える・戦略MQ会計入門 - mxpro.jp より引用

===

 

MQ会計は要素法

缶コーヒーを販売している会社があります。仕入原価60円の缶コーヒーを1本100円で売っています。この会社は缶コーヒーしか売っていません。

当月は10本販売しました。

この場合の収益構造を、MQ会計では次のように表します。

 

MQ会計は要素法です。八百屋さん、魚屋さん、床屋さん、飲食店、卸、小売、サービス、不動産、そして製造業であれ建設業であれ、どんな業種にでも当てはまります。

これからお話しするたった5つの要素で、すべての企業の収益構造を説明することができるのです。ではこれから5つの要素を順番に解説していきますので、じっくりとご覧ください。

①番目の要素はP:価格(プライス)
1番目の要素は缶コーヒーの価格です。価格は英語でプライスです。

その頭文字をとって「P」といいます。

 

②番目の要素はV:原価(バリアブル・コスト)
2番目の要素は缶コーヒーの原価です。

バリアブル・コスト(変動費)の頭文字をとって「V」といいます。

 

Mは粗利単価です。粗利のことを英語でマージンといいます。

「M」はマージンのMであり、「もうけ」のMです。
MQ会計では「M」は要素に入っていません。缶コーヒー1本の原価Vが60円だとわかっていても、価格Pが決まらなければ粗利Mは決まりません。反対にこの缶コーヒーを1本100円で売ろうと思っても、原価Vがわからなければ粗利Mはわかりません。粗利単価Mは価格Pと原価Vが同時に決まらないかぎり確定しないのです。

 

P、V、Mは缶コーヒー1本の単価構造を表します。これも図形で考えるととてもわかりやすくなります。粗利Mは差額です。価格Pと原価Vが決まれば自動的に決まるため、要素には入っていないのです。

(P=V+M、P-V=M)

③番目の要素はQ:数量(クォンティティー)
3番目の要素は缶コーヒーの販売数量です。
クォンティティーの頭文字をとって「Q」といいます。

(PとかQは経済学のことばです)

 

P、V、Qのたった3つの要素がわかると企業の収益構造のとても重要な部分がわかります。売上高は「単価×数量」から成り立ちます。1本100円の缶コーヒーが10本売れた場合の「売上高」は「P×Q」で表されます。数学ではPとQのあいだの「×」は省略してもよいことになっています。

Pは100円でQは10本です。したがって売上高PQは1000円になります。
同様に売上原価VQは600円(V×Q)、粗利総額MQは400円(M×Q)になります。(MQはPQ-VQではありません)

 

④番目の要素はF:固定費(フィクスト・コスト)
4番目の要素は固定費です。フィクスト・コストの頭文字をとって「F」といいます。

 

固定費Fは会社の生活費です。役員や社員などの人件費、事務所や店舗の家賃、通信費や水道光熱費などです。ヒト・モノ・カネの経費です。この会社では月に300円かかるとします。

⑤番目の要素はG:利益(ゲイン)
5番目の要素は利益です。ゲインの頭文字をとって「G」といいます。

この会社の当月の利益Gは100円です。(MQ-F=G)

 

MQ会計は要素法です。P、V、Q、F、Gが自在に動いて利益Gの最大化を目指します。

 

経営にとって重要なのは「粗利MQ」

MQは一般的に「粗利総額、付加価値総額、限界利益総額」などと呼ばれています。MQ会計の「MQ」は、じつはここからきています。企業がこの先利益を上げていくためには最も重要な、中心的な概念となります。
缶コーヒー販売会社の場合、缶コーヒー1本から生み出される粗利Mは40円です。当月の販売数量Qは10本なのでMQは400円になります。

 

    ①P・価格、②V:原価、③Q:数量、④F:固定費、⑤G:利益

    PQ:売上高(P×Q)、VQ:売上原価(V×Q)、MQ:粗利総額(M×Q)

 

 

===

 

経費を変動費と固定費に分けて、限界利益で固定費を回収するという視点で損益を見やすくされています。

一般的な損益分岐点の公式では見えませんので面白い発想です。

 

以上には固定費の内訳が出ていませんから関心がある方は以下の図解を御覧ください。

 

 https://www.okutomikeieikaikei.co.jp/strac.ppt

 

最後に、7年の患難の間は国内には資産は持たないほうが無難だと思います。

それ以外はケースバイケースで判断すべきでしょうが。

 

本部の経理さんがんばってください!