原理講論を読む

日常生活の中で 考える糸口を求めて

会長の負担軽減について

日本サンクチュアリに移動してきて思うことは、会長の負担が大きいということです。

サイバーでは、役員が居りました。まあ会長職を補佐するスタッフのことです。

ただ、副会長というわけの分からない役もありまして、これが二人もありました。

 

日本サンクチュアリでも過去に副会長という役が設けられていまいたが、現在ではこれをなくしています。

 

トップの負担を軽減するための工夫としては、ライン&スタッフという組織の考え方があります。

ウィキペディアで見てみましょうか

ラインアンドスタッフ - Wikipedia より引用

ラインアンドスタッフ (line and staff) は、組織形態の1種。ラインとスタッフという2種類の職能で組織が構成される。ライン部門スタッフ部門ラインファンクションスタッフファンクションという言い方もする。

ラインとは業務の遂行に直接かかわるメンバーで、階層化されたピラミッド型の命令系統を持つ。それに対しスタッフは、専門家としての立場からラインの業務を補佐するが、ラインへの命令権を持たない。

元来は軍隊で生まれたモデルで、軍隊ではスタッフのことを参謀と呼ぶ。

ラインのみからなる組織に比べ指揮官が過負荷になりにくく、またライン的な命令系統を保ったまま専門的な助言を生かせる。欠点としては、ラインとスタッフのバランスが難しく、互いの職能への介入や対立を招きやすいなどがある。

組織論においては、ラインアンドスタッフ型組織において、実務を担当するラインに対し補佐的な役目をスタッフと呼ぶ。これは軍隊のスタッフ(参謀)を一般化した概念である。企業では、ラインは商品を直接製作・販売・営業するのに対し(購買物流、経理事務等のサービス部門もラインに含まれる)、スタッフはその商品の企画や、購買層の調査、それによって得られた情報アドバイス、計数管理、人事、法務、総務等を行い、または直接的な制作の補佐や助言をする。会社の規模が大きくなってくるとスタッフが必要となるが、通常、スタッフ部門はライン部門から独立しており、また、両部門の関係は対等なものである。利益を生み出すプロフィット部門(ライン部門)に対してノンプロフィット部門(スタッフ部門)と呼ばれる。

 

先ず、これがどこから出てきたかを考えてみましょう。

これは天地創造の神と人間と天使長の基本構成が原型であると考えられます。

組織には目的がありますが、企業では最終的には社長がヴィジョンや戦略を決定します。

神は創造目的を持たれました。具体的には人間を中心とする三大祝福の成就です。

実質的には人間が責任を持って神の創造理想の実績を追求していくのですから、その意味では神が会長で、創造本然のアダムすなわちキリストが社長というふうに見ることもできましょう。

 

ラインのトップが社長ですが、これが人間に当たります。

産めよ増えよ地に満ちよの実行担当です。

これに対して補佐役がスタッフである天使長です。

天使長を長成期完成級基準であると考えれば、2/3ですから、

人間3に対して2ですが、わかりやすく10のうちの比率で見れば

6対4くらいの比重でしょう。

このあたりがバランスかと思いますが、実際には、神の実子であるはずの人間が天使長的になったり、スタッフが善の天使長として協助するのが本分であるにも関わらず、干渉がすぎて主管性転倒すれば大きな弊害が起こります。

上記の説明に欠点としては、ラインとスタッフのバランスが難しく、互いの職能への介入や対立を招きやすいとあるのは、そういうことでしょう。

 

スタッフのポイントをまとめると

1,ラインは階層的組織の構成員で形成され指揮系統が一本化していて実行部隊だが、

スタッフはそこには組み込まれてはおらずラインの実行が上手く行くよう協助する。

主役の人間がつくる組織と

2,ラインが主役でスタッフは脇役

3,ラインが実績を上げるプロフィット部門であり、スタッフは実績の増進を補佐するノンプロフィット部門

4,スタッフがラインの実行を促進できない時は随時メンバーを入れ替えれば良い。

5,神の基本的スタッフは三大天使長の3名が基本。巨大な組織では数が多くなるかもしれないが、意思疎通が充分になされ、ヴィジョンの共有を図るためには、まず3数が大事になる。

効率的でありものごとが前進し易いと思われる。

6,ラインの上位者は父母の心情僕の体が基本、すなわち下位者の支援職。

権限上はピラミッド階層構造だが、心情的には逆さまのピラミッドであるという意識が前提。

 

日本サンクチュアリはラインオンリーの組織でしたが、そろそろスタッフを持ったほうがよいでしょう。

現在でも各種の責任分担担当者があるかと思いますが、

会長を中心として、大ざぱには4つでしょうか

1から3までは一つの流れですから、3つに書きましたが、基本的には一つとみても良いでしょう。

1,伝道のライン

2,教育のライン

3,祝福のライン

4,プロジェクト遂行のライン

 

プロジェクトは、現在では支援活動や救援活動にあたります。

全体的なスタッフで会長を補佐し、組織の拡大に伴って各部門にその専門のスタッフを徐々に設けても良いでしょう。

 

伝道部門においては、実績を上げているメンバーがスタッフを兼任することもできるでしょう。この場合自分の教会ではラインの役割で、他の教会にはスタッフの役割で接し、自由と責任の思想が機能するように注意がいることでしょう。

 

組織が機能しなくなる人的要素には、トップや管理職やスタッフなどが堕落天使長の性質を持つことに原因がある場合が多いかと思います。

 

日本に来た韓国の責任者には、高級車に乗りたがる人が多かったと思います。

組織の規模に比較して教会長室が立派だったり、会長室が立派だったりしたら要注意です。

現会長はこの点信頼がおける方なので幸いです。

 

スタッフは会長の側にいる人が望ましい。

首都圏にいることは、いつでも会うことができ補佐しやすいでしょう。

やはりテレビ会議より顔を合わせたほうがすみやかに行えることでしょう。

何かあればすぐに会って話し合えるのがベストです。

 

サイバー時代では、おそらく立ち上げた人々の中で、こうした組織論的なことを念頭に置いていた方がいなかったのでしょう。

ラインとスタッフという役割が明確ではありませんでした。

実際、それほど大きな組織ではなかったのでラインだけでも充分でした。

今思えば実にチグハグな組織構成でした。

何故副会長を二人も置いたのか、またその人達の役割をどう考えたのか理解ができませんでした。まあ、トップがそれがやりやすいと考えていたのでしょう。

封建的な時代では土地を餌に従わせたようですが、なんとなく地位を与えて従わせる手練手管のようにも思いました。

これを歴代の会長が継承しました。

不思議な事です。

 

3人の戦略的な業務のスタッフ以外にもスタッフは必要でしょうが、先ずはここからだと思います。

 

さて、教育については、先輩が10枚位に統一原理の基礎をまとめるために1年以上毎日試行錯誤の努力をされています。

早く公表される日が訪れることを願っております。

 

私自身は今年はヨハネ先生の10冊ほどの本を見直して、できれば公式のようなものを抽出したいと思っていましたし、その延長として、「独り牧会」をまとめられないかと考えていましたが、亨進様の御言葉によって鼻面を引き回されてなかなかできませんでした。

世の中でも「セルフ・コーチング」のようなものもありますが、われわれも天一国主人の時代ですので、自分自身が自由と責任によって牧会する時代を迎えています。

サンクチュアリにカウンセラーがいれば、協力していきたいところです。

また、教育ですががこれを3大祝福に対応して、個性の完成、夫婦の完成、子女の完成の3つに分けて考えておりますが、現代のキリスト教の成果を踏まえた上で、成約の内容を模索したいと考えておりました。

余裕がなく取り掛かれなかったので、どのあたりにヒントがありそうだという文献をそのうちお知らせしたいと思います。

個人において、夫婦において、子女教育においてです。

また形状的な教育では七田式や公文などいろいろ特色のあるものがあるでしょうから、それを利用すれば良いでしょう。

家庭連合では何もつくることができませんでした。

世の中の人ばかりが貢献しています。

国際情勢についても、勝共には未だに国際情勢の分析手法がないと思いますが、これも統一原理をどのように応用するか、誰でも使えるようにしなければならないかと思います。

その基本を押さえて、世の中の専門家に学んでいけば良いのだと思います。

勝共はできませんでした。

われわれは家庭連合ができなかったものを創り上げていきます。

これはもう若い人たちが勉強会をしているようですから、頑張って欲しいですね。

何をするにしても世の中には、洗礼ヨハネ的な人物とその方の業績がありますから、先ずはそれが誰であるかを探すのが近道です。

それを原理的に補ったり再構築することだと思います。

 

祝福については夫婦が尊敬と愛情で結ばれている家庭が相談にのることが良いでしょうし、子どもが祝福を受けていたり、献身したりした家庭が望ましいでしょう。

 

話は尽きませんが、今日のところは会長の負担軽減の話がメインですので、このくらいにしておきましょう。

結論として、スタッフが必要ではないかということでした。

 

 

 


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