昨年のあるときに、ヨブ記読みなおしていたのですが、途中で終わってしまいました。
では何故読み始めたかといいますと、多くのキリスト教信徒が解説するヨブ記は、ヨブの信仰を讃えるものが多いのですが、お父様の歩んだ御姿と比べますと、どこか違うとはっきり感じるものがありまして、なんとかその辺りを整理できないものかと、そのように考えたのでございます。
題がすぐに浮かんでまいりました。
「文鮮明恵父の徹底とヨブの不徹底」
というような題でした。
一つの災いが起きたばかりの時に、それに重なるように次の災いが起こり、またその報告が終わらないうちに次の災いがというように、まるでドミノが倒れるように災いの連鎖が我々を襲うときに、私達の心に生じるものは何なのでしょうか?
あなたならどのような心を神様に捧げようとするのでしょうか?
お父様は主体思想という言葉はもともと天の言葉であったが金日成が奪って使ったといいます。
その主体性、絶対主体という世界はどこにあるというのでしょうか?
私の心情の主体性が、いかなる環境という対象の中にあっても、決して振り回されず、呑み込まれず、影響を受けない。主管されない。
そのような絶対主体として立つ者を、お父様は天一国主人と呼んでくださることでしょう。
人の言動や周りの環境は主人ではありません。
我々は相手や環境の奴隷ではありません。
だが、我々がそれらの対象に振り回されることを許すときには、
私たちは天一国主人としての位置と内容を放棄することになります。
如何なる艱難辛苦の中にあってもそれを遥かに凌駕する天に捧げる心情をお父様は抱き続けられ、我に続けと先陣を切って証明されました。
熊本に起こった地震とその災害は夜が明けると大変な被害の情況を我々は知ることになりました。
熊本はご存知のように先駆けてサンクチュアリの信仰を宣言した地であり、聞くところによれば安永教会を中心とする信徒にお父様やイエス様がしばしば現れるとかいいます。
お父様の願われる基準で戦うという勇士の皆さんの集いです。
アベルであるということは全体のための祭物になることがあることが知られています。
熊本は、私の好きな仏教徒の玉城康四郎(1915年7月29日生まれ)や「神の痛みの神学」の北森嘉蔵(1916年2月1日生まれ)を生みました。
熊本出身の777である太田洪量氏は、私が若い頃にお父さまが書かれた神様の姿を真似て黒板に書き、こう説明されました。
「神様は年を取られたおじいさんだよ。髪はご苦労をされ真っ白だよ。顔は深い皺を刻んでおられる。腰も曲がっているよ。そして手には杖を持ってやっとのこと歩かれる。」
そのような神様の御旨を抱いて、お父様は復帰の道についても語られこう表現されたといいます。
「復帰の道は、そのような苦労されて年老いてしまわれた神様を背負って、自分は泥のような水にどっぷり浸かって、神様だけは、神様だけは汚れた水に浸からないようにと、泥に足を取られながら前に前にと進む道だ。」
地震の後で放送を見ていると安倍総理が短いながら、万全を尽くすよう関係機関に指示を与えたと記者たちに答えていた。
しばらくしていると、思いもよらない人から、ショート・メッセージが届きました。
江利川会長でした。
念のためか安否を気づかう内容でした。長崎も近かったからでしょう。
おそらく熊本の情況が知りたいのだろうなと思っていたら、LINEで二世とつながっている方からの情報が入り、それを江利川会長に伝えました。
「タンスが倒れてきたりした家もあったようですが、全員大丈夫とのことです」
その後いくらかやり取りをしました。初めてのことです。
江利川会長は午前1時30分から亨進様と会議をされる予定でしたが、
王様にこの件をご報告しお祈りしていただくようお願いするとのことでした。
今これを書いているところで地震が始まりました。
1時25分です。
興進様が祭物として天に逝かれた際には、その直後に統一式が為されました。
お父様は現象には決して奪われない戦いを為されます。
奪われないどころかそれを条件に前進していかれます。
その時必要になるのが一体化でした。
アベル的な安永教会の皆さんが祭物として受けたことを条件や契機として
我々日本にいるサンクチュアリのメンバーは一体化して行きたいものです。
今回の地震では信仰を立てている人々が住む地域でも、災害が区別なく来ることがあるのだということに、今さらながら気付かされることになりました。
国進様が度々忠告してきた備え急がないとなりません。
これが始まりなのかもしれないからです。
私は翌日北朝鮮がミサイル発射に失敗したことを見て
本当は失敗して日本に着弾する可能性があったのではないかとふと感じました。
そのような被害を被る替りとして、こちらに振りかかってきたのではと
なんか妙にそんな気がいたしました。
尖閣が中国の漁船団に占領される直前に東北の災害が起こりました。
そこで、そのような問題を起こせば国際的に避難されるので
実行することができずに終わりました。
その時のことを連想いたしました。
あっという間に注意がそちらに行きました。
そんな記憶がございます。
全国のサンクチュアリの皆さん、
どうかこれを機に、さらにお父様の下、亨進様を中心にして、江利川会長とともに
サタンの入り込む余地のない一体化をしてそれぞれの使命を果たして参りましょう。
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