原理講論を読む

日常生活の中で 考える糸口を求めて

祝福の権能を持つ後継者が誰かという前に

このブログでは、四位基台を思い浮かべながら、絶対思考(中心思考)をしていきましょうと言いました。

絶対とか中心とかに位置することができる言葉に定義があります。

そこで、定義を常に意識する生活習慣を身に付けましょうと言ってきました。

 

聖和された父が行っていた祝福を現在地上で行うことができる正統な後継者は誰なのか?ということが、しばしば食口たちによって主張されてきました。

ところで、この祝福ですが、この定義が各々別であるにもかかわらず、その事を知らず知らずに、議論をしていたとしたらどうでしょうか?

話しがかみ合うことはないでしょう。

 

さて、祝福ですが、

私たちが「祝福」について議論する際には、どうやら二つに分けて考えた方が良さそうです。

 

かって大きく絶対思考(中心思考の方がわかりやすいかも知れません)

次に相対思考

最後に統一思考

この3つの基本的思考のどれに関わることか、見立てて

物事を見ていくようにしますとお話ししました。

 

正分合作用に即して表現すると

絶対→相対→統一

これを四位基台で見ると

中心→相対→統一

となりますので、絶対思考も中心思考も同じ事を言っています。

 

先程は中心思考をより現実の問題に落とし込むことができるための

キーワードのひとつである「定義」のお話でした。

ではここからは統一思考に切り替えます。

統一思考というのは創造本然の世界から問題を見ると言うことです。

創造本然の世界は神様を中心として、全ての存在が有機的に円和統一されている存在様相のことです。

全てがひとつの世界。

 

祝福をその創造本然の世界から眺めてみましょう。

アダムとエバが堕落しなかった世界では、

祝福の権能をもつ者などと、とりたてて騒がれることがあったでしょうか?

現在、父母マッチングと呼ばれるものだけがあったことでしょう。

アダムによって祝福された子や孫が次々にそのように祝福して天一国の国民を形成するほどに広げていけばよかったからです。

 

ところが人類始祖が堕落してしまいました。

堕落は本来ひとつで分けようがなかったものを引き裂いてしまいました。

祝福もその例外ではありませんでした。

祝福家庭は創造本然の世界にいます。

ですから、神と共に住む我々は父母マッチングが許され、子供たちを神の名において祝福することができます。

 

「今回の3億6000万双の祝福が終われば、レバレンド・ムーンは祝福してあげません。その次からは、自分の父と母に祝福してもらいなさい。これを「第四次アダム圏解放時代」と言います。蕩減がありません。一次、二次において、旧約時代はアダムが失敗、新約時代もアダムが失敗、成約時代も迫害を受けながらきましたが、今からは解放圏に入っていき、堕落していない本然の世界となり、第四次アダム圏時代に(アダム圏です。この全体を、宇宙のことをいいます。)入っていくので、堕落していない父母が息子、娘を祝福してあげるその家庭理想、神様が創造された内的、外的な全体理想を相続してあげる家庭ができるのです。ですから、父母が祝福してあげるのです。その父母が、真の父母の代わりの立場に立つのです。それゆえに、世界は一つにならざるを得ません。」

天聖経 第3章祝福家庭の摂理的意義 1353頁 1998年2月18日

 

 

ですが、伝道されてきた人々は、かって我々がそうであったように、原罪によってサタン世界に属しています。

このような人々の罪の精算を根本からすることができるのはお父様しかありません。

そこで、その権能を引き継がれる代身者相続者が必要になってきます。

亨進様のことです。

このように、祝福には二つの種類があると整理すればわかりやすいことでしょう。

やがて自分たちにもできる日も来るかも知れません。

 

度々言ってきましたように

亨進様の危うさは、アメリカで直接支える方々が、基本的な確認や良き質問を亨進様に投げかけて、その真意をしっかり受けとめ、そのまま伝える作業が充分できてないことにあると感じます。

 

では、良い質問とはどういうことでしょうか?

上記のことを信徒に話した時に

その方はこんな事を私に言われました。

 

「大変わかりやすいですね。では、亨進様は聖和以降の天使長主導、あるいはお母様がなされた祝福については無効であるとされたようですが、では、その間に父母マッチングをされた祝福二世はどうなるのでしょうか?この方たちは幸いにも守られたということになりませんか?」

 

「いい質問ですね。そういうことになるかと私は思います。お父様の権威に戻るための祝福だけでよいと思われます。ただ、亨進様に祝福をやり直して頂いても何も問題はないでしょう。我々も何度も清酒を頂き祝福して頂きました。亨進様は、おっしゃるとおり父母マッチングによる祝福が無効だとは言われていません。天使長主導の祝福です。マッチングは父母だが祝祷は違うならこれもだめでしょう。」

 

さて、祝福に向けて準備している若い人々、また、既に家庭を持ってスタートした人々に、できる限り我々の失敗のデータを活かしてほしいと思いますし、男性と女性が何故こんなにも理解しがたいのか?

それを統一原理、特に二性性相と喜びは如何にして生ずるか、等に着目して、

男女間の葛藤を

1,堕落性による不理解と葛藤

2,個性の違いによる不理解と葛藤

3,信仰観の違いによる不理解と葛藤

の3つのうちの

特に堕落性と個性に関係して

近々お話ししたいと思います。

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以上のことを書いて、保存し

教会で父母マッチングのガイドブックを購入して1日が経ちました。

なんと父母が関するのはマッチングまででした

そんな馬鹿な?

知らなかった。

私たち信徒は実際に参加したことがなかったので

お父様のうる覚えの御言葉から

父母による祝福ができる

父母によって祝祷ができると思っていました。

 

何故だ?

こんな時は相対思考

立場は望利をあらわす

これを用います。

祝福時の利益は祝福献金です。

 

親が祝福できない時利益を得るのは?

反対に、親が祝福すると利益を失うものは?

と考えると祝福献金が浮かんできます。

 

親がやったらそれぞれの感謝献金になって、高額の献金が減るかも知れません。

それでマッチングまでということであれば大変です。

 

お父様や子女様によって祝福して頂きたいという気持ちはとても自然なことでしょう。

だが 祝福の中心家庭である我々は

神が臨在され我々の心に住まわれるそのお姿に敬礼し、その神によって祝福できるほど、神と我々の境界をなくさなければならないのでしょう。

 

ところで私は、例えばビル・ゲイツやバフェットが原理講論や天聖経を1兆円で買って証を立てたら良かったのにと思う方です。

祝福に対する感謝で1兆円捧げてもいいじゃないかと思います。

天宙的な価値があるからです。

同時代に生まれながらそのように振る舞うことができないことは

実に気の毒だと思います。

 

「父母マッチングだけ」とは、祝福の中心家庭に与えられた、お父様の無尽蔵な愛を蹂躙するものでしょう。

教会が堕落したので、本来ひとつであるべきマッチングと祝福が切り裂かれ、堕落分裂世界の様相を現してしまっているのでしょう。

 

サンクチュアリはこういう愚行を正しく直さなければならないでしょう。