原理講論を読む

日常生活の中で 考える糸口を求めて

イエス様の家庭でのヨセフとマリアの不信仰に学ぶ教訓  補足①無原罪独生子イエス・キリスト

 

 

亨進様があからさまに様々なことを語られてきているので

それに呼応して幾分書かねばならないことが出てきたようである。

 

神様が兄だとすれば

天使長ルーシェル(ルシファー)はであった。

兄である神様の子女が、アダムとエバであった。

すると、アダムとエバからは

天使長ルーシェルとは叔父であった。

 

人類歴史は神の願いの如く成人したアダムとエバの聖婚によって始まるべきであった。

ところが、堕落論にあるように

相応しい時に

相応しい相手と

結婚をすることができず

人類は、本来神の似姿として創られ、「熟成せよ・殖えよ・万物を主管せよ」三大祝福の成就を実現することができず、神の創造目的は暗礁に乗り上げてしまった。

 

アダムとエバが未成熟期間(婚約期間)に問題は起きた。

叔父である天使長ルーシェルとエバが不倫なる淫行関係を結んだのであった。

さらにエバがアダムを誘惑して同様に未成熟のまま淫行関係を結び、その子孫は全て罪の中に生まれ、堕落して天使長ルーシェルの、すなわちサタンの子として、悪魔の罪悪血統を引き継ぐ結果となってしまった。

 

そこで、復帰摂理にはイエス様の家系に見られるような、一見想像できない類の行為を為した人物たちが現れることになった。

 

人類始祖の堕落がなければ一切必要がなかったことであった。

神様に微塵の責任はない。

罪悪世界と罪悪歴史は人間の責任である。

 

復帰は、堕落の時(の情況)と逆の経路でなされる

それによって蕩減復帰(負債精算)を果たし、元の位置と状態を取り戻すことになる。

 

さてイエス様の家庭では、どのようにして神の摂理が働いたのか。

天使長の立場の二重性から試みに読み解く

 

1,堕落による天使長(主人)と アダム(僕or奴隷)という倒錯関係 から

想像本然の秩序と関係である アダム(主人)と天使長(僕)の正常関係の蕩減復帰

天使長(僕) → ヨセフ(僕) 子女の繁殖停止 or 一定期間の保留

アダム(主人)→ イエス(主人)

第一祝福の復帰に関係すると推測される

主人と僕とはパウロで言えば「自由人と奴隷」と言ってもよい。

 

2,サタン側 叔父と姪による不倫関係 から 神側 叔父と姪による蕩減復帰

天使長(叔父) → ザカリア(叔父)

エバ (悪の妾)→ マリア (善の妾)

第二祝福に関係すると推測される

 

3,堕落の動機と経路の検証

過去においてサタンは復帰されたが、エバは悔い改めることができなかったとの報告があった事から、これは一見「堕落の時と逆の経路」に反する。

すなわち原理講論では、

天使長の堕落 → エバの堕落 → アダムの堕落

というような表現になっていると受け取れる

ところが、私が学生時代に聞いた上記の報告とは矛盾することになる。

 

この問題の整合性を得るには、堕落の動機と経路を以下のように考えられるのではないか?

 

①エバの心情的堕落

心情的堕落はエバから始まった。

「取って食べるな(性的体験をするな)、触れてもいけない((性器に触れるな)」

という神の戒めの言葉を、エバが誰よりも初めに破ることを抱いた

堕落はエバから始まった。

②エバの情的誘惑

エバは対象挌位であることから、主体挌位であるルーシェルに

誘惑させるよう仕向けるため、情的に誘導し環境を作った。

③天使長の心情的堕落

愛の減少感の中にいた天使長は、エバの誘いに誘導されて過分なる欲望を抱くようになった。

 

以下は原理講論の通りになる。

 

総括すると堕落

心情的堕落 → 霊的堕落 → 肉的堕落 の三段階とみることができる。

1,心情的堕落

 エバ → 天使長 → アダム

そこで何故「エバが先頭に立たねばならない」かが理解される。

サラが何故、天使長であるパロたちを正しく主管しアダム(アブラハム)の相対の位置に戻っていくかがわかる。サラからでなければならない

天使長であるパロの懐に抱かれた状態から逃れて、本来の理想相対であるアブラハムに戻って(復帰して)いかなければならない。

2,霊的堕落

エバと天使長による堕落 

3,肉的堕落

エバとアダムによる堕落

アダムにおいてはエバとの肉的堕落の段階に心情的堕落・霊的堕落・肉的堕落があったとみなされる。

 

最後に

メシアとして原罪のないイエス様が誕生される為には、

叔父である天使長が堕落したことを蕩減復帰するために

神の側の叔父ザカリアがマリアを、天使長の側のヨセフという夫から、

神の娘を奪い返す摂理が為されたのである。

アダムとエバの婚約期間に起こった不祥事を蕩減復帰するために

マリアとヨセフが婚約期間中に役事される必要があった。

同様の情況で蕩減復帰が成立するからである。

人類史上初の原罪を持たずに誕生されて来られたお方が

イエス・キリスト その人であった。

 

近くアブラハム・イサク・ヤコブの根本問題と6人の女性についていくらか述べる事ができないかと思っている。

 

神のご加護と祝福が皆さんの御家庭にもたらされることを

お祈り申し上げる

アージュ

 

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