今日は書写があるという。
信仰を持っている若い方々にとっては、
御言葉の中でも自身の精神姿勢を整えてくれたり、人格形成に役に立つ御言葉で、
かつ短く凝縮されて表現されているものがよい。
また、天聖経に説かれている御言葉はお父様がその時その場に相応しい内容を選んでお話下さったものである。そこには普遍性もあるが基本的には個別性を持った御言葉である。
確かに天聖経はお父様直接の御言葉であり、原理講論は劉教会長がその思想を纏めてくださったものである。
その意味に於いて間接的に説かれた御言葉であるので、我々堕落人間の受け取り方が万一問題があったり、拒否するものがあったとしても、許しの道を残して下さっている。
天が間接的啓示を用いるのと同様に、われわれの信仰の基準を考慮して下さっているわけである。
天聖経が現れると、お父様の御言葉であるからこれを重視することは正しいが、
お父様の天来の思想をまるごと全体として理解するためには、
堕落人間の我々には荷が重すぎ、部分として理解はできても
それぞれ語られている御言葉が全体の中でどのような有機的な関連性をもって存在しているか、その位置づけが見えないのである。
その点、劉教会長がお父様との激論の中でこのような形に纏めて下さったことは、今でも、御言葉理解のための「全体から部分へ」という原則に有効であることに変わりはないのである。
例えば一日のセミナーをするとすれば、創造→堕落→復帰
というようになることがある。
このような選択も全体の骨子がこの三つにあると判断するからである。
原理講論の目次を見ると各論がずらっと並んでいる。
上記の創造→堕落→復帰
を念頭に於いて
その他の例えば終末論や復活論など上記の論理的な流れとどのような点で関わりを持って存在しているのか、図解させるようにするのである。
全ての各論が、創造→堕落→復帰の流れの中で、
構造化されるように子供たちに、自分の力で図解させる。
完璧な100点の答えとしての正解図を当てさせるのではなく、
人生と同じように何度も書き直していくことの重要性を悟ることを
評価し褒めてあげるべきである。
穴埋め式の問題で統一原理の理解ができるはずはない。
自身の問題として文鮮明恵父が復帰して下さった御言葉を
是非求め復帰して下さることを祈るしだいである。
次に、創造原理なら、この目次を全て書写させるのである。
図解は自由にやればよいが、
もし迷う子供がいるのなら
マインドマップ形式のように手書きで放射状に書くこともできるし
フィッシュボーンツリーのように魚の骨型に纏めることもできるし
トーナメント表のように階層が理解しやすいように表現することもでき、
これを縦に書いても横にして書いてもよいとアドバイスすることができる。
フィッシュボーンツリーは魚の頭が左でしっぽが右の方になるように
左から右に書いた方が右利きの人には書きやすく見やすいだろう。
上記の方法は自分にあった説明のサイトを検索して下され。
要は全体と部分の関係を階層的にまた構造的に理解するということが主眼である。
さて、これらは知的な頭だけの理解に陥りやすいので、天聖経の該当する箇所に心情を求めればよいのであるが、膨大なので一気にはできない。
そこで先ず「御旨の道」の書写となるのである。
以上を整理すると
1,原理講論の全体像を知る→各論相互の有機的な関係性を図解してみる
2,原理講論の各論の構造を知る→各論自体の階層的また有機的な構造の図解をする
3,原理講論を貫く心情を知る→御旨の道の書写をする
4,統一原理の全体像を知る→天聖教や御言葉集で原理用語や心情体得の鍵を求める
私たち一世や、あなたが所属する教会の、教育部長や伝道部長や牧会者を
統一原理の理解と実践に於いてどんどん超えて
神を喜ばせて頂きたい。
副教材の話しを前回したので、今回は取り急ぎ本筋の学習を
書写という切り口からお話ししてみることにした。
皆様方に、神の祝福のあらんことを!