原理講論を読む

日常生活の中で 考える糸口を求めて

成約時代の信仰  仁進様が語った四位基台と我々の侍義

亨進様が名前を挙げた三名のアメリカ人責任者が、連名で声明をだしたようである。

彼らの基本姿勢は

真の父母様は一体性であり、永遠の主体であり、神の摂理の中心人物であるとし、彼らは真のお母様と一体になり、お母様が任命した人物が誰であろうと、共に御旨を歩むという表明であった。

 

この後に現在の子女様の情況が語られている。

 

書いていることは非常にまっとうな内容である。

 

では何故信徒の中には、この御子女様やあの御子女様あるいはお父様と一体のお母様といくつもの見解が生じてくるのであろうか?

 

復帰摂理は中心人物とその家庭が祭物として捧げられ、これを神とサタンが共に承認し、祝福し得る勝利の基準を確立して、前進してきたのであるが、天国の雛形である家庭的四位基台を神が直接主管できるものとして、献祭することができるか、否かに人類の待望してきた神の国建設の明暗が分かれてくるのである。

 

旧約ではメシアが待望され

新約ではキリストの再臨が待望され

成約では再臨主として個人路程を歩まれた文鮮明恵師の時代があり

神の花嫁を得たとして父母路程を歩まれた真の父母様の時代があり

御子女様を生み育てられ家庭路程を歩まれ真の御家庭の時代が始まり

さらに、御孫様を得て家庭的四位基台の完結を迎えるように至った。

 

これが現代における中心人物とその四位基台のことであることは周知の事実である。

この天国の雛形としてのメシア家庭の「四位基台」にメートル原器のように基づいて家庭的な善の繁殖を形成して、氏族・民族・国家・世界・天宙というように福地化して地上天国を実現するにおいて、

個人的な神に対する宣誓である「私の誓い」は

家庭的な神に対する宣誓である「家庭盟誓」に

独身天使的僕の宗教をイエス様が養子の宗教に引き上げられ

再臨主が庶子の宗教を経てご成婚によって実子の宗教に至らせ

御子女様の繁栄と共に人類に与えてくださった祝福と家庭の形成繁殖によって

独身出家聖別の天使長型宗教の終焉と収拾を統一のため

世界基督教統一神霊協会は天宙平和統一家庭連合に名称変更して

パラダイムシフトしてきたのである。

 

ところで成約時代においては

旧約の信仰の特徴が行って義とされる「行義」信仰であったり

新約の信仰の特徴が信じて義とされる「信義」信仰であったように

成約の信仰の特徴は侍って義とされる「侍義」信仰であった。

 

この侍義というものは、再臨主が個人から家庭を持ち子女・孫を生み増やしていくに連れて、再臨主個人に侍る段階から、真の父母に侍る段階さらに、真の御家庭に侍る段階へと変容するのである。

 

再臨主に個人が侍り仕える侍義

真の父母様に個人が侍り仕える侍義

真の御家庭に個人が侍り仕える侍義

 

真の父母に祝福夫婦が侍り仕える侍義

真の御家庭に祝福夫婦が侍り仕える侍義

真の御家庭三代に祝福家庭三代が侍り仕える侍義

 

あなたはどの侍義を歩みたいと考えるのであろうか?

 

神の一つの心情を原因として、四位基台に現象として現れた愛は、四つの位置からその他三つの対象に向かう主体的な愛であった。四つの位置から、それぞれ三つの対象に注がれ、合計十二のバリエーションをもつような、まるごと一つの愛が神の愛である。だからどれも欠かすことができない。

まるごと一つの愛だからである。

これは神の愛の顕現であり、神の臨在の家庭的完成であり、神の臨在とは、すなわち神の直接主管の完成を意味するものである。

 

したがって「四位基台」の構成員の一つをもって、神の御心や御旨を思い測るのではなく、常にまるごと一つの真の御家庭三代を念頭において、我々信徒三代をもって侍ることが自然と我々の内に求められるものである。

 

御父母様の御家庭の三代を、我々祝福家庭の三代で侍義の信仰の証を立てるべく歩むことが神の御心である。

 

真の御家庭の一部をもって侍るという偏った立場は全体を表す神の立場では決してないのである。

境界をつくらず、キリストの一つの体としての教会が

我々の所属する教会なのである。

 

試練を受けている教会の現在は

サタンが見れば我々の危機であるが

神が見れば我々の好機である。

問題は我々の信仰の立ち位置である。

神の立場か部分の立場かそれが問題なのである。