原理講論を読む

日常生活の中で 考える糸口を求めて

一神教と聖霊は女性神を理解するために ドミニカ共和国サリーナス村の自然性転換を考える

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 以前にも何回かドミニカ共和国のサリーナス村に起きている自然性転換のお話を紹介しました。

この現象は、男と女の父母が二人揃っていなくても、異性が生まれてくることが可能であることを示しています。

何故そのようなことが起きるかという科学的な解説もあるでしょうが、統一原理の神学的説明も必要になってきます。

 

存在しているものは、いかなるものであっても、それ自体の内においてばかりでなく、他の存在との間にも、陽性と陰性の二性性相の相対的関係を結ぶことによって、初めて存在するようになるのである。・・・・・・・

したがって、人間においても、男性には女性性相が、女性には男性性相が各々潜在しているのである。

 

したがって、男と女という2つの人格からではなくても、片方だけでも両性を誕生させることができるのです。

神様はドミニカ共和国のサリーナス村の現象でわれわれにそのことを実証しました。

 

花婿と花嫁がサタンを押しのけて出会う。その一日が神の願いであり、二〇〇〇年のキリスト教の歴史であったが、花婿はイエスで、天を指し、聖霊は女性神で、地を指し、空間のサタンを突き破って天地が一つに成り得た宗教人の最高の目的を、我々統一教会が成し得たというんだね。

1969年2月2日 東京教会 「復帰と祝福」 

 

創造以前の神様はお一人の神様でした。

お一人の神様ですから、2つの人格である父母として存在していたのではなく、

男性格としてのみいまし給いました。

 

神様自体内に潜在する女性性相は、神様が性相的男性格主体であられますから、

男性性相に対しては、極めてその存在は目立たず表面に現れないように潜在しています。

男性にも女性的な側面がみられますが、それが主だったものではありません。

そのような神様の神性である形状的で女性的な内容を指して、お父様は聖霊を女性神と呼ばれました。しかし、天を指すのではなく地を指すと言いました。

 

したがって聖霊の役事は天上世界よりも地上世界に関係する働きです。

万物を育成し繁殖させる、元亨利貞(げんこうりてい)に関係する存在です。

地上世界や肉身や女性に関係するものです。

 

統一思想によれば、先ず構想理想ではアダムが考えられ、それに基づき被造世界が創造されたとしています。

 

しかし、お父様は「エバを先に先維した」と言われました。

何故でしょう?

神様はアダムなのです。

本当は考える必要もありません。自明でした。

自明でわかりきっていたことを、李相軒先生は先に考えたという表現をとられたのでしょう。

 

創造の二段構造’

 神様の創造において、内的発展的授受作用は必ず外的発展的授受作用に先行します。言い換えれば、創造においては必ず内的発展的四位基台と外的発展的四位基台が連続的になされるのです。このように内的発展的四位基台と外的発展的四位基台が継起的、連続的に作用することを「原相構造の二段構造」といいます。例を挙げると、人間が何かをつくろうとするとき、まず心の中で構造をする創造の第一段階から、その構想(青写真)に従って創造の作業を行う創造の第二段階に進行するのと同じです。このように創造の二段構造は人間が製作、創作、生産活動などをするときの基準となるのです。

 

人間は被造世界に誕生します。

有形実体世界である被造世界は形状的エバを基に創られています。

無形実体世界である天上世界は性相的で男性的です。

神様=アダムを基に造られたからです。

 

肉身をもって男性が誕生するときには、形状的な有形実体世界の形状的な女性の胎中においても、女性が基本になって、男性の体に変化させるといいます。

神様が先に女性を先維されたように。

霊人体ではなく肉身は女性が基本になっています。

性相的な男性格主体の神様とは、地上世界や肉身は極と極、対極の存在だからです。

その男性の肉身にアダムの霊が注ぎ込まれました。

その霊人体は肉身を土台として成長します。

 

「胎児の時は女性の体を基本形として生まれ、その後男性化していきます。」

 

 

神秘の物質ホルモン ~体の性別が変わる?性ホルモンの謎~|サイエンスZERO – テレビのまとめ より引用

 

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神秘の物質ホルモン ~体の性別が変わる?性ホルモンの謎~|サイエンスZERO

私たちの体内にあるホルモンは数百種類。新たなホルモンの種類や機能も次々と発見されています。ホルモンには細胞の形や働きを変えるすごいパワーがあり、私たちの感情や人間関係までも操っていることが分かってきています。

 

男女の性別が変わる?

ドミニカ共和国サリーナス村で、男女の性別が変わるという不思議な現象が起こっています。23歳のフェリシタさんは10歳のころまでは体のつくりが女性でしたが、その後急速に男性器が発達。男性に変身したというのです。

 

また、23歳のルイスさんは子供の頃は男だったのに思春期に入ってから女性の体に変化したと言います。サリーナス村で体の性別が変わる経験をした人は数百人にのぼると言います。なぜこのようなことが起こるのでしょうか?

 

性ホルモンの働き

そもそも生物学的には性別は遺伝子で決まります。X染色体だけなら卵巣が作られて女性に、Y染色体があれば精巣が作られて男性になります。しかし、遺伝子の働きはここまで。ここから先、男女それぞれの体を作るのは性ホルモンの働きです。

 

お母さんのお腹の中にいる胎児のうちに性ホルモンが出て女の子には女性器、男の子には男性器を作ります。ところが、サリーナス村の人々の場合この段階で問題が。1970年代にアメリカと現地の共同研究チームが調査を行いました。すると、5α還元酵素を作り出す遺伝子が異常をきたしていることが分かったのです。

 

5アルファ還元酵素テストステロンに対し働く物質です。5α還元酵素がテストステロンにくっつくとジヒドロテストステロンに変化。ジヒドロテストステロンはテストステロンよりも5~10倍効果が強いと言われています。

 

胎児の時は女性の体を基本形として生まれ、その後男性化していきます。男性器の先端に5α還元酵素が存在し、テストステロンをより強いジヒドロテストステロンに変えることで男性らしい体が作られていきます。つまり、5α還元酵素が欠けている男児は胎児期に男性器ができないのです。ところが、体が成長するとテストステロンが増加。すると、5α還元酵素がなくても思春期に大量のテストステロンで男性化。それが性別が変わったように見えていた理由です。

 

逆に生まれた時は男の子だと思われていたのに思春期に女性に変わったのは、母胎の中にいる時に何らかの形で男性ホルモンを多く受けてしまったと考えられています。

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私は以上の「サイエンスZERO」という番組も見ましたが、その前にはNHKの別の番組特集も見ています。

そちらの様子を詳しく引用しているのが以下のサイトです。

約40%ほど無料で見ることができます。

 

思春期に男女の性別が変わる!?:日経ビジネスオンライン より引用

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思春期に男女の性別が変わる!?

山中伸弥教授と野田秀樹氏が“細胞”を語り尽くす(その5)

 崎谷 実穂 2014年4月11日(金)

 

 

 

 20世紀に「DNAの二重らせん構造」が発見されて以降、人類は遺伝のメカニズムを研究してきた。その結果、人間の個性や能力などが遺伝子による部分があることを多くの人が知ることになった。だが、生まれた後の努力や経験、置かれた環境によっても、人は変わることができる。そのメカニズムの主役となるのが「細胞」だ。

 細胞は「体を構成する部品」と捉えられることが多いが、近年の研究ではそうでないことが明らかになってきた。1つの自律した生命体のように、自ら周りを探り、状況を判断し、自らを変化させているダイナミックな存在なのだ。細胞の中には、我々の経験を反映する仕組みが隠されている。

 NHKでは、最新の細胞研究を紹介する「人体 ミクロの大冒険」を3月29日から4回にわたって放送した。番組中では、iPS細胞の研究でノーベル賞を受賞した山中伸弥教授と劇作家・演出家・役者の野田秀樹氏が“細胞”について対談した。

 日経ビジネスオンラインでは、番組で紹介できなかった対談のすべてを掲載する。今回のテーマは思春期だ。細胞が放出するホルモンによって、細胞社会は大きく変化する。(今回のゲストは、作家の角田光代氏とタレントの松嶋尚美氏)

ドミニカのある地域では、性別が変わることが珍しくない

ドミニカ共和国のラス・サリーナス村に住む男性は、小さいころは女性だった

 ドミニカ共和国のラス・サリーナス村。この村では不思議な現象が起こっている。それは思春期を境に、男性が女性に、女性が男性に、性別が変わるという現象だ。医師の推定では、この地域で突然性が変わった人は数百人にのぼると言われている。

野田秀樹(以下、野田):今回のテーマは、「細胞の変身パワー」です。

松嶋尚美(以下、松嶋):性別が変わる村なんて、本当にあるの。言葉を失うね。

野田:びっくりしましたね。一人だけならともかく、村全体でこういう現象が起きているのがすごい。

山中伸弥(以下、山中):医学部時代に教科書で、男性・女性の区別が十分につかない状態で生まれ、第二次性徴のときに初めて区別がつくようになるケースについては読んだことがあります。しかし、ひとつの村のなかでこれだけたくさん起こっているとは初めて知りました。

角田光代(以下、角田):思春期でこんなに体が変わっても、気持ちはついていけるものなのでしょうか?

山中:心の性と体の性が一致していない場合、本人はすごく葛藤されると思います。

野田:成長する途中で性転換する魚もいますよね。そういうのも、細胞のなせる技なんですか?

山中:はい。僕達もそうですよね。僕も、子供の時は女の子のように高い声でしたが、ある時期に今の声になりました。小さい時は男女でケンカしてもいい勝負になりますが、15歳、16歳ころになると、男女で体格も大きく変わり、もう取っ組み合いのケンカなんかしなくなります。細胞は思春期に、全身を大きく変化させるんです。

野田:角田さんや松嶋さんは、思春期に自分が変身していったという実感はありますか?

角田:特に意識したことはありません。というのも、私は生まれた時から自分が女であるという意識があったからだと思います。思春期に生や死について考えて、太宰治を読み込んだりしたことはありますけど、性別について悩んだことはそんなにないですね。

松嶋:私も、いまだにちゃんと性別がわからんくらいのおっぱいしかないので(笑)、大きな変化は感じませんでした。でも、中学生とか高校生になると、すごくスタイルがよくなる子っていますよね。おっぱいがボーンと大きくて、脚も長くて。そういう子は、急に恥ずかしくなったり、胸が大きく見える服を避けたり、猫背で歩いたりするようになったと言っていました。

変身のカギを握るホルモン

脳の視床下部や脳下垂体には、内分泌細胞という、ホルモンを放出する細胞がある(写真上)。思春期には、内分泌細胞のひとつ「GnRH細胞」が活動を開始し(写真中)、ホルモンを一斉に放出する(写真下)。写真下の粒がホルモン
女性の場合は女性ホルモンが放出される。乳腺細胞や脂肪細胞に変化を与え、女性らしいふくよかな胸に成長する
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なんだか、中途半端ですみませんが、関心がある方はNHKのオンデマンドを利用して動画を御覧ください。
 
性神というのは基本的には天ではなく、地を指す概念としてお父様は語られています。
これはアダムがであるお父様が夜の神様に属すると言われていたのに対して、聖霊の実体であるエバは被造世界を造る標本となっているように、地に属するのであり、昼の神様であり、地の神様であるわけです。
 
そして、お一人の神様がアダムとエバの三次の聖婚によって、お二人が天上世界に行かれ住むことになれば、神自体内における男性性相と女性性相のごとく絶対一体のお二人ですから、主体であるアダムが代表された一神教の理念が崩壊することはありません。
その意味では、お一人の神様は統一されたお二人の神様に成長発展されたと見ることができます。
天の父母様は、神様の構想理想にのみ存在していましたが、実体として無形実体世界に現れることになります。
 
 
とりあえず、以上のことを踏まえて、「聖霊」についてのいくつかの議論について、
「統一原理の根本復帰から語っておられるお父様の「聖霊」とキリス教的視点から語っておられる亨進様の「聖霊」 上」の 下 にあたる文章を次に書いていきたいと思います。
 
 

 

 


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