原理講論を読む

日常生活の中で 考える糸口を求めて

誰もが精誠を尽くしても願わざる失敗をするものだ

日本の教会は、男性を中心としてやってきたすべてが失敗しました。・・・昔は、日本の武士道的な命令一辺倒で、心情圏を後回しにして、組織体を重視してきました。そのために、たくさんの優秀なメンバーが外に追い出されてしまいました。先生もそれを知っているのです。」

1991年11月3日

 

 だいたい90年代の摂理と言っても、それは見る観点によっては色々言うことができるでしょう。

阿南さんはそう考えた。でも他の人は必ずしも氏族メシア活動オンリーとは考えていないものです。

摂理は複合的に進められているからです。

 

また、上記の御言を見てもわかるように、日本の中心者は失敗だらけであったというのです。

航空母艦を日本に横付けして、そこで中心行事をするなどというような裏技でもしない限り日本では開催できない情況でした。

空母は日本にはないし、自衛隊の協力は難しいでしょうし、アメリカもクリントン政権です。

まあ可能性はない。

母の船だから面白いとは思うけれど。

荒唐無稽な話です。

 

では、90年代を総括して三弟子の金栄輝先生はどう捉えていたかというと、以下のような講演がアメリカでありました。

金榮輝会長アメリカ5都市講演からの抜粋 【日本語】 | familyforum より引用

 

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2013年11月9日ロサンゼルスで行われた巡回講演

 

1981-2000: サタン屈伏のための先祖解怨と第四アダム圏

祝福結婚式は続きました。それは地上の人間に対する祝福による救いです。では地上と霊界、どちらの人数が多いでしょう?比べ物にならないほど霊界にいる人間の方が多いのです。現在地上の人口は75億人です。霊界にはどれくらいの人がいると思いますか?1兆人以上です。
人類の歴史はどれくらいだと思いますか?世界中の考古学者が調査した結果、現代の人間と同じ骨の構造は3万5千年前まで遡ることができるということが分かっています。ですから人類歴史は3万5千年と考えていいかもしれません。現代生物学が高度に発達し、遺伝子及びDNAの研究が進んだ結果、遺伝子の進化から人類歴史は少なくとも5万年であるとする説もあります。ではそれは何世代ですか?1800世代にのぼります。霊界の人口はどれくらいでしょうか。今アフリカで何人の子供が生まれるかというと1家庭で10~12人です。その内の多くは医療の不備や食糧不足などのせいで死んでしまうでしょう。しかしたとえ死んでも霊界では生きています。一度生まれたら霊人体は無くなりません。ですから信じられないほどの人が霊界に住んでいます。お父様がより大きな関心を霊界の人々とその救いに向けるのは至極当然のことと言えます。

先祖解怨

ではお父様はどうやって霊人たちを救えるのでしょうか。世界の歴史でこれを成し得た人は一人もいません。お父様は霊界の霊人の救済を1997年に初めてアメリカで開始されました。世界的に4000万双の祝福を行った時のことです。
1997年11月29日:この日初めて霊人の祝福式が行われました。
お父様は5大聖人と3大悪人まで祝福されました。御存知でしたか?5大聖人とは誰の事でしょうか。イエス仏陀孔子ムハンマドソクラテスです。では3大悪人とは誰の事でしょう。それはスターリンヒトラーと他1名です。

スターリンは一体何人殺しましたか。5000万以上の人の命を奪いました。ヒトラーはどうですか?お父様はこれらの大悪人を偉大な聖人と共に祝福されたのです。なぜそうされたのでしょうか。それは霊界に対するショック療法としてそうされたのです。

大悪人を祝福することで、他の悪霊人達をはじめとするすべての霊人達が衝撃を受けました。

この大悪人が祝福を受けたのなら、彼らほど悪事を働いていないわれわれも祝福を受けることができる。あらゆる人が祝福の希望を持つようになったのです。これがお父様の戦略でした。霊界をひっくり返す戦略です。サタンは神側との間に壁を築いていました。誰もその壁を越える事は出来なかったのです。しかしこの3大悪人の祝福によって壁に小さな穴をあけることができました。ダムに小さな穴があけばどうなりますか?

時間と共に徐々にダムは崩壊していくでしょう。

お父様は数多くの集会を開いて多くの宣言と声明を宣布されました。なぜかくも多くの宣布をされたのか。これから、お父様が霊界の霊人の救済のためにこれらの宣布を通して段階的に準備してこられた内容を明らかにしていきます。
2日後の1997年12月1日、お父様は霊界の人々に対する祝福の開門を宣布されました。それで霊界はどうなったでしょうか。「さあ、新しい時代がやって来た!」と叫んだのです。彼らにとって良い時代が到来しました。

1998年5月15日、地獄の解放と天国の開門を宣布されました。多くの食口はお父様が行った内容を知っています。しかしそれが霊界の救いといかに連結されるのかという事が分かりませんでした。「お父様はなにか奇妙な事をされるなあ」私たちはそう考えるのです。しかし実の所、的確な戦略に基づいて宣布されていたのです。

1998年6月13日3億6千万双の聖婚祝福式が国際的に挙行されました。同時にお父様は霊肉統一祝福を宣言されます。例えば女性が地上にいて男性が亡くなっていても霊肉カップルとしてお父様は祝福することができるようになりました。お父様は霊肉祝福の道を開かれたのです。

1999年2月12日、お父様は清平天宙修練院で先祖解怨を始められました。この目的のために修練院をオープンされたのです。最初7代までの直系先祖の解怨が可能でした。その後さらに遡っての解怨が続けられています。お父様は10代まで解怨祝福しなさいと言われました。現在では420代までと言われています。

何代まで解怨しましたか?何代を祝福しましたか?どうしてこれが重要なのでしょうか。霊界には何兆という人がいます。お父様がこの役事を始められる前は霊界全体が暗かったのです。
エス様以外に神様の血統圏に属する人は誰もいません。お父様が祝福式を始められてから祝福を受けた人たちが霊界に行くと、神側に属し神様の血統圏に入ります。どれくらいの人数になりますか。サタン側の数兆人に比べればごくわずかでしょう。ですから霊界は本当に暗いのです。お父様のみ言を読んでいるとお父様が繰り返し言っておられることがあります。「天が病気と薬を一緒に与える、そのような時が来る」この意味が分かりますか?霊界が働いて病をもたらしまたそれを治す薬もくれるというのです。もし人がお父様のメッセージに耳を傾けないならばその人を病気にし、悔い改めるならば治してくれる、そのような時が来るというのです。
そのような事はまだ起きていません。なぜなら霊界がまだ完全にサタン側にあるからです。神側の霊界が半分以上を占めるようになれば、善霊界が世界を主管できるようになります。

どうすればよいのでしょうか?全祝福家庭が清平に行って先祖の解怨、祝福をしなければなりません。私たちの食口、特に古い食口にはこれが分かりません。「清平に行きましたか?」と聞くと「清平は金儲けでやっているんでしょう」と言うのです。それは違います。

霊界に何人の善霊がいると思いますか?1999年以降先祖解怨を行っています。今年の10月には清平で特別大祭がありました。今4億8千万の善霊がいます。まだまだ足りません。早くこの数を増やさなければなりません。そのためにはどうするのか。
私達が210代解怨を終えると、何人解怨されますか?夫の4系列、妻の4系列あわせて8系列で210代解怨、祝福を行っても総数で4千人に満たないのです。一家庭4千人を解怨して4億8千万に到達しますか?無理です。私たちの人生に先祖だけがかかわるのではありません。家の中、近所、通りのいたるところに多くの悪霊がいて私達をとりまいています。彼らも解怨されて霊界に行って教育されなければなりません。

霊界の教育

天聖教を編纂している時、私はメンバーにお父様が霊界に修練所を作りたいと言われた時のみ言を探してくれるように頼みました。先祖の解怨をなすためには必ず霊界にそのための修練所が必要です。

お父様が作らない限り、サタンが霊界にそんな教育施設の建設を許すと思いますか?絶対許しません。そこで霊人達が教育を受けるようになれば、サタンはどうなりますか?権力を失います。ですからサタンは決して霊界に修練所を作ることを許さなかったのです。しかし1984年に興進様(真のご父母様の次男)を霊界に送る時「私の代わりに興進を送ります」と言われました。1989年には大母様が聖和された時にもお父様は「お母様の代身として霊界に行きなさい」と使命を与えられました。

1989年に大母様ことホン女史(真のお母様の生母)が霊界に行きました。その時、お父様は「母の代わりに霊界に行くのです」と祈りました。霊界を大改革するためにはお父様とお母様が行く必要があります。しかし地上でもみ旨があります。お父様は興進様と大母様を真の父母の代わりに立てて霊界の霊人達の救済の準備をされたのです。それからというもの2人(興進様と大母様)は精誠を尽くして祈り、霊界に教育施設の場を用意されました。

清平は簡単にできたのではありません。大母様と興進様が霊界で懸命に働かなければならなかったのです。霊界の修練所の準備のために熱心に働かれました。しかしこの目的を成し遂げるためには、肉身が無いので地上にご自分達の代身者を求めなければなりません。この地上での働きはたいへん困難なものです。精誠を極めて祈った上で先祖を探すため霊界に行かなければなりません。時には地獄に行かなければならないのです。これをやりたがる人などいないのです。大母様は訓母様(金孝南、大母様の代身者)に目をつけました。最初、金孝南は断りました。大母様は金孝南の行く道をすべてふさいで受け入れざるを得ないようにされました。それで今、大母様の代身として働かれているのです。訓母様に関してありとあらゆる話が飛び交い、悪い噂も流されました。そこで大母様の代身の位置を降りたいとお父様に申し上げたのです。「60歳までと決意していました」するとお父様は「だめだ。続けてやりなさい。」とおっしゃいました。今でも続けているようですが、簡単なことではないのです。 (薄いブルーの部分はニューヨーク講演で語られたが、ロス講演にはない部分) 

 その時から霊界で父母様の代身者が活動するようになりました。精誠、祈祷などあらゆることを始めました。霊界にいる他の祝福家庭の食口たちも一緒に活動します。そのすべてが地上のお父様の働きと連結されることで霊界での修練所の建設が可能になったのです。これは革命的な事です。お父様が来られる前にそういう施設はなかったのです。

復活論によるとすべての霊人は地上人の体という基盤が必要であるから地上に戻りたがります。そして地上人の霊的基台に基づいて復活する。霊人の復活には地上人の肉体の基台が必要だ― そうでしたね。

原理にはこう書いてあるのですが今それは正しいでしょうか?原理を聞いて実践しなければならない。復活するためには地上に降りてきて、地上人が統一原理を聞く時一緒に聞かなければならない。

ところが霊界での教育が確立してからは、霊人は霊界で原理を学ぶことができます。霊界で直接聞くのと、地上に降りて聞くのとではどちらがたやすいでしょうか。比べものになりません。霊界で聞く方がはるかに簡単です。

伝道する時、証をして教会に連れて来る事は簡単な事ですか?人は神様がおられることを否定します。神様の存在が分かりません。霊界の存在も知らないのです。自分の体の内に霊人体があることも知らないのです。ですから人にそれを理解させて教会に導く事はとても難しいのです。

一方霊界では人は神様の存在を知っているでしょうか?もちろん知っています。霊界で暮らしているので説明の必要が無いのです。皆が知っています。導く事はたやすい事です。それに加えて地上の人は「食べていかなければならない。服もいるし、生活費を稼ぐために仕事もいるし家もいる。子供を養って教育もしなければならない。だから行けません」こう言うのです。

ところが、霊界では食べる必要もなければ、衣服の心配もいらない。家も仕事も必要ない。すべては揃っています。彼らを導くのは簡単でしょうか、難しいでしょうか?とても簡単です。ですから霊界の伝道は地上での伝道よりもはるかに楽なのです。
ですからお父様は霊界での救済を強調されました。お父様の計画を進めるために私たちは何をしなければならないでしょうか。清平に行って先祖解怨、祝福をすることでお父様の計画に協力できます。

祝福を受けるためには、聖酒式及び聖婚祝福式を行わなければなりません。聖酒を飲むことで血統転換されます。ところが聖酒は霊界にはありません。お父様が肉身を持つ地上の人間を救うために作られたものだからです。ですから霊人が祝福を受けるためには霊界で100日修練を受けた後、地上に来なければなりません。霊界の人達の祝福式のために清平に行くのです。彼らの聖酒式のコップをもって霊的に飲めるように私達が代わりに飲むのです。こうして霊人達は祝福を受ける事ができます。地上に降りてきた霊人たちは私たちを通して祝福を受けて血統転換されるのです。ですから私たちは非常に重要です。これが一番大切な事です。すべての食口がそうすれば霊界はすぐに変わるでしょう。

7年前、お父様は訓母様(金孝南、大母様の地上の代身者)に「先祖解怨はどうなっている」と尋ねられました。訓母様はお父様に嘘はつけないので、しばらく返答できなかったのです。お父様は答えを知って、大変怒られました。その時、私達に210代祝福しなさいと言われました。お父様は食口全員が先祖解怨、祝福の重要性を理解していると思っておられたので、それまで具体的な数字を口にされる事はありませんでした。大変な清誠と犠牲で霊界に修練所を建てて先祖解怨と祝福をできるようにしたのですべての食口達もそれを理解していると思われたのです。ところがそうでない事を知り、大変悲しまれました。
それ以来韓国からアメリカに行くたびに、すべての責任者を空港に呼ばれました。空港に着いた時から「食口全員がしなさい」と力説されたのです。私が一つ理解できない事は、お父様がそれだけ言われても公文が出ない事です。見た事がありません。これが今の私たちの現状です。お父様は大変悲しんでおられました。私たちはお父様に協力しなければなりません。

サタン屈伏

霊界での教育が軌道に乗り、先祖解怨が開始された1999年3月21日、サタンは降伏しました。これは歴史的出来事です。霊界にサタン・ルーシェルはもういません。部下が同じことを続けているのです。金日成の死後、金正日金正恩が同じ道を歩いています。最初のサタンが退いても後に続く者達が頑張っているのです。ですから私達も悪霊人の数を越える善霊人を生んで新しい革命を起こす必要があります。これが私達の時代です。
サタンが屈伏した後、お父様は一つ宣布されました。真の父母の名による「天地父母天宙統一解放圏」の宣布です。九・九節を知っていますか?1999年9月9日9時9分9秒、それとお父様の年齢が79才です。お父様が何かされる時はいつも霊界と地上世界に変化が起こります。この九・九節で天と地の壁が崩壊し始めました。ですから今は自由にこの世と霊界を行き来できるのです。このような時がやって来たのです。
翌日1999年9月10日、「三・十節」を宣布されました。この日は1から10までの数が神の側に捧げられ、旧約、新約、成約時代が完全に蕩減され復帰された日です。

すべて清められました。
お父様がこれまでの路程で何か失敗されたという話しを聞いた事がありますか?わたしはずっとお父様と一緒にいましたがそういう話を聞いた事がありません。しかし「1度失敗したことがある」というみ言があるのです。いつか分かりますか。天聖経の中にあります。1960年お父様は3次にわたる7年路程に出発されました、それは1981年に終了します。しかし失敗に関しては一言も言われることなく1993年成約時代を宣布されました。なぜ1981年に言われなかったのでしょうか。実際その期間が失敗だったのです。神様が私達に求める基準があったのですが、そこに届かなかったのです。そして1984年、興進様が亡くなられ同じ年にお父様はダンベリー監獄に収監されました。当時、悔い改めなければなりませんでした。なぜなら私達が真の父母様と一つになれなかったからです。覚えていますか?古い食口は覚えているかもしれません。
「荒野の時代」について聞いた事がありますか?その荒野時代が来ました。なぜですか?モーセが失敗し、従う者がモーセと一つになれなかった時、荒野時代が来ました。お父様の時はお父様が南米に行かれて大変なご苦労をなさいました。蕩減するためにすべての困難を越えなければならなかったのです。

 第4次アダム圏

 サタン屈伏と九・九節、三・十節の後、宣布されたのが1999年10月23日の総天宙祝福解放式でした。1999年お父様は多くの事をされました。何故か分かりますか?20世紀の終わりだからです。翌年には新しい時代が始まります。それでお父様はできる限りの事を完了させようとして1999年にたくさんの宣布を出されたのです。その多くの出来事の中にサタン屈伏があったのです。

  1999年10月24日、お父様は「第4次アダム圏時代到来」を宣布されました。覚えていますか?お父様は第4アダムになりました。第4次アダムは失敗とは無関係です。そして1999年11月7日清平修練院は新たな施設を建築し、1999年12月12日、直系1~7代先祖祝福式が始まったのです。1999年の暮でした。先祖祝福式を通して霊人は完全に神様の側に移ります。サタンの血統圏内にいるとサタン主管下にありますが、祝福式によって神様の血統圏に変われば神様の主管圏内に移るからです。このように先祖の祝福は貴重なのです。祝福で霊人の血統が変わるのです。

 

FFWPU-US,HPより

 

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金先生は、地上の氏族メシア活動よりも、霊界に注目しています。

氏族メシア活動は重要ですが、多岐にわたる摂理の一つとして重要なのであって、

そればかりに目を奪われると、全体摂理から取り残されていきます。

指導者が判断を誤れば、ついていく多くの兄弟はどうなるでしょうか?

八甲田山の二の舞いになるでしょう。

 

 

 

 

 


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