原理講論を読む

日常生活の中で 考える糸口を求めて

デモクラシーの本二冊とその内容を紹介しているところ

亨進様の政治の話にはいろんな人が出てきたり、思想的なキーワードが出たりで、我々のように社会思想に疎くて関心がないものには、話を聞いてみたり読んでみても、あちこちわからないことだらけで立ち止まってしまう事があります。

特に政治思想なんかが出てきますが、それよりも社会思想の大きな流れを掴んでいると良いかもしれません。

近世400年の社会思想史が、現在の摂理と関係が深いようなので、学生の皆さんは目を通しておくと良いでしょう。

以前図書館で何冊かかりたもののうちで、気に入ったものを後に購入して手元になるものがあります。

平易に書かれていて、我々が読みやすく、我々一般信徒に必要十分な、社会思想史の流れを説明するものが良いのではないでしょうか?

私が手に入れたのは「社会思想史講義」という1998年に書かれたものです。

城塚登という著者の本です。

とてもこなれた本です。

レイアウトも見やすい。

文章も長くない。

 

《主な目次》
第1章 近代的人間の登場=ルネサンスマキアヴェリ
第2章 個人の自立と自由=ルターとカルヴァン
第3章 民主主義思想の誕生=ホッブスとリルバーン
第4章 民主主義思想の発展=ロック
第5章 啓蒙思想の展開とロマン主義啓蒙思想家とルソー,カント
第6章 市民社会への反省=スミスとヘーゲル
第7章 初期社会主義思想=オーウェンとサン―シモン
第8章 マルクスの人間解放思想
第9章 マルクス共産主義思想
第10章 フェビアニズムと社会民主主義=ウェッブ夫婦とベルンシュタイン
第11章マルクス主義思想の展開=レーニンとルカーチ
第12章 合理化と官僚制の問題=ヴェーバー
第13章 大衆社会の様相=マンハイム,フロム,リースマン
第14章 管理社会の本質=ガルブレイスハーバーマス
第15章 日本の近代化と社会思想
第16章 現代日本の諸課題 

 

社会思想史講義

社会思想史講義

 

 

最寄りの図書館にもあるかもしれません。

 

さて、デモクラシーですが、有名な二冊の本があります。

一つは、バーナード・クリックの「デモクラシー」で議会政治の国イギリスの人が書いています。

 

デモクラシー (〈一冊でわかる〉シリーズ)

デモクラシー (〈一冊でわかる〉シリーズ)

 

 

時間がない方は、ここに要約があります。

ここは本当にわかりやすいです。

デモクラシーとは、単なる言葉の飾り?

 

もう一冊は、わたしは今持っていませんが、アメリカ人のロバート・A・ダールの書いた「ダール、デモクラシーを語る」です。

 

ダール、デモクラシーを語る

ダール、デモクラシーを語る

 

 

こちらはある方の読書ノートがこちらにあります。

http://okayasu.tokyo/data/book_review/dahl-democracy2015.pdf

こちらのほうが難しいので、あとから見ましょう。

 

天一憲法や亨進様のお話についていきたい方は、とりあえず「社会思想史講義」を読まれると言いでしょう。

デモクラシーとは、単なる言葉の飾り?

は続きを次々読んで下さい。

私もみなさんと一緒に学んでいきたいと思います。

 

 


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