前回の続きです。
10分の1税とは、旧約聖書創世記のヤコブの記述に出て来るエピソードが由来していると思われるが、献身していた若い頃には、自分が十分の9で神が10分の1というのはいかがなものかと言う思いがしていた。
人のことは言えないが、
ヤコブという人の試練は何かと言えば、万物である。財である。
神と金を天秤にかけたときに、勿論神から聞かれればヤコブは神だと事得るかもしれないが、自分から交渉するとなれば事態は変わってくる。
そのことがよく分かるのが、創世記
:10)さてヤコブはベエルシバを立って、ハランへ向かったが、
:11)一つの所に着いた時、日が暮れたので、そこに一夜を過ごし、その所の石を取ってまくらとし、そこに伏して寝た。
:12)時に彼は夢をみた。一つのはしごが地の上に立っていて、その頂は天に達し、神の使たちがそれを上り下りしているのを見た。
:13)そして主は彼のそばに立って言われた、「わたしはあなたの父アブラハムの神、イサクの神、主である。あなたが伏している地を、あなたと子孫とに与えよう。
:14)あなたの子孫は地のちりのように多くなって、西、東、北、南にひろがり、地の諸族はあなたと子孫とによって祝福をうけるであろう。
:15)わたしはあなたと共にいて、あなたがどこへ行くにもあなたを守り、あなたをこの地に連れ帰るであろう。わたしは決してあなたを捨てず、あなたに語った事を行うであろう」。
:16)ヤコブは眠りからさめて言った、「まことに主がこの所におられるのに、わたしは知らなかった」。
:17)そして彼は恐れて言った、「これはなんという恐るべき所だろう。これは神の家である。これは天の門だ」。
:18)ヤコブは朝はやく起きて、まくらとしていた石を取り、それを立てて柱とし、その頂に油を注いで、
:19)その所の名をベテルと名づけた。その町の名は初めはルズといった。
:20)ヤコブは誓いを立てて言った、「神がわたしと共にいまし、わたしの行くこの道でわたしを守り、食べるパンと着る着物を賜い、
:21)安らかに父の家に帰らせてくださるなら、主をわたしの神といたしましょう。
:22)またわたしが柱に立てたこの石を神の家といたしましょう。そしてあなたがくださるすべての物の十分の一を、わたしは必ずあなたにささげます」。
創世記28章
恐れ多いことにヤコブは神と交渉した。
どのような条件の提示をしたのか?
神がわたしと共にいまし、わたしの行くこの道でわたしを守り、食べるパンと着る着物を賜い、安らかに父の家に帰らせてくださるなら、主をわたしの神といたしましょう。
そして彼はどのような具体的行動をとっていったのか?
ルールは守るが自己中心的な繁栄を願った。
ラバンが酷い奴ではあったが、はめたのはヤコブだ。
:25)ラケルがヨセフを産んだ時、ヤコブはラバンに言った、「わたしを去らせて、わたしの故郷、わたしの国へ行かせてください。
:26)あなたに仕えて得たわたしの妻子を、わたしに与えて行かせてください。わたしがあなたのために働いた骨折りは、あなたがごぞんじです」。
:27)ラバンは彼に言った、「もし、あなたの心にかなうなら、とどまってください。わたしは主があなたのゆえに、わたしを恵まれるしるしを見ました」。
:28)また言った、「あなたの報酬を申し出てください。わたしはそれを払います」。
:29)ヤコブは彼に言った、「わたしがどのようにあなたに仕えたか、またどのようにあなたの家畜を飼ったかは、あなたがごぞんじです。
:30)わたしが来る前には、あなたの持っておられたものはわずかでしたが、ふえて多くなりました。主はわたしの行く所どこでも、あなたを恵まれました。しかし、いつになったらわたしも自分の家を成すようになるでしょうか」。
:31)彼は言った、「何をあなたにあげようか」。ヤコブは言った、「なにもわたしにくださるに及びません。もしあなたが、わたしのためにこの一つの事をしてくださるなら、わたしは今一度あなたの群れを飼い、守りましょう。
:32)わたしはきょう、あなたの群れをみな回ってみて、その中からすべてぶちとまだらの羊、およびすべて黒い小羊と、やぎの中のまだらのものと、ぶちのものとを移しますが、これをわたしの報酬としましょう。
:33)あとで、あなたがきて、あなたの前でわたしの報酬をしらべる時、わたしの正しい事が証明されるでしょう。もしも、やぎの中にぶちのないもの、まだらでないものがあったり、小羊の中に黒くないものがあれば、それはみなわたしが盗んだものとなるでしょう」。
:34)ラバンは言った、「よろしい。あなたの言われるとおりにしましょう」。
:35)そこでラバンはその日、雄やぎのしまのあるもの、まだらのもの、すべて雌やぎのぶちのもの、まだらのもの、すべて白みをおびているもの、またすべて小羊の中の黒いものを移して子らの手にわたし、
:36)ヤコブとの間に三日路の隔たりを設けた。ヤコブはラバンの残りの群れを飼った。
:37)ヤコブは、はこやなぎと、あめんどうと、すずかけの木のなまの枝を取り、皮をはいでそれに白い筋をつくり、枝の白い所を表わし、
:38)皮をはいだ枝を、群れがきて水を飲む鉢、すなわち水ぶねの中に、群れに向かわせて置いた。群れは水を飲みにきた時に、はらんだ。
:39)すなわち群れは枝の前で、はらんで、しまのあるもの、ぶちのもの、まだらのものを産んだ。
:40)ヤコブはその小羊を別においた。彼はまた群れの顔をラバンの群れのしまのあるものと、すべて黒いものとに向かわせた。そして自分の群れを別にまとめておいて、ラバンの群れには、入れなかった。
:41)また群れの強いものが発情した時には、ヤコブは水ぶねの中に、その群れの目の前に、かの枝を置いて、枝の間で、はらませた。
:42)けれども群れの弱いものの時には、それを置かなかった。こうして弱いものはラバンのものとなり、強いものはヤコブのものとなったので、
:43)この人は大いに富み、多くの群れと、男女の奴隷、およびらくだ、ろばを持つようになった。
創世記30章
これは詐欺師だと思う方は多いでしょうね。
相手が無知なので、まるでなんでもないかのように自分の都合が良いように約束させたと。
神様が泥棒のサタンまでも復帰して天国に連れて行ってあげようと思うように、
再臨主文鮮明先生は、側近たち天使長が神の国の財産を盗んでいるのを知ってはいたが
それでも一緒に天国に連れて行ってあげたいと思われていた。
そのことを三男は理解できなかった。
放蕩息子の兄のようになってしまった。
父の心情に立てなかった。
ヤコブは財に執着していた。
そこで彼が財を手放すまでサタンはエサウを通して試練を与え
殺そうとさえしてきた。
本質的にはヤコブにとって彼が転換する主の恵みであった。
さて、話を戻そう。
十一条の由来であるヤコブの話は、
彼の万物に執着する動機によって交渉が神様に持ち出された。
そこでサタンはこれを見逃さず、ヤコブは依然としてサタンの所有だと追いかけてきた。
最後の最後になって、ヤコブはすべての財産をエサウに捧げると言い、
自分はわたしの主人であるエサウの奴隷あるいは下僕だとした。
十一条が本来的、本然の原理になることはできない。
お父様は語られた。
本然の世界では30%が税金であると、
このうち
3分の1は教会のため
3分の1は国家のため
残りの3分の1は世界の為に使われるのだと。
収入の3分の1が税金で
その内訳がさらに三等分して
教会や国家や世界に使われる。
実際問題、現在会長の守備範囲は教会事項にとどまらず
国家や世界の問題の解決にも取り組んでいる。
したがって、10%では少ないのだ。
堕落世界の国家や世界に当てられる税に対して
本然の世界や国家の建設に向けた予算があってしかるべきです。
では江利川会長が実際に当初どのように振る舞ったか
考えなければならない。
10分の1でよいとされながら
実際には10分の4送っていた。
既に自らそのように差し出している。
実績がある。
今回の祝宴において集まるであろう原資は
より全体のため、より将来のために
使わなければならない。
会長が皆さんに歩み寄ったので
今度は皆さんが会長に歩み寄る番です。
会長から発表を受けた人々は
皆、公的に本部が使ってくださいと
提言すべきです!
意義があればコメントにどうぞ。
応援して下さる方は上のロゴをクリックして下さい。