原理講論を読む

日常生活の中で 考える糸口を求めて

金美京姉の夢の啓示によって彼女が為すべきだったこと 亨進様と栄進様と啓示の関係とは?

金美京姉が受けた夢の啓示と彼女がすべきだった使命と時

 

1,何故金美京さんは貴重な啓示を受けることができたのか?

 彼女のお父様を求める心情が幼子のように純粋で切であったため、一つの家で一緒に住んでいる家のような霊界になっていたように思われる。神様やお父様と常に一緒にいて父と子が一問一答するような極めて近い心情関係を築いていたように見えます。

 アボジとの実質的な父子の心情関係が成立させる手本だが幼子の心情

2,何故前もって神は見せてくださったのか?

 勿論警告のためです。現在サタンの侵入によって天正宮や清平で引き起こされている謀略を知らせて、金美京さんによって亨進様や然るべき人に伝え警告しサタンの謀略を打ち砕くためでした。

 夢のごとく金美京の使命は家庭連合に迫害されながら堕落オモニの反逆を暴くこと

3,神はいつ彼女に真実を明らかにせよと願われたのか?

 お父様のご生前中はお母様が悔い改めればその使命を完成させる道があった。そこで時が来るまでは言ってはならないとアボジは夢で語った。時は示すと言われた。

だが、もし示さなかったとしても、聖和以降は直ちに亨進様と国進様に会わなければならなかった。聖和された時がその時であった。

 ところが、度々夢に出てきた勇敢な彼女の姿、たとえば時には十字架につけられ釘を打たれているのに、現実の彼女はそれが自分の姿であり使命であるから実行せよという啓示として捉えきっていなかったので、摂理は大きく後退した。

 金美京さんは啓示を受けにも拘らず、十字架の道を行き夢の如き使命を果たせなかった。神霊に満ちていたが真理が足らず判断に事欠いた。

4,栄進様が再臨協助しているという女性の夢は何だったのか?

大母様も栄進様も地上天国を建設する中心人物に繋がり従ってこそ御旨は前進します。

たとえ大母様が堕落金訓母の蕩減復帰として誰かを立てて行こうとお考えになっていたとしても、地上の第二代王の意向に沿わなければ採用されません。必要はなくなりました。決定的証拠は亨進様自らが先祖解怨をされているからです。

亨進様はわたし以外に栄進様が再臨協助をすることはないと語られました。

地で解かれたものは天でも解かれるが如くです。

金美京さんは自分が見た夢と山下さんと出会った光景の一致から来る確信を

亨進様の指示を優先し捨てされなければなりません。

使命が継承されるためです。

もし自分の判断を亨進様の判断より優先させれば、サタンが侵入するようになります。

どんなに夢が現実と照合されても第二代王に否定されればそれを受け入れなければならない

5,何故金美京さんは試練に会うことになるのだろうか?

彼女は自分を好奇心が強い女だと語っている。そしてしばしば夢の中で誰かの指示に従わない様子が出てくる。お父様やお母様や大母様の言いつけに従わなかったという。

彼女は指示に従わない信仰の癖があることを神様が心配して本人に分かるように見せてくださっているのです。おまえにはこういう傾向があるので気をつけなさいと。

ところが、オモニについては啓示の内容を汲み取ったのですが、自分に対しての啓示を読み取り落としてしまったというのです。

啓示と事実の照合とともに、それを受けた霊通者はいつ誰にその情報を伝え善の繁殖の目的を果たすかが使命成就の分かれ道です。

啓示知って使命果たさず。啓示知って人の問題を知るも自分の課題を見損なう。

 

6貴重な啓示を受けているのに何故金美京さんは時々心霊の上がり下がりがあるのか?

何故なのかはわたしにもわからない。

夢の話は何かを求めたり与えられる話が多かった。

人は求めれば切りがなく

与えられれば満足はとどまらず

何か得体の知れない欠乏感によって

渇望感が続くのかもしれない。

 

あくまで今現在は9月23日に集中すべきときです。

この夢に囚われ時間をロスするくらいなら無視されたほうが良いでしょう。

 

152真実の暴露「天から来た通知」| 審判回避プロジェクト| より以下に引用

いくらか削除し、<>に題を施したのはわたしです。

夢や啓示について一緒に考えてみましょう。

金美京さんと翻訳者の皆さん、またアップしてくれた澤田さんに感謝します。

 

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第一章 真の御父様の聖和と霊界での生活

1 真の御父様の方舟

<お父様の三度の警告>
聖書を見ると、ノアの方舟に関する記述があります。この夢の啓示の内容は、そのノアの方舟の物語と似たものでした。ある日神様が、統一家の食口すべてが入ることができる大きな舟を作りなさいとおっしゃいました。真のお父様は、審判の災いが差し迫っているから皆その舟に乗らなければいけないと宣布されました。一度目に続き、二度目の宣布をされました。しかし、誰も舟に乗ろうとしませんでした。最後に三度目の警告をされました。

<お母様のお父様に対する不信>
私は夢でその舟に乗らなければと思い、乗り込みました。舟の中にいたのは、真のお父様と亨進様、国進様、そして私と数人の人だけでした。おかしなことに、お母様の姿がそこには見あたりませんでした。他のご子女様たちも見あたりませんでした。私は真のお父様に伺ってみました。「なぜお母様や他のご子女様たちは乗られなかったのでしょうか?」真のお父様は「その者たちは、私の言うことを信じなかった。私の言葉を嘘だと思っているのだ」とおっしゃいました。

 

2 真の御父様の聖和を見せられる

<継承者・相続者に従わない者は神の審判を受ける>

真のお父様は、遮っている者たちに向かって「今まで私について来た者たちも、私の言葉に従わなければ皆捨てられることになるぞ!私が決めた継承者・相続者について行かない者もまた、神様の審判を免れることはできないのだ!とおっしゃいながら、一人で神様のもとへ進んで行かれました。これは、天が私に教えてくださった内容です。

<お母様の願いは次期教主>

結局、お母様も止められました。「私も反対です。私の立場も少しは考えてください。今まで私も苦労に苦労を重ねてきたので、私も教主になれるようにしてください。立派にやって次に譲り渡せばいいじゃありませんか!」

<サタン的になったお母様は離婚を言い出す>

真のお父様は「それはサタン的な立場だ!」とおっしゃり、お母様とは反対の立場を明らかにされました。するとお母様が怒りに満ちた声で「それでは私たちはもう離婚しましょう!私は私の道を行き、あなたはあなたの道を行けばいいじゃありませんか!」と言われました。一体どうしてこんな争いになったのか、ひどい喧嘩でした。真のお父様は力が抜けてしまわれて、失神されるほどでした。

<大母様を装ったサタン金訓母>
私はたくさんの時間を費やした後、ご子息に会えることになりました。そして、事実をすべてお話しました。そのあとで「お母様を信じてはいけません。この先、お母様と離別することになるでしょう」とお話しました。ご子息は大声で泣きながら憤慨されました。そうして、あとでもう一度お会いすることを約束しました。私は、本物の大母様に会わなければいけないと思うようになりました。それで大母様を探しに出たのですが、そこに金訓母様が現れて、自分が大母様だと言うのです。

しかし私の目には、そのままの金訓母様に見えました。私は彼<サタン>に向かって、「あなたの姿がそのまま見えていますから、嘘をつかないでください。もうあなたに大母様は共にいらっしゃいません。神様が教えてくださいました。嘘の役事をしたら大変なことになります」と、正直に言ってしまいました。すると「違う!私を知りもしないくせに、知ったかぶりをするな!」と言い、激しくあざ笑いました。

サタン側の悪の霊能者が立ったので、神側の善の霊能者が立ち、白い蛇が黒い蛇を飲み込んだように滅ぼさなければならなかった。

 

3 真の御父様の聖和に臨んで

<天から来た者による天国に入籍する条件>

「この先、統一家の食口達の中で多くの人々が、あの人達が入りたくても入れずに滑り落ちてしまうように、この食口達も落ちてしまうであろう。その者達の愚かな考えによって天運が閉ざされてしまった。どんなに入りたくても、多くの人々は滑り落ちてしまうであろう。ただひたすらに神様と真のお父様にしがみつく者だけが、聖霊の知恵を授かり、建物に入るであろう。それに誰でもそこに入れる訳ではない。精誠をささげ知恵ある者、神様に悔い改め従順である者、真のお父様に絶対服従する者、真の愛で対する者だけが天が共にあり、中に入ることであろう。

<目を覚ましている者だけが天の摂理を知る>
しかしそれを知る者がどれだけいると思うか?一家は運が尽きてしまった。真のお父様のみ言を不信し、ぞんざいに扱ったために、天がお怒りになった。天罰だ。この事柄は、誰彼を問わず全てに当てはまることだ。目を覚ましている者だけが、天の摂理を知ることが出来きる。あなたも精誠をささげて天道を探して行きなさい。絶対に落ちないようにしなさい」その方はそう言った後、忽然と姿を消してしまいました。私はそのみ言を聞き、(これから大変なことになるんだなぁ!どうしたらいいんだろう?)と思いながら、眠りから覚めたのでした。

 

4 霊界での真の御父様

<側近の背信と厳正な霊界の法の裁き>

私は気になって、詳しく聞いてみました。大きな声で誰かを叱っていらっしゃったのですが、こういう内容でした。「お前たちのせいで摂理が変わってしまった!だから私もどうすることも出来ない!神様にどうこうして下さいと申し上げることは出来ない。もう私を訪ねて来てはいけない。ここは地上とは違うのだ。霊界の法はちがう!と、誰かを恐ろしいほどに強く叱りつけておられたのです。しばらくして、誰か私の知らない方がご挨拶をされるや否や外に出て行き、すぐに消えてしまいました。私はその姿を見ながら(おかしな事もあるものだ。何のために真のお父様は今までの因縁を拒まれ、断固として二度と訪ねて来るなとおっしゃるのか?そしてあの人は誰だろう?)と思いながら、理解できない出来事に一人深く考え込んでしまったのです。

 

李相軒先生も霊界のメッセージで同様に霊界の法は違う、地上のように許しがなく厳しいと語られました。

 

5 統一家の過ちを代わりに懺悔されている真の御父様

<霊界には霊界の時間概念がある>

そこで「お父様に私の名前をお伝えすれば、わかっていただけると思います。もし、それでも駄目なら帰ります」と言いました。しばらく時が流れ、ほどなく護衛の人が「入ってもいいとおっしゃられましたよ!ここはみだりに入れないのに… 」と、驚いていました。そして「一時間ほど時間に余裕があるので、その時間内に必ず出てこなければいけません。そうしなければ大変なことになります。霊界は時間の概念が違います。肝に銘じてください」と言われました。私は「わかりました」と心に誓って、彼らの案内で入ることになりました。真のお父様がいらっしゃった所は黄金ではりめぐされ、すべてが眩しいほどに美しく韓国風に築かれていました。

<宮殿の暗い鉄格子の部屋にいるお父様>
諦めてその部屋を出ようとした時、部屋の中に鉄格子のような物が見えました。不思議に思って近づいてみると、その中に誰かが座っていました。顔は見えず寂しそうに座っているようだったので、その人に声をかけようとしました。すると誰かが現れて、「そのまま何も言わずに帰って欲しいと、おっしゃっておられます」と言いました。そこで「私は真のお父様にお会いしに来たのに、どこにいらっしゃるのかわからずに探しているところです。もし真のお父様に会われたらそのように伝えてください」と、振り返ろうとした瞬間、昔何度もお目にかかった方が見えました。その方は私が探していた真のお父様だったのです。

「お父様、どうされたのですか?どうしてこんな暗い所にいらっしゃるのですか?」と言うと、真のお父様は涙を流されながら、物悲しく泣かれました。真のお父様は私が地上にいる間、重要な原理を探して、伝統を立てておいたのに、それを削除して無くすとは、私の遺訓でさえも何の価値も無い物のように捨て、とんでもない道を進んでいて、統一家の全ての食口たちを信じることができない。神様に申し訳ないし、恥ずかしくて、顔を上げて出て行くことが出来ない。私がお前たちに代わって神様に赦しを乞うているとおっしゃりながら慟哭されました。
<遺言が何であるかを考えよ>
そうされながら「一言だけ伝えてくれ。お前たちだけで一つになれなかったら、私を探さないでくれ。それから、私の遺言が何であるのか考えなさい、と必ずそのように伝えてくれと哀願されました。それからまた「血統を伝授してやったのにそれを信じず、もう私はいないと考えて、自分の思うとおりに言う者達は皆、赦せない。それが誰であろうと赦さない。原理を黙殺して非原理的に話し、自分の主張が正しいとする者は、私に会おうと思うな。実に歯がゆいことである。そのように言えばわかるだろう。だからそう伝えておくれ」とおっしゃり、そのように出来るかと私に念を押されました。

 

6 魚の集団死についての意味を尋ねた

<川を埋め尽くしたおびただしい人面魚の死骸の意味>

真のお父様が何か用かと尋ねられました。私は見た状況を詳しく報告しました。真のお父様は深刻なみ言を語られました。「大変なことになったな!沢山の人々が霊的に死にそうなのだな。災難だ。私たち統一教会も集団で死んでしまいそうだな。深刻なことだ。心配だ。心配だ!」と何度も何度も繰り返し呟かれました。それを聞いていた宋会長は「この人の言うことだけを信じてはいけません。気にしないでください」と言い、私の邪魔をしました。真のお父様は怒られて、「お前たちはこの者よりも劣る信仰を持っているのだな!たった今人が死ぬというのに、これより深刻なことがあるのか?と戒められました。そして「祈祷と精誠を捧げるように、皆に指示しなさい」と言われ、不安がられ「うん、お前も祈祷と精誠をよろしく頼む。ご苦労だった」とおっしゃり、中へ入られました。

 

7 真の御父様の心境

<側近による真の家庭の分裂>

場面が変わって、真のお父様が激しく怒鳴りつけていらっしゃいました側近の幹部たちは真のお父様をろくでなしだと思っているとおっしゃいました。皆の前では従順な振りをしているけれど、裏では別のことを考えているとおっしゃいました。そういうことをお母様はわからないで、自分を好きなんだと思っているとおっしゃいました。それに真のご家庭を裏で分裂させて、真のご子女様を自分を中心に置いて仲たがいをさせ、こちら側あちら側とし、自分はその後ろで操っているのだとおっしゃいました。霊的に無知なお母様が、彼らの狙いを知らず、ご自分を褒める言葉に酔い、サタンの手口が何なのかもわからずに、人間的な道を進むことになれば、恨みを抱くようになり、恨み深い女になってしまうとおっしゃいました。真のお父様は血の涙を流されました。苦痛の中で、胸痛く苦しんでいらっしゃいました。

<亨進様による勝利

真のお父様が落ち着かれた後、末のご子息が来られました。真のお父様はとても喜ばれ、すぐに顔色が明るくなられました。「私の息子、私の大切な息子よ!この息子がいなかったならば、私は地上で失敗者になっていただろうに、どんなにありがたいことか!」とおっしゃられ、亨進様の顔にご自分のお顔をこすり付け、キスをされたりしました。そのお姿がとても感動的で、私も涙ぐんでしまいました。その場面はとても貴重な場面で、羨ましいほどでした。

 

 8 真の御父様と心情一致圏を成す為に

<お母様に対する感謝とお母様の責任未完遂>

私はお母様に対するありがたみや、感謝の気持ちを忘れることが出来ない。誰もそのように勝利した女性はいなかったので、感謝して止まない。しかし、天の前にお母様が果たさなければいけない最後の責任がある。真の母として完成する、最後の段階が残っていたのだが、お母様は判断を誤り、サタン圏に落ちてしまった。どれほど悲しく苦しいかわからない。これは全天地の悲しみと言わざるを得ない

 


第二章 天に背いた御母様
9 一番近い人に入って来るサタン

<天使長の企み>

その方には天の愛とお金、権力が全部あったのでその人の心の中には(私が一番だ。私が神様と真のご父母様に最も孝行して、誰にも出来ないとてつもない事をやって来た。真のご父母様の子女でも私のようには出来ない!)という驕慢な思いが生まれました。それで、真のご子女様を嫌って憎むようになりました。その憎しみは徐々に大きくなりましたが誰にも分からないように隠していました。ある日、その方は人間が一度落ちたら出て来られないような落とし穴を掘って置きました。とても深いパイプのような穴を掘っておいて、穴がないように薄い蓋で被せておきました。私はその場面を見ながらとても恐ろしくなりました。誰かを犠牲にする為に掘ってある穴だったからです。私は心の中で(駄目!駄目!)と叫びましたが無駄でした。

<お父様の最愛の子女に対する陥穽とそこから救う兄>

そういう中で真のお父様が愛する息子を外出させました。ご子女様は重要な任務だと思って外出されましたが、その人は掘っておいた深くて狭い穴に落ちてしまいました。今でも私は何年か前にみたこの夢が心配になります。いつか孝進様の家庭も、私たちがお守り出来ずに、大変になって壊れてしまう夢での啓示を見て、誰にも言えずにいましたが、事実そうなってしまったからです。穴に落ちたご子女様は助けてくれと叫びましたが、誰にもその声は届きませんでした。そのご子息は自分が危険な目にあっても「真のご父母様が危ない!お父様を殺そうとしている!私がその事実を知っているんだ!」と泣きながら叫びましたが無駄でした。

しかし、弟を最も愛する兄が来て、弟が穴に落ちている事を知って「私が弟を助けてみせる!」と言われて、死を覚悟で穴の中に飛び込んで行かれました。その兄は「必ず私の弟を助けてお前たちの罪を暴いてやる。そして私の弟を王にするんだ!」と叫ばれました。そんな二人のご子女様を見つめている何人かの人がいました。その中の一人が「彼らを助けないといけないのでは?」と言いましたが、その首謀者は笑ってばかりで、何も言わせないように目配せをしました。そうしたら彼らはすぐに静かになりました。彼らはその方が力と権力を振りかざしているとき、その方からたくさんのお金を貰っていたからでした。

<霊的でおかしな人と思われないため沈黙>

しかし幸い二人の兄弟は、穴の中から抜け出ることが出来ました。そして弟にあたる方は真のお父様の相続者になりました。兄の正義の力が大きかったからでしょう。世界の兄弟姉妹がこのことを知って「あなたは真のお父様の代身者であり相続者でございます。あなたの為に生きていきます。私たちがお守りいたします!」と従って来るようになりました。私は(この夢が本当だったらどうしようか?)と一人で誰にも言わずに10年近く過ごしました。私は霊的でおかしな人と思われないように、一人で誰にも言えずにいましたが、これからは言う時が来たようです。この本を読まれた人が理解できるかどうかわからない内容ですが勇気を出し書きました。この程度話せば、お父様が最も愛する息子を穴に落とした首謀者が誰か分かるでしょう。

 

「霊的におかしな人と思われないように」言わなかったとしたら問題です。

おかしな人と思われるかもしれないが「勇気を出し」書いたのなら保身でしょう。

夢の中では勇敢なのですが、現実ではそうではないのでがんばりなさいと神は励ましておられたのです。

 

10 裏切り者を見せてくださる

<金美京の使命>

真のお父様は、私に側近の弟子たちの名前を呼びながら、彼らについて調べるように言われました。彼らが何をしているのか、どのように生活しているのかを見て、そのまま報告するようにと言われました。そう言われながら「これはお前の使命である。お前は神様の心情をよく知って生まれた。だからこそ、神様の心情で天の仕事を手伝わなければならない。お前は神様が立てた末っ子である亨進に従わなければならない。後では天の摂理が血統を中心に進むが、最も善良な心性を持っている末っ子が、私の相続者の位置を守ることになるであろう。しかし一等功臣という者達はそれを認めるのが嫌で、自分の利益になることばかり考えている。私はそれを知っていながらも知らないふりをして我慢している」と言われました。

<これ以上お父様と苦労したくない幹部>

私は真のお父様の命令で、幹部たちがどう暮らしているか誰にもわからないように見に行きました。彼らは全て、自分の後孫たちまで豊かに暮らせる程に財物を蓄えていました。私は彼らの対話の内容まで聞いてしまいました。彼等はみな異口同音に「真のお父様についていけば苦労だけするから、自分の分は取っておかないと飢え死にしてしまう。私の分は、私が自分で隠しておかなければならない」と言いながらいろいろな財物を隠しておきました。私はこのような内容を真のお父様に報告しました。真のお父様は「分かった。だけど信じていたのに…」と言われて長い溜息と共に嘆息をつかれました。そうして「朴何がしも私を裏切るようになるが、彼が亨進の味方につかないのが一番胸が痛い」とおっしゃいました。

私は命令通りに朴会長の動きを探るようになりました。ある日二人のご子息様が、その人を訪ねて真のお父様の側に立ってほしいと哀願しました。しかしその人は断固として拒絶しました。「どうしてですか、そうしないで真のお父様の方に就いてください」とご子息様たちが涙ながらにお願いしましたが、その人は「昔は真のお父様を弁護するのに、何度も死ぬ目に合ったので、これからは苦労したくないのだ。申し訳ないが、これからは心安らかに暮らさせてほしい!」と冷たく拒絶しました。二人のご子息様は大きく失望して「そうされてはいけません!」と泣き叫びました。

<霊界でライオンのいる檻に入れられる幹部>

後で朴会長はとても後悔するようになりますが、良心の呵責のために、心安らかに暮らせず、恥ずかしくて、顔を上げて外出も出来ない様子が伺えました。家庭連合の最高位の幹部達とは、どの方達のことを指しているのか特別に言わなくても皆さんは分かる事と思います。彼らが霊界に行けばライオンの檻に入れられて、罰を受ける場面を見せてくださいました。本当に怖い罰と言わざるを得ません。

 

信仰は最後が肝心。一等功臣の朴先生もさらなる苦労を嫌い亨進様に従わなければ霊界ではライオンの檻の中

 

11 御母様について大母様に伺う

<韓氏の血統は罪が多い家系>

大母様は「ここはお前が来る所ではないから早く降りていきなさい!」と言われ不愉快そうでした。しかし私は「私は必ずお母様の血統を知らなければなりません。私はお母様を見本にしたくて、それを知るためにここまで来ました」と分別もなく言いました。大母様は仕方なく疲れた様子で「分かった!見せてやろう!」と言われて上の方に歩いて行かれました。しかし、その後ろ姿は何かしら悪いことを見つけられたかのように不安げに見えました。少し歩かれてから、大母様が後ろを振り返ってこう言われました。「本当はうちの家系は大した家系ではなく、普通の家系である。何も見せるものがないから、そう思って降りていきなさい!」と言われて、どこか変な様子でした。

(お母様の血統はそんなにたいしたことはないんだなあ!)と思って地上に降りて行こうとしましたが、大母様が一言付け加えられました。「本当はお母様の血統は大したこともない普通の家の血統である。そして罪の多い家系であった。しかし神様は、お母様が16歳の時、エバの立場を蕩減復帰するために、その年の人を捜されて、最も純粋な立場を復帰するためにお母様が必要だったのだ。真のお父様は、幼い新婦を愛するということはとても大変だと言われた。しかしながら、真のお父様はお母様を娘の立場、夫人の立場、母の立場まで忍耐と愛で育てられたのだ」その内容は真のお父様がよく話されて知っていた内容だったので「そうだったんですか」と何度も頷きました。

<お母様がお父様の代身になる時くださる死の水>

大母様は、一つ秘密を教えてくださいました。「いつかお母様が、真のお父様の代わりに仕事をするようになるだろうが心配だ。そしてお母様がくださる水を飲むようになるだろうが、汚染された水だから、飲めばみんな死ぬかもしれない。その水は見分けることが出来ないし、湧き水と同じで色がない。その水を飲んだら死んでしまうが、死んでいるようには見えないので自分が死んでいるとは思わないだろう。これからの統一家が心配だ。未来が心配だ。お母様の間違った判断で混乱するようになるだろう。早く降りていきなさい!」

 

12 御母様の子女教育

<金美京の二つ目の使命>

ある日神様は、真のご父母様を保護する、使命のある者を4名選ぶと言われました。初めの人は真のお父様の為に祈祷する使命を、2番目の人は真のお母様の為に祈祷する使命を、3番目の人は真のご子女様の為に祈祷する使命を、4番目の人は真のご家庭全体の為に祈祷する使命のある人だと言われました。運よくに選ばれました。私は4人の祈祷する人の中で4番目の使命者に選ばれました。とても大きな栄光で私はどうして良いかわかりませんでした。

 

選ばれた使命者たちは密かに集まりました。4人の使命者は大きな栄光に感謝の祈祷を捧げました。神様は4人の使命者を捜されました。神様は懇々とお願いされました。「お前たちは自分の使命を秘密にしなければならない。誰にも話してはならない。時が来たらもう一度会おう。お前たちはこの使命のために、絶対信仰、絶対愛、絶対服従の生活をしなければならない。もう一度言うがこのことは秘密である。絶対に口外してはならない。お前たちは真のご父母様のご家庭を最後まで守り、真のご父母様のご家庭の為に死ななければならない。真のご家庭に特別なことがある時は私を尋ねて祈祷しなさい。そうすればその時、祈祷を通して報告を聞こう」

アボジでなくオモニにつくよう子女を教育>

お母様は「お前たちはオンマが好き、アッパが好き?」と聞かれました。ご子女様たちは「オンマが好きです!」と答えました。その中の一人は「私はアッパも好きだけど…」と言われるので、お母様はこのように言われました。「お前たちはオンマについて来なければいけないよ!アッパはお前たちより祝福家庭をもっと愛されている。私はそれが不満なんだ。アボジは言葉では為に生きなさいと言うけれど、私たちには神経も使われない!だから、これからはアッパの言葉は信じてはいけない。アッパが亡くなったら誰がお前達の責任を取ると思うの?私しかいないでしょう。今までどれ程アッパが私を苦しめたか知ってるの?お前たちは幼いから知らないだろうけれども!」
<絶対「性」を失い、蛇と暮らしていたオモニ>

ところが、その時とても大きな蛇がスルスル音を出しながら出てきては、煙のように音もなく消えたのですが、お母様の服のすその模様が蛇のしっぽに変わって、間もなくスカートの中に消えていなくなってしまいました。私はとても驚いてぞっとしました。「これはどうしたことか?真の母が蛇と一緒に住んでおられる!」私はかたずを呑んでブルブル震えました。私はどうしていいか分からず、真のお父様が帰って来られるのを待ちました。

<お父様はずっと知っていた>
丁度、集会を終えて帰って来られた真のお父様にお母様がご子女様にされたこと、蛇と住んでおられることを全部報告しました。真のお父様は「私は昔から全部知っていた。しかし愛すれば変わると思ったんだ。しかし相変わらずだなあ!」と言われて涙を流されました。そんな真のお父様が可哀そうで私もオンオン泣きました。
<お父様の指示に金美京が従わずに目が覚める>
真のお父様は「この事実を誰にも言ってはいけない。神様に心配をかけたくはない。お願いだ」と言われながら悲しそうに涙を流されました。しかし私は我慢できなくて神様に報告しに行く途中で目が覚めました。その時は私が他の誰よりも熱心に信仰をしていた時でした。

 

金美京さんは感情的になるとお父様や亨進様の指示に従わない傾向がある

 

13 御母様のために大きな混乱が生じる事だろう

<真の父か真の母かの選択>

天上世界の全ての天使と地上の全ての人類、そして今まで霊界に行った全ての霊人達まで全て息を殺して静かに神様の宣布を待ちました。神様が宣布のみ言葉を語られました。「全ての権限は真の父母にあげよう。そして判決はここにいる天使長ルーシェルも見守っているので、正当に判決が下るであろう。お前の選択の結果を私は認めることにする。お前たちが真の父母の立場に従う判断を通して正当に決定しよう!」神様はこのように断固とした態度で宣布され、そこに来た全ての人類は自分も決定された結果に素直に従うと言いました。神様が「ここに真の父と真の母が立っているが、お前たちは誰に従うのか?」と大きい声で尋ねられました。

 

 真のお父様とお母様は次々と自分が主張することを語られました。先に真のお父様が語られました。神様は人類の真の愛の父である。我々は神様に侍って従わなければなりません。神様は私たち人類を救うため、子供たちを捜すために今まで涙で摂理をして来られました。神様は我ら全ての父であります。全ての人類は神様に帰らなければなりません。私たちはみんな神様に侍って暮らしましょう真のお父様は神様の心情圏から、神様に侍って暮らしましょうと、涙で訴えられました。

次は真のお母様がみ言葉を語られました。「私は一生を真のお父様だけに頼って生きて来ました。絶対服従・絶対従順して生きて来ましたが、幸せではありませんでした。いつも私の位置を誰かが狙っているようで不安でした。最も大変だったのは絶対服従で、これは女の私にはとてもつらい事でした。それなのにみんなお父様が好きで、私はいつも後ろにいました。これから私はそのような修行の道を選びたくはありません。今は時代が変わりました。女も同位権に上がって来ました。どうかしたら女がもっとたくさんの仕事が出来るし、男よりもっとうまく出来ます。ですから私に賛成票をください。私は全ての人たちが一生よく暮らせるようにお手伝いします!」

<お母様の勝利> 

み言葉を終えたお母様は集まった人々に向かって手を振られました。お母様はとても現実的にみ言葉を語られました。誰が聞いても人間中心的なみ言葉でした。しかしそこに集まった全ての人類が歓声を上げました。全てが「お母様の方につこう!我々も苦労は嫌だ!お母様に同参しよう!」と言いながら拍手を送りました。真のお父様はとても長い歳月をかけて、お母様を真の愛で育て慈しんで来られましたが、この世で一番愛するお母様がされる常識を欠いた話しに悲しみと苦痛を感じられました。神様はお母様の票が多いのをご存じでしたが、仕方なく判決を下さなければなりませんでした。神様は天の杖をお母様に下さいました。お母様は杖を貰ってにっこりと笑われました。真のお父様に勝ったという痛快な喜びの微笑みでした。

 <亨進様と国進様がお母様を諌める>

遠くでこの光景を見守っていた愛する二人のご子息様は「これではいけない!悪の呪いが始まった!これから神様の審判が下るだろう!」と言われてお母様に向かって叫ばれました。「お母様!これでは呪われます。お父様を悲しませてはいけません!お母様が間違っています!」二人のご子息は絶叫しましたが、お母様は気にもとめられませんでした。いいえ聞こえていないようでした。それを見ていた天使長ルーシェルは「そうだろ、今まで苦労しただろう?俺がこの時をどれ程待っていたことかしれない。お前が俺の気持ちを分かってくれるんだなあ!お前は俺が責任を持ってあげよう!」と言いました。それからルーシェルは神様に薄笑いを浮かべて自分も言いたい事があると言いました。 

 <神に訴えるサタンとお母様の杖で二度叩いて起きた災い>

「二度と私にああでもないこうでもないと言わずに承服してください!神様の判断は間違っています」サタンは神様の前に強く、楔(くさび)を打ち込みました。神様は「私は原理と真理でこの世を救援して来た。この全てのことはお前の間違いである。これからはお前の選択がどれ程の災難を呼ぶことになるか見ていなさい!」と言われて涙を流されました。真のお父様は神様と一緒に悲痛の涙を流されました。

その時お母様は「これからは私に従いなさい!私がみんなにいい暮らしをさせてあげます!」と言われて、持っていた杖で地面を2回叩き付けられました。その瞬間、地面が分かれ泥水が噴き上がり滝のように流れ落ち、大きな河となってしまいました。参加していた全ての人はその水の流れに押し流されて行きました。瞬く間に起きたことでした。人々は「助けてくれ」と叫びましたがどうにもなりませんでした。

 

14 蛇皮の服を召された御母様

<蛇女になったお母様と蛇の子どもになった食口>

7年前のある日お母様が重要なものを見せたいからと中心食口に集まるようにと言われました。集まった中心食口たちはみんな息を殺しながらもあれこれ、囁きあいました。(何を見せようとされるのだろう?)と皆が息を殺して待っていました。お母様が鎧の様な服を着て出て来られました。それでみんな驚いて気絶するところでした。「お母様が着ておられるのは一体何なんだ?」その鎧の服は他でもない蛇の皮で作った服だったのです。「お母様はおかしいんじゃないか?」みんながコソコソ言い始めました。お母様は「とっても美しいでしょう?こんなに美しい服は初めて着るわ!」と言って自慢するように行ったり来たりして歩かれました。

すると何故か近い側近たちだけは「お母様、とてもお美しいですね!とってもお似合いです!」と拍手をして称えました。またお母様はその服を触ってみるようにとまで言われました。みんな本当は嫌だけどお互い顔色を伺がいながら「お母様がこの世で最もお美しいです」と言いながら拍手をしました。私は最も嫌いな動物が蛇です。それで夢に出てくるだけでも怖いし恐ろしくて逃げ回ります。そんな私がどうして蛇の皮が分からないでしょうか?

そして詳しく見つめていると、みんな蛇の皮の服を自分に合わせて着ようと大騒ぎになりました。私はその光景を見て驚いて引き下がって出てしまいました。

 

15 御母様と幹部達との対話

<お父様に隠れてお母様中心の謀反会議>

7年前のある日の夢です。幹部の中でも上層部の何人かが、お父様がいらっしゃらない中でお母様とお茶を飲んでいる場面でした。お母様が質問を投げかけられました。「おまえ達は私をどう思っているのか?」すると尹会長という人がずけずけと言いました。「お母様は美人で~、賢くて~、男よりリーダーシップが勝っていらっしゃいます」そう言いながら一言付け加えました。「真のお父様は、本当に幸せな方ですね。どうやって若いお母様に会って何不自由なく暮らしておられるのでしょうか?世界中で一番幸せな方です。でも、真のお父様ご自身はそれを良く分かっていらっしゃいません」彼は、お母様の肩を持って、ああだこうだと冗談なのか本気なのか分からない事を言いました。

ところで、そこに居た人皆がその雰囲気に乗って、「そうです…!お母様を一番困らせて…。もう真のお父様も年を取られて元気がおありでないので、お母様が前にお立ちになって摂理を引っ張って行かれたらどうでしょう~!」と言いながらクスクス笑いました。そうしたら「私達はお母様の味方です。ですから、お母様、元気を出して下さい~!私どもが居るじゃないですか~!私どもがお助け致します~!」と言いました。彼等は自分達だけであれやこれやと真のお父様の陰口を叩いて、こうしようああしようと言いました。お母様は気分も良く、満足な様子でした。お母様は、気合を入れて「私はこういう人間なんだ!だからお前達は、真のお父様より私をもっと好きにならなければならない」という表情をなさいました。

 

独生女に「あなたこそ神の子キリストです」と偽ペテロたちが言った

 

16 御母様の様子を見せてくださる

天正宮の仕事を辞める女性>

私がこの夢を見たのは5年位前です。ある日天正宮で仕事をする人を選ぶ公告がありました。頻繁に人が変わるので長く出来る人を選ぶというので、光栄なことだと思って勤めることにしました。私は早く出勤して案内する人について入りました。入る途中である女性が暗い表情で急いで出て来ました。私は変だと思い、「こんなに良い所なんだから長く居たらいいのに、何故辞めようと思うのですか?」と聞きました。その女性の食口は「何も聞かないで下さい。私はこのまま出て行きます」と言って、真っ青な表情で飛ぶようにそそくさと消えてしまいました。

<お母様の秘密の部屋は蛇の部屋>

何か変だと思いましたが、大したことではないと思い、一生懸命仕事をして1日を終えました。頑張って仕事をしたのでやりがいも感じられました。お母様のお部屋を掃除するようになりました。お母様は「この部屋の掃除は誰にでも任せるのでは無いから、光栄なことだと思いなさい」と言われました。私は、「はい、ありがとうございます!」と言い、嬉しさで一杯になり感謝しながら部屋の掃除を始めました。掃除をしているうちに、お母様の部屋に秘密の部屋があることを知るようになりました。その部屋は誰も入れないようになっていました。お母様のお付きの方々もそこには入れないようになっているのですが、その方々も当然だと受け止めて疑っていませんでした。

ある日、掃除をしている時、知らないうちに秘密の部屋のドアを開けてしまいました。そこは神殿内にあるお風呂のようであり、いつでもお風呂に入れるように池が作られていました。私は、(本当に変だな。こんなに美しい所に池があるなんて)と思いました。そこはわざわざ作られた池だったのです。私は見つかるかもしれないと思って、静かに外に出ました。私は次の日、もう一度その部屋に入りました。ところが今回は水が汚くなっていました。だから、(掃除をしなくてはいけないな)と水を全部抜きました。掃除しようとしたら変な鱗のようなものが散らばって見えました。(本当に変ね。これは何かな?)と一つを拾ってじっくり見てみました。それは魚の鱗に似ているけど、魚の鱗ではなく、とにかく変なものでした。私は気持ちが悪くてそれをすぐに捨てました。

その次の日も水が汚くなっていたので、掃除をして、又次の日も水が汚くなっていたので掃除をしました。私は何があるのか知らなければならないと思い、ドアの後ろに隠れて様子を探ることにしました。お母様が池の中に入り、体を洗い始められました。すると池の穴の中から蛇が出て来たのです。その蛇はおとなしく、お母様の言われることを良く聞いていました。私はびっくりして声を出すところでした。今までお母様は蛇と一緒に暮らしておられたのです。(このことをお父様はご存知だろうか?)と考えると唖然としました。私は何も知らないふりをしました。それなのにお母様に私が知っていることがばれてしまいました。お母様は、「このことについて、誰にも言わないで欲しい」と言われました。私は、「誰にも言いません」と答えました。言わないと答えましたが、このことを誰かに言いたくて我慢できませんでした。
<二人の娘の子女様も秘書も仕えの者も蛇>

そうこうしているうちに、娘のご子女様がお二人いらっしゃいました。私がお二人にお母様について言おうとしたら、もう既に知っていると当然のようにされ、気にしなくても良いと言われました。そうして後ろを向かれましたが、お二人にも蛇のしっぽが付いていました。そうしてみると、みんなが変に見えました。お母様の秘書の鄭氏も、そして私が知っている人もみんな蛇のしっぽが付いていました。私は初出勤の日、入り口で見た逃げるように飛び出して行った女性の食口が何故あのように青ざめた表情だったのか理解できました。あの人達は、さらにあけっぴろげに蛇のプールまで作って一緒に泳いだりもしました。本当に恐ろしくて唖然としました。

<金美京姉が神に懇願した為すべきことは夢の中でしたこと>
真のお父様が大会を主催するために一ヶ月後に帰って来られるという話を聞きました。私は神様に祈祷するため廊下に出ました。そして天を見て、涙ながらに祈りました。「神様!一体どうしたことでしょうか?お母様、二人のご子女様、鄭氏、そして働いている人までみんなが蛇になるなんて呆れてしまいます。どうしたらいいですか?お父様がここに来られたら駄目だとお伝え下さい。ここに来られたら大変なことになります。神様、私の祈りを聞いて下さり、どうか伝えてくださいませ!」と言い、切なく訴えました。私はどうやってでもここを出ようとしました。しかし、機会が来なかったのです。私はチャンスが来るのを待って祈りました。

そうこうしているうちにお母様が集会を開くと言われました。多くの人がお母様にお会いするために集会の場所に集まり始めました。お母様は群集に向かって、「私を信じますか?」と聞かれました。群集は一斉に、「はい、信じます!」と歓声を挙げました。私は機会を狙い群集に、「皆さん!お母様のみ言は全部嘘です。私達を騙しています。そしてお母様は蛇を敬っていらっしゃいます。だから信じてはいけません!」と大声で叫びました。すると今まで信じていた群衆がざわめいて大騒ぎになりました。群集はお互いに前後も見ないで散らばり逃げ始めました。私もその隙に乗じて群集の間をかきわけて逃げ始めました。急に空に黒い雲が立ち込めて、雨が降り出しました。そして私は夢から覚めました。

 

金美京さんは夢の如くお母様が堕落して蛇になったと暴露し迫害から逃げる生活をしなければならなかった。

 

17 十字架の苦難を受ける

<食口に十字架につけられた後お父様に会う>

引っ張られていく私に皆が野次を飛ばし、唾まで吐いて、ありとあらゆる悪口を浴びせました。私は、「神様、私は間違ってる所が無いのでやましいことはありません。生かすなり殺すなり自由にしてください」と祈りました。涙が出て来ました。今まで家族を幸せにしてあげられなかったことがすまなく、悲しかったのです。とめどもなく涙が流れました。私を引っ張って行った人達は、私を十字架に架けました。ちょうどイエス様が十字架に架けられたのと同じようにされました。彼等は手の平に釘を打ち始めました。

 

ところがその時、天から大きな声が聞こえてきました。「やめなさい!その者には罪は無い。だから解き放してやりなさい!」周りに居た人皆が驚いて逃げ始めました。その中で私を可哀想に思った人が私を引っ張り降ろしてくれて、私は死ななくて済みました。私は、「ありがとうございます!」と挨拶をして、傷つき疲れ果てた体を引きずりながらお父様を捜しに立ち上がりました。私の消息を聞いて真のお父様が呼んでいらっしゃるとのことでした。私は涙を流しながらお父様がおられる所に向かって歩きました。歩いて、歩いて、どのくらい歩いたかわかりません。お父様にお会いしたいという一心で体が痛いことも感じませんでした。

 

 私は韓国式に丁寧にお辞儀をして、別の所でお父様に一部始終を話しました。お母様の言行と今まであった全ての事を話しました。真のお父様は、「今まで苦労をかけたな!私は全部知っていたが言えなかったんだ。すまなかったね。今は時ではないので、後で時が来たら明らかにしなさい。もし、今明らかにしたら神様の摂理史に大きな痛みが来るようになる。神様が失敗に終ってしまう。だからお前が私を理解して待ってほしい。時が来たらお前を呼ぶから、それまでお前は他の所に行ってなさい。そうできるかい?」と言われました。何か言い難い悲情を隠されているようでした。お父様と互いに通ずる無言の対話ができました。私は、「従順に従います」と言い、その場を去りました。

 

時がいつ訪れるか、後にお父様の指示があったのか?無くとも聖和以降に亨進様会って報告すべき。公表して十字架にかかればお父様が現れたはず

 

18 御母様の裏切り

<側近の裏切りにオモニの恨みと願い>

夢の中でお父様の姿が見えました。私がどこかを歩いているとお父様が一人で川辺に座り泣いておられました。私は聞いてみました。「あら、お父様!何故ここにいらっしゃるのですか?どうしてお父様の横に誰もいないのですか?」するとお父様がこう言われました。「誰も私の事をわかってくれない。私が役に立たなくなったからか私を殺そうとするんだ!誰も私の気持ちはわからない。私がどうやって生きているのか、お前が伝えておくれ!これが遺言だ」と言われながら、泣かれました。お父様は裏切られて、呆気に取られるほどとてもみずぼらしく力ない姿で、私の手を掴んで声を出してオンオン泣かれました。私も一緒に声を出して、オンオン泣きました。「この話を必ず亨進に伝えなさい。信じられる者は亨進しかいなくなった。みんな泥棒で、お母様までも私を捨てたんだ。郭会長も私を捨てたし、みんな私を捨ててお母様の方についてしまった!これは絶対許せないことだ!」と侘しく泣かれては、又泣き続けられました。

夢の場面が変わり、お母様が見えました。朴会長、石会長、黄会長、尹会長など、幹部達が集まっている中で、お母様は、「お前達は私が食べさせ生かしてやる。だからみんな私の言う事を聞かないといけない。事実でしょう?」と言いながら威圧されました。そうして「お父様を早く霊界に逝かせましょう。これからは私の言う通りにしなければならない!」と言われました。以前のお母様の姿とはとても違うものでした。「真のお父様の聖和後は、天のことは私がするからお前達は私の方につきなさい!」と言われ、丁度この時を待っていたかのように強く語られる姿は、とても力強く見えました。すると幹部達は、「はい、そうしなければなりません!そうしなければなりません!お母様も充分にされたので、神様も理解されるでしょう」とゴマをすりました。

ところで、真のお父様はその話を全部聞いておられました。不思議なことにお父様はその全ての話を聞いておられながら、何もおっしゃることができませんでした。また場面が変わり、お母様がお父様に対抗する場面が見えました。お母様は、「あなたが若い時、私をとても苦しめました!私がどんなに大変だったかあなたは知ってますか?」と言われ、今ではもう年老いて力も無いから別に用は無いという風な態度でした。

真のお父様は、気を失われそうになり、「それではだめだ。そうしてはいけない。ここまでやっと来たのに…」と説得されましたが、もう既にお母様は別の人になっていました。お母様は、「女も教主になれます!私だったらできないと思いますか?もう時代が変わったんです!」お父様が眼中に無いように言われました。お父様は、亨進様を捜されました「亨進!亨進!お前は私の気持ちがわかるだろう?私にはもうお前しか居ない!私の心をわかってくれる者はお前しか居ないんだなあ!お前が私の願いを叶えてくれ!」と言われ、亨進様の手を握り締めて泣かれました。お父様は私にも、「これからは亨進に頼り従って行きなさい!」と言われました。

 

何度も何度も夢に現れたお父様は亨進様に従えと語っています。

栄進様ではありません。亨進様を証しし亨進様につなげるべく働く栄進様の霊なら問題がありません。だが、サタンは常に光の天使として善なるものと装って近づいてきます。最初は善悪の判別ができません。

それが問題だというのです。

 

19 天正宮を占領する御母様

<オモニの反逆と亨進様の使命>

私は気になって又聞きました。「ご子息様は何故追い出されたのですか?」そうしたら「お母様が真のお父様の代わりに勝利すると、前に立たれ、自分に反対するものをみんな追い出されました。ご子息様までも追い出されたそうです」と答えました。

私は「お母様がそうなさったのですか?そんな方ではないのに…」と言ったら「お母様が教主になって神様のみ旨を一人で成し遂げると言われ、気に入らない人をみんな帰郷させて戻って来れないようにしたのだそうです」というものでした。(本当に変だ。人類のお母様が気に入らないからって人を追い出して、来ることもできないようにされるなんて…)私が今まで見てきたお母様ではないようで、がっかりしました。

翌日には真のお父様が現れました。亨進様は真のお父様の後を付きまとって、「お父様、お母様を許して差し上げたら駄目ですか?お母様が間違っておられることは知っていますが、私を産んで下さった方じゃないですか。許してください。怒りを静めて、アボジアボジ!」と、泣きながら泣きながらせがんでいらっしゃいました。お父様は言われました。「出来るならば私もそうしたい。いや、摂理を戻したい!だけど神様の前に大きな親不孝を犯したから申し訳なくてどうすることもできない。既にサタンになって、自分がしていることがどんなことかさえわかっていない。これからのお母様の末路が心配だ。お前が命懸けでこの試練に勝ち、サタンを追い払わなければならない」み言を語り終えられた真のお父様は溜息ばかりついていらっしゃいました。本当に理解できない夢でした。この夢を見た時期は真のご父母様がお二人共、天正宮でお過ごしになっていた時でした。

 

金美京さんの使命は

お前が命懸けでこの試練に勝ち、サタンを追い払わなければならない

 

20 御母様の恐怖心

<正体を暴かれないかと不安なオモニ>

誰かが部屋のドアに寄りかかって立ち聞きしているのが見えました。それはお母様でした。ご子女様達が何をしているのか気になっているようでした。天が教えてくれたことによると、お母様が龍の仮面を被り、怖がらせるために現れたものでした。本当に理解できないことでした。どうしてお母様が大切なお子様方を追い出して、密かに事情を探り恐がらせる事ができるのか?怖い夢というしかありませんでした。

 

21 愛する御母様へ

<田舎のおばさんのような姿で怯えて追われるオモニ>

ある日夢を見ました。2~3年前位のことでした。仕事を終えて帰り家で休んでいました。今住んでいる家と全然違う所に住んでいました。忙しく何かを準備していたんですが、ある知らないおばさんが突然家の中に飛び込んで来て、トイレを探す様子に驚きました。よく見ると、その女性はお母様だったのです。「あれ!お母様ではありませんか?何の御用でここまで急いでいらっしゃったのですか?」と聞いて私は途方にくれました。何故ならお母様は田舎の普通のおばさんの格好だったからです。(私が見間違ったかな?)現実のようでない、夢のような状況でした。

お母様は、「急いでいるからなんだけど、トイレはどこか?」と聞かれました。「トイレが汚くてどうしましょうか?」というと、お母様は「とにかく急いでいるんだ!」とそわそわしておられました。キョロキョロ見まわす目つきが、何かに追われているような恐怖に震えておられる表情でした。私は仕方なく「ではこちらで用を足してください」と言いました。お母様は急いで用を足されて、お尻のあちこちを汚されたので私は母に対する娘のように、洗って差し上げました。お母様は、「ありがとう!ところで出口はどこだ?」と出口を探されました。私は出口の方まで案内して差し上げました。そして手を振って見送って差し上げました。お母様は怯えるような姿で、追われる身の上を恥ずかしそうにされる感じで消えられました。

 

22 真の御母様と亨進様との対話

<亨進様が3年オモニを待ったが>

 先に亨進様から言葉をかけられました。「オモニ!」「お父様から相続された遺訓を譲って下さらなければなりません。私は3年待ちました。天の前に約束されたお父様の相続を私に譲ってください!」とおっしゃいました。しかしお母様は気分のよくない顔色でこのようにおっしゃいました。「悪いけど、あの時は私が仕方なくそう言ってしまった。譲ることは出来ないよ」と言われながら「その時はなんとなくそう言わされた。だからこれ以上相続に関する話は持ち出すな」「悪かったね」と言われながら他人ごとの様に、「知らないでそう言ったのだから、お前が理解して帰りなさい」と言われて冷たく突き放されました。

その時亨進さまは悲痛な心情で涙を流されながら、「そうされてはいけません。それではだめです。アボジとは完全に別れるおつもりですか?どうしてアボジに合わす顔がありますか?」と言って哀願されましたが、お母様の心は変わりませんでした。亨進さまは悲痛な心情で又このようにおっしゃいました。「お母様の間違った判断と失敗は永遠に記録されます。神様とお父様の前に取り返しのつかない大きな失敗をされたのです。天は悲しんでおられます」そう言われながら「これからオモニと息子の間は遠くなります。これはオモニ自ら招かれたことなので、オモニの責任です」と挨拶をされて悲痛な涙を流されて、むせび泣きながら帰っていかれました。後ろ姿は哀れで悲壮な姿で力なく肩が崩れ落ちていました。

 

 第三章 天の血統の相続者亨進様

23 天の血統の真なる相続者

<神の御心にかなったプレゼントは長孫>

真のお父様はある日、ご子女様方を皆、集められました。真のお父様は、「お前達は、私を愛しているかい?私は、お前達のうちの一人を後継者とし、真の父母の権限を受け継がせたいのだ。お前たちは、それぞれが、自分が一番大切にしているものを一つずつ、私に贈るようにしなさい」と、おっしゃいました。ご子女様方は「はい!」と答えて、各自戻って行かれました。数日後、ご子女様方が再び集まられました。その日は、ちょうど真のご父母様のお生誕日でした。真のお父様は、興奮したご様子で、「皆、集まったのかい?よし、お前達の大切な、とっておきの品々を見せてみなさい」と、おっしゃいました。ご子女様方は皆、大切に思う品々を差し出されました。ある方はおしゃれな車を、ある方は黄金を、ある方はお金を差し出されました。

ところが末息子の亨進様は「お父さん、私はお金が無くて、準備できませんでした。次回いいものを準備して差し上げます」と言われ、照れ臭そうにされました。亨進様は「ですがお父さん、お父さんを一番好きだという、私の息子をプレゼントしますよ。どれだけお爺さんが好きかわかりません。お爺さんが世界で一番好きなんですってよ~」とおっしゃり、頭を掻きながら、どうしていいかわからない様子でした。真のお父様は「そうか、わかった。ありがとう!」とおっしゃいながら、孫である亨進様の息子さんを抱きかかえて、喜ばれました。他のご子女様方は「どうしてそれが贈り物になるんだ?」とおっしゃいながら、笑いました。真のお父様は、部屋に戻って、神様に祈祷を捧げられました。「天のお父様、最も愛する孝行者を見つけました!」神様は「でかした!苦労をかけたね!」とおっしゃいながら、真のお父様と共に喜びの涙を流されました。

 

 24 神様の亨進様の選択

<後継者の予定が顕進様から亨進様に>


2006年10月頃神様からみ言葉がありました。これから統一家を引っ張って行く3人のご子息を見せて下さいました。神様の声が聞こえました。3人のご子息は神様の前に立ちました。1番顕進様。2番国進様。3番亨進様。このように立たれました。神様は3人を立たせられて質問とみ言葉を語られました。「私は初めに真の父母の位相を継承する息子として1番の顕進を立てた。しかし、責任があったにもかかわらず末っ子の亨進に移った。お前たち二人はそれについてどう思うのか?」と言われてみ言葉を語られました。

1番の顕進様におかれては顔が真っ赤になられ「私は資格がありません」と言って怒りを抑えていらっしゃる様子でした。神様は国進様に質問されました。「お前は弟をどう思っているのか?」と聞かれました。国進様は「私の弟は善良で誠実です。弟に譲られたら、充分に成し遂げることでしょう」と言われ弟側につかれて答えられました。「そうかい」そう言われて、最後に神様は3番目の亨進様に「これから天命を受けたらちゃんと出来るか?」と質問されました。亨進様は簡単に答えることが出来ませんでした。

しかし、しばらくしてこのように語られました。「私は不足な者です。しかし相続させて下さるなら絶対服従して、神様に侍ります」と答えられました。しかし、この時1番の顕進様は目から火花を散らして、亨進様を矢を射るがごとく睨みつけられました。3番の亨進様は顕進様を今まで知らず知らずのうちに恐れ多く怖いお兄さんと思っていたのでこれ以上言うことが出来ずに、その場に立っておられました。

 

25 荒野に放り出された亨進様

<荒野の中で真の父に会う>


摂理の相続者であられる亨進様の、荒野路程に関する夢の啓示の内容です。真のお父様が聖和された後、多くの苦難と試練が立て続けにありました。真のお父様の相続者であり、代身者であられる亨進様が、追い出されました。愛する家族達によって、追い出されたのです。追い出された亨進様は、険しい荒野路程を歩まれました。真のお父様が16才の時、猫頭山(ミョドゥサン)で精誠を尽くされ、イエス様からメシヤの称号を受けられた時と同じ状況でした。亨進様は、「ただお父様の為に生き、お父様の為に死にます」という心情で、苦難の道を歩まれました。

亨進様が祈祷と修練とで、耐えに耐えて行かれた道は、涙なくしては語ることのできない、苦難と試練の道でした。さながら、イエス様が山上の垂訓(後世に残すべき尊い御言葉)を語られたお姿、ゴルゴダの道を行かれたお姿のようでした。亨進様は、神様の苦痛、イエス様の愛、真のお父様のみ旨を成して差し上げる為に、全ての力を注ぎ祈祷と精誠を尽くされました。神様の悲しい歴史を元返えし解いて差し上げる為に、寒さと空腹の苦痛を耐えに耐えて、死ぬ覚悟で臨まれた修行でした。亨進様を追い出した人々は「多分、今頃は狼の餌食になっているだろう。飢えて死んでいるだろう」と、思いました。いや、死ぬことを望んでいるようでした。

ある日、亨進様に従う人々と、亨進様を嘲り、罵る人々が、亨進様がどうしているのか、様子を見に来ました。亨進様に従う人々は、元気な亨進様のお姿を見て、涙ながらで喜びの祈祷をし、亨進様を嘲る人々は「あれ、まだ死んでいなかったのか?」と、ぶつぶつ皮肉を言いました。その時、天から声が聞こえてきたかと思うと、眩いばかりの光が降りて来ました。神様とイエス様、真のお父様が、亨進様に臨在されたのです。神様が「愛する我が息子よ!愛する我が息子よ!どんなに苦労が多いことだろう?ご苦労であった。お前が、6千年間の恨みと嘆きを解いてくれたのか。ありがとう!ありがとう!」と言われながら、涙を流されました。まさに四位基台が成されたかのような、完璧な原理的な光景でした。

そのお姿を見た、亨進様に従う人々は「神様、万歳!万歳!真のご子息様が勝利された!勝利された!」と言っては、「主は己が園に来たる…」と、聖歌を歌い始めました。まさに、涙の役事でした。亨進様を罵る人々の中には「おお、許してください。私達が、よくわかっていませんでした」と、許しを請う人々もいて、また他の人達は、怖ろしくて、逃げるように駆け下りて行きました。その山城で、亨進様と、亨進様に従う人々は、「神様、万歳!」「イエス様、万歳!」「真のお父様、万歳!」「亨進様、万歳!」と、歓喜に溢れて叫びました。その場面は、とてもとても感極まるものでした。皆が涙を流す感動的な場面で、夢から覚めても私の目からは涙が流れ落ちました。

 

26 漢南洞でお会いした亨進様

<天聖宮も漢南洞にも行けない亨進様>
4年前のある日、夢を見ました。一度、漢南洞に行ってみたくなったのです。真のお父様が、統一教の食口達と訓読会をされた時のことが思い出されて、公館に入ることができなくても、門の外からでも見てみたかったのです。真のお父様が聖和された後では、天正宮に行くこともできないので、家から近い距離にある、歴史の深い漢南洞に行きたかったのです。私は家を出て、漢南洞を目指して歩きました。真のお父様が漢南洞にいらっしゃった時の様々な記憶が脳裏をかすめました。公館へと向かう坂道を、疲れも感じずに登りました。

正門前にたどり着く頃、亨進様にお会いしました。お懐かしく、嬉しくて、ご挨拶申し上げました。亨進様は気がかりな表情で、「どうして来たのですか?」と、尋ねられました。私は、「真のお父様を思い出して、恋しくなって、公館だけでも一目見て、ちょっと祈祷をして行こうと思いました」と、答えました。亨進様は、「そうですか!」と言われて、涙を浮かべられました。公館に着いた亨進様と私は、公館の門を叩きました。しかし、警護の人は出て来られませんでした。誰も入れるなという、お母様の指示があったのです。亨進様は門を叩きながら、「ちょっと上がって、お父様のお写真の前で、ご挨拶だけでもして行きたいのです」と言われました。しかし、中からは「駄目です」と言われました。仕方なく亨進様は、門の前でご挨拶を捧げた後、「お父様、必ず私はまた帰って来ます」と、涙ながらの覚悟をされて、踵を返されました。

<大母様が語る背信者の先祖の審判>

私は恐くて、神様に祈祷を捧げました。「神様、この状況はどうしたことなのか、教えて下さい」と、切に祈祷したところ、大母様が現れました。「大母様、これはどういうことですか?」と伺ったら、大母様は「これから真のお父様のご遺訓に従わず、二人のご子息を無視して、ないがしろにした者達の先祖の墓が暴かれるようになる。それは刑罰である。必ず罪の代価は支払われるのだ」と、おっしゃられ、力無く溜め息をつかれました。そう言われながらも、「私も心配だ。もう真のお父様にお会いする面目がない。お前もこれから、真のお父様に従順に従いなさい」と言われて、静かに消え去られました。私は、本当に胸が痛くて、涙が出ました。

 

先祖解怨が取り消しになり再び地獄に

 

27 天に新しい宮殿を建てられる二人の御子息

<二人の子女様が新しい宮殿を造る夢>

ずいぶん前の夢ですが、とても不思議な夢です。ある日、ご子女様方の中で、二人のご子息が見えました。二人のご子息は、新しい城を築こうとしていらっしゃるのですが、その方々は、亨進様と国進様でした。お二人は深刻な表情で、その城は、誰もが自由に入ることができない所だとおっしゃいました。しかも、その城は地上ではなく、霊界に築かれていました。どれだけ土地が広いかわかりません。その広い土地に、神様と、真のお父様が住まわれる宮殿を築いては、また築き続けていらっしゃいました。

一人のご子息に伺いました。天正宮もあるのに、どうして新たに宮殿が必要なのですか?」と。おっしゃるには「そこは天が望むところではなく、失敗しました。だから神様とお父様が、新しい宮殿を築きなさいと指示を下されたのです。それで、ご命令に従って、神様と真のお父様がいらっしゃる宮殿を築いているのです。だから、そのように受け留めなさい」と、おっしゃいました。「でも、なぜ他の人は、誰もいなくて、お二人だけで築いていらっしゃるのでしょうか?」と、伺ったところ、「神様が、私達兄弟に特別な使命を下さいました」と、おっしゃいました。

「それならば、他のご子女様方は?」と、伺ったところ、「残念ながら、彼らは父の命令を受け入れず、俗世界の人のようになって、神様の心情を忘れてしまいました。お父様も胸を痛めておられます。私達が、この宮殿を完成させることができなければ、お父様には、それが千秋の恨みとして残され、神様にも、お顔を上げることができなくなってしまわれます。だから時間がないのです。早く、城を築き上げて、多くの人々を救わねばなりません」

そう言われながら奔走され、城を築かれました。私も何かお手伝いしなければと思い、あれこれお手伝いしました。霊界の力ある天使達が共に働き、仕事がとても早く進み、何日か後に城が完成しました。とても素晴らしく、美しい城で、規模もとてつもないものになりました。正門も、世界で一番大きな門でした。

完成した後、神様はたいへん喜ばれました。真のお父様も朗らかに笑われながら、皆、ご苦労だったねと称賛されました。ご苦労された方々が、皆、感極まって、「神様、万歳!真のお父様、万歳!」と叫びながら、涙の海になりました。あちらこちらからも「アボジアボジ!」と言いながら、慟哭する声が聞こえてきました。私も一緒に「お父様!」と呼び、涙を流しました。二人のご子息が神様に報告され、続いて祝歌と祈祷をされ、祝賀のケーキカットもなさいました。そして続いて、花火大会のようなフェスティバルも開かれました。本当に美しい場面でした。

その次の日、ご子息は私を呼び、名残り惜しいが、ここから、あなたはもう地上に帰らなければなりません。あなたは地上に帰って、この知らせを伝えてください。お父様のご命令ですと、おっしゃいました。「私は、ここがいいのですが、行かなければなりませんか?」と、申し上げたところ、「摂理が急を要するのです。多くの人が死んでいっています。この期間が過ぎれば、天の門は閉ざされます。だから、早く地上へ降りて行きなさい。後で会いましょう。あなたもここに必ず戻って来なければなりません」と言われて、私を強く押すようにして、降ろされました。私は門を出て、城を見つめました。門がどれだけ大きいのか、私の姿は小さな小人のようでした。

夢から覚めて起きて、(これは何の夢だろう?)と、考えましたが、その時は、真のお父様は天正宮におられる時でしたので、(未来の為に準備しなければならない、という意味があるようだ)と思って、ひとり胸にしまって置きました。

 

お母様が使命を果たされることに支障がないことは、お父様が生きている時に発表しなければならなかった

 

28 天の剣を勝ち取られた亨進様

<後継者を選ぶ天の剣の夢>

この夢の啓示は2016年5月20日に見たもので、これまでの沢山の夢の啓示の中でも神様とイエス様が訪ねてくださった内容であり、尊いみ心が込められています。天国のことを考えていると、突然亨進様のお顔が見え、昔の記憶が蘇りました。そこでもう一度目を閉じて記憶を呼び起こし、全てを思い出しました。心が躍り、まるで感電したかのように戦慄を覚えました。まるでタイムマシーンに乗って過去に旅立つような気分でした。そこには滝がありました。ここはどこだろう?アメリカ?滝がある所ってどこだろう?私は考え込みました。

神様、そして真のお父様とイエス様は、今後の相続者を誰にするかということについてとても悩んでおられました。全霊界と地上界を代表して、一番の賢者を選ぶために悪戦苦闘されました。それは、聖書に出てくる神側のアーサー王のように、賢く強く素晴らしい王であったらいいと思われているのではないでしょうか?統一家全体が天の血統を待ちに待っていたのです。真のお父様は、6千年間、待ちわびる切なる想いで、天の血統を探すためにどんなにご苦労されたかわかりません。昼夜を問わず、祈祷と精誠でサタンと戦い、勝利されました。14人の御子女様を育て教育し、その中でも天の血統にかなう者を立てる為に、どんなにご苦労されたかわかりません。

ある日、本当に尊い一日がやって来ました。この日は、誰も真似することが出来ない奇跡のような摂理、その基盤の上に天が真のご子女様である3人のご子息にだけ与えられた日でありました。神様とイエス様は、昔から全世界の人達が見える場所に天の剣を立てて置かれました。その剣は伝説となり、錆も付かず絶壁の岩に刺さっていました。誰も触ることが出来ないように、滝の断崖に隠してあるかのように刺さっていて、千年以上耐えてきたのでした。
ある日、真のご子女様3名が、荘厳な滝がある場所へ修行に出かけました。ご子息3名様と警護する者が共に行くことになりました。3名のご子息は、強く大胆に勝利して帰って来るという覚悟で、汗を流しながら山を登って行きました。真のお父様に栄光をお返しするんだと、競争するように滝の近くまでたどり着いた3人のご子女様は、荷物を降ろして、つかの間の休憩の後、神様と真のご父母様に祈祷を捧げました。

一日をそのように過ごされた3名のご子女様は、次の日、それぞれ山歩きや祈祷で修行をされた後、集まって座り談話を交わしていらっしゃいました。そのうち何気なく滝を眺めていると、偶然か必然か、千年の間待ち望んでいた剣の刃が光を放ち始めました。天から眩いばかりの光の筋が降りてきて、剣を照らしました。そして天から声が聞こえてきました。「天の剣を抜く者が王になるだろう!」3名のご子息は少なからず興奮しました。「あの剣を誰が先に抜くのだろうか?」3人のご子息は生まれた順番でしようと決めた後、すぐに試し始めました。

最初は顕進様でした。顕進様は男らしく、岩の絶壁に登りました。しかし顕進様は途中で放棄してしまわれました。岩がとても滑りやすく、これ以上登ることができませんでした。2番目に国進様が登られました。国進様は、剣が差してある所まで登って、剣を力いっぱい抜きましたが抜けず、降りてくるしかありませんでした。3番目に亨進様の順番が来ました。亨進様は天を仰いで、祈祷を捧げながら切に願いました。「神様、今まで誰も手を付けることができなかった所に約束の剣を差して置かれ、主人が来るのをどれだけ待ち焦がれていらっしゃったでしょうか?神様とイエス様の切なる願いを解怨して差し上げたいのです!私を通して願いを叶えさせてください」

祈祷が終って、亨進様は滝を登り始めました。滑って落ちそうな危険な所を無事に通過し、ゆっくり登って行かれました。必ず剣を抜くという心情で剣のある所まで登り、また祈祷を捧げました。「天よ、この剣で神様の恨みを解くことができるようにしてください!神様の王国を建てさせて下さい!」亨進様は、切なる思いで涙を流しながら、祈祷し剣をつかみました。亨進様が剣を抜こうとするや否や眩い光を放ちス~ッと抜けたではありませんか。天の光が剣刃に乗って吹き上げました。

亨進様は、剣を持ち神様に感謝の意を表し、祈祷を捧げました。「神様、私がやり遂げました!感謝致します。感謝致します!」亨進様は祈祷が終った後で、歓声をあげました。その場面はまるでアーサー王が天の剣を抜く瞬間と同じでした。下で見ていた兄弟達、顕進様、国進様も感激と感動で手を振ってくれました。一緒に見ていたほかの人達も感激で涙を流し拍手をしました。みんなが一つになり、勝利を祝して「ヤッホー!!!」と叫びました。この場面が、風に乗って韓国を越えて、真のお父様に伝わりました。真のお父様は亨進様の勝利を祝賀するパーティーを開かれました。夢が風に乗って真のお父様がおられる所まで行ったのです。本当に不思議な事と言わざるを得ません。

真のお父様は、ご自宅に集まった食口達にプレゼントを下さいました。真のお父様は、「私の息子は誇らしい!」と鼻歌を歌い、集まった食口一人ずつを名指しし、歌を歌わせられました。本当に微笑ましい場面でした。真のお父様は、長い時間お祝いの場を見守られながら最後に一言おっしゃいました「これからは後継者を通して摂理を実現して行くであろう!だから、お前達もそう思いなさい!」これはみ言ではなく、宣布でした。お父様は、天の前に祈祷する内容を私達、人類に分かり易いように宣布されたのです。真のお父様は「全ての人類は絶対信仰、絶対愛、絶対服従しなければならない。必ずそうしましょう!」と言われ、何度も約束させられました。そうした後に、天の前に勝利の万歳をしました。

 

29 閉じた天国の門

天一宮に上がっていく階段が消えていく日>

神様は、世の中が邪悪にまみれ、生きることが出来なくなった日、すべての人類に、「神様の家である宮殿に入りなさい。そうすれば、お前達に天国を与えるであろう。今まで、私を信じた者、一度だけでも信じた者達に天国に入ることの出来る機会を与えよう」と世界中に公文を出されました。今まで、ほんの少しでも、神様を信じた人々は、そのみ言を信じ、感謝し宮殿へと入り始めました。世界中の多くの人達が、宮殿をめがけて入りました。遅ればせながら、この事実を知った私も急いで宮殿に入ることになりました。

その中でも、信じられない人も多く居ました。行こうとした道を元に戻っていく人もいました。私は、「この恩恵をないがしろにすれば、一生、いや永遠に後悔することになります。ですので、皆さん、入りましょう。時間がありません」とすべての人々を捕まえて、もう一度戻るように言いました。しかしその時、宮殿の方に上がっていく階段が無くなり始めました。瞬間、私は走り始めました。宮殿の入り口まで走り、門の前まで行き着きました。ところが、そこも階段が無くなり、私も中に入れなくなってしまいました。私は、門につかまって、「私をつかんでください!」と叫びました。

その時、姿かたちの良い男性が、私を掴まえてくれました。「もう少し早く、来れなかったのか!」と言われながら、それでも来たんだから良かったと喜ばれ、引き上げて下さいました。私は、その方をしっかりと見ました。その方は、他でもない真のお父様のご子息であられる文亨進様でした。亨進様は、笑顔でいらっしゃいました。私は、手を差し伸べてくださった亨進様に今も感謝を捧げます。

30 天地が分かれる

<堕落した地から新天新地へ>

ある日、私はある人のメッセージを受け取りました。真のお父様の代身者、相続者になられた亨進様について行かなければならない、という内容でした。私は、私とは関係の無いことだと考えていました。事実、そんなに気持ちがよくありませんでした。(亨進様は、どうしてお母様に従わず、あのように別に教会を設けられたのだろうか?それは親不幸では無いか?顕進様と何が違うというんだ!私は、ただお金儲けでもして生きよう!祝福を受けても幸せにはなれず、みんな自分の人生は自分が思うように生きていくしかないのだから)と関心を持ちませんでした。本当に教会も嫌いで、教会の食口達も嫌いで、避けながら過ごしていました。

ところが、ある日、夢に亨進様が現れました。まるで、神様が役事されるように、天から亨進様が「祝福の権限圏に入って来なさい!そうしなければ、あなた達は滅びることでしょう!」と宣布される内容でした。まるで映画の一場面のような雄大な場面でありました。その後、突然、地が揺れて、めりめりと音を立てて裂けていきました。私はとても怖くて、胸がドキドキしていました。分かれた裂け目が、私の前まで来ました。私は、他の人々とは、反対側に立っていたのですが、地が瞬く間に、まるで地獄と天国に分かれるように、南北が38度線で分かれるように、すき間が広がっていきました。

その瞬間、下を見下ろしました。その底は本当に深くて、ひやっとし、身の毛がよだつようでした。ところが、亨進様の方は、広くて安全地帯におられました。私は、死ぬ覚悟で飛び越えました。そうすると、私が踏んでいた地が、落ちていきました。その後は、どこに消えてしまったのか、見ることができませんでした。分離した地には、限りない空間しか見ることができませんでした。私は、とても驚き、死ぬかと思いました。遠くから、亨進様が、「地がひき裂かれた!後ろを振り返らずに走って来なさい!」と大声を出されました。それは瞬時に起きた事なので、考える余裕も無く、ジャンプをしました。本当に怖くて、足が震えて、飛び越えた後でも胸がドキドキしていました。

亨進様が、「ここは、死の世界です!落ちたら死にます!こちらに来なさい!」ともう一度言われました。私は、再び、気を引き締めて、亨進様がいらっしゃる場所へ、死に物狂いで飛び越えました。幸いにも、飛び越えることができました。亨進様は、「これからは、神様がいらっしゃるここから真のお父様のみ言だけを信じて、行かなければなりません」と言われました。亨進様は、「さあ、私について来なさい!こちらについて来なさい!私と共に、神様とお父様がいらっしゃる所に行きましょう!」と言われ、群れを引っ張って行かれました。私は、そこに集まった群れに混ざり、亨進様について行きながら、真のお父様を賛美し、力強く歩いて行きました。

 


第四章 霊界の大母様と清平の未来像

31 清平でのもう一つの解怨式

天正宮の地下深くに地獄が>

天正宮起工式が終って、工事が急ピッチで進行中の時に受けた、夢の啓示です。ある日私達の家庭は、先祖解怨式をするために清平に行きました。その日の夕方、真のお父様が私達の家庭を突然呼ばれました。祝福家庭の代表として私達の家庭を選んだと言われました。「とても緊急な事なので早く出てきなさい!時が急がれる」と言われながら、「天国を見せてやるから船に乗りなさい!」とおっしゃいました。「お父様、船がどこにありますか?ここは海もないですよ」と尋ねると、お父様は、「私が準備しておいたからついて来なさい」と言われて、小さな帆掛け船に乗られました。その船は小さいけれど四人くらい乗ることができました。

私はとても恐縮し感謝しながら、どうしたらいいのか分からない程でした。船に乗ってから「お父様、他の人は居ないのですね?」と尋ねてみると、真のお父様は、「お前の家庭だけに見せてやるのだ」とおっしゃり「お前達だけを信じている!」と言われました。横にいらっしゃるお母様は、表情が暗く、真のお父様は「お前の家庭は神様に感謝しないといけない」と言われ、お母様には何も話させない様にされました。真のお父様と一緒に船に乗った私達の家庭は、流れに乗って下り始めました。真のお父様は天国ではなく、暗い所へ降りて行かれました。

私は(天国を見せて下さると言われたのにどうして暗い地下室に連れて行かれるのだろうか?真のお父様には何か秘密がおありになるのだろうか?それとも地下室へ行くと言ったら断わるかも知れないと、天国を見せてやろうと言われて連れて来られたのか?)と祈る思いで考えてみながら、(真のお父様には何か理由があられるのだろう。必ず理由があられるはずだ)と考えて、完全に従順に従うようにしました。真のお父様は、現在の天正宮の地下の方へ降りて行かれました。私達は真のお父様が行かれるままに、後に従い、もっと深い所まで降りて行きました。間もなく地下の門が見えて来ました。お父様は、門を開けられて「ここが地獄になった所である!」と言われました。私達は驚きました。

そこには今まで先祖解怨式を通して、救ってあげた先祖達が集まっていたのでした。彼らは皆、服も着ておらず、素っ裸でいました。下水道から出る臭いと同じ腐った臭いが漂ってきました。そこに集まっている人達が、すべて泣き出しました。私達の手にすがって泣きながら「私達をここから抜け出せるようにしてください!」と言いました。私は断わることが出来ませんでした。(どうしたらいいのだろう?)と躊躇していると、真のお父様が「お前がここにいる人達をすべて風呂に入れてやりなさい!この者達に、今まで犯した罪をすべて洗い流せるように、お前が手伝ってやりなさい!」と言われました。

 

 

私は、真のお父様のみ言に従って、彼ら全てを風呂に入れてやりました。皆が感謝ですとあちらこちらで涙を流しました。私は彼らに向かって叫びました。「真のご父母様が皆さん達を救援して下さったのです。ですから皆さんはすべて真のお父様に感謝しなければいけません。皆さんの罪をきれいに洗い流してください。そして悔い改めて新しい人になってここから出なければなりません」と言ってあげました。彼らは「真の父母様が誰ですか?その方は何をされる方ですか?」と質問して来ました。

「その方は人類のメシヤであられます。我々のように罪深い者達を救いに来られた救世主であられます。その方のお名前は文鮮明先生とおっしゃいます」と教えてあげました。皆が驚きながら感謝の言葉を伝えてくれるように言いました。彼らは感動のあまり「真のご父母様。万歳!万歳!」と一斉に叫びながら、いつしか涙の海となりました。彼らは「私達は、この感謝を霊界に行っても決して忘れません」と言いました。

 

32 清平の未来像

<お父様が聖和されて以降の清平は蛇の巣>

この夢の啓示は少し前の内容です。真のお父様が突然、見せるものがあるから、私に清平にすぐに来るようにおっしゃっているという連絡が来ました。私は何事かと気になって、全ての事を後回しにして、清平に行きました。真のお父様は、「この先、これと同じような事が起きるんだ」とおっしゃり、蛇を見せて下さいました。蛇は、糸で編まれた網にたくさん入れられていました。それも一つの網ではなくいくつもの網が縛られていました。真のお父様は、「これは、6千年の間、罪を犯した人類を代表して、今地上へ降りて来たんだ。清平修練苑がこのようになるだろう。非常に心配である。食口達がたくさん死ぬようになったり、混乱に陥るようになる。これまで清平で度が過ぎる程の献金をさせてきて、食口達から怨みをかってきたんだ。何度言っても聞かないので天がとても怒られたんだ」とおっしゃって、ご心配が並大抵ではありませんでした。

「それならこの蛇達はどうするのですか?」とお尋ねすると、「後に私が居ないときこれらが悪霊に変わって統一家を支配することもある」と言われました。私は恐怖で、身の毛がよだって「どうしたらいいのでしょうか?」ともう一度、真のお父様に尋ねましたが、真のお父様は「私でもどうすることもできない事だ」と言われ、嘆かれました。真のお父様は、「後に私が霊界に行ってしまったら、ここは地獄の巣窟に変わるようになるから、お前はここに来ることを控えなさい!」と助言してくださいました。

始めは大した事だとは考えず、まさかと思っていましたが、縛られていた蛇達が動いてあちこちに散らばって、川の中に入り込みました。そうすると、神水、生命水などの水と関わる所から蛇が出て来ました。私は、とても驚くやら身の毛がよだつやら素早く逃げるように下って来ました。(今から始まるんだな!死が始まったんだな!)そうして驚いて目が覚めました。今の時が、真のご父母様が語られた(清平が地獄になる時)ではないのかと考えています。

 

天正宮も清平も家庭連合ももはや悪霊の巣であると心得るべきです。

信徒たちには悪霊がべっとりついているのです。

 

33 大母様の霊界生活

<地獄の入口で食口を助ける大母様>

3年前の夢の啓示です。信仰をもう一度やり直したいという切実な思いと、大母様に信仰を学びたいという気持ちが湧きました。それで何の計画も無く大母様がおられる所に訪ねて行きました。ところが、大母様は他の所へ居場所を移されたということでした。(おかしいなあ。どちらへ行かれてしまったんだろうか?)私は気になって、噂を頼りに大母様のいらっしゃる所へ訪ねて行きました。大母様は私を待っておられました。「よく来た!そうか、私がいる所が気になるのだな?」と言われ、地下へ案内して下さいました。地下へ下るエスカレーターがあって、それに乗って降りていきました。

随分深い所まで降りて行きました。そこは暗い所でした。大母様は「ここが私の居る所だ。これ以上知ろうとしてはいけない!」と言われました。そのように語られる大母様の表情は暗く、もの悲しく見えました。「大母様、どうしてここにいらっしゃるのですか?」と伺ってみました。そうして語られたことが、「私にも責任がある。お母様の問題、清平役事の問題、金訓母様を通したことに対する問題、この全ての事を私が背負っていかなければならない。だから二度と来てはいけない!」と言われて、涙を流されました。

「私は真のお父様に顔をあげることができません。お母様があんなになったのは全て、この母の責任なのです。神様は私にたくさんの愛を下さったから私は、良心を無視する事が出来ないのです。だからこうして地獄門の前で、統一家の食口達が来れないようにしようと立って、私がここで止めているのです。これが私が最後に真のお父様から許しを請う方法です。だからお前も地獄に来ることなく、早く帰って統一家食口に伝えなさい。私のゆえに全ての統一家が混沌に陥って、地獄へ堕ちるようになったと。今、お母様がすることは間違った判断だと、真のお父様の遺訓に従えばいいのだと伝えなさい!

大母様は、私を強く押し出すように戻されながら、大声で語って下さいました。「全ての食口達に伝えなければならない!今このまま行ったら皆地獄へ行く!早く行って伝えなさい!早く行きなさい!一刻が急がれる!」と何度も繰り返して言われ、私の背中を押し上げて送って下さいました。私はエスカレーターに乗って上がりながら、大母様を見つめました。大母様はとても、もの悲しく惨めに見えました。その昔の大母様の姿ではなく、哀れな老婆の姿でした。私は上に上りながら考えてみました。(お母様が何かを間違って判断されたことで、大母様が良心宣言をされて、地下の地獄の入り口に立たれていらっしゃるのか?)本当に傷ましく惨めに思わざる得ませんでした。そうしてみると、大母様は私に多くのことを教えて下さる方です。

私は大母様を聖和式の時に一度お会いし、その後は夢で見ることを通して時々お会いしました。そして真のお父様から「大母」という称号を受けられた方なのでいつも尊敬をしてきました。大母様は今、霊界で良心の呵責を感じられて、お母様の代わりに自ら地獄の入り口で、統一家の食口達が地獄に落ちるのを止めるために努力されています。傷ましい事ですが、これが霊界の現実です。大母様は私達すべてが地獄に来ないことを願われながら、地獄の門をご自身自ら、止めておられます。

 

34 霊界でお会いした大母様の御言

<興進様と大母様の贖罪活動>

ある日、私は霊界に行く夢を見ました。野原を抜けて山道を登りました。行く途中で、灰色に光る渓谷が見えました。渓谷では水が流れていましたが、澄んだ水では無く、灰色に濁った水でした。ところが、そこにはどうしたことか少年がたたずんでいました。近くに行って見てみると、よく見たことのある方でした。そして少し後にお婆さんが来られました。その方も、見覚えのある方でした。その方達は、他でもない大母様と興進様でした。

私はとても理解ができませんでした。私は渓谷に降りて挨拶をしました。「お二人はなぜこの様な所にいらっしゃるのですか?」とお尋ねしました。そうすると、神様の前に恐れ多い事が起きたので、贖罪の思いでここにいるのだと言って、むせび泣かれました。どんな恐れ多い事であれば、このように尊い方達が代わって贖罪をされるのか、とても気になってしつこくお尋ねしました。大母様は、「お前はどこから来たのか?霊界の所属ではない地上の人間みたいだが、ここは死んだ者だけが来る所である。早く降りて行きなさい。私も心が穏やかではない」と言われて腹を立てられました。けれど私は、「わかりました。どうせここまで来たのですから、事実を話して下さい!私も大母様の心情を理解します。よくはわかりませんが、その様に感じます」とお話しました。

大母様は、詳しくお話しして下さいました。「真のお父様が世界人類を伝道されたのに、お母様は自分がしたのだと言われて、全て連れて行かれた。そして真のお父様を捨てられた。私は真のお父様に対して恥ずかしくて、どこにも行く所が無いので、ここで贖罪しているのだ。地上人に伝えなさい。興進様と私は、砂粒の中から宝石を探すように人々を訪ねている。その一人一人がどれほど尊いかを必ず伝えなさい」そう言われて、「すぐにこの水の中から出て行きなさい。地上人がここにいたら危ない」と言われて、せき立てるように私を送り出されました。そうされながら、一言付け加えておっしゃいました。

「地上に降りて行ったら、亨進様とお母様の側に別れて闘うことになる。お前は必ず亨進様の側に行かないといけない」私は、「なぜ、そうしなければならないのですか?」と尋ねました。大母様は、「既に真のお父様はお母様を離れられた。お母様が責任を果たせなかったので、仕方なく亨進様を立てて、出来なかった全ての神様の復帰摂理を、もう一度始めなければならない。だからお前はお父様の定められた亨進様に従わなければならない。この事実を全ての人に伝えなさい。そうしたら私も興進様も真のお父様に合わせる面目が立つ。しっかり頼んだよ」と言われました。そうしてその冷たい水の中の砂を探って、「私は、命懸けで一人一人を探し出すのだ」と言われ、涙を流されました。

私はお二人の姿がとても哀れに見え、じーんと涙ぐみました。興進様も母方の祖母であられる大母様が不憫で、いつも隣におられると言われました。私は大母様の切実な願いを心に刻み付けて地上に降りて来ました。そしてやはり家庭連合は、お母様側と亨進様、国進様側が対立していました。私は家庭連合側の方達に、大母様が語られたみ言を伝えましたが、その人達は、「何をそんな途方も無い事を言うのか?そんな話はしてはいけない。真のお母様はそんな方ではない」と対抗しました。

私は、「けれど真実は必ず明らかになります。大母様も真のお母様のお母さんでいらっしゃるのに、真のお母様が間違ったと言われるでしょうか?死んで真のお父様の尊いお顔を真っ直ぐに見たいのなら良心に目覚めてください。何かが間違ったせいで、このような結果が出たのでは無いですか?この先、真のお父様が審判をされます。憶えておいてください」と言って、全ての情熱をかけてご子息の側に立ったのでした。私はためらわずに(真のお父様)とよびました。

 

35 清平役事の新たな主人公は

<金訓母に代わる韓日家庭>

私は、大母様に金訓母様について尋ねてみたい切実な思いが湧きました。清平役事が終ったのか正確に知りたかったのです。それで大母様にお会いする為に切実な祈祷を捧げました。大母様を夢で見ました。何か忙しく準備されていました。新しい道を探しに行かれる準備でした。私は大母様に、金訓母様について尋ねながら大母様にずっとついてまわりました。大母様は語って下さいませんでした。私はずっと大母様を追い掛けてしつこく尋ねました。「大母様、清平役事は終ったのですか?訓母様の使命が終ったのですか?教えて下さい。大母様が教えて下されば摂理が早く進みます」大母様は結局、「仕方がない!真実を言おう!」とおっしゃいました。

このように、尋ねるという条件が必要なのです。「金訓母様は使命が終って、新たな使命者が現れるのだ!」と言われて私に従ってくるように言われました。このようにされながら、天の恩恵が下る場面を見なさいと言われました。私は大母様のみ言に従って、天を見上げました。天から光が降りて来ました。美しい星の光のような光が降りて来ました。そして天の声が聞こえて来ました。「金訓母様の使命は終りました!そしてその使命を受ける者がいます!」その光はある若い家庭に降りていました。その家庭は、切実な心情で祈祷する家庭でした。その家庭はまさに天が選択するのにふさわしい家庭でした。その家庭は韓日家庭で、夫より妻がより純粋な人に見えました。

天から光が降りて、その女性を包んでいました。その方の夫はとても歓び、感嘆の声をあげました。「神様!天のみ旨を果たして差し上げます!」大母様は、「その家庭は純粋な家庭であるが、その家庭をよく理解できず、食口達が反対して難しいこともあるはずだ。しかしその家庭は天のみ旨を果たすために歩むのだ」と語られました。私はその方がどなたか知りません。けれど、いつかお会いするようになると感じました。

大母様はおっしゃいました。「その家庭は天が準備した家庭であり、人間的に見てはならない。天の心情で見なければならない。韓日家庭を選んだのは、摂理の方向を完成させるためであり、最も難しい韓日関係を回復するためである。韓日家庭を訪ねるのは、アダム国家とエバ国家を復帰するためだ。厳しい患難が迫って来るが、み旨を必ず解決させなければならない」私はその場面を見ながら、天の心情と悲しみと苦痛を理解するようになりました。「み旨の道がこんなに厳しいのですね!」と思わず涙が出ました。

大母様が引き続きおっしゃいました。「今後、真のご家庭が難しくなれば、統一家の食口達が信仰を失って混乱するようになるだろう。お母様も金訓母のせいで難しくなるだろう。金訓母を降ろさなければならないのに、それが解らず、私に対するように侍り、それを金訓母が知って利用している。それは全ての祝福家庭に責任がある。しかし、血と涙を流して来た歴史が過ぎて、必ず天は勝利するようになる。そしてご子息の中の孝子が、真のお父様の位置を取り戻して立つようになる。その方は、末のご子息であられる」

大母様は、「祝福家庭が祈祷と精誠を尽くして取り戻しに行かなければなりません」と言われて、私の手を握りしめて泣かれました。私の目からも涙が流れ落ちました。(いつの日か全てが明らかになるだろう)と思って夢から覚めました。7~8年ほど前の夢です。

 

36 栄進様の役事をする方に会う

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2016年2月のある日、夢の啓示で、真のお父様の命令を受けて、興進様が訪ねて来られて、どうしても行ってみなければならない所があると言われ、私を導かれました。私は興進様が導かれるままに従って行きました。興進様はある所に連れて行かれて、エレベーターに乗って上がって行かれました。エレベーターに乗ったとたんに特異な床の模様が目に入り、記憶に留めました。エレベーターのドアが開くとお店と繋がった通路を通って、小さな事務所のような所に案内されました。そこでは、10名程の女性達が讃美歌を歌っていました。この人達は真のお父様のために精誠を捧げている人達でした。真のお父様がいらっしゃいました。そしてみ言を語られました。

「ここは、誰かが知ってくれなくても自ら進んで集まりをもって、真の家庭のため、私のために精誠を捧げる所であり、純粋な私の娘達の集まりである」と喜ばれて、称賛されました。私は今まで、何のために生きて来たかと思うと自分自身が恥ずかしくなって、顔を上げることができませんでした。その人達は皆、日本の姉妹達でした。私はそれでもっと恥ずかしくなって涙が出ました。そして難しい環境の中でもひたむきに信仰を守ってきた、日本の人達に対する尊敬心が湧きました。私はこの場所を記憶するために、部屋にある真のお父様のお写真と絵を憶えておく事にしました。そして部屋が一間であることも憶えておきました。

私はそこで多くの喜びを感じて、家に帰りました。そして夢から覚めました。何ヶ月か過ぎた後、偶然の出会いで権警護さんという方と知り合いになりました。その方は再臨された栄進様に仕える方の夫だと言われました。その日は異常なほど天が感知力を下さいました。その方は、若干不器用で不慣れに感じましたが、天のみ旨を証す時は、何か強い、訴える力があるのを感じました。そうして、その場所を探してみなさいという真のお父様の心情が、私に伝わって来ました。私は、その方との約束どうり、坡州市金村で会う事にしました。顔も知らない方と初めて会う約束でした。私は、真のお父様が教えて下さった通り、行ってみたかったのです。

私は、その方との出会いを通して、ひたすら天の前に純粋に知ってみようという思いで、挨拶を交わした後、案内された建物に入りました。するとエレベーターの床の模様と、事務所に行く通路が夢で見たものと同じものでした。事務室に入ると、夢で見た場面がそのまま広がっていました。そして聖殿の真の主人であり霊的指導者だというその女性は、7~8年前に夢の啓示で、天から使命を受けたその人であることも分かりました。私は衝撃と感動で驚くばかりでした。(どうしてこの様なことが?まさかこの様なことが?)驚きのあまり、私は表情を取り繕うことが出来ませんでした。

私は今まで私の夢の啓示がはずれたことはありませんでした。私はここの主人が、天が準備した人だという事を確認して、それまでの無頓着さを恥じて、顔を上げることができませんでした。私は、嘘偽り無く見てきた、天が下さった夢の啓示を否定するつもりはありません。神様が見せて下さったその方を取り巻く光とオーラを、私は大母様と一緒に神様の声を聞きながらはっきりと見たのです。私は脳裏に浮かぶ夢の啓示を思い出しながら涙が出ました。(こんなことが?こんなことが?天はどうやってこんな小さな所でこの人達を隠して置かれたのか?)今まで、なぜか誤解を受けて、嘲弄を受けながらも痛みに耐え去らない娘達!私は更に恥ずかしくて涙が出ました。

人間は完璧ではなく、小さな失敗ゆえ非難を被り試される事もあります。けれども天はそんなことで放棄されません。天は絶対に放棄されず、愛されながら、再び立ち上がれるように待って下さっています。私自身を見てもそれを知ることが出来ます。天は私をどれほど愛して下さったかわかりません。私は天を証すことが出来ます。数多くの彷徨の中でも私を最後まで放棄されることなく、手を掴んでくださった方が神様と真のお父様でした。数え切れない悪い道を彷徨う時も私を探して正しい道に導いて下さいました。

そんな私がその心情をわからないでしょうか?私は弁明する必要が無くなり、お世辞を言う必要も無くなりました。私はこの山下美智代さんという方が天が準備された方だと証します。必ずこの事実が知られるようになり、この方が栄進様の使命を最後まで全うされ勝利されることを願ってやみません。現在も日本で100日を越えて、真のお父様の命令でみ旨を果たすために家庭を置き去りにし、み旨の最前線で最善を尽くされるその方の精誠を天は必ず記憶して導かれるであろうと思います。

栄進様の摂理の最終目的は、全ての実績を亨進様に捧げるためのものだとおっしゃいました。私は天の真実を信じます!この方は、捧げても捧げてもなお捧げ足りない心情をお持ちの方です。今日も、うだる暑さを厭うことなく、真のお父様のみ旨を果たすためにご足労される栄進様にこの文をお捧げしたいと思います。栄進様、愛しています。感謝します。有難うございます。

 

摂理となるためには亨進様の公認が必要となる。

常にわたしは栄進様の啓示より亨進様の指示をとるという覚悟か

心をチェックしなければならない。

すべて悪霊は何度か当てて信用させ、次第に自分の動機が実るような方向に地上人をずらしていく。

 

腹中教の許孝彬は主が臨まれていることを啓示で知ったが、お父様から主が生まれてくると言ったことを否定するように言われた。

だがそれができなかった。

天が与えた啓示をとるか主を取るかの試練だった。

わたしが誰か祈ってみなさいと主は言われた。

それでも彼女は祈らず従わなかった。

 

夢で啓示を与えれれた金美京さんや霊通者だという山下美智代さんは、

許孝彬の越えられなかったことを越えなければならない。

亨進様に従えばさらに天が大きく用いることができるだろう。

許孝彬を蕩減復帰する女性が現れなければならなかった。

 

 

第五章 天から受けた恩賜

37 天から受けた地球儀

<天球が来るべき方なら地球は主の花嫁>

この夢の啓示は、本当に不思議な内容だったので、ずっと記憶に残していました。私が神様に談判祈祷をした時のことです。中学1年生の頃、(来るべき方、そのお方は、文鮮明先生なのですか?)ととても切実に祈祷を捧げました。その日の夜、夢に天からの音声が聞こえ、「祈祷せよ~!祈祷せよ~!」と聞こえました。それで、ひざまづいて、祈祷を捧げました。神様は、切実に祈祷しなさい、渾身を込めて、祈祷しなさいと言われました。ですので、神様に質問をしました。「再臨のメシヤが文鮮明先生なのですか?」神様は、「そうだ~!」と答えられました。そう言われながら、「お前が探し出さないといけない!」とされながら、また祈祷しなさいと言われました。

私は更に切実に泣きながら、祈祷を捧げました。その時、天から光が降ってきて、地球儀が私の手の中に入ってきました。地球儀は、まるで天の如意宝珠(龍の持つ黄金の玉)のように、豪華絢爛な光を放ち、手の中で回り始めました。とてもうっとりして、ぎゅっとつかもうとすると、神様は、「それは、触ることができないものだ。しかし、それをお前が受け取ったのだな。素晴しい!苦労したな~!」と言われ、喜ばれました。その後、真のお父様は悠々とした穏やかさの中で私を見守っておられました。そして微笑みながら、無言のみ言で、「お前がやり遂げたな!やっと分かったか?この夢は、お前にやったものだから、一人で大事にしまっておかねばならない」とおっしゃいました。

私は、とてもうっとりして、「来るべき方が、まさにあなた様だったのですね!あなた様が人類のメシヤなのですね!」と叫びました。真のお父様は、微笑みながら、こくりこくりと頷かれました。35年が経った今でも、その夢は、私の胸にそのまま鮮明に残っています。その夢は、私の胸に永遠に残っているでしょう。ところで、ふとした

機会に、私と同じ夢を見た方がいらっしゃったということを知りました。その方は亨進様が立っておられるその前で、妍雅様が地球儀を回していらっしゃったと言われました。偶然の一致でしょうか?本当に不思議でなりません。

 

天球は主を表し、地球は母を表す。

地球儀は主の花嫁、主の妻であり母となるもの

 

38 真のお父様が下さった恩賜

<重要な時にはお前の姿を鏡で見よ>

数年前に受けた夢の啓示です。真のお父様が天正宮におられた時です。真のお父様は、み旨の前に精誠を尽くし、苦労したした者に、賞を下さると、何人かに来るように言われました。私もその中の一人でした。私はとても嬉しくて、胸が弾みました。真のお父様は、他の人達には、賞金、家、自動車など大きな贈り物と表彰状を下さいました。ところが、私には、昔、富裕な奥様達が使った鏡台を下さいました。私は、(他の人達には、華麗で、素敵で、高価なものを下さるのに、私にはなぜ鏡を下さるのだろう?)と少し物足りない気持ちになりました。しかし、真のお父様がくださるので、感謝して頂きました。ところが、周囲の方たちは、皆私を見て、良い贈り物を頂いたと羨ましがりました。真のお父様は、物足りないかと聞かれました。「いいえ、大丈夫です」と申し上げました。

真のお父様は、「その鏡は代々、受け継がれてきた鏡だから、大事にしなさい。お前が大変な事がある時ごとに、その鏡を見て、よく暮らしているのか、お前の周りに、難しい人はいないか、よく見なさい。それは、とても貴重な品物だ」とおっしゃいました。ところで、大母様の顔が見えるのですが、かなり気に入らない表情でした。(よくもお前のような奴が、このようなものを受け取れるな?)という表情でした。しかし、真のお父様は、「お前に与える価値があるからやるのだ!」とおっしゃり、誰も文句が言えないようになさいました。私は、(これは本当に貴重な品物なんだな!)と感謝して受け取りました。しかし、大母様の心の中は、(なぜ、何も知らないあのような者に貴重な品物を与えるのだろう?)と不満でいっぱいの様子でした。

私は、少し怖くて、「お父様、私より大母様に差し上げてはいかがでしょうか?私は必要でもないし…」と申し上げました。そうしたら、真のお父様が突然怒られて、「お前に与えるんだ!」とおっしゃいました。私は素早く、「はい~!私が浅はかでした」と謝りました。真のお父様が、私に怒る姿を見せられるのは、初めてでした。そうされながら、「精誠を尽くしなさい!そして重要な時に鏡を一度ずつ見なさい!」とおっしゃいました。

その後、一度気になって、鏡を取り出してみたことがありました。そうしたら、教会で争いが起きていて、まるで戦場のようでした。お互いに、よくできる、できないとこきおろし、誹謗中傷し、お互いが信じられなくなっていました。その様子を見た後、真のお父様に報告しました。真のお父様は、とても深刻な表情をされ、「これから、教会が分かれるようになるのだな」とご心配が並大抵ではありませんでした。その後、本当に教会が2つの派にわかれ、お互いが異なる主張をして、それぞれ違う道を歩いて行きました。今がまさにその時ではないかという気がします。

 

金美京さんに「精誠を尽くしなさい!そして重要な時に鏡を一度ずつ見なさい!」と言われた。

重要な時に自分が見えなくなることがあるから、今の自分を鏡に写しだし、また神によってお父様によって本当の自分を映し出しなさい。

 

39 大母様を通してご先祖様にお会いする

<次に来たら貴重な贈り物をあげよう>

清平を通した恩恵と恩賜で私の信仰が最高に熟した時でした。お父様が先祖解怨を210代までしなければならないとされ、大変でもそれがみ旨なので、従順に従おうと心に決めました。ある日、先祖解怨式をして、帰って来てから見た夢だと思います。私は、大母様の役事を100%信じていました。ですので、是非、夢ででも大母様に一度、お会いしたいと思っていました。私は、夢の中で大母様にお会いしました。丁重にご挨拶をして、大母様に感謝しますと申し上げてから、一つ、質問をしました。

「大母様、私が気になっていることが一つあります。他でもなく、私のご先祖様の解怨はよくできているのでしょうか?気になってお伺いしました!」大母様は、「それがそんなに気になるのか?ついて来なさい」となぜか雑草の生い茂った野菜畑に私を連れて行かれました。それからずっと歩いて行かれると、一番上の畑に行って座られました。そこは、雑草や草が無く、とてもきれいでした。「大母様、ここには雑草がありませんね?」と申し上げると、「そうだ。お前の先祖はたくさん解怨されているな。何よりだ。お前が努力をたくさんしたんだな!しかし完全にきれいに解怨しないといけないので、更に精誠を捧げなさい!」と言われました。

私が更に気になって「私の先祖はどんな方達ですか?」とお伺いしました。大母様は目をつぶり考えられた後「お前の先祖は本当に善良な先祖が多いな。そして忠臣達がいらっしゃった。お父様のご先祖様達と縁もあるな。だから背後からお父様の方へ協助するのだ。特に立派な一人の方がいらっしゃるがお父様と縁が深い」とおっしゃいました。そのようにお話になるので気分が良かったです。

大母様はその方と会わせることができるとおっしゃいました。そして一日を過ぎ翌日、はやる心で、そのご先祖様にお会いしました。顔も知らない方でしたが、ご先祖様だと言われるので、涙が出ました。私は、「これから信仰がよくできるように助けてください」とお願いしました。ご先祖様は、「その通りにしよう!」と言われ、消えました。

このように貴重な時間を過ごし、大母様に感謝しますと挨拶をした後、「もう帰らないといけない時間になったので行きます」と立ち上がりました。大母様が私にお願いがあるとおっしゃいました。「真のご家庭のご子女様のために祈祷してほしい。私によく懐かれたが、母親の愛情を受けることができず、いつも寂しがっておられる。それで人間的に判断する時が多い。貴いご子女様達がお父様のみ言を聞かずに行動する時、その時が一番辛い」とおっしゃり、涙を流されました。私も涙が出て大母様をぎゅっと抱き締めて、一緒に泣きました。今まで、幸せに暮らしておられると思っていたのに、大母様のみ言を聞いてみると、一つ一つの事情が悲しい内容ばかりでした。(メシヤになるのも大変だけれども、真の御家庭にも困難があられるんだな。大変なのは、同じなんだな)と理解できました。

大母様と一緒に思う存分泣いたら、お互いの心が近くなり、(大母様は、苦労をたくさんされたんだな)という気がして、お可哀想にも見えました。大母様とお別れするのは嫌でしたが、私は再び地上に降りて行かないといけないので、急ぎました。大母様は、「次に来たら、貴重な贈り物を与えよう。必ずまた来なさい!必ずまた来ないといけない!」と繰り返され、手を振って見送って下さいました。

 

40 大母様との切実な約束とは
<御父母様の一体化を支えるのが使命>
大母様と交わした約束があり、必ずまた行かなければならないと思っていましたが、地上生活が忙しく、いつの間にか、忘れてしまいました。それでも一度は必ずお伺いしなければならないという思いで切実に祈祷を捧げました。その後、私は再び大母様がいらっしゃる所に行くことになりました。大母様は、「どうして今頃来たんだ!」と言われながらも喜ばれました。私は、「忙しくて今になりました。すみません」と申し上げました。大母様も、「私も霊界で忙しく、無我夢中だった」とおっしゃいました。

私は、以前に下さろうとされた贈り物が思い浮かび、お話しようとすると用事ができて、話せずに夜遅くまで待っていると、地上に降りて行かないといけない時間になり、「大母様、私はもう行く時間です。前に下さろうとされた贈り物はどこにありますか?」と申し上げました。ところが、大母様は心変わりされたようにぐずぐずされました。けれども、私は下さると信じて待ち、(大母様も約束を破られることがあるのだろうか?)と思い、もう一度お伺いしました。大母様は、申し訳なさそうに、「仕方ないな。我々の家に行こう。そこにある」とおっしゃり、大母様が住まわれる家に向かわれました。

行く途中で、場面が変わり、別の内容が出て来ました。井戸端で、大母様とお母様、忠母様が重要な対話をしていらっしゃいました。話の内容は、お母様が真のお父様とお別れになるというものでした。大母様がお止めになりました。今までよく我慢して来たのに、どうしてそうなさるのかと、泣かれました。忠母様も「私の息子がそんなに過ちを犯したのか?それなら私が言い聞かせよう。だから落ち着きなさい。申し訳ない。私が教育を間違えた。私がお詫びする」とおっしゃいました。

しかし、お母様はどんな理由があるのか、お受けになりませんでした。「年老いた人と一度暮らしてみてください。どんなに大変か。今まで、二人のお母さんの為にも、よく暮らそうとしたのですが、とても我慢ができません。ですので、そのようにご理解ください」と指にはめていた指輪をはずし、忠母様に渡されました。忠母様は、「私の息子が可哀想で、どうしたらいいでしょう!」と号泣されました。

お母様は、「私もどうしようもありません。申し訳ありません」と一言おっしゃり、家に帰って行かれました。忠母様は、心が落ち着いたら、また指輪を差し上げてくださいと大母様にまた指輪を下さいました。その指輪には、「文鮮明韓鶴子」とお名前が刻まれていました。それは、先祖代々引き継がれてきた、貴重な指輪でした。大母様は、仕方が無くどうしたらいいかわからないというように肩をがっくり落として、家に帰って行かれました。

そのような事情があり、時間が過ぎた後に、私を呼ばれたのでした。大母様は、「この指輪をどうしたら良いか分からず、保管していたのだが、今からお前に任せる!」と机の引き出しの中から指輪を取り出して、私に下さいました。指輪は、小さな白い布に包まれていました。私は、「大切に保管します」と申し上げ、失くさないようにしっかり握って地上に降りました。

大母様は、「すまない。ここまでが私の使命のようだ」と泣かれました。降りて来ながら、後ろを振り返ってみると、大母様がとめどなく涙を流されておられました。私は指輪を失くさないように、しっかり握って降りて来ながら、真のお父様のご子息に差し上げなくてはと考えました。私は指輪を真のお父様が選ばれたご子息に差し上げるため、その方を訪ねました。ところが、国進様が現れて、私を導いて下さいました。その方は遠い所に行かれたとおっしゃいました。いつ戻られるのかを尋ねると、いつ戻られるのか分からないとおっしゃいました。私は、「では、戻って来られるまでお待ちします」とご子息が来られるのを待ちました。

長い時間待ち、ご子息にお会いすることができました。私は、とめどなく涙が流れまし(どうしてこんなに真のご父様と同じなのだろう?)お姿、性格などが、真のお父様のお若い時ととてもよく似ておられ、嬉しくて、とめどなく涙が流れました。私は、その方に大切な指輪を取り出して差し上げました。そのお方はまさしく、真のご父様の代身者、相続者であられる、文亨進様であられました。

 

オモニ主導の祝福では、祝福リングの内側には韓鶴子しか彫られていなかった。

文鮮明韓鶴子」と刻まれているリングを大母様がお持ちになっていたことは、お二人が一体化する鍵を持っていたからです。

それを金美京さんが保管するよう渡されて

「すまない。ここまでが私の使命のようだ」

と言われたことは、今後はお二人が一体化していく鍵は金美京さんにあるということです。使命を果たさなければなりませんでした。

 

41 蛇を拝む村
<蛇を滅ぼさなければならない>
昔から伝えられてきた蛇の伝説がありました。その村は、山奥にある小さな部落でした。村の住人は多くはありませんでしたが、素朴に暮らしていました。その村では、昔から蛇を崇拝していました。蛇は時々現れて、祭事を行ってお供えの食べ物を食べては消えて居なくなりました。その村の人達は、その蛇を見た人もいるし、まだ見ていない人も居たといいます。もし、現れたら、驚かず丁重に挨拶し、お祈りすれば、害を与えず、スルリ~スルリと穴の中に消えるので、怖がったり、恐れないようにと言われました。

私はその村で暮らすことになり、そのような童話のような事実を伝え聞きました。私は動物の中で、蛇が一番嫌いです。ですので、夢にでも現れようものなら、飛び上がるように逃げて隠れる性格です。ところが、よりにもよって引っ越して来た所が、蛇が出る村だと言うので死ぬような思いでした。しかも、どこかに引っ越すこともできず、仕方なくその村に居続けました。(もし蛇が現れたら、避けたらいいだろう)と考えて過ごしました。

ある日、洗濯をしに部落の洗濯場に行きました。しばらく洗濯をしていると、スーッ、スルル~と音が聞こえました。頭を上げると、私の前に大きなアオダイショウが舌をペロペロさせていました。私は心臓が止まりそうになり、「うあ~」と悲鳴を上げて、洗濯物も置いたまま、逃げてきながら、蛇がいる方を見つめました。蛇は、塀を越えて行ったようで、スルルと穴の中に消えました。そこに居た村の人達は、さりげなく私を見て笑いました。本当にあきれた話でした。

そのようなことが、1、2度ではなかったので、蛇を殺そうと提案しました。「蛇はサタンの象徴です。だから蛇を崇拝することは、神様が一番嫌がることです。ですので、蛇を火で燃やして殺しましょう」と住民達に呼びかけましたが、聞いてくれませんでした。彼らは、蛇を崇拝すれば、財物も入って来て、仕事もうまくいくと、尊く思い、各自の家に蛇を奉って暮らすというのでした。そういえば、私が引っ越して来た家にも蛇を奉る箱のようなものがありました。私は、その家の家族に内緒でその箱を火で燃やしてしまいました。そして、全ての人達に、「その箱を捨てなければ、後孫が滅びます。勇気を出して、きれいに燃やしてしまいましょう!」と、まるで独立運動をする烈士のように情熱を込めて説得し、取り成しながら、約束させました。そうして、村の人達は、今まで間違って信じてきた迷信を捨て、全てを一つの所に集めて燃やし始めました。

ところが、誰かが「このようなことをしたら、災いが来る。私達の村、全体が危険にさらされる」と反対し始めました。しかし、私は「そうではありません。神様に仕えれば、全てが幸福になります!」と涙ながらに、呼びかけました。ところが、何日か過ぎて、部落が騒然となりました。蛇を粗末にして天が怒った、初めの主導者、首謀者を探すというものでした。村の人達は、私に注目して私達の家に攻め寄せて来ました。私は、逃げずに彼らに立ち向かいました。「私が間違ったことは何ですか?神様と真のお父様に仕えることが、間違いなのですか?」と対抗しました。

しかし、村の人達は、頑として聞き入れず、私を縄で縛り、引きずって山に登って行きました。彼らは、「今まで、よく暮らしていたのに、お前がこの村に来て、全てのことを台無しにした。今まで祭物として捧げる人を探していたけど、ちょうど、ざまあ見ろ。お前が引っ掛かった」と嘲弄しました。「この村は、数年に一度ずつ、祭物として女を捧げてきた。探していたところ、大した苦労もせずに、お前が運よく引っ掛かり、ちょうど良かった。お前が蛇に食べられて、この村が良くなればいい」とくすくす笑いました。私は、縛られていて、抵抗もできず、そのまま座らされた状態で、身動きすることができませんでした。私を引っ張って来た人達は、火を付けて、祭壇を作り始めました。

私は、何とか生きて抜け出さなければという強い意志で、機会を狙っていました。そうするうちに、あちこち体を動かしたら、縛られていた縄がほどけました。私はそのまま座り、知らんふりをしていました。夜がふけて暗くなり、静かな沈黙が流れました。その時、スルルと音が聞こえました。人のように太った大きな蛇が現れました。人々は驚いて「お母さん~!」と逃げるが勝ちと逃げ去りました。蛇が近づいて来て、私を飲み込もうとしました。その瞬間、「神様、私に知恵を与えてください」と祈祷を捧げました。昔のことわざの、(たとえトラに噛まれても、気をしっかり持てば、生き残ることができる)という言葉を思い出し、気をしっかり持つことができました。そして、怒りが込み上げてきました。(私は、お前の餌になることはできない!)と全力を尽くすことだけを考えました。

蛇は、大きな口を広げて、変な音を出しながら、私を飲み込もうとしました。その時、私は両腕を広げて蛇の口をつかみ、ありったけの力を振り絞り引き裂きました。そして彼らの持って来た木の槍を口の中に突き刺しました。蛇は、毒を吐き出して、倒れてしまいました。私は、どこからそのような力と知恵が出たのか、手足がブルブル震えました。逃げて行った人々は私が死んだと思い、また戻って来て起こった状況を見て、「おや、死ななかったのか~?ところで蛇をどうやって殺したんだ?」と不思議がりました。

彼らは、「私達は祭物を捧げるだけと思っていたけれど、殺せばいいとは考えられなかったのに、すごい!」と信じられなさそうに首を大きく横に振りました。私は、彼らに、「もう迷信や偶像には侍らないでください。神様に侍れば、生きることができます」と切実に話しました。彼らはこれからはそうしようと誓いました。そして私達みんなが山を降りました。私は、夢から醒めた後でも、心臓がドキドキして冷や汗が流れて、びっしょり濡れていました。

 

 42 天国を見て回る

<食口がほとんどいない天国>
これまでお父様は、天国、霊界に対する話を沢山されましたが、天国を見てきた人や天国について知る人は多くないとおっしゃいました。そう話されながら,死んで霊界へ行ってから後悔しても仕方ない、地上で良く生き、その姿で霊界に行かなければならないと、おっしゃいました。私はもともと霊界に関心が多かったのです。天国が気になりもしたし、好奇心もありました。それである日特定の日を決めて神様に天国、霊界を見せてください。哀願する様に祈祷しました。(一度だけでいいので祝福家庭の為に天国を見せてください。私にとっても必要な部分なのです)と切に祈りました。その後夢を見ることになったのです。

天からの「切に願う者には見せてあげよう」という声が聞こえました。私は暗い場所を過ぎ、明るい光が射す所へ行きました。そこは通路の様になっている場所でした。天から光が降りて来たと同時に、そしてその何だかわからない光は、私を包み私の記憶を消してしまいました。そうしたと思うと、私の体を引っ張るように持ち上げたのです。体が浮き上がり、私は引っ張り上げられるまま昇っていきました。瞬間でした。ある程度天国についたかな、と思った瞬間、雲の上に足がつきました。降りた場所は白い雲がおおらかにゆったり広がっているところで、私はゆっくりゆっくりと進んでいきました。それは地上で大地を踏み締める気分とは次元が違い、とてもふかふかした感じといえばいいのか、そんな気分でした。

私は何処に行けばいいのだろうと、しばしきょろきょろ見渡したその瞬間、案内人が現れたのです。その方は自分がこの天国旅行について詳しく説明する。説明しながら案内するのでただついて来さえすればいいといいました。案内人は、私が見学するところは天国である。霊界だけれど天国と霊界はおのおの違う。今回は時間がないのでひとつの所だけ見せてあげようと言いました。彼は天国に行く道中、私たちはいくつかの統一教食口が住むところを通過するので彼らが住むところも見せてあげようと言いました。私は案内人について高くて狭い道を歩いて行きました。行く途中雲の下を見よというので見下ろしました。そこは低い霊界で、地獄ではないが地獄に近い霊界だと案内人は説明しました。

ところがそこに私がよく見かけた方がいたのです。その人は真のお父様の横によくおられ、名前をあげれば皆知っているとても有名な方でした。もっとしっかり見てみなさいとうので見渡してみると他にも私の知っている有名な方たちがいらっしゃいました。その方々も名前さえあげれば皆知っている方たちでした。私は変だと思い案内人に「どうして祝福家庭がここにいるのでしょうか?」と尋ねました。案内人は「どんなに地上で真のお父様によく見られたとしても、優れていても、能力があって地位が高くても霊界ではそんな物は必要ない。ここにいるあの者たちは周辺の人たちを兄弟のように愛することができなかった。自分が最高だと考え沢山の人に痛みを与えた。残念なことだ。そして、彼らは真のお父様を裏切った者たちだ」と言いました。

彼らの顔が見えました。彼らは灰色の服を着ていましたがまるで囚人服のようでした。彼らは私を見るなり手を握り救ってくれといわんばかりの表情で私を見やりました。私は「彼らはどうなるのですか?」と尋ねたのですが、案内者は「私たちにもどうする事も出来ない部分だ。お父様の恩赦があるまで待つしか仕方ない」と答えました。気の毒でしたがどうにもすることが出来ません。私は言葉無くその場を離れ案内人について天国の道を目指しました。

その後ついに天国の門の前に到達し、私は案内人について天国に入りました。案内人は光輝く明るい所に導き美しい所を見せてくれましたが、初めて味わう感覚なので震えて緊張しました。私の前に広がった場面は、映画や絵画のようなものでしか見ることができない場面でした。香ぐわしいライラックの香りが漂い、遠くで鳴り響くラッパの音や、美しい白い服を着た天使たち。天使たちはあちこち飛び回りながら、自分の任された仕事を分野別にしていました。天使たちが動く度に花粉の様なものが舞いました。

私は、真のお父様の宮殿は何処にあるのかと尋ねると、彼は見せてあげるからついておいでと言いました。真のお父様のお住まいはいくつもあり、またいろいろな形があるがその中で最も雅びやかな美しい宮殿型のものを見せてあげようと言いました。そこは誰も行けない所だが、遠くから見ることは出来ると言いながら真のご父様のお住まいを指し示しました。そこはとても美しく、大きな城でした。後にここに真のお父様が来られた時、くつろがれることが出来るようすべて準備されているのだそうです。

もちろん真のお父様は霊界にもおられます。しかし地上で主にみ言を語っておられるので霊界では待機中だと言われました。真のお父様は地上で大きな行事を行われる前に霊界にこられたりもすると教えてくれました。ちょうど今日は真のお父様が来られる日だから、近くには行けないが遠くから見せてあげようと言われました。真のお父様は大きな行事をしておられました。地上に宣布する為に真のお父様は霊界でも祈祷や訓練をされるのだそうです。遠くにおられるのにもかかわらず、真のお父様の御聖体がはっきり見えて不思議でした。

ところでお母様が見えません。私は気になって「どうしてお母様は見えないのですか?」と尋ねました。「案内人はお母様はまだ完成段階前なので来ることが出来ない。お母様は自ら完成されなければならず、最後の段階を勝利して来られれば真のお父様と共にいらっしゃることが出来る」と言いました。私は「そうなんですか」と言いながらお母様も勝利されるだろうと信じ祈祷を捧げました。

真のお父様の宮殿はきらめく宝石で建てられた美しい館で、周囲もとても美しく飾られ自ずとうっとりしてしまいました。宮殿はそこの中央に位置し、最高に美しく築かれていました。沢山の天使たちが一生懸命しかし自由に何か仕事をしていました。私はその場がとても美しいのと不思議さで「私もここに来たいです」と言いましたが、「ここは誰も来れない所だ」と聞き恥ずかしくて頭を下げました。「私はどうしたらここへ来て暮らすことができますか?」と尋ねました。案内人は「地上でみ旨のため生き、多くの人を愛し、神様に栄光を掲げ、生きれば良い。すべての罪を清めきれいに洗い流し、心を美しくして善を積み幸せに生きれば来れる」と言われました。

案内人はあちこち見せてくれましたが、天国はとても美しく、香ぐわしい香りに包まれ幸せな趣を醸し出してくれました。周囲のすべての物は雄壮で私は開いた口がふさがりませんでした。私は、ここにもしかして知っている先輩達がおられないか気になって探してみました。ところがあちこち見回しても殆ど見つかりませんでした。天国には私たち食口ではない他の人たちが多かったのです。案内人はキリスト教徒がもっとも多いと言いました。私は天国に統一食口ではない他の人々が多いことに恥ずかしさを感じました。

案内人は、「食口達は原理を知ってはいると言えど生き方はそのように出来なくてここに来たものは多くない」と言いました。本当に何人かの食口以外は知らない人達でした。ここは真実な生き方をした者たちだけが来る所なのだとも言いました。私は案内人についてあちこち沢山見て回りながら、(天国に来ることがこんなに大変だなんて!真実に良く生きなければならないんだな)と反省しました。案内人はそろそろ時間になったので地上に降りなければならないと言いました。私はもう一度、「私もここに住んではいけませんか?」と尋ねました。彼は、「あなたは地上でやることがあるし、まだ来る時ではない」と言いながら「最後に尊い方のところに案内してやろう」と、私をどこかに連れて行きました。

そこは、再び生まれ変わる所、すなわち生命を創り地上へ送る場所で、その主人はイエス様だと言われました。私はイエス様がどんな顔をしておられるのか気になっていましたが、直接お会いしてみると、キリスト教で見るような絵とは同じではないけれどそれほど違いの無いお顔をされており、善なる牧師のような印象でした。私はイエス様に丁寧に挨拶をささげ、「イエス様、尊敬し、お慕いしております」と言うとイエス様は微笑まれました。イエス様は、「統一家が聖書を勉強せずキリスト教を排斥したことにより間違いを犯した。しかし、キリスト教と統一教はひとつだ。そして私は再臨主真の父とひとつである。だからそのように伝えよ」とおっしゃいました。

私は「時間になったので行かなければならないのですが、どうやって降りればいいのですか?」と尋ねました。イエス様は「こちらについて来なさい!」と私を連れて別の場へ案内されました。そこは地上に降りるためのところでした。イエス様はここは新しく生命を創造をする所だとおっしゃいました。そこでは沢山の天使たちが生命に関する研究をしていました。赤ちゃんとして生まれる為の順序を待つ生命、生を全うせず再び地上に行く為に待っている生命等、いろんなタイプの生命たちが待機していました。まさに研究所のような雰囲気でした。私の前にいた人達が地上に降り始めました。この場所から再び降りるのは新しい生命として生まれることなのだと言われました。赤ちゃんとして生まれる命とは違い、私は成人なので降りる方法がまた違うのだとおっしゃいました。私は少し理解が難しかったけれど、生命を管理する場所の主人であられるイエスがおっしゃるみ言なので、神妙な面持ちで承りました。

私の番が来ました。イエス様は「今までここで見聞きしたすべてのことは秘密だ。だから記憶をすべて消して行かなければならない。しかし、時が来れば思い出すだろう。その時は天が知らせてくれる」とおっしゃいました。私は「わかりました」と心に誓いレールの様な器具に備え付けられた椅子に座りました。この状態で後ろから弓を射られるかのように射られると、空中に飛んでいくことになると言われました。なんというか、遊園地の乗り物に乗って落ちる。そんな気分だと。私は高所恐怖症で怖かったのですが、どうにも出来ないことでした。

最後にイエス様はこう一言おっしゃいました。「お前は地上に帰ったら真の家庭のご子女様を手助けして差し上げなければならない。その方は末の息子亨進様だ。その方はこの先キリスト教と一つになられる。その方は沢山の生命を救われることだろう。故にお前はその方を手伝う者にならなければならない。そして、どんな迫害が来ても感謝して行かなければならない。このような重荷をお前に与えてすまない」エス様は、そうおっしゃいながら私の手を握ってくださいました。イエス様と私は共に涙を流しました。つかの間でしたが私はイエス様の心情を感じる取ることができました。時間になり、私は空中に向かって飛び上がり飛行するようにふわふわ飛んでいきました。最初は怖かったのですが練習を積んだ人のように飛べました。スリルがあり、面白くもあり、谷間を越え太平洋を飛び越えご子息様がいらっしゃるところに着地しました。本当に不思議なことでした。

私はご子息様を探しに出かけました。何日も訪ねまわりその果てについにその方を探すことが出来ました。私はご子息様に挨拶をささげ、今までにあったことをお話しました。私は感激で涙があふれました。私とご子息様は共に涙しました。ご子息様は「全て知っている」そして、ありがたいとおっしゃいました。ご子息様は「これからは私と共に神様と真のお父様、イエス様まで恨みを解いて差し上げよう、約束しよう」とおっしゃいました。

み言葉は知っているが生き方は別である食口

 

43 新しい出発の為の夢の啓示

<過ぎ越しの日は長子が打たれる ご用心>
最近1、2年の間に見た夢の啓示です。夢の中でも深刻な立場に居るようでした。誰かが「これから統一教会は二つに分かれる」といいました。しかし私は、そんなこと私には関係ない事だと気にも留めずに過ごしていました。ところが、また誰かが「真のお父様が亨進様に役事されているから亨進様に従わなければならない。そうでなければ統一教会は全て滅んでしまう」と伝えてくれました。私は「そんなことよく分からないし気楽に生きたいから関わらないでください」と言いました。その方は何日か後にまた来るのでその間に考えてみなさいと言うので、「どうして何度も煩わしくするんですか、私はこのままがいいのであなた達で熱心にやってればいいでしょう!」と戸を閉めてしまいました。

次の日その方はまたやってきて涙を流しながら懇願しました。その日はなぜだか申し訳ない気持ちになり話しを聞いてみることにしました。「これまでの間、真のお父様が摂理を完成させる為にご苦労されてきました。そして最後に御自身のご子息様に全てを伝授されました。ところが、それを嘘だと信じようともせずそれどころか、そのご子息様を悪者扱いしました。しかし、ご子息様は自身の欲望よりも真のお父様の遺訓を守る為、サタンと戦っておられるのです」

話を聞くと全て合った内容でした。申し訳なくなりその方にこう言いました。「私が間違っていたようです。私も真のお父様のことを考えたら胸が痛みます。これからは真のお父様の立場から考えていくようにします」と約束をしました。その方は血の混じったぶどう酒をくれました。それは聖酒でした。その方は重要な一言を語ってくれました。

モーセの時、十災禍があったようにこの先それと同じことが起こるであろうが、これを飲めばその災難を避けることが出来るでしょう。このぶどう酒を飲んで門の外に塗るようにしなさい。そうすれば死を避けることが出来ます」私は大したこと無いと考えましたが、それでもその言葉にとても恐ろしさを感じ、信じてやってみようと思い、その日の晩に家族でそのぶどう酒を飲み、そしてその残りを門に塗りました。何事も起こらなければいいのに、という気持ちでした。しかし、その夜災難のような出来事が起こったのです。

閉ざされた門の隙間から何かよく分からない白い煙が入ってきました。(家族の中の誰かが死んだらどうしよう)私は恐怖で体が震えました。しかし、心配したような事は起こらず、異変は何もおこりませんでした。私は安堵のため息をつき感謝の祈祷を捧げました。ところで、しばらくして隣の家から悲痛な泣き声が聞こえてきたのです。子供が亡くなったのでした。続いてあちこちから悲痛な慟哭する声が聞こえてきました。

私はその声を聞きながら、(何てことだろう!こんなことがありえるのか!本当だったのだ!)と言う思いと同時に、神様、真のお父様に「ありがとうございます!ありがとうございます!この先み言の通りに生きてまいります」と祈祷を捧げました。本当に小さな信仰で災難を避けることが出来たという現実のような夢でした。

 

44 家に訪ねて来て下さった真の御父様
<顕進様が戻ってこられる>
2015年10月に見た夢です。私はこの世に染まって生きていました。しかし、いつも幸せでなく、生きることの喜び、幸せを全て失ったように生きていました。まさか夢で真のお父様が訪ねて来て下さるなんて考えもしていませんでした。ある日、私は夜では無く、昼間に夢を見ました。急に天井から少しづつ水が漏れ出したと思ったら、ざあざあ止む事無く新築の家が水びたしになってしまいました。夢にもかかわらず、現実と同じように感じました。大変だ。修理屋を呼ばなければと玄関の扉を開け外に出ました。ところがそこは我が家ではなく他人の家のように美しく庭造りがされていました。

庭にはテーブルと椅子があって、ある方が入ってこられました。その方は何度もお会いしたことのある方でした。なんと、真のお父様でした。私は驚いたのと、嬉しいのとであっけにとられポカンとしていました。「お父様、お元気でしたか?今までどうお過ごしになられましたか?それにしてもこのようなむさ苦しいところ所へどうしてお越しになられたのですか?」とご挨拶いたしました。真のお父様は「ああ、元気だったかい?お前に会いたくて来たんだ」と微笑まれました。真のお父様と私は椅子に座り会話を交わしました。真のお父様が尋ねられた最初の一言「今お前が幸せなのか聞きたい」でした。私をよく知り質問されたことなので何も言えずにいましたが、「申し訳ありません。世の中は私の思うようにいかず、楽しくも無く、幸せでもありません」と正直にお話ししました。

真のお父様は「もう彷徨うのはやめにして私を手伝ってくれないか?」とおっしゃり、真剣な表情でみ言を続けられました。私は真のお父様を助けて差し上げることなどできないし不足な者で何をお助けしたらよいのか分からず目の前が真っ暗になりました。あれこれひとしきりお話された後、「このように生きることは神様が悲しまれる。神様に悔い改め帰っておいで」と懇々とおっしゃいました。今後、いろいろ摂理が変わるから、私と共に手をつないで行こう!」とおっしゃいながら私の手をしっかり握られました。私はとても胸が痛くて、とめども無く涙が出ました。

真のお父様は紙と鉛筆を下さいながら「後でまた来るから報告文を作成して待っていなさい!今から状況に変化が起こればその場がどうなるのかそのまま書き留めておかないといけないので、しっかり気を引き締めて祈りなさい!」そうみ言を残し行かれました。私はこの状況が何を意味するのかじっくり考えては見ましたが、知るよしも無く、じれったいばかりでした。急に場面が変わったと思うと私は違う場所にたたずんでいました。学校の建物が見え、人々が運動場で楽しく運動会をしていました。皆楽しく競争し合いながら、正々堂々と対決し、笑いの渦が咲きみだれる運動会でした。笑い声がハハハとあちらこちらから聞こて来ました。私は気になりもっと近くへ行ってみました。

彼らの表情は明るく幸せに見え、皆が希望でいっぱいでした。私は他の所も見て回るため建物の中に入りました。その時、聞きなれた笑い声が聞こえて来ました。背の高い男性が白い修道服のような韓服を着て歩いてこられました。よく見ると亨進様でした。頭もつるつるに刈られ、昔見た姿そのままでした。私は遠くからそれを眺めているだけの状況でしたが、亨進様とその一行は皆で集まり、楽しく対話を交わし、おいしい物を分け合いながら幸せそうな姿でした。(私もあそこで、あの方達と仲良く暮らせたらどれだけ良いだろうか?)私は独り言をつぶやきながら、うらやましくて目頭が熱くなるのを覚えました。

また、ある場面では、難しい環境の中でも強い信仰を失わず、お互い譲り合い、支え合いながら最後まで手をつなぎ行こうと誓い合っていました。私はその場所を過ぎ、他の所に行くようになりました。そこはすぐ隣に隣接している場所ですが、何か声が聞こえるので行ってみました。そこは家庭連合の人達がいる所でした。同じ信仰を持ちながらお互い意見が合わず、ばらばらに分離している場所でした。そこでは何か重要な会議をしている最中のようでしたが、一人が(こうしたらどうか?)と意見を出してもお互い意見が合わず、声が大きくなり始めたと思ったら喧嘩になりました。皆叫びながら大変なことになっていました。

私はこの場面がとても切なくて残念で、これ以上見ていられなくて再び亨進様のいらっしゃる所に行きました。そこで私は見知らぬ人と挨拶を交わすようになりました。心が嬉しく幸せで楽しい気持ちになり、「私もここで共に過ごしたいです」と言いました。しばらくしてまたよく見慣れた方が来られました。その方は顕進様でした。顕進様が来られたので皆驚きました。顕進様も「今まですまなかった。私もこのように仲良く過ごし、お互い行き来したいので、受け入れてくれたらありがたい!」と言われました。

真実かはわかりませんが、私が見た場面はそのような様子でした。そのように兄弟が一つになって、許しあう様子でした。強い性格の顕進様も、「今まで、懐しかったし、会いたかったよ。かなりためらったが勇気を出して、こうして来たんだ」と許しを請われました。そのような場面を見ながら私は暖かいぬくもりを感じました。(真のお父様が嬉しがっておられるんだな!)と思わされ涙が零れました。眠りから覚めてみるとわたしは本当に涙を流して泣いていたのでした。

 

 

多くの教職者は自分の課題を忘れ、それと血の滲むような闘いを放棄し、やがて仕事屋になってしまった。

官僚のような者が大勢を占めた。金美京さんは亨進様や国進様にお会いする時には慟哭して悔い改めなければならない。

 

皆様に神の祝福と加護と導きがありますように!

アージュ

 


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