原理講論を読む

日常生活の中で 考える糸口を求めて

バベル(バビロン)の塔を造ったニムロドの母「天の女王」から現代のバビロンの淫婦「独生女」につながっている

www.youtube.com DIVINE US 2016/11/22 に公開

 

陰謀論と呼ばれるものに、我々は気をつけなければならない。

陰謀論を客観的に自分と切り離して見ることができればよいが、

霊的な人の中には陰謀論の背景の霊界に主管され飲み込まれてしまうかもしれない。

 

その点、Amir Tsarfatiは次の点で信頼できる。

第一に聖書の聖句の本質的理解に根ざしていること。

第二にそれを国際情勢に反映して解釈を試みていること。

第三に彼は本来陰謀論のような扇動的とも思われるようなことが好きでないことである。

クリスチャンのユダヤ人の高邁な精神を久しぶりに感じさせてくれる人物である。

 

神野正史氏によると、オリエントは7つの地域からなっていると説明される。

小アジア、シリア、パレスチナ、エジプト、アラビア、メソポタミア、イランの7つである。

メソポタミアは北部アッシリア、中アッカド部、南部シュメールに分かれている。

民族の名称が地域の名称となった。

このうちアッカドとシュメールは後にバビロニアに統合された。

シリアは海に並行してレバノン山脈が連なり、これを境に海側を臨海部、また陸側を内陸部と読んでいる。

エジプトは北部のデルタ以北を下エジプトといい、それより南部を上エジプトという。

ナイル川下流域にあるか、上流域にあるかでこう名づけられたのである。

 

3千年以上前のオリエントには、3つの人種しかなかったという。

一つはエジプトに現れたハム系民族、二つ目はアラビア半島に現れたセム系民族、3つめはメソポタミア南部に現れたシュメール人である。

 

砂漠に住むセム系民族が移動してそこに定住すると民族の名前が変わった。

カナンに定着した民族はカナン人と呼ばれ、

レバノン山脈を挟んで臨海部のシリアに定住した民族はフェニキア人と呼ばれ、

内陸部に移動した民族はアムル人と呼ばれ、

メソポタミア北部に移住した民族はアッシリア人とよばれ、

中部に移住した民族は、アッカド人とよばれ、

南部に移動した民族は、シュメール人と呼ばれた。

後にアッカドがシュメールと争いこれを滅ぼした。

大雑把にはこのようにオリエントの民族を語っている。

 

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聖書的には以下に詳しい

民族の起源

 

さて、聖書では

 

:6)ハムの子孫はクシ、ミツライム、プテ、カナンであった。

:7)クシの子孫はセバ、ハビラ、サブタ、ラアマ、サブテカであり、ラアマの子孫はシバとデダンであった。

:8)クシの子はニムロデであって、このニムロデは世の権力者となった最初の人である。

:9)彼は主の前に力ある狩猟者であった。これから「主の前に力ある狩猟者ニムロデのごとし」ということわざが起った。

:10)彼の国は最初シナルの地にあるバベル、エレク、アカデ、カルネであった。

:11)彼はその地からアッスリヤに出て、ニネベ、レホボテイリ、カラ、

:12)およびニネベとカラとの間にある大いなる町レセンを建てた。

創世記10章

 

:10) At first his kingdom included Babylon, Erech, and Accad, all three of them in Babylonia.

 

英文はToday’s English Version 

これはアメリカ人には馴染みがない英文だと思われるが、意訳されていてわかりやすく平易な文章である。

 

バベルの塔のバベルはバビロンのこと。

「このニムロデは世の権力者となった最初の人である。」

とあるが、英文では

Cush  had a son named Nimrod, who became the world's first great conqueror.

 

ニムロドについては、ブログ主の思想的背景は分からないが、以下に詳しい。

貴重な写真がたくさんあるが、ここではその記事の文章を引用する。

ぜひサイトの方にも行ってほしい。

クリスマスはニムロド(ニムロデ)生誕を祝うもの | カレイドスコープ

 

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黙示録17章に登場する「淫婦バビロン」は、終末に世界の宗教を統合して、淫行(fornication - 霊的な姦淫である偶像崇拝)に導く勢力を意味する。 「淫行」と翻訳されたfornicationは、本来、姦淫という意味を持っている。夫がいる女性が浮ついた気持ちになって、他の人を愛することを意味する。その昔、ホセアの妻であったゴメルのように、忠実な夫である神を捨てて、密かに偶像を愛し、偶像を追う者が、黙示録17章で定義している「淫婦」なのだ。

 

次に、終末に表示される「淫婦バビロン」とは何を指すのだろうか?キリストの花嫁である教会という名は持っているが、実際には、キリストを離れて偶像崇拝の道へ出た背教した教会 - まさにローマカトリックが「淫婦バビロン」なのだ。現在、世界のすべての宗教を統合させようとしているNew World Religion Orderの中心本部であるローマバチカンが聖書の中で、定義している「淫婦バビロン」なのだ。

 

この淫婦を「バビロン」という名称で呼ぶのは、淫婦が追求する信仰が、バビロンの宗教であるからである。バビロンの宗教は、バベルの塔を建設した「ニムロデ」と、彼の母親であり妻である「セミラミス」から始まったのだ。創世記10章には、ニムロデの話が記載されているが、ニムロデはクシュが生んだ息子であり、ノアのひ孫である。聖書は、ニムロデを「権力者」であり、 「主の前で力ある猟師」と紹介している。 「主の前で」という言葉は、正確に言えば、「主に敵対( against )する」という意味である。力ある猟師の文字的な意味は、「獣を乱暴につかむハンター」という意味である。しかし、古代の戦争の英雄を「ハンターの弟子」と称えた慣習に照らしてみると、 「力あるハンター」という表現は、「残酷な戦争狂」という意味でなければならない。無慈悲な戦争で、町や都市を征服し、最初の帝国であるバビロン、あるいはバベルの塔を建設したのが、まさにニムロデである。聖書では、このニムロデは、まさに「反キリスト」を予示する最初の人物として知られている。

 

そして、ニムロデには、「セミラミス」という妻がいたが、本来はニムロデの母であった。その母の夫クシュが死ぬと、息子であるニムロデと結婚して皇后の力を得たと伝えられている。後日、バベルの塔を建設した出来事により、ニムロデ自身も神の裁きを受けて死ぬことになる。このように、ニムロデが死んで数年が過ぎた後、みだらなセミラミスが私生児を産んだが、狡猾なセミラミスは人々に、この子はニムロデの生まれ変わりだと紹介したという。その子の名前がタンムズです。その後、バベルの塔を建設したニムロデは、太陽の神バアルとなり、セミラミスは月の女神イシュタル ( Ishtar )に、息子であるタンムズはニムロデの生まれ変わりである太陽の息子として仕えられるようになるが、彼らがまさにバビロンの信仰の中心である。

 

このバビロンの信仰は、エジプトに移ってオシリス、イシス、ホルスの神話となったが、1ドルの貨幣に刻まれたピラミッドの上にあるプロビデンスの目が、そのホルスの目である。太陽神の息子、あるいは太陽神の化身であるホルスは、フリーメーソンのシンボルにもよく登場する。彼は、まさに反キリストを予示する人物なのである。

 

バビロンの信仰は、カナンの地に渡り、バアルとアシェラ信仰に変わり、特にニムロデの妻であったセミラミスは、すべての女神崇拝の起源とされる。 <ギリシャ·ローマ神話>に登場するアテネ( Athena )ミネルバ( Minerva )アプロディーテ( Aphrodite )ビーナス(Venus )の原型として知られている人物がセミラミスである。

 

このように、バビロンの信仰は、キリスト教が広まっていたローマでも、古くから深い根を下ろしていたが、 AD313年コンスタンティヌス大帝がキリスト教をローマの国教と宣言しながら、自分の政治的な目的のために、教会の中に、バビロンの信仰を惹き付けている。この時から、教会はキリスト教とバビロンの宗教が合わさった不思議な形の宗教に変質されることになる。まさにこのような伝統を、ローマカトリックがこれまで継承しているのだ。

 

例えば、我々がクリスマスだという12月25日は本来、太陽神であるバアルの誕生日として守られた季節である。一年を通じて、弱くなった太陽が力を得るこの時期(冬至)を、バアルの誕生日と考慮したのだ。また、復活祭(イースター)を英語ではEasterというが、実際には、この用語は、月の神として知られるIshtarという名前に由来したものである。 12月25日が太陽神であるバアルの誕生日であれば、復活祭がある4月中旬が、月の神イシュタルの誕生日だったということだ。復活祭になると、教会で卵を配る風習があるが、実際にはこれも教会の伝統ではなく、 Ishtarが卵から誕生したというバビロンの神話に由来したものである。カトリックのマリア崇拝も、まさにセミラミス、あるいはイシュタルに仕えたバビロン宗教から始まったのだ。またマリアが赤ん坊のイエスを抱いている様子は、以下の図でも分かるように、セミラミスがタンムズを抱えているバビロンの宗教から持ってきたものである。そのほかにも、バチカンで使用しているいくつかの建物と象徴の中で、今も難なくバビロン宗教の痕跡を見つけることができる。

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さて、権力者の祖だという彼が初めたのがバベルの塔の建設であった。

Amir Tsarfatiは、バビロンの系譜の権力者たちは、

神を否定するか、神に取り替わるか

のいずれかであるという。

 

バベルの塔を見てみよう。

 

:1)全地は同じ発音、同じ言葉であった。

:2)時に人々は東に移り、シナルの地に平野を得て、そこに住んだ。

:3)彼らは互に言った、「さあ、れんがを造って、よく焼こう」。こうして彼らは石の代りに、れんがを得、しっくいの代りに、アスファルトを得た。

:4)彼らはまた言った、「さあ、町と塔とを建てて、その頂を天に届かせよう。そしてわれわれは名を上げて、全地のおもてに散るのを免れよう」。

:5)時に主は下って、人の子たちの建てる町と塔とを見て、

:6)言われた、「民は一つで、みな同じ言葉である。彼らはすでにこの事をしはじめた。彼らがしようとする事は、もはや何事もとどめ得ないであろう。

:7)さあ、われわれは下って行って、そこで彼らの言葉を乱し、互に言葉が通じないようにしよう」。

:8)こうして主が彼らをそこから全地のおもてに散らされたので、彼らは町を建てるのをやめた。

:9)これによってその町の名はバベル(Babylon)と呼ばれた。主がそこで全地の言葉を乱されたからである。主は そこから彼らを全地のおもてに散らされた。

創世記11章

 

民は一つで、みな同じ言葉である。

良いことを言っているではないかと思った方もいるかもしれない。

神の立場であれば善、サタンの立場すなわち自分の立場なら悪。

その動機は、名を上げて」

自分の栄耀栄華のためであった。

 

その言葉も神の公認し得る言葉ではなく、

神と関係のない言葉であった。

 

ワン ワールド オーダー

新世界秩序

誰による?

 

カインの流れのハム

そしてハムの流れのこの世の権力者たち

ニムロドから始まって、どのような変遷をして今日に至ったかを

動画は端的に教えてくれる。

そのニムロドの母が、「天の女王」である。

バール女性神である。

この系譜の行き着いたところが「独生女」韓鶴子オモニであり、

異端家庭連合である。

堕落したバビロンの淫婦教団である。

 

カトリックが堕落マリアを聖母に仕立て上げて

マリア信仰に変質するように。

また隠れキリシタンマリア観音を拝したように

エス教団とは関係のない組織として発展している。

悪魔にとって痛くも痒くもない、自分の手の内にある存在となった。

 

すべての宗教はルシファーの手の内にある。

悪なる結婚によって人類は堕落した。

したがって個人の救いは、個人の修行では不可能である。

神による祝福された結婚によってしか、救いの道は訪れない。

それを手に入れることができない、個人的宗教圏は善を強く求めながらも、

相変わらずルシファーの主管圏に留まらざるをえない。

キリスト教会が高次のキリスト協会によってまとめられ得るように、

各種個人救済宗教は高次の家庭救済連合によって統一され得る。

 

我々はすべてを失ったので、宗教的サンクチュアリから出発したが、

いずれ何らかの家庭組織に変身して世界に現れる日を迎えることになる。

 

例えば、世界平和統一聖殿家庭連合のような名称になり、

宗教信仰ではなく家庭生活にシフトを遂げるだろう。

 

悪魔は神側の存在に寄生する。

エイリアンの映画のように、はじめは人間のほうが主体であるが、

あるときからは完全に逆転して支配されてしまう。

 

キリスト教もイエス様が殺されてから、御心から離れてしまった。

 

 以下の記事を参考に、家庭連合の堕落を考えてみよう。

 

淫婦バビロン - ローマバチカン

 バチカンの正体 カトリックの由来 まとめ - NAVER まとめ

 


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