2010年3月7日 天福宮 西北東京鮮鶴合唱団の二世に語られた真のお父様の御言
私が韓国時代劇から学ぶことも、「大王世宗」で一区切りつきそうである。
このドラマは格別である。
あなたの子供は「王材」であるか?
神の子として生まれ、神の国の王子になり、神の国の王となる。
その経過は三代王権の完成へと導く。
王材とは王になることができる資質のことである。
長子として生まれてはじめて世継ぎである世子となる。
三男であった忠寧王子は、如何にして王材を手にして、臣下をまとめ、民のこと天地の如く思い、王道政治を貫くのか。
亨進様をオーバーラップさせながらドラマを見ている。
だいたい韓国の時代劇の中には、大衆を笑わす役柄の名優がいるものだが、このドラマは本格的な時代劇。
日本の大昔の侍の時代劇の映画のよう。
次々に心情の境を表現するシーンが出てくるところが、韓国の時代劇の醍醐味であるかと思う。
このドラマは、王子が善王に育っていく成長ドラマである。
どのような誘惑に負けず、そのためには左遷も甘んじて受け
人生の苦渋の中で本当の真実を掴んで
国家の主人としての主管性を復帰していく物語である。
4人の王子に側室の王子、それぞれを思惑を持って仕える家臣たち、
親戚たち。妖怪のような者たちで宮中は一杯である。
だが、その中にも本当の忠臣たちがいる。
逆臣たちを殺して、政局を維持していくのが止む終えぬ王の道であるが、
逆臣たちを殺さずして、国を治め良くしていく道はないのか?
無謀な賭のような道を、困難な道を、真実であるとして覚悟して
忠寧王子は歩み出すことになった。
だいぶ物語がGyaoでは進んでいて紹介するのには遅まきだが、
まだ御覧になったことがないのであれば視聴をお薦めしたい。
義に生きる男の心情を、
王を思う忠の道
父王を思う孝の道
国を思う大義の道
よくも男の心情の世界を描いたものである。
さらに驚いたのが、この脚本家が女性であったことである。
時間がない方のために何か良いあらすじがないか調べてみたら
韓ドラ大好きおばさんという方のサイトがあった。
あなたのお子さんの成長のお供にいかがであろうか?
大王世宗(テワンセジョン) あらすじと感想一覧 - 韓ドラおばさんのドラマレビュー
本来なら120歳以上生きることができたお父様。
お父様以外の誰が天の心情を伝えることができるというのか。
生きて、青年として生まれ変わって
「私が御旨の前に火の如く燃えて狂ったように
この子たちに そんなひとかけらの時間でも
見せてあげられる時代を
失ってしまったという恨を
抱いて生きていることを
皆様は忘れないで下さい。」
見果てぬ夢よ!
切ない思いを食口に託して
父は言われた。
「さよなら Good-bye! (God be with you)」