原理講論を読む

日常生活の中で 考える糸口を求めて

四位基台の破壊 と 四位基台の奪還

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この動画で伝わってくることは

お父様は組織に最高権限を与えることを望まれないことである。

ある組織ではなく亨進様にしたいとお考えであられたことがはっきりわかる。

組織はサタンがいつ侵入するか知れない。

亨進様には微塵も私心がない。

お父様が願われるようにすべきであった。

お父様のサイン同等の価値が亨進様のサインにも与えられていれば、

問題が起こったとしても収集は容易であった。

亨進様のサインがあり公認されているかどうかで誰もが判断できたはずである。

亨進様が追い出されることもなかった。

実務的な利便性を優先させたことが、今日のサタンの侵入を容易にすることになった。

さすがお父様である。見識の高さに敬服する。

もう一つこの動画で伝わってくることは、孝行息子の顕進様を愛するお父様の心情である。すべてのぎこちなさが顕進様を愛する心情で満ち溢れている。

神様もお父様も顕進様も悪を憎み全く受け入れることができない心情を持っておられる。

神様が罪悪に全く相対できないご性格をあえて変えられて、罪に陥った子女の代わりに蕩減の道を行かれたことを深く悟られて、真のお父様も罪に支配される信徒を見捨て給うことなく、かえって救い出し祝福したい心情を満喫された。

罪人であれ悪人であれ境界をつくらず、精誠の限りで愛して下さった。

御子女様方にもこのような蕩減の道を行くことを望まれた。

 

今日亨進様は協会本部ではなく、亨進様自体が本部であり中心であるとするお父様の御心に適った勝利を掴まれた。

 

 

北朝鮮の情勢は不穏な空気を立ちこめている。

粛正が絶えないと報道は伝えている。

南韓国はエバ国家や天使長国家と一体化すべきであるのに

無神論共産主義国家に入り浸りである。

目論見とは裏腹に中国経済は低迷し、到底韓国の支えとはなり得ない経済情勢である。

アメリカもドル高に悩む中、日本だけが頼みの綱であるはずなのに、迷走の限りを続けている。内政も外交も経済も失速しつつある動揺する韓国は、北から侵攻があっても不思議がないほどである。

南北統一とおっしゃるが、とうてい夢のまた夢であり、さもなくば悪夢による統一の方がよっぽど現実味があるほどのように感じられる。

如何なる政治的妙案をもってしてもこの問題は解決することができない。

韓半島は神とサタンの一線である。

復帰原理を離れて解決されるはずもない。

北が既に国家レベルになっているのに、神側は家庭レベルでも基台が盤石ではない有様である。ヤコブが家庭的基台を造っていても、さらに大きな版図を築いているサタン世界と対峙することができなかったことを思い出せば、今日家庭基盤さえままならぬ異常事態が続いているということである。

四位基台を取り戻さなければ、何も始まりはしないのである。

家庭の構成員がそれぞれ別行動をとることでも悲しいことであるのに、

御言葉でもって打つような狂気の沙汰が行われてきたのである。 

四位基台を破壊する罪とは何か?

それは、絶対愛すなわち絶対「性」に関して、天理の公法を破綻させた罪に価するものである。

「牧会者の道」には次のような御言葉がある。

 

キリスト教徒たちは、「全知全能であられ、慈悲深く、愛深き神様であられるので、千回、万回罪を犯しても許してくださる」と言います。そうしながら彼らは、教会で祈祷して出てきても、外では恐ろしく争い合うのです。

 教会とは、こういうふうに罪を犯したのちに後悔する後悔堂ではありません。そうでしょう? そんなに多くの罪をお許しになる神様でいらっしゃるなら、なぜエデンの園でサタンが一度犯した罪はお許しにならなかったのか、というのです。そういうことを知っていますか? またサタンが許される道があったなら悔い改めたでしょうか、悔い改めないでしょうか? 悔い改めたはずです。千回、万回涙を流し、悔い改めたはずです。

 しかし、天理の公法を破綻させた罪は許されないのです。その罪が許されるなら、宇宙の愛の法度は根本的に破綻し、愛のために創造されたこの世界は混乱に陥るのです。サタンが神様自体まで侵害したのに、それを許せますか? そうはできないので、漸次修正して、復帰の歴史を経て、堕落しなかったという基準を立てなければならないのです。そうしてこの基準によってサタンを追放し、第二の理想的人物を探し求めてこなければならないのです。神様がこのことをなさるにあたって、六千年がかかったのです。(一九―一六一)

 

 

真のお父様と真の御母様は6マリアを神と人類の解放のために、絶対信仰・絶対従順・絶対愛で超えられ、偉大な勝利を為されてこられたのである

 

その勝利はタマルの道も遥かに及ばないものであった。

人類の復帰と救済のための6マリアを堕落人間の堕落した情でしか解することができないというのであれば、決して血統転換されたとは言うことができない。

我々信徒が進み行く最終的な聖別の儀式がここにある。

これこそが真の父母様が、メシアを継承し、キリストを継承し、これらの不足を完全に解決された秘儀であることを知らなければならない。

旧約時代のメシアとイスラエル信徒の関係は、主人と僕の関係でしかなかった。

そこで洗礼ヨハネはイエス様の靴ひもを解く価値もないと自身を表現された。

イエス様が切り開かれたキリストとキリスト教徒の関係は父と養子にすぎなかった。

失楽園によって失われた父母を復帰された、真の父母様と成約の信徒との関係は、実の親子関係であり、我々は実子転換された。

お母様の無原罪をもって真の母の価値を讃えようとする愚かな神学者がでた。

お母様が無原罪で生まれたとしたら、その勝利の実績は誰のものであろうか?

当然お母様のものではなく、お母様をもたらした父母のものである。

お母様自体の勝利の証明にはなり得ない。

よくもこんな誰にも見透かされる机上の空論をでっち上げたものである。

 

それに比べて善進様のお母様のご理解は素晴らしいものがある

[PeaceTV] 善進様のみ言(2015年5月10日 オーストリア/ウィーン) — 真のお父様と完全に一体化した真のお母様 | 統一教会員の合同ニュースブログ familyforum.jp | ファミリーフォーラム より引用

 

真のお母様はそのような世俗の基準(ヘレナ)とはほど遠いのです。その代わり真の愛の化身として、真の永遠の美しさの基準を立てられました。そのような真の愛は、人類の心を溶かし、他の人を愛し、神様の子女に平和と喜びと繁栄の世界を私たちに作らせます。肉体の美しさと優雅さでなく、真のお母様の内面の価値と意味も限りなく偉大であられます。このように今日私たちは、人類歴史上最も偉大な女性と共に生きています。全てを完成された真なる人間の絶対的モデルをこの場にお迎えしているのです。真のお父様と完全に一体化した真のお母様は、私たちに真の愛、真の生命、真の血統を与えられました。52年という歳月の間、絶対愛、絶対信仰、絶対服従で真のお父様に絶対的に侍りました。真のお母様は、全ての女性が行くべき復帰路程を全うされた唯一の女性です。愛する真のお父様と共に真のお母様は全人類を解放されました。お二方は万民のために救援と平和を成せるよう道に灯を点されたのです。

 このように、お母様の身になって心遣いを示される心情と聡明な知恵を併せ持つ御子女様を多くお持ちななられるお母様は女性の永遠の鏡であらせられる。

 

ところで亨進様が6マリアを語られたことを通して、

誉進様や孝進様以来四位基台が様々な試練を受けてこられたことが、我々カインの氏族として認めて下さった信徒たちが、6マリアに対する信仰告白と永遠絶対感謝を表明することなく、むしろ恥ずかしいと避けて通ってきたことが原因であることが判明した。

真の御父母様が死線を超えて我々の永遠の命を取り戻すために、絶対の祭物路程を歩んで下さっていたにもかかわらず、今度は我々が御父母様に代わって御子女様を守るべく信仰告白すべきであった。

それができなかったため、御子女様は直接サタンの試練に晒し者にされてきてしまったのである。

かってお父様が心配されて信徒を集めて、「わたしが下半身を主管できないと思うのか?」

と語らざるを得ない情況に至らせてしまうことほど、悲しくむごいことはない。

 

 

終わりの日には山羊と羊に選り分けられるという。

善進様のお言葉には、亨進様と同様に6マリアを真の御父母様と共に勝利されたものと強く感じることができる。

 

四位基台の破壊は、本質的には愛の問題・性の問題を原因としてサタンが信仰を試練し、真の父母の位置と状態の位相を破壊することから始まる。

救い主ではなく偉大な宗教指導者であるというように、格下げして受け取ってはならない。失敗したから後継者がやり直せばよいというものではない。

 

色紙を読み上げるお父様は、個人から天宙に至るまでの、一心一体の心情統一世界を語っておられる。

 

金 教斌は「韓国哲学の系譜」にて韓国仏教の特徴は一般に通仏教、円融仏教、合わせる仏教であると紹介し、通仏教「何ものにも妨げられずにすべてに通ずる」という意味で、円融仏教「角を立てずにすべてと調和する」という意味だという。

合わせる仏教「何一つ否定したり拒否せずに、すべてを受け入れる」という意味であり元曉から始まる。

元曉の思想の根幹には「和諍」(ファジョン)があり、「言い争いを調和させる」という意味がある。これは「個体が全体で、全体が個体」という華厳思想を基にしている。

元曉の「十門和諍論」には真理が一つであっても、これを説くことになると、様々に宗派によって内容が変化することが書かれているという。

仏陀の縁起を龍樹が空と解釈して置き換えたようなものである。

 

悟りを開いた釈迦牟尼が生きておられたときは、人びとは疑問があれば釈迦に直接尋ねて答えを得ていた。しかし、釈迦が亡くなられた後からは疑問が生じても尋ねる相手がおらず、そのため釈迦の残した言葉から答えを得るほかなくなり、それで人びとは自分なりにその言葉を書き残した経典を解釈し始めた。ところが自分の解釈は正しく、他人の解釈は違うなどといったため、夜空の天の川のように無数の主張が出てきたのだ。

元曉の「十門和諍論」 韓国哲学の系譜 より

 

仏教であれキリスト教であれ、ある段階に至ると統一心を持つようになるのだろう。

 

10 さて兄弟たちよ。わたしたちの主イエス・キリストの名によって、あなたがたに勧めるみな語ることを一つにし、お互の間に分争がないようにし、同じ心、同じ思いになって、堅く結び合っていてほしい。

11 わたしの兄弟たちよ。実は、クロエの家の者たちから、あなたがたの間に争いがあると聞かされている。

12 はっきり言うと、あなたがたがそれぞれ、「わたしはパウロにつく」「わたしはアポロに」「わたしはケパに」「わたしはキリストに」と言い合っていることである。

13 キリストは、いくつにも分けられたのか。パウロは、あなたがたのために十字架につけられたことがあるのか。それとも、あなたがたは、パウロの名によってバプテスマを受けたのか。

コリント人への手紙1章10~13節

 

四位基台がぐらつくか否かは、6マリアを巡る絶対「性」の信仰を確立している忠臣と、これを隠して人間的に金の仔牛神学を造った奸臣との一線の戦いの勝敗にある。

 

子女様を支える基台となり、内側からお母様の支える善進様の信仰と、外側からお母様を救おうとする亨進様を支え、これに顕進様が合流すれば道が切り開かれる。

つまり、ある意味で顕進様が鍵を握っていると言えるだろう。

顕進様が合流しなくても、亨進様の進撃はさらに拍車がかかるであろう。

解決して真の御家庭の全員がが聖和の式典に参加できることを祈っている。

 

天一国の興廃この一戦にあり、各員一層奮励努力せよ