原理講論を読む

日常生活の中で 考える糸口を求めて

文顕進様のコア・バリューやリーダーシップ論と統一信徒が持つべき絶対的主体性(積極的主体性)②


再臨のキリストを探して - YouTube

 

 顕進様が語られた縦的軸や縦的伝統を戦略戦術の型式で記述すれば、ひとつには次のようになるのかも知れない。

 

構想理想(ビジョン):地上天上天国実現

絶対価値:個人(信仰)→絶対信仰・絶対愛・絶対服従

     家庭(神の愛の顕現)→四大心情圏と三大王権

実体価値:天地人真の父母様と真の家庭

 

恵略方向:訓読生活と実践生活による御言葉の体得と繁殖

     伝道→祝福→伝統

恵略方針:恩讐を愛し迫害や葛藤を喜びで甘受して解消 

恵略摂理:交叉交体祝福による

     サタン悪主権の地上天上地獄→神善主権の地上天上天国

恵術摂理:家庭盟誓の実体化による伝統の相続と継承

摂理目標:ヴィジョン2020

 

四大心情圏と三大王権は以下に詳しい。

http://furuta65.fc2web.com/001/houkansyuu_jyosei/005.html

 

交叉交体祝福とは、一言で言えば、神の祝福によって人間の堕落性と神性が交叉(交差)して入れ替わり、人間の実体そのものがサタンの宮から神の宮へ、すなわち本然の人間に転換することを言う。勿論この祝福が始まりであり人間が責任分担を全うすることによって完成されることは言うまでもない。

人類を聖化し、聖家庭を繁殖し、地上天国を実現する恵略摂理については文鮮明恵師ご本人の言葉「神様の理想家庭と平和理想王国」を参照してほしいが、イエス様が語られた血統転換の教えである「オリーブの枝を接ぎ木する譬え」の思想を継承し、本来はイエス様の御聖婚である子羊の婚礼によって始まる神の摂理であった。

 

交叉・交体祝福結婚

 尊敬する内外の貴賓の皆様、人類は今、これほど執拗に苦しめられてきたサタンの偽りの血統を果敢に断ち切り、真の父母様の真の血統の根に接ぎ木されなければならない時が来ました。これ以上、野生のオリーブの木として人生を終える愚を犯してはならないというのです。・・・それでは、どこから私たちは、野生のオリーブの木の立場から脱出する道を見いだすことができるのでしょうか。・・・ 
 天の真の血統をもってこられた真の父母様を通して祝福結婚を受けることが、正に真のオリーブの木に接ぎ木される恩賜です。血統を変えなければ、種を変えることはできないからです。そして、祝福は、重生、復活、永生の3段階の祝福を経るようになっています。・・・

血統転換をして人類を再び神様の子女として探し立てる最上の方法は、交叉・交体祝福結婚です。祝福結婚は、人種、文化、国境、宗教の壁を飛び越え、神様のもとに人類一家族をつくる大役事であり、すべての怨讐関係の輪を断ち切り、新しい次元の天的血統を創造する大革命です。すなわち、祝福結婚は、神様がこの現象世界を摂理されるために、実体をまとって顕現された平和の王、真の父母様を通して役事される人類再創造の神聖な血統転換の儀式です。(平和メッセージ9)

 

 最も呪わしく、夢にも見たくない恩讐の家庭と、祝福結婚を通して一つの家族になったと考えてみてください。恨みの思いに凝り固まっていた父母たちの血統は消え去り、新しい強力な真の愛の血統が創造されるのです。

 両家の子女たちが夫婦となり、互いに愛し合い、幸福な家庭を築いて暮らすことを呪う父母がどこにいるでしょうか?いくら憎い恩讐の娘であったとしても、自分の息子の愛を受ける嫁となり、水晶のように清らかで澄んだ真の天の孫と孫娘を抱かせてくれるとしたら、喜びの笑顔を見せないおじいさん、おばあさんがどこにいるでしょうか。

 白人と黒人が、東洋と西洋が、ユダヤ教イスラームイスラム教)が、さらには五色人種が一つの家族になって暮らせる道は、交叉結婚の道をおいて、ほかに方法があるでしょうか ・・・

 今、皆様の位置は違っています。真の父母様が許諾された聖酒式を通して血統転換をし、祝福を受け真の家庭を探し立てられる道が大きく開かれました。(平和メッセージ1

 

交叉・交体祝福結婚を通して絶対「性」の人生を完成するのが、正にこの地に平和理想世界を実現する究極的方法であり、手段であることを、はっきりと教えてあげなければならないのが皆様の召命的責任です。(平和メッセージ12)

 

三代が共に暮らす理想家庭

 皆様、共に暮らす人生の典型は家庭です。父母と子女は愛と尊敬で、夫婦は相互信頼と愛を土台として、兄弟姉妹はお互いに信じて助け合いながら、一つになって暮らす家庭が、正にモデル的平和理想家庭なのです。真の愛の根に、真の愛の幹が生じて、真の愛の実を結ばせる、真の家庭を取り戻さなければならないという意味です。・・・  

このように、祖父母、父母、孫と孫娘を中心として、三代が一つの家庭で、永存される神様に侍って暮らす天一国家庭を探し立てることが、氏族的メシヤの責任であり、平和大使の使命であり、神様の願いであることを知らなければなりません。(平和メッセージ9)

 

さて、顕進様が提唱されたコア・バリューは、

1,より大きな善のために生きる

2,オーナーシップ(主人意識)

3,チームワーク

4,ドリーム ビッグ(大きな夢をもつ)

 

何故、大きな善や大きな夢を持つべしというような、「大きく考える」ことを推奨するのであろうか?

フォロワーにとっては、自分ができないことではなく自分ができることに標準を当てて日々改善して、効率や能率を上げ成果に結びつけることが願われ、全体の底上げによって進歩発展する、「カイゼン」に力点が置かれる。日本のお家芸である。主体的対象性あるいは積極的対象性の発揮である。

これに対してリーダーは変革者である。不可能なことを可能にするために、あらゆる困難に果敢に挑戦し、全体を戦略方向に束ねていくのが任務である。

1960年代中に人間を月面に到着させることを宣言したケネディのことはよく挙げられることだが、誰もが考えもしなかったことの実現を、何時何時までにと期限を決めて公に発表するということは、今までの航空宇宙学に取り組む姿勢を放棄し、言い訳や回避の退路を断ったということでもあった。

また今までの考え方や方法の延長線上に解があるはずがないので、すべてを放棄して、それが可能になるためにはどうすればよいのかゼロから考えるようになるのである。

こういうときにこそ人間の脳は全快して、本当の力を発揮するようになる。

大きな夢を語り、圧倒的な目標を立てる、

THINK  BIG! こそはイノベーション(技術革新)やトランスフォーメーション(組織変容)やパラダイムシフト(思考軸の転換)を引き起こす原動力なのである。

朝鮮戦争において形勢を逆転させた作戦がマッカーサーが提示した仁川上陸作戦であった。干満の差が6メートルにもなり、二時間以内に上陸作戦を完了しなければならないという途方もなくむちゃくちゃな内容であった。マッカーサーの後日談で1/5000の確率だったというものである。

以下に詳しいので参照していただきたい。

http://japanese.joins.com/article/113/176113.html

文鮮明 恵父により「おー 仁川(インチョン)!」という映画が作製されている。世界の人々に共産主義の圧倒的脅威を知らしめて警鐘を鳴らしてきたのである。

文鮮明 恵父はご自身一代で地上天国を実現するという大義・大志を抱かれ、生涯を神と人類のために捧げてこられたのである。

誰がそのようなことを公然と語るであろうか?メシアその人でしかあり得ないであろう。これ以上大きく考える人、大きく実行する人を私は知らない。

また「性」については、現代社会で聖なるものどころか、後ろめたい怪しいもののように思われ語られることが多い中で、純潔が絶対欠くべからざる、人類繁栄の必要条件であることを堂々と語られ、世界的聖家族の展開という運動を実践されている方を私は知らない。

神様が人間始祖のアダムとエバを創造して与えてくださった唯一の戒めは何だったのでしょうか。天が許諾する時になるまでは、お互いの性を絶対基準で守りなさいという戒めであり、祝福でした。善悪の実を取って食べれば必ず死に、取って食べずに天の戒めを守れば、人格完成はもちろん、創造主であられる神様と同等な共同創造主の隊列に立つようになり、さらには、万物を主管し、永遠で理想的な幸福を謳歌する宇宙の主人になるという聖書のみ言葉は、正にこの点を踏まえて語ったことです。婚前純潔を守り、真の子女として天の祝福のもとで結婚をして真の夫婦となり、真の子女を生んで真の父母になりなさいという祝福だったのです。これは、神様の創造原理である絶対「性」を離れてなされるものではないという事実を、確認させてくれる内容です。すなわち、神様のこの戒めの中には、人間が歴史を通して神様の子女として個性を完成し、万物の主管位に立つためには、神様の創造理想モデルとしての性を相続しなければならないという、深い意味が隠されていたのです。・・・

したがって、この血統と連結されれば、神様が理想とされる理想人間、すなわち人格完成も可能であり、理想家庭も生まれるのであり、さらには、神様の祖国、理想国家も出現するのです。平和理想世界王国は、このような絶対「性」の関係を通して創建されるのです。。(平和メッセージ10)

 

合同結婚式の意義はここにあるのである。ではこの神の祝福による結婚を通して地上天国を実現するという運動は、世界の各宗教指導者や国家を治める政治家にどのように受けとめられているのであろうか?

日本の報道では到底知り得ない絶賛の嵐がある。

先頭にある動画「再臨のキリストを探して」を御覧頂きたい。

 

人や環境に左右されることなく、大義や大志に向かって挑戦し、既成の諸条件を有効に使って新しい環境を整備し次第に目的が遂行される方向にすべての人を収束して力を結集させるのがリーダーの特徴であることが、文鮮明 恵父や顕進様によって示されている。

では、祝福子女が天品として与えられている、絶対的主体性を如何にして引き出す子女教育していくのか。その中核的内容は何なのであるか。

主人意識(オーナーシップ)の外的な内容ではなく内的霊的な信仰的究極の意識とは何なのか。一言でSTFや各種研修において求められる観点は何なのか。そのために一世の父母が陥らないようにすべきことは何なのか。イエス様の家庭を教訓に考えていきたいと思う。