原理講論を読む

日常生活の中で 考える糸口を求めて

創造原理 絶対思考 原則を考える生活習慣

原理というものは普遍的に当てはまる理屈のことであるが、原則というのは人間に関わることに使われることも多く、原理よりは緩やかな適用がなされるようである。

統一原理では数理とか数理性が存在するとしている。

3数というのは原理数とでも言うべきものである。

ではどういう根拠から3数が原理数と呼ぶことができると言えるのかは、原理講論の創造原理第5節被造世界の創造過程とその成長期間に詳しいのであるが、ここではごく短い文章と3数で成り立っている様々な事例を挙げるに留めることとする。

神は絶対者でありながら、相対的な二性性相の中和的な存在であられるので、三数的な存在である。

 絶対・相対・中和(統一)の3数的存在ということである。

そこで被造世界に見られる存在物や事象は時間的(成長期間的)に三段階、また空間的(構造的)に三要素によって構成されるようになっているのである。

思いつくままに挙げれば

自然界:動物 植物 鉱物

物質:気体 液体 固体

心の作用:知 情 意

価値:真 善 美

色彩:赤 青 黄

時間:過去 現在 未来

空間:縦 横 高さ

国家:行政 立法 司法

といった具合である。

そこで自分が書いているものを振り返ってみると、

絶対思考(中心思考):思考の中心に、ある概念を意識して思索する

相対思考(両面思考):思考の中心に、ある対概念を意識して思索する

統一思考(統合思考):思考を離れて、全一の世界から見る

というように3つの思考に構成されているというのが原理に当たるのであろうと思われる。絶対思考で、~を考える生活習慣といういくつかの項目が、原則に相当するものと思われるのである。

お馴染みのアベノミクスでは三つの矢と表現されているといった具合である。

1,大胆な金融政策

2,機動的な財政政策

3,民間投資を喚起する成長戦略

このように高尚な話に限らず、日常の会話やビジネスにおいて話のポイントを三つに絞って整理すると分かりやすいものである。

あまり杓子定規になんでも3つにこだわる必要はないであろうが、5つとか弁慶の7つ道具とか指の数の10ぐらいまでに纏めることができ、それぞれの内容の説明が長くなるのなら、一言での表現も付け加えられれば良いであろう。

このようなことは何も目新しいことではない。新聞でも、ニュースでも使われている、みんなが知っていることである。知るは易く行うは難しで、私なんぞは、この当たり前のことを当たり前にするのに苦労している始末である。

この原則を方針とみても良いのであろう。

また考えるということだけではなく、行動についても原則を持つことは重要である。

ベンジャミン・フランクリンが一週間に一項目ずつ実践して身につけた、彼が自らに課した十三の徳目が有名である。節制とか沈黙とか色々である。

私たちも、それぞれがベンジャミン・フランクリンのように思考に関しても原則をつくってはどうであろうか?

世の中に広く知られ、使われているものでも良いではないか。パレートの法則という、全体の20%が、ある点に関しては80%を占めるという経験則を意識して重要な20%とは今自分が考えているものの何に当たるか?考える。

自分で試しに作ってみてもいいであろう。

例えばこんな風に、数字を見ながら・・・

1は全ての始まりだから、原点や本質は何か考える。

2は分かれるから、難しいこと複雑なことはどんどん分割して考える。

3は原理を構成するから、主張を3つの要素で説明できないかかんがえる。

多数は、確率的な考え方。交通事故の死亡率を許容リスクとして受け入れる考え方から、アメリカの狂牛病の問題などを考える。

総数は、自分の体験の総和から関係ありそうなことを見つけてみたり、衆知を集めて考える。

逆数は、逆だから反対の意見、反対の立場で考える。

未知数は、未来から考える。目標や希望・理想や納期を立て、その未来から遡って現在を考える。

そんな具合にである。

さて、納期といえば、麻生元総理が大臣時代のエピソードで失われた日本人の誇りを取り戻す動画がある。

http://www.youtube.com/watch?v=G9gJZ69W1PQ

マスコミは取るに足らぬことで麻生元総理を叩くのが好きなようであるが、この人物の発想には学ぶべき含蓄があると思うのであるが、たとえば以下の動画はその最たるものに思う。

http://www.youtube.com/watch?v=-glmyOXyuII

 

(12の絶対思考 参照)

 

1,神の立場で考える生活習慣

http://divineprinciple.hatenablog.com/entry/2013/09/15/040754

2,中心が何かを考える生活習慣

http://divineprinciple.hatenablog.com/entry/2013/09/16/030345

3,究極が何かを考える生活習慣

http://divineprinciple.hatenablog.com/entry/2013/09/18/043604

 

4,心情を考える生活習慣

http://divineprinciple.hatenablog.com/entry/2013/09/19/042111

http://divineprinciple.hatenablog.com/entry/2013/09/22/065846

5,動機を考える生活習慣

http://divineprinciple.hatenablog.com/entry/2013/09/24/092013

6,価値を考える生活習慣

http://divineprinciple.hatenablog.com/entry/2013/09/26/044825

 

7,原理を考える生活習慣

http://divineprinciple.hatenablog.com/entry/2013/09/29/063145

8,原則を考える生活習慣

http://divineprinciple.hatenablog.com/entry/2013/10/02/053949

9,基準を考える生活習慣

http://divineprinciple.hatenablog.com/entry/2013/10/03/062741

 

10、本質を考える生活習慣

http://divineprinciple.hatenablog.com/entry/2013/10/05/055401

11、目的を考える生活習慣

http://divineprinciple.hatenablog.com/entry/2013/10/08/064458

12、定義を考える生活習慣

 http://divineprinciple.hatenablog.com/entry/2013/10/09/054011